
どうすればトラブルなしで解体工事ができるんだろ?はじめてだから不安だな……
トラブルを防ぐために大切なのは、解体業者とのすれ違いをなくすことです。
実際、解体工事では業者との認識の齟齬で追加費用を請求されるトラブルや、業者との打ち合わせを怠ったために近隣住民からクレームが入ってしまうトラブルが後を立ちません。
この記事では、解体工事でよくあるトラブル事例と、その対策について専門家の視点で詳しく解説します。この記事を読めば、解体工事のトラブルを未然に防ぎ、近隣クレームを回避するための方法がわかります。
- 資格の有無や保険加入を確認し、安心して解体工事を任せられる業者を選ぶ
- 見積もり時に追加費用や近隣クレーム、事故などが発生した時の対応について説明してもらう
- 工事前の近隣挨拶など、近隣対策について事前に業者とすり合わせをしておく


中野達也。一般社団法人あんしん解体業者認定協会理事。解体工事業の技術管理者であり、解体工事施工技士を保有。2011年に解体業者紹介センターを鈴木佑一と共に創設。2013年に一般社団法人あんしん解体業者認定協会を設立し、理事に就任。めざまし8(フジテレビ系列)/ひるおび(TBS系列)/ 情報ライブ ミヤネ屋(日本テレビ系列)/バイキングMORE(フジテレビ系列)など各種メディアに出演。


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解体工事でよくあるトラブル事例とは?


解体工事のトラブル事例はネットやニュースでよく目にするため、不安に感じている方が多いのではないでしょうか。
解体工事でよくあるトラブルは以下の3つです。
- 近隣クレーム
騒音や振動、粉じんなど、解体工事が原因で近隣住民とのトラブルに発展するケースです。 - 追加費用の発生
見積もり段階では存在しなかった費用が工事中または工事後に発生し、当初の予算をオーバーしてしまうケースです。 - 違法工事の被害
業者による不適切な工事が原因で損害を被るケースです。
とくに「近隣クレーム」は、日頃お世話になっているご近所さんとの関係にヒビが入ってしまう可能性があるため、新築利用などで工事後の土地に住み続ける場合は死活問題です。



これらのトラブルは、対策を講じることで未然に防げます。これから3つのトラブル事例をご紹介し、トラブル回避方法について詳しく解説します。よかったら参考にしてみてください。
1.近隣トラブル~隣人からの粉じん被害クレーム~
隣家の壁が粉じんで汚れてしまった事例
解体工事を依頼したSさんは、良い対応をしてくれる解体業者を見つけたと思い、安心して工事開始日を迎えました。
ところが、工事が始まってしばらくすると、解体業者から「隣の住民から粉じんに関してのクレームが入った」と連絡が来てしまいました。
この事例を詳しく見る
【トラブルの流れ】
解体工事開始(養生シートを設置し、建物の解体を始める)



建てたばかりの新築の壁が、おたくの解体工事で出た粉じんのせいで汚れてしまった!どうしてくれる!
解体業者が隣の住民へ粉じんに関してすぐにお詫びに伺う。
↓
状況を確認し、清掃が必要と判断。
↓
粉じんで汚れた外壁の清掃を清掃専門業者に依頼。
↓
清掃代の約13万円の費用は解体業者が負担。
これで終息。……と思いきや、またもや同じ住民から連絡が入る。



清掃作業で建物の外壁が傷ついた!ゆるせない!弁償してほしい。
現場写真などで検証を行い、傷については清掃によってできたものではないと判明。
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隣の住民も納得し、トラブル終息。
↓
その後の工事は滞り無く進み、他のクレーム等は無かった。
【補足情報】解体業者の粉じんに対する配慮は問題ないものだったが、トラブル当日が特別風の強い日だった。
解体工事では、建物を取り壊すときに建材の細かい破片や、屋内に残ったホコリやゴミなどが周囲に飛散してしまう場合があります。「粉じん被害」というのはこれらが近隣住民や、その所有物に与える被害の総称です。
解体工事で粉じんが飛散するような作業を行う際には、散水をして粉じんの飛散を抑えたり、敷地内を養生シートで取り囲むことで粉じんが外へ飛散するのを防ぐなどの対策が必要です。
解体時に行う粉じん対策
- ・養生
-
建物取壊しの際に粉じんが外に飛散するのを防いだり、工事音を抑えたりする役割があります。足場を組み立て、解体する建物を囲むようにシートを張ります。
- ・散水
-
粉じんが発生しづらくするために、ホースや専用の機械を用いて解体を行っている部分に水を撒くことを指します。
解体工事では、養生シートや散水といった基本的な対策をしていても、風が強い日にはとくに粉じんが飛散しやすくなります。
このような被害を防ぐためには、風が強い日は重機を使った作業を避けたり、どうしても粉じんの飛散を抑えられない場合は工事を一時的に中断したりすることも検討が必要です。重機を使わない分別作業など、粉じんが発生しにくい作業に切り替えるのも良いでしょう。
また、粉じんが飛びやすい作業を行う前に近隣のお宅に洗濯物の部屋干しをお願いしたり、窓を閉めるよう声かけをしたりするなど近隣住民への配慮も必要です。



