この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
- 岡山県岡山市にて発生した「カーポート解体中の死亡事故」ニュースの詳細
- アルミ製カーポートについて
- DIYによる解体の危険性
この記事では岡山県岡山市で発生したカーポート解体中の死亡事故のニュースを元に、アルミ製カーポートについてや、DIYでの解体の危険性について専門家の視点から解説します。
ニュースの概要
- 報道日:2026年1月25日(日)
- 発生日時と場所:2026年1月24日(土)・岡山県岡山市の民家
警察によりますと、きのう午後5時ごろ、的場さんは、同僚と2人で、岡山市東区金岡東町の民家でカーポートの解体工事をしていたところ、解体中のカーポートの柱(アルミ製、高さ約250センチ、幅約9×16センチ)が何らかの原因で倒れ、的場さんの頭部にぶつかったということです。事故当時、柱の下のコンクリートを砕くため、的場さんが柱を手で支え、同僚が移動式クレーンで柱を吊り上げようとしたところ、バランスが崩れたとみられています。
同僚が、警察と消防に通報し、的場さんは病院に搬送されましたが、約1時間20分後に搬送先の病院で死亡が確認されました。
運営者 稲垣この時、作業員の的場さんはヘルメットをしていなかったそうです。そして、「同僚と2人で重機を用いて作業をしていた」という点から、恐らく素人ではなく業者による施工だったと考えられます。
安全面について、管理体制が不十分だったようですね。
アルミ製カーポートについて

アルミ製カーポートの特徴
- 錆に強い
アルミは耐食性が高く、雨風にさらされてもさびにくいのが最大の特徴です。そのため、メンテナンスの手間が少なくすみます。 - 軽量で扱いやすい
スチール素材などに比べて軽いため施工しやすい素材です。 - 価格のバランスが良い
他の素材に比べ、アルミ製カーポートは商品として量産されているため比較的安価です。
アルミ製カーポートの解体方法
カーポートの解体は、基本的に組み立てと逆の手順で進めていきます。
- 屋根のパネルを外す
屋根のパネルを固定している「押さえ材」を外し、パネルを1枚ずつはがしていきます。 - 全体の骨組み(梁と枠)を解体する
屋根を支える枠組みを解体します。 - 支柱(基礎)の撤去
支柱は全体を支えるため、約60cm埋まっているのが一般的です。撤去は状況によって、全て掘り起こすか地面ギリギリのところで切断するかいずれかで対応します。
運営者 稲垣今回の事故の原因はまだ調査中のようですが、恐らく支柱の撤去時に起きたのではないかと考えられます。
アルミ自体は軽量でも、やはりある程度質量がある大きな物体が人間の頭に直撃したら怪我せずにはいられないでしょう。
DIYによる解体の危険性
DIYとは「Do It Yourself」の略で、家具やインテリアの作成・修繕などを自分自身で行うことを指します。
最近はメディアでDIY特集を組まれる事もあり、人気の趣味としても費用削減の観点でもDIYを検討する人が増えてきました。カーポートに関しても、構造が単純であればDIY不可能ではありません。
しかし、高所作業・金属の切断作業など危険を伴う工程が多く、とくにDIY初心者や高齢の方にはあまりオススメできません。まして、今回の事故は素人ではなく解体の知識があり、作業にも慣れているはずの業者が起こしたものです。特殊な工具が必要だったり、条件によっては自治体などへ届出が必要だったりもするので、カーポートの解体は信頼できる解体業者へ依頼することをオススメします。
運営者 稲垣ヘルメット未着用など、解体業者に安全面の落ち度があった事は事実です。しかし、素人がきちんとした知識を持たずにDIYすることで、自分だけでなく通行人など周りも危険にさらしてしまう可能性があります。
スッキリ解体では、安全面にも配慮した優良業者を選ぶコツについて解説しています。あわせてご確認ください。

まとめ
今回の事故は、業者の安全管理が不十分で発生した事故でした。しかし、カーポートのような大きな建造物を解体するには、知識も技術も必要になり素人が簡単にできるものでもありません。
もしもこれからカーポートの解体を考えている時は、安全管理を含め信頼できる解体業者を選び、プロに任せる事が一番安心できるでしょう。
スッキリ解体では、カーポートの解体費用とDIYについて詳しく解説しています。あわせてご確認ください。

