この記事では、神奈川県横浜市の解体業者で解体工事を行った中里さん(仮名)の事例を紹介します。
・初めての解体工事で不安なあなたへ!「誰に相談すれば良いか」分かる
・軽量鉄骨造の平屋住宅の「解体費用相場」が分かる
・家の片付けが終わらない!「解体業者に不用品処分を依頼する際の注意点」が分かる
【横浜市】解体工事の概要と背景
今回中里さんが取り壊した建物 | |
---|---|
構造/種類 | 軽量鉄骨造/住宅 |
坪数 | ー |
所在地 | 神奈川県横浜市 |
築年数 | 20年 |
解体工事は誰に相談すれば良い?
横浜市にお住まいの中里さんは、お子様の自立を機に高齢となったご両親との同居を決め、地元の山梨に帰ることになりました。
そのため、住んでいる家を解体する予定を立てていました。
しかし、解体工事を行うのは初めてで、どの解体業者に見積りを依頼すれば良いのか分かりませんでした。

確かに、初めての解体工事は分からないことだらけだよね……



確かに、自分で解体業者探しから見積依頼まで行うのは、結構大変だよね。でもそんな時は、「無料一括見積サービス」を使えば、誰でも簡単に相見積りができるよ。



無料一括見積サービス……??



そう!第三者機関が無料で見積代行をしてくれるんだ。しかも、第三者機関によっては、厳しい審査を通った登録業者だけを紹介してくれるから、自分で探すよりも手間が少ないし安心だよ。



それは安心だね!って言いたいところだけど、なんで無料で便利なサービスを提供してもらえるの??後から追加費用とか請求されるんじゃないかって心配だよ……



基本的に、登録業者がサイトの維持費や運営費を負担することで成り立ってるサービスなんだ。だから、お施主様には請求が来ることはないんだよ。



そういう理由があったんだね!それなら納得!!



ちなみに、僕も解体業界に10年以上携わってきた経験を活かして、無料一括見積りに対応してるんだ。優良業者の選定にも力を入れているから、気軽に相談してね!
軽量鉄骨造の平屋住宅の解体費用相場は?



解体業者の選び方は分かった!あとは、解体費用の相場も事前に知っておきたいな……



そうだね!じゃあ、軽量鉄骨造平屋の解体費用相場を坪単価ごとに紹介するよ。
「軽量鉄骨造平屋の坪単価」
軽量鉄骨造平屋の解体工事における坪数別の費用相場は次の通りです。
▼軽量鉄骨造の平屋住宅の解体費用相場【坪数別】 | |||
---|---|---|---|
坪数 | 平均坪単価 | 平均相場 | |
10~20坪 | 4万3,555円 | 30万300円~89万2,160円 | |
21~30坪 | 3万5,329円 | 57万1,000円~116万2,620円 | |
31~40坪 | 2万9,529円 | 93万4,000円~140万円 |
不用品処分は解体業者に依頼できる?
中里さんが解体した物件には多くの不用品が残っており、片付けが進んでいませんでした。
そのため中里さんは、不用品処分にも対応してくれる解体業者に工事を依頼したいと考えていました。



そもそも、不用品処分も解体業者に頼めるものなの?



解体業者によるかな。実は、解体業者が不用品を回収するには「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要で、さらに処分するには「一般廃棄物処理業許可」が必要なんだよ。



へぇ~、そうなんだ!じゃあ、そういった許可を持っている業者に頼めばいいんだね!



そうだね!ただ、自分で不用品を処分する方が手間はかかるけど、費用を抑えられることが多いんだ。だから、時間を取るかお金を取るか、よく考えて処分方法を決めると良いね。
「廃棄物は解体業者が処分すると高くなる」
解体業者に不用品処分を依頼すると、お施主さん自身で処分するよりも費用が高くなる傾向があります。これは、お施主さんが不用品を家庭ごみとして無料で処分できるのに対し、解体業者は不用品を一般廃棄物として処理するために費用がかかるからです。さらに、一般廃棄物処理業の許可を持たない解体業者が不用品回収を行う場合、許可を持つ業者に処分を委託しなければならず、その際に発生する委託料も費用が高くなる一因となっています。
それでは、横浜市の中里さんがどのようにして解体業者を探し、金額を安く解体工事を行えたのか、その流れを以下で紹介していきます。