近隣の車に粉じんが付かないよう車用のカバーを配るなどの配慮を徹底している業者もいます。
2.費用トラブル~見積もりになかった追加費用が発生!~
業者との認識の齟齬により追加費用40万円を支払った事例
空き家を解体し、コインパーキングにする計画を立てたTさん。解体業者に見積もりを出してもらう際に「残土処分」をお願いしたはずでした。ところが、その話は解体業者に伝わっていなかったのです。そのまま契約を取り交わしてしまったTさんは、当初の見積金額にプラスして「残土処分費」の追加請求をされてしまいました。
この事例を詳しく見る




【トラブルの流れ】
Tさんは、解体後の土地をコインパーキングにするため解体工事後の残土処分を依頼したつもりだった。
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解体業者が発行した見積書に残土処分費用は含まれていなかったが、Tさんは含まれていると思ったまま契約。
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工事開始後に両者の認識の齟齬が発覚。残土が30m3ほど出るので30~40万円の追加費用が必要と判明。
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追加費用はないと思っていたTさんは、追加費用の支払いを拒否。言った言わないの水掛け論になりトラブルに発展。
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結局Tさんは40万円の追加費用を支払い、工事は完工した。
【補足情報】Tさんが業者に伝えた残土処分についての要望は、口頭で伝えたもの。書面やメールなど履歴の残る証拠はなかった。



このトラブルは、契約前に残土処分費がいくらぐらいかかるのかを業者に確認して、見積書に残土処分費の記載がないことを指摘していれば、防げたかもしれません。
見積書の記載方法は解体業者によってさまざまです。「本体工事費」という項目に「廃材の処分費」を含める業者と、含めない業者があるというのがその例です。実際、見積書の金額を細かく分けず、いくつかの費用をまとめて記載する業者が多く存在します。
見積書を見ただけでは、お願いした工事内容がすべて含まれているかわからないことがあります。その場合は必ず契約前に解体業者へ確認し、契約書類に記載してもらうようお願いしましょう。言った言わない問題に発展しないよう、口約束ではなく書面に残す事が重要です。
【詳細の記載がない見積書の例】※クリックで拡大できます。





この見積書の「その他」は何の金額なのか見積書を見ただけではわかりません。何の金額かわからない不明な項目があった時は、必ず契約前に確認し、必要に応じて内容を見積書に記載してもらいましょう。
3.解体業者とのトラブル~境界プレートの破損事故~




解体業者が境界プレートを破損してしまった事例
依頼していた解体業者から「無事に完工しました」と連絡が入り、ホッと一息のKさん。あとは土地の受け渡しのみという時に事件は起こりました。最後の片づけを行っていた解体業者が、誤って「境界プレート」を破損してしまったのです。そのプレートは隣家のブロック塀に取り付けられていたものでしたが、Kさんの敷地側に飛び出していました。敷地の境を示す上で大事な境界プレート。修復に時間がかかり、土地の受け渡しが大幅に遅れてしまいました。
この事例を詳しく見る
完工後に解体業者が誤って境界プレートを破損。
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解体業者は、プレートの向きや位置を記憶している(現場写真など証拠なし)ので、自力で直せると主張。
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ズレがあっては後々のトラブルの元になってしまうと思ったKさんは、解体業者に対して、きちんと測量を依頼して設置し直すよう要請。
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解体業者からは、解体は完了しているので工事代金を支払うよう言われる。
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境界プレートを確実に直してくれる保証がないうちは完工とは言えないと思ったKさんは、工事代金の支払いを拒否。
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「境界プレートの修復工事を業者が最後まで責任もって対応する」「修復にかかる費用は業者側でもつ」という内容の念書を発行し、締結後にKさんは解体業者に工事代金を支払う。
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隣家が借家のため所有者に話を通すのに時間がかかり、境界プレートの修復が完了したのは約5か月後だった。
【補足情報】境界プレートの修復には「測量会社に依頼→測量→境界プレートの修復→関係者へ完工報告→完成した測量図を法務局へ提出」と多くの過程があるため時間がかかる。
解体工事での境界プレート破損事故の事例は多くあります。悪質な業者の場合、依頼主に報告せずに業者で修復してしまうケースがありますが、それは違法行為です。本来は測量士に測量を依頼し、再設置してもらう必要があります。
境界プレートの修復を行うには、測量を依頼する費用がかかり、測量を行う時間もかかります。また、プレートの位置によっては隣家の協力が必要になる場合もあります。



プレートの破損を予防するためには、「現地調査の際に境界プレートの場所を業者に伝えておく」「場所がわかるように写真を撮っておく」など、解体業者とプレート位置の共有をしておくことと、証拠を残しておくことが重要です。
解体工事のトラブルを未然に防ぐには?


