一般の方が解体工事について詳しく知りたいと望んでも、正確な情報がなかなか得られない現状を打破したいとの想いから、本書の執筆に至りました。
ときに、家を壊すことは、家を建てることと同じくらい特別なことです。
私どもがお手伝いしたお客様の中には、生前のご主人が苦労して建てた想い出の詰まった家であったことから、「本当は、壊したくない…」とおっしゃって涙をこぼす方もいらっしゃいました。
家屋の解体工事は、ほとんどのケースで100万円以上の費用がかかり、お金だけでなく、多くの労力と時間も必要になります。
そして何より、長年住み続けたお家とお別れをする大切な場でもあります。
ぜひ、マイホームを建てときと同じくらいの気持ちで、解体工事と向き合ってみてください。解体業者の選び方一つで、円満に清々しくお別れすることができます。
現在解体工事を考えている方も、将来解体工事が必要になる方も、本書の知識を糧に安心して工事を進めて頂けると幸いです。
著者:中野達也(あんしん解体業者認定協会 理事)
出版社:セルバ出版
発売日:2024年11月9日
価格:1,760円
『知るだけで100万円安くなる 令和版解体工事の新常識』は、「空き家処分」「建て替え」「相続」「土地売却」などで解体工事を控えた全ての人へ向けた、業者依頼で後悔しないための一冊です。
「解体工事を依頼する人」のためだけに向けた「解体工事の本」は業界初。
これまで解体の悩み・相談に11万件以上応えてきた、あんしん解体業者認定協会理事の中野達也としての経験と知見を集結させて執筆しました。
「どうすれば業者とのトラブルや事故を回避できるか」「どうすれば解体工事にかかる費用を抑えられるか」など、解体工事を安全かつ安価に終えられるための方法や知識を知っていただけます。
第1章 「解体業者」の選び方で、工事の質は劇的に変わる
第2章 覚えておきたい解体工事の基礎知識
第3章 解体工事を先延ばしにしてはいけない理由
第4章 自分で解体費用を抑える方法
第5章 解体工事の進め方①依頼から着工まで
第6章 解体工事の進め方②着工から工事完了まで
第7章 安心して依頼できる「優良解体業者」の条件とは
加えて本書では「近年話題となる危険な解体工事」や「年々高騰する解体費用」などの令和的な常識・現状にも言及していて、これから解体工事を依頼する方が知っておくべき情報を紹介しています。
【安全性を著しく欠いた工事が発生している現状】
「家を取り壊すだけの解体業者なんてどこも同じ」と思われがちだが、工事品質や対応の丁寧さは業者によって千差万別。
よく考えずに依頼してしまうと思わぬ事故の原因になる。
2023年に品川区で起きた危険な解体工事はSNSを中心に大きな話題に。
これは歩行者に怪我を負わせかねない危険な状態で、小さな子どもや高齢者に被害が及べば、大怪我を招きかねない。
【業者独自の提案!自然石の撤去にかかる費用を大幅カット】
ハウスメーカーから提示された見積金額が平均よりも高額だった解体事例。
敷地内にある「自然石の撤去」が費用の大部分を占めていたため、とある解体業者は「石を庭先に移動させることで撤去費用を抑えられる」と提案。
依頼主としてはこの対応で何の問題も無かったため、「ハウスメーカーの見積りを鵜呑みにしなくてよかった」と快諾し、結果的に解体費用を予定の半額以下に抑えられた。
【解体工事を先延ばしにしないほうが良い理由】
もし解体すべき建物を所有しているなら、早めの取り壊しが吉。
建設・解体業界は、止まらない人材難に処分費用の高騰、働き方改革による2024年問題などによって工事費用の高騰を余儀なくされている。
また、空き家問題の深刻化によって地方自治体も対策に力を入れており、場合によっては行政代執行による高額な費用請求もあり得る。
業界全体の趨勢により「解体費用」の高騰は今後も加速していくと予想される。
解体工事が控えている方も、将来解体工事が必要になる方も、安心して工事を終え未来のステップへ進むため、ぜひお手に取って内容をお確かめください。
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第一章1985年生まれ。静岡県出身。一般社団法人あんしん解体業者認定協会理事。解体工事業の技術管理者であり、解体工事施工技士を保有。
静岡の私立学校を卒業後、自動車整備専門学校で2級自動車整備士の資格を取得。専門学校卒業後は静岡三菱自動車販売株式会社に入社し、その後は引越会社を経て解体工事業に従事。2011年に解体業者紹介センターを鈴木佑一と共に創設。それを発展させるかたちで、2013年に一般社団法人あんしん解体業者認定協会を設立し、理事に就任。現在は主にマーケティング部門を担当している。
【出演メディア】
めざまし8(フジテレビ系列)/ひるおび(TBS系列)/ 情報ライブ ミヤネ屋(日本テレビ系列)/バイキングMORE(フジテレビ系列)/アンタッチャブるTV(フジテレビ系列)/他