中野達也。一般社団法人あんしん解体業者認定協会理事。解体工事業の技術管理者であり、解体工事施工技士を保有。2011年に解体業者紹介センターを鈴木佑一と共に創設。2013年に一般社団法人あんしん解体業者認定協会を設立し、理事に就任。めざまし8(フジテレビ系列)/ひるおび(TBS系列)/ 情報ライブ ミヤネ屋(日本テレビ系列)/バイキングMORE(フジテレビ系列)など各種メディアに出演。
【横浜市】解体業者3社に見積依頼
中里さんは、中野さんが選定した解体業者3社の中から業者選びをしました。



神奈川県横浜市での解体工事なら、やっぱり横浜市内の解体業者から探すのが良いの?



横浜市内の解体業者をまずは探してみると良いね。でも実は、ケースによっては横浜市内だけじゃ良くないこともあるんだよ。



え?それはどういうこと??



たとえば……横浜市内の解体工事でも、隣の川崎市や横須賀市の解体業者に依頼した方が、費用が安くなることもあるってことだね。



そんなことあるんだ!?現場に近い解体業者の方が絶対安上がりになるものだと思ってたよ!



実はそうとも限らないんだよね。解体業者の営業努力・経験・スキルによって、隣町の解体業者の方が結果的に安くなるってことも少なくないんだよ。
解体工事は現場に近い業者に依頼するのが最安値になるとは限りません。現場までの距離、解体工事内容による業者の得意・不得意、解体工事を依頼するタイミングなどにより、最安値の業者は変わります。
ちなみに、神奈川県横浜市で解体業者を選ぶ場合は、以下の情報をひとつの基準や参考にして探してみると良いでしょう。
神奈川県横浜市で解体業者を探す場合の参考情報 | |
---|---|
横浜市の登録解体業者数 | 1005社 |
工事に対応して貰える解体業者の所在地 | 横浜市、横須賀市、川崎市、相模原市、平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、逗子市、三浦市、秦野市など |
横浜市の解体工事坪単価(木造) | 39,003円 |
横浜市の解体工事坪単価(鉄骨造) | 43,045円 |
横浜市の解体工事坪単価(RC造) | 76,794円 |
横浜市特有の規制や条例 | 横浜市の景観条例や建築物の高さ制限、廃棄物処理の厳格な規制などがあるため、地域特有のルールを遵守しているか確認することが重要です。 |
横浜市の都市計画や再開発エリアの影響 | みなとみらい地区や新横浜エリアなど、再開発が行われている地域では解体工事に関する手続きや規制が特に厳しい可能性があります。これらのエリアの場合は、解体経験が豊富な業者を選ぶと、スムーズな対応が期待できます。 |
横浜市内のゴミ処理場の距離・運搬コスト | 横浜市内の解体業者が利用する廃棄物処理場までの距離や、解体物を処理するための運搬コストも工事費用に影響します。神奈川県内の他地域と比較しても、処理場までの距離や運搬費が異なる場合があるため、それも加味して業者を選ぶと良いでしょう。 |
▼神奈川県横浜市で解体業者を探す場合の参考情報 | |
---|---|
横浜市の登録解体業者数 | |
1005社 | |
工事に対応して貰える解体業者の所在地 | |
横浜市、横須賀市、川崎市、相模原市、平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、逗子市、三浦市、秦野市など | |
横浜市の解体工事坪単価(木造) | |
39,003円 | |
横浜市の解体工事坪単価(鉄骨造) | |
43,045円 | |
横浜市の解体工事坪単価(RC造) | |
76,794円 | |
横浜市特有の規制や条例 | |
横浜市の「景観条例」や「建築物の高さ制限」、「廃棄物処理の厳格な規制」などがあるため、地域特有のルールを遵守しているか確認することが重要です。 | |
横浜市の都市計画の影響 | |
「みなとみらい地区」や「新横浜エリア」など、再開発が行われている地域では解体工事に関する手続きや規制が特に厳しい可能性があります。これらのエリアの場合は、解体経験が豊富な業者を選ぶと、スムーズな対応が期待できます。 | |
横浜市内のゴミ処理場の距離・運搬コスト | |
横浜市内の解体業者が利用する廃棄物処理場までの距離や、解体物を処理するための運搬コストも工事費用に影響します。神奈川県内の他地域と比較しても、処理場までの距離や運搬費が異なる場合があるため、それも加味して業者を選ぶと良いでしょう。 |
3社の解体業者の見積りの結果比較
3社の解体業者の見積費用総額を比較した結果、「A社245万円」「B社230万円」「C社217万円」でした。
C社の見積書





わわ!C社、安すぎない!?A社との金額差が28万円もあるよ!