失敗しない解体業者の選び方



優良業者10のチェックリストを解説します!
より良い解体業者選びのポイントは、大きく分けて「許可・実績・評判」という3つのポイントに分けられます。
- 建設業許可(29.解体工事業)の保有または解体工事業の登録がされている。
- 産業廃棄物収集運搬業許可を保有している。
- 損害賠償保険に加入している。
- 解体工事に関係する有資格者が在籍している。
- 実態のある会社である。
- 解体工事業が本業である。
- 計画する解体工事と同様の工事実績が豊富である。
- 現地調査が丁寧で手際が良い。
- 過去に違反歴がない。
- 口コミの評価が高い。
①建設業許可(29.解体工事業)の保有または解体工事業の登録がされている。
- 建設業の許可
-
解体工事で、1件の請負代金の額が500万円以上(税込)の工事を行う場合に必要な許可。
・2つ以上の都道府県の区域内に営業所を設けて営業しようとする場合→国土交通大臣の許可が必要。
・1都道府県の区域内のみに営業所を設けて営業しようとする場合→都道府県知事の許可が必要。
- 解体工事業の登録
-
軽微な工事(解体工事の場合、1件の請負代金の額が500万円未満(税込)の工事)のみを請負可能。
「建設業の許可」は必須ではないが、建設リサイクル法に基づく登録を行う必要がある。
・工事を行う地域を管轄する都道府県ごとに登録が必要。
国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で、解体業者が持っている許可を確認できます。



一般家屋の解体費用が500万円を超えることは少ないから、建設業の許可を持たず、解体工事業の登録のみの解体業者も多いです。
②産業廃棄物収集運搬業許可を保有している。
解体工事を行う際に、解体業者が産業廃棄物収集運搬業許可を必ずしも持っている必要はありません。しかし、この許可を持っていない場合、解体業者自身で解体によって生じた産業廃棄物を運搬できないため、別途、許可を持っている他の業者に収集・運搬を依頼することになります。
この場合、収集運搬にかかる費用は解体工事の依頼主に請求されます。つまり、産業廃棄物収集運搬業許可を持っている解体業者に依頼した方が中間マージンを避けられ、結果的に費用の削減につながると言えます。
▼産業廃棄物収集運搬業許可を持たずに廃棄物を運搬し、逮捕者が出た事件▼
産業廃棄物収集運搬業許可を持たない業者が、自社で廃棄物の収集・運搬を行った場合、それは明白な違法行為となります。
このような業者に解体工事を依頼してしまうと、依頼主自身も違法行為に加担してしまうリスクが生じます。また、その業者が適切に廃棄物を処理しているかどうかの確認に、余計な手間がかかります。
産業廃棄物収集運搬業許可をきちんと取得している解体業者を選ぶことが、安心して工事を進めるためのもっとも確実な方法です。



許可を持つ業者であれば、法令に基づいた適切な廃棄物処理が行われるため、後々のトラブルや懸念を回避できます。
③損害賠償保険に加入している。
解体工事中に、万が一人に怪我をさせてしまった時や、人の物を破損してしまった時など、第三者への損害が起きた場合に備えて加入するのが損害賠償保険です。予期せぬ事故が起きてしまった際、業者が損害賠償保険に加入していれば、その賠償費用が保険から支払われます。
もし保険に加入していない業者を選んだ場合、事故が起きた時に損害賠償費用を依頼主が負担しなければならない可能性があります。そのため、万が一の事態に備え、損害賠償保険に加入している解体業者を選ぶことを強くオススメします。これにより、工事中の不測の事態による経済的・精神的な負担を大幅に軽減できます。



解体業者にお願いすれば、事前に保険証書のコピーを見せてもらえます。賠償の限度額は、一般的な家屋であれば対人で1億円、対物で数千万円程度あれば安心でしょう。
④解体工事に関係する有資格者が在籍している。
解体工事の作業員全員が資格者である必要はありませんが、現場で1人は持っていた方が安心な資格があります。また、アスベスト除去など特殊な作業を行う際は、資格が必須な場合もあります。
▼現場作業員が持っていると安心な資格 | |
解体工事施工技士 | 持っていると500万円以下の解体工事を行うための解体工事業の登録ができ、技術管理者として従事できる国家資格。 |
石綿作業主任者 | アスベストの調査や作業、作業完了確認を行う上で必須の資格。有資格者の在籍がない場合、アスベスト調査や除去は外部への委託が必要となる。 |
建築物石綿含有建材調査者 |
- 建設機械施工技士:建設現場で重機などの機械を操作するための資格。
- 建築士:建築の構造など、建築に関する専門的知識の国家資格。
- 土木施工管理技士:土木工事をする際に現場を管理するための国家資格。
- とび技能士:仮設建設物の設置や解体など、とびの技能を認定する国家資格。
会社のホームページがある解体業者では、会社が保有している許可や加入している保険、従業員が持っている資格などを会社概要に載せている場合があります。業者選びの参考になるので確認してみましょう。
⑤実態のある会社である。
ネットで業者を探す際、ペーパーカンパニーやゴーストカンパニーと呼ばれる会社には注意が必要です。



