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鴻巣市の解体業者に、区画整理対象の自宅と大量の不用品も一緒に依頼

鴻巣市にある家の解体現場

この記事では、埼玉県鴻巣市の解体業者で解体工事を行った伊藤さん(仮名)の事例を紹介します。

この記事でスッキリ解決できる悩み

・自分の家が区画整理の対象になった場合、どう対応すればいいの?
・家に大量の不用品がある場合、どうやって処分したらいいの?

鴻巣市にお住まいの伊藤さんは、敷地内にある2棟のうち1棟を物置として使用していました。

しかし、今回その物置として使用していた建物が、埼玉県の区画整理の対象となってしまいました。

伊藤さんは国交省との打ち合わせを進める中、大量にある不用品の処分方法や解体業者の選定など、自ら取り組むべきことが多く不安を感じていたようです。

なやみん

ねえねえ、区画整理ってなんのこと??

解体工事の専門家 中野達也

県や市区町村が、土地の区画や形を変えたり、道路などの公共施設を整備したりして都市計画を進めることだよ。

なやみん

えっ、土地の形を変える!?住んでいる人の家が、突然その区画整理とやらの対象になっちゃうってこと??

解体工事の専門家 中野達也

なやみん、ちょっと落ち着いて!対象になったからといって、今すぐに区画整理を行うってわけじゃないんだ。

なやみん

でもさ、いきなり自分の家が区画整理の対象だって言われても……。

解体工事の専門家 中野達也

困惑するよね。そのためにも、区画整理事業を行う施工者が住人の方にしっかりと説明するから安心してほしいな。

【ここがポイント!】解体工事の専門家 中野の視点従前地とは?

区画整理の対象となる土地を「従前地(じゅうぜんち)」と呼びます。住んでいる家が「従前地」となった場合、他の場所へ移転する必要があります。その際、建物移転料などの補償契約が行われ、区画整理事業の施行者が補償を行います。

なやみん

もし住んでいる家が区画整理の対象になったら、引っ越さなきゃいけないの??

解体工事の専門家 中野達也

基本的にはそうなるね。でも伊藤さんの場合、対象が住居ではなく物置として使用していた建物だったから引っ越しをする必要はなかったんだ。

なやみん

そうなんだ。ちなみに、どういう目的で区画整理をすることが多いの?

解体工事の専門家 中野達也

区画整理の目的は「道路拡張」が多いね。さらに詳しい情報は、区や市のホームページにも載っているから、確認してみるのもいいよ。

それでは、鴻巣市の伊藤さんがどのようにして解体業者を探し、区画整理対象の建物と大量の不用品を処分したのか、その流れを以下