それは鉄骨造解体を得意としているC社が、ノウハウやスキルを駆使して解体費用を抑えているからだよ。
専門的な工事を手掛ける業者は、主に以下の3つの理由から効率的でコストを抑えた工事を実現しています。
・手間の少ない工法を熟知しており、工期を短縮することで人件費を削減できる
・自社で専門分野に特化した重機を保有しているため、リース代が要らない
・廃材処分では、同じ処分場を継続的に利用しているため、優遇された料金が適用される
価格で比較すると、圧倒的に安いC社には「何か裏があるんじゃないか」と不安を感じるかもしれません。
しかし、その安さには「専門的なノウハウやスキルを活かして解体費用を削減する」という企業努力が背景にあり、不法投棄などの悪質なコストカットは一切行われていませんでした。
さらに、C社は現地調査での対応も丁寧でした。
そのため、中里さんは費用が安く、信頼できるC社に解体工事を依頼することにしました。
【横浜市】実際の解体工事過程
解体工事を始める前に、2日かけて不用品を処分します。


養生シートを設置して周囲への騒音やホコリの飛散を防止します。また、交通誘導員を配置して安全を確保します。


重機を使用して建物部分を解体します。産業廃棄物は種類ごとに分別され、トラックで回収および運搬されます。


基礎を解体します。


基礎解体中に地中から「浄化槽」が発見されました。解体業者は速やかにお施主様へ報告し、処分方法を相談の上、適切に対応します。作業後には除去の証拠として、現場の写真をお施主様に提供します。



工事中に追加費用が発生することってあるんだね……



うん、そうなんだよ。とくに地中埋設物があるかどうかは、現地調査の際に確認できないからね。もし工事中に見つかったら、後から追加費用として請求されることがあるんだ。



そうなんだ!じゃあ、一部の追加費用が発生してしまっても、騙されてるワケじゃないんだね!



そうだね。ただし、お施主様の許可なく作業を進めたり、実際より高額な追加費用を請求する悪徳業者もいるから注意が必要なんだ。



え!それは怖い!C社のように安心して工事を依頼できる解体業者にお願いしたいよ~!



それなら、契約前に解体業者と「追加費用が発生した場合の対応」について決めておこう。
「工事前に追加費用について確認しておく」
解体工事では、現地調査だけでは確認できないアスベストや地中埋設物などが後から判明し、それらの撤去に伴う追加費用が発生することがあります。そのため、見積書に「追加費用に関する記載」がある場合も珍しくありません。予期せぬトラブルを防ぐために、契約前に以下の点を解体業者と確認しておきましょう。
・追加費用が発生した場合、その場でお施主様にその旨を報告し、除去の許可を取ってもらえること
・追加費用が発生した場合、その場で見積りを再提示してもらえること
・追加費用が発生した場合、その作業前後で現場立ち会いをしてもらえる、もしくは状況を写真で記録してもらえること


きれいな更地に仕上がりました。現地調査時の細やかな気遣いは、解体工事中にも感じられました。
【まとめ】今回の解体工事のポイント
今回の解体工事事例のポイントは、「中野さんに見積請求を代行してもらったこと」「鉄骨造解体を得意とする解体業者を選んだこと」「解体工事と一緒に不用品の処分も依頼したこと」でした。



中野さんのおかげで、横浜市での解体工事についてよく分かったよ!悩みも解決してスッキリ!!



それは良かった!今日紹介した解体工事の流れは、ぜひしっかり覚えておいてね。



うん!でも、やっぱり一人で解体工事を手配するのは不安だな……



大丈夫!もし解体工事で困ることがあれば、いつでも僕に相談してね!解体業界に10年以上携わってきた経験を活かして、一人ひとりに合った解体業者も紹介できるよ。
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