工事実績を探して、実際に解体工事をしてる会社なのか確認しなきゃね……
⑥解体工事業が本業である。
解体業者の中には、他の建設業の傍らで解体工事も請け負っている会社があります。その場合の問題点を以下に挙げます。
- 解体工事のノウハウ不足
解体工事を専門としていないため、工事実績が少なく、適切な解体方法や安全管理に関するノウハウが不足している可能性があります。 - 丸投げの可能性
依頼された解体工事をすべて下請け会社に任せてしまい、元請けとしての責任や管理が不十分になる恐れがあります。トラブルが発生した際に責任の所在が曖昧になったり、工事の品質が保たれなかったりする原因にもなりかねません。
解体工事は、騒音や振動、粉じんなど、近隣住民への影響が大きく、専門的な知識と経験が求められる工事です。そのため、安全な工事を任せるには、解体工事を専門に行っている業者を選ぶと安心です。また、下請け会社を使わず、自社で一貫して工事を管理・施工できる業者を選ぶことが重要と言えます。



下請け会社になるほど受注予算が減り、労働環境の悪化や粗悪な工事につながることが問題視されています。
⑦計画する解体工事と同様の工事実績が豊富である。
解体業者を選ぶ際、その業者の工事実績は非常に重要な判断材料となります。多くの解体業者は、自社のウェブサイトに過去に行った工事の内容や写真を掲載しています。しかし、もしウェブサイトに実績が載っていない場合は、直接確認してみましょう。
その際は、過去の工事実績や写真の提供を依頼するのがオススメです。解体工事では、工事の過程を記録するために写真を残す場合がほとんどです。そのため、依頼すれば快く共有してくれるはずです。もしも「写真が1枚もない」と回答する業者であれば注意が必要です。解体工事の実績が乏しい、あるいは不適切な工事を行っている可能性も考えられます。
工事実績を確認することで、その業者の技術力や信頼性を見極められます。安心して工事を任せられる業者を見つけるためにも、ぜひこの点を確認するようにしてください。



もう1つ大事なのが、「計画する解体工事と同様の工事実績が豊富か」という点です。
解体業者には「木造住宅の解体が得意な業者」「小型の重機を持っているので狭い住宅街での解体が得意な業者」「大型重機で鉄骨造の大きな建物の解体が得意な業者」など、それぞれ得意な解体工事があります。そこに注目して業者選びをすると、効率よく費用を抑えた解体工事を依頼できるかもしれません。
業者のホームページに解体工事の実績が載っている場合は、どんな建物の解体をしているか、自分の依頼したい工事と同じ内容かという点に注目して見てみましょう。
⑧現地調査が丁寧で手際が良い。
解体業者を選ぶ上で工事実績や費用はもちろん重要ですが、それと同じくらい業者の対応力も大切な要素です。
どんなに優れた実績を持つ業者であっても、依頼主の疑問や不安に寄り添い、納得のいく説明や提案ができない業者とは、良好な関係を築くのは難しいでしょう。解体工事は専門的な技術や用語を使う場面が多いため、依頼主が安心できるよう分かりやすく丁寧な事前説明は非常に重要です。
業者の人柄やコミュニケーション能力は、工事中の連携や万が一のトラブル発生時にも大きく影響します。最初に行う現地調査での印象は、その業者が信頼に足るかどうかを見極める上で、重要な判断材料になると言えます。
また、人には相性があります。業者を選ぶ上で解体業者との相性も重要な要素です。現地調査などでやり取りを重ねる際に、質問に答える姿勢や考え方が「自分と合っているか」「業者に好印象を抱くか」という点も大事にしましょう。



工事実績が豊富な業者は、調査の手際が良いだけではなく、依頼主とのコミュニケーションも重視している場合が多いです。経験が多い分依頼主の抱える悩みも理解しやすいため、誠実な対応につながります。
⑨過去に違反歴がない。
解体業者を選ぶ上で、過去に法令違反がないかを確認することは、安心して工事を依頼するために非常に重要です。下記WEBサイトで、国土交通省と産業廃棄物処理事業振興財団のデータベースにある履歴を閲覧できます。
これらのデータベースを利用することで、依頼を検討している解体業者が過去に法令違反を起こしていないか、事前チェックができます。信頼できる業者かどうかを判断する一助となるでしょう。



