こんにちは、解体工事の専門家 中野達也です。
昨日は「急ぎの解体工事で守るべき3ステップ」をお伝えしました。
今日は、「急いでいるからこそ注意すべき見積もりの落とし穴」について、お話しします。
実は、急いでいる方ほど「比較せずに契約」してしまい、あとから「こんなはずじゃなかった…」と後悔するケースが非常に多いんです。
私が解体業者紹介センターを立ち上げた2011年以降、解体業界に携わってきましたが、「急いでいた」という理由で余計な費用を払ってしまうケースは本当に多いと感じます。
では、どうすれば「急ぎ」と「適正最安値」を両立できるのでしょうか?
解体見積もりの3大落とし穴
【落とし穴1:「一式○○円」の罠】
見積書に「解体工事一式 150万円」とだけ書かれていたら、絶対に契約してはいけません。
なぜなら、「何が含まれていて、何が含まれていないのか」がまったく分からないからです。
正しい見積書には、たとえば以下の項目が明確に記載されているはず。
これらが分けて記載されていないと、後から「これは含まれていませんでした」と追加請求される危険性があります。
【落とし穴2:見積もりに"含まれていない"項目】
急いでいると見落としがちなのが、以下の「含まれていない項目」です。
特に「アスベスト」は、築30年以上の建物に使用されている可能性が高く、見つかると数十万円の追加費用が発生します。
事前に「含まれていない項目」を確認し、発生する可能性を業者に質問することで、予想外の出費を防げます。
【落とし穴3:地中埋設物発見時の対応】
解体工事で最も怖いのが「地中埋設物」の発見。
こういったものが見つかると、10万、20万、時に100万円以上追加で必要になることもあります。
さらには、想定外にお金がかかることに加えて、工事が止まり、スケジュールが後ろ倒しになり、あとの予定に大きな打撃を与える可能性もあるでしょう。
ですから見積書には必ず、「地中埋設物が出てきた場合の対応方法と追加費用の算出方法」を明記してもらうことが絶対条件です。
特に「一律○○万円追加」などと書かれている場合は要注意。量や種類によって費用は大きく変わるはずです。
一律表記についてだけではなくて、地中障害物やアスベストに関する注意書きや特記事項、説明が全くなされない場合も要注意。
急ぎだからこそ冷静な判断を
「急いでいるから、もう決めてしまいたい…」そんなお気持ちはよく分かります。
しかし、だからこそ、「第三者の目」を借りることが重要なのです。
よくある急いでいる場合の落とし穴は、冷静に判断していると思っても、実際は冷静じゃないこと。
当協会をご利用ではないお客様からのご相談で、工事後になって、
「金額高かったですかね?」
「今から値引きできますかね?」
「お金取り返せるかなぁ」
というご相談があったりします。
工事後にはどうすることもできませんから、最初に第三者を入れる必要があるわけです。
できれば、解体工事の金額の適正を見分けられる人が理想でしょう。
解体無料見積ガイドでは、14年の実績に基づき、見積書の「落とし穴」を瞬時に見抜き、あなたに最適なアドバイスを提供します。
例えば、ある神奈川県のお客様は、最初にご自身で取った見積もりよりも、当サービス経由で52万円も安い業者を見つけることができました。
しかも、工期は当初予定より3日短縮。
これこそが「第三者の目」の力です。
明日のメールでは、「すぐに動ける優良解体業者の見極め方」についてお伝えします。
もし今すぐに信頼できる業者からの見積もりが欲しいなら、以下のページから無料でご依頼いただけます。
解体工事の専門家
中野達也
Copyright © 中野達也のスッキリ解体. All Rights Reserved