業者さんに直接聞きづらいから、検索サイトがあるのは助かるなぁ。
⑩口コミの評価が高い。
インターネットでの買い物と同じように、解体業者を選ぶ際にも口コミや体験談の確認は非常に重要です。
契約を結んでから、業者の対応が雑になったり、当初と話が違ったりするなどのトラブルは避けたいですよね。実際に解体工事を終えた人たちの口コミ情報は、以下のような点で役立ちます。
- 実際の対応の把握
契約前の丁寧な説明とは裏腹に「工事が始まったら連絡がつきにくくなった」「対応がぞんざいになった」といった「契約後のギャップ」があるかどうかを、口コミから推測できます。 - トラブル発生時の対応
万が一、工事中にトラブルが発生した場合に「業者がどれだけ真摯に対応してくれたか」具体的な状況が把握できます。 - 工事品質の評価
騒音や粉じん対策、近隣への配慮、廃棄物処理の適切さなど、工事の品質に関するリアルな評価を得られます。
多くの場合、インターネットで「解体業者名+口コミ」と検索すれば、解体業者の口コミが見られます。その際は、以下のことに注意しましょう。
- 確実に該当する解体業者なのか
→同じ名前の別業者かもしれません。所在地などを見て、確実に自分が調べたい業者なのかを確認しましょう。 - 口コミを書いている人が、実際に解体をお願いしているか
→口コミを書いている人の情報が具体的かを確認しましょう。「なんか嫌だった」というような口コミでは、なんとなくで書いているのであまり参考になりません。実際に工事を依頼し、解体工事が行われた流れを書いている口コミを探すと良いでしょう。 - 自社のWEBサイトに良い口コミばかりを載せていないか
→自社のホームページにお客様からの口コミを載せている場合は、客観的な意見だけではないかもしれません。明らかに業者にとって良い口コミばかり載せている場合は注意しましょう。



WEBサイトやパンフレットだけでは分からない、実際にサービスを利用した人たちの生の声は、業者選びの貴重な情報源となります。複数の口コミを参考にし、総合的に判断することで後悔のない業者選びに繋がるでしょう。
見積もり時に気をつけること
見積書を出してもらう上で重要なポイントは、「見積金額、内訳項目それぞれの金額に根拠がある」ということです。つまり、見積書の項目が詳細に書かれていることが重要になります。
見積書の項目が詳細
見積書の項目の内訳が詳細に書かれているということは、「どの工程にいくらかかかるか」を誤魔化さずに伝えているということです。
内訳項目に対して詳細を記載しない解体業者は、どんぶり勘定で見積もりを行っている可能性があります。見積書の内容について、詳細を質問しても誤魔化される場合は、契約を見送ったほうがいいかもしれません。
【項目が詳細に書かれている見積書(一部抜粋)の例】※画像クリックで拡大できます。




この見積書は、処分費と収集運搬費が種類別に細かく分類されているため、それぞれの費用を明確に把握できます。また、通常は詳細が不明瞭な場合が多い諸経費の項目も、個々の費用が明記されている点が特徴です。



この見積書は、依頼主にとって非常に分かりやすく親切な見積書です。
相見積もりしよう!
複数の解体業者の中から、より自分に合った業者を見つけるためには「相見積もり(あいみつもり)」が重要です。
相見積もりにより複数の業者の見積もりを比較することで、依頼する際の条件に合った解体業者を検討するのに役立ちます。解体業者の見積書には雛形がありません。1社の見積書を見ただけでは、妥当な見積もりなのかがわかりにくいのです。
相見積もりを依頼する解体業者は3社ほど、多くても6社までが好ましいでしょう。数が多すぎると、業者に契約する気がないと思われてしまう可能性があるためです。また、現地調査は1日で行う場合が多いので、あまりにたくさんの業者にお願いしてしまうと、時間の調整が難しくなってしまうので注意しましょう。
追加費用についての記載
解体業者を選ぶ上で、重要なポイントは、見積もりの段階では分からないけれど、これから発生する可能性のある費用について、しっかり説明してくれるかどうかです。
これは、地中埋設物や残置物、残土処分費など、後から追加で発生する可能性がある費用のことを指します。
【追加費用について事前に記載のある見積書の例】※画像クリックで拡大できます。





地中埋設物とか残置物とか、追加されるかもしれない金額の項目があってわかりやすいね。
【上の見積書の工事で地中埋設物が出た後の請求書】※画像クリックで拡大できます。


当初の見積書に詳細な項目が記載されていると、最終的な請求書との差額(何がいくら増えたのか)が明確に分かりやすいという利点があります。
上の見積書では、地中埋設物の追加費用として約40万円が発生しましたが、この業者は見積書への記載だけでなく、口頭でも地中埋設物の種類やそれぞれの費用について丁寧な事前説明がありました。



こんなふうに、前もって追加費用の可能性について説明してくれれば安心だね!
契約時の確認事項について
解体工事の契約書で大事な点は、建設業法で定められた事項がすべて記載されていること。それから、「追加費用が発生する場合」「工事が遅延した場合」「近隣住民からのクレームがあった場合」など、予期せぬトラブルが起きた時の対応と発生する金額、保証について明記されていることです。
解体工事の契約書は、見積書と同様で雛形がないため、中には契約書を取り交わさない業者や条項が不足している契約書で契約をしようとする業者がいるので注意しましょう。
【実際に使用されている契約書の例】※画像左下の矢印をクリックすると次のページへ進みます(全9ページ)。
kaitaikoji-toraburu02-03-02契約書は専門的な言葉が多く、依頼主には理解しにくい部分が多いものです。だからこそ、解体業者が契約書の内容を依頼主へわかりやすく説明してくれるかという点も、業者選びの重要なポイントになります。
難しい言葉が多い契約書でも、丁寧に説明してくれる業者であれば、安心して契約を進められるでしょう。
▼解体工事の契約書について徹底解説中!▼




解体工事で失敗しない!
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【事例別】解体工事のトラブル相談先はどこ?


トラブルが起きてしまっても、慌てる必要はありません。まずは身近な窓口に相談してみましょう。電話やメールで解体工事のトラブルについて相談できる窓口がいくつかありますので、活用してみてください。
【弁護士への相談】契約書の内容や賠償責任についてのトラブル
解体業者が工事中に隣家のブロック塀を損壊してしまった。契約書には業者側の賠償責任について記載があるが、対応してくれる気配がない。
建設業に精通している弁護士に依頼することで、トラブルの早期解決につながる可能性があります。また、近隣トラブルでの損害賠償請求などの相談がしやすいというメリットもあります。注意点は、弁護士への相談は有償の場合が多い点です。まずは以下の無料の相談窓口への連絡がオススメです。
法テラス(日本司法支援センター)
法的なトラブルの解決に必要な情報やサービスの提供を、誰でも気軽に受けられるよう、国によって設立された法的トラブル解決のための「総合案内所」。抱えているトラブルを法律に則って解決する方法を無料で(通話料は発生します)相談でき、どんな機関に相談するのが最適なのかを教えてくれる窓口です。
電話番号:0570-078374
メール:https://www.houterasu.or.jp/site/soudanmadoguchi-houseido/mail-form.html
受付:平日の9時から21時、土曜日の9時から17時(祝日・年末年始を除く)
【消費者センターへの相談】費用関係のトラブル
解体業者へ契約金を払ったが、一向に着工しない。その上業者と連絡が取れなくなってしまった。
近くの市区町村や都道府県の相談窓口へ直接行く時間がない時など、電話で気軽に相談できます。消費者センターは全国に設置されているため、状況に応じて他の専門機関と連携しながら解決支援を行ってくれます。
消費者ホットライン
全国共通の電話番号から利用できる、消費生活に関する身近な相談窓口の案内サービスです。ガイダンスに従い郵便番号等を入力すると、近くの市区町村や都道府県の消費生活相談窓口を案内してくれます。(ガイダンス終了後、相談窓口につながった時点から通話料金がかかります。)
【建設業専門窓口への相談】工事内容などの技術的なトラブル
解体工事が終わり新築工事を開始したところ、地面から解体工事で除去してもらったはずのコンクリートガラが大量に出てきた。
建設業に関する専門的な知識のある相手に相談ができる窓口です。解体工事に関する相談事例が多数あり、工事内容などの相談がしやすいというメリットがあります。
住まいるダイヤル
住まいに関する「困った」を幅広く相談できる、「公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター」の運営するサービスです。国土交通大臣が指定する相談窓口になっています。



必ずしもこの場所に相談しなければいけないという決まりはないので、まずは自分が連絡しやすいと思うところへ相談してみましょう。解決の糸口が見つかるかもしれません!
解体工事を行う際、近隣クレームを回避する方法


近隣あいさつのポイント
解体工事の騒音や、粉じん被害については、最大限気を配っていても、ある程度の被害は理解を得て我慢してもらわなくてはならない場合もあります。そういった理解を得るためにも近隣あいさつは必要です。あいさつ回りは基本的に解体業者で行いますが、可能であれば依頼主も解体業者のあいさつに同行すると印象が良いでしょう。
- 工事場所と工事内容の詳細を伝える。
- 着工日と完工予定日(工事期間)を伝える。
- 1日の中で、何時から何時まで工事をする予定なのか(工事時間帯)を伝える。
- 解体業者は近隣住民へご迷惑を掛けないよう精一杯努力するが、多少の粉じんや騒音は出てしまう可能性が高いという旨を伝え、納得してもらう。
- 解体業者の情報を伝える。(会社情報や工事の担当者、緊急連絡先など)
あいさつに伺う範囲
自宅の向かいにある3軒と両隣の2軒(合計5軒)を指す、「向こう三軒両隣」を近隣あいさつの範囲とする場合が多いです。しかし、2・3軒しかあいさつに伺わない業者から30軒以上あいさつに伺う業者まで、近隣あいさつの範囲は業者によってさまざまです。
解体業者に近隣あいさつの範囲を確認しておき、必要に応じて範囲を拡げてもらうなど調整しましょう。また、過去に揉めたことがある近隣住民などの情報は、事前に解体業者に共有しておくと良いでしょう。
あいさつに伺う時期
工事開始日の1~2週間前には済ませておくのがよいでしょう。あいさつに伺った際、留守の場合は手紙を入れておき、可能であれば後日もう一度あいさつに伺いましょう。
粗品の用意
近隣あいさつには粗品を持っていきます。主に解体業者で用意して、依頼主には費用を請求される場合が多いです。粗品について希望がある場合は、早めに伝えておきましょう。



粗品には、タオルや洗剤などの消耗品がよく選ばれます。
工事中の配慮(騒音・粉じん対策)
工事中の騒音対策
解体工事のクレームで多いのが騒音クレームです。優良な解体業者が行っている騒音対策をご紹介します。
1.防音シートを使用する
防音シートは養生シートの一種で、音を吸収・遮断する効果のあるシートです。住宅密集地での工事や、音の発生しやすい工事をする場合に使用します。足場に取り付け工事場所を囲むことで、外部への騒音の漏れを最小限に抑える効果が期待されます。
防音シートは0.5ミリから1ミリ程度の厚みがあり、密度が高いほど防音性能が高くなります。そのため、質量も重くなりますが、シート自体が柔軟で取り付けが容易なため、さまざまな場所や形状に適用します。
2.音の出やすい重機を使わない
過去にあった例では、騒音クレームが入った後の工事で重機を使わず手壊しで解体を行った事例があります。大型重機を使用しないことで騒音は減りますが、工期の延長やコスト増大などのデメリットが発生する可能性があります。
▼手壊し解体について詳しく解説中!▼
3.オペレーターの技術力と職人の丁寧さ
解体工事では、重機を操作するオペレーターの技術力で騒音の大きさに差が出ます。腕の良いオペレーターは、解体作業で発生する振動や騒音を減らす技術を持っているため、周囲への影響を最小限に抑えられます。
また、職人の仕事の丁寧さも非常に重要です。たとえば屋根の瓦を外す際、屋根から直接トラックに投げ入れるような乱暴な作業をすると大きな衝撃音が発生します。一方、瓦が飛び散らないように衝撃を和らげる道具を使い丁寧に扱えば騒音を減らせます。このように、現場の職人の意識によっても、騒音のレベルは大きく変わります。
工事中の粉じん対策
建物を取り壊すのが主の解体工事において、養生シートを張っても、散水をしても、風向きなどの関係でどうしても粉じんが飛散してしまう場合があります。
▼住宅被害への対策
・近隣住民に窓などの戸締りを呼びかける。
粉じんが近隣住宅に飛散すると、建物の外壁や窓、庭が汚れてしまったり、場合によっては室内まで粉じんが侵入してしまう場合もあります。近隣住民への事前説明の際に、工事スケジュールと工事が行われる時間帯を伝え、家の中に粉じんが入らないように工事中は戸締りをしてもらうようお願いしましょう。
・近隣住宅について解体業者へ共有しておく。
外壁に付着した粉じんに関しては、雨で洗い流される程度の場合が多いです。しかし、隣家との距離があまりにも近い場合や、建ったばかりの新築の場合などは、さらなる配慮が必要でしょう。高確率で粉じん被害が起こるとなれば、粉じんが隣に飛散しないよう養生シートを追加したり、張り方を工夫するなど対策をしてくれるかもしれません。解体業者へ相談してみることをオススメします。
▼洗濯物被害への対策
・工事中は部屋干しをしてもらう。
近隣住民へ解体工事を行う時間帯を伝え、万が一にも粉じんが洗濯物へ付着してしまわないよう、工事中は部屋干しで対応してもらうのが安心でしょう。
▼車被害への対策
・車用の養生シートの貸し出し。
近隣の駐車場や住宅の車への粉じん被害については、「車用の養生シート」で防げます。貸し出しを行っているか、解体業者へ確認しましょう。





工事中の騒音と粉じん対策は、業者によって対応の差が出る部分です。見積もり時に具体的な騒音・粉じん対策方法を確認しておくと安心です。
【番外編】こんな養生シートの業者にはご注意!
養生シートには防火性に優れたものやメッシュ加工のものなど、さまざまな種類があります。解体業者はこれらの養生シートを現場の状況に合わせて使い分けています。しかし、どんなに優れた養生シートでも、使い方が適切でなければ、騒音も粉じんも十分に防げません。シートの適切な設置や管理が非常に重要になります。
以下は、解体現場において良くない養生シートの特徴です。
・破れた養生シートを使っている。
養生シートに穴が開いていては、防音効果や粉じんの飛散を抑える効果が落ちてしまいます。それだけでなく、破けた部分に解体した瓦礫や廃材が引っかかり、大事故につながる可能性もあります。破れて穴が開いた養生シートを使っている業者は、安全管理が行き届いていない業者なので注意が必要です。
・養生シートの取り付け方が雑。
養生シートを設置していても、シートのサイズが足りていなかったり、隙間ができていたり、付け方を間違えていたりしては、意味がありません。
養生シートの設置が雑な業者は、他の作業も丁寧に行っていない可能性があるため、注意しましょう。


・そもそも養生シートをつけていない。
隣家との距離がある地方の建物など、騒音や粉じんの被害なく解体工事ができる場合、養生シートを使用しない場合があります。しかし、近隣に住宅があるのに養生シートを張らずに解体工事を行っていたら要注意です。近隣からのクレームを無視する悪徳業者の可能性があります。



解体作業中の養生シートの状態から、業者の質がうかがえます。
クレーム発生時の対応
クレームが入ってしまったら、すぐに住民の元へ行き、誠意ある謝罪と状況報告をする必要があります。クレームや苦情は放置すればするほど相手の不満を増幅させ、大きな問題に発展しやすくなるためです。クレームが入ると、まずは解体業者から依頼主に報告があるはずです。その際に、業者がその後行う対応の流れを確認しておきましょう。
また、何かトラブルがあった時に監督が不在だと対応が遅れる原因になります。現場の指揮をきちんと取り連絡の付きやすい監督がいる現場が好ましいでしょう。
クレームが入った時の対応
良い対応の解体業者 | 良くない対応の解体業者 |
---|---|
依頼主に連絡報告。 すぐにクレーム元の家に訪問し謝罪する。 現場監督がすぐに対応できる。 (作業員からの情報収集や指示管理がしっかりとしており、監督と作業員できちんとコミュニケーションが取れている。) | 依頼主へ報告をしない。 クレームについての対応を後回しにする。 クレームをそのまま放置する。 現場監督が不在なことが多く、作業員とのコミュニケーションが十分に取れていない。 |



近隣住民との関係が悪化して1番困るのは、これからもご近所付き合いのある依頼主の皆さんです。だからこそクレーム対応について業者と小まめに話し合い、すれ違いを防ぎましょう。
【まとめ】解体工事のトラブルを回避するためのポイント


- 追加費用などの費用トラブル
- 近隣住民からのクレームトラブル
- 工事の不備など解体業者とのトラブル
【トラブルを防ぐ方法】
- 解体業者選び10のチェックリストに該当する業者を選ぶ。
・建設業許可(解)の保有または解体工事業の登録がされている。
・産業廃棄物収集運搬業許可を保有している。
・損害賠償保険に加入している。
・解体工事に関係する有資格者が在籍している。
・実態のある会社である。
・解体工事業が本業である。
・計画する解体工事と同様の工事実績が豊富である。
・現地調査が丁寧で手際が良い。
・過去に違反歴がない。
・口コミの評価が高い。
- 見積もり時に追加費用の可能性や近隣配慮について確認する。
- 必要な内容が記載されているのを確認し、契約書を取り交わす。
- 騒音や粉じんに関する近隣住民への配慮を行う業者を選ぶ。
- 近隣あいさつや万が一のクレーム対応について、工事前に業者とすり合わせしておく。
- 契約書の内容や賠償責任についてのトラブル→弁護士へ
- 費用関係のトラブル→消費者センターへ
- 工事内容などの技術的なトラブル→建設業専門窓口へ



解体工事のトラブルは、事前の打ち合わせを怠らなければ未然に防げる場合が多いです。業者と同じゴールに向かうため、疑問に思ったことはその場で確認し、不明点がない状態で工事に臨みましょう。


中野達也。一般社団法人あんしん解体業者認定協会理事。解体工事業の技術管理者であり、解体工事施工技士を保有。2011年に解体業者紹介センターを鈴木佑一と共に創設。2013年に一般社団法人あんしん解体業者認定協会を設立し、理事に就任。めざまし8(フジテレビ系列)/ひるおび(TBS系列)/ 情報ライブ ミヤネ屋(日本テレビ系列)/バイキングMORE(フジテレビ系列)など各種メディアに出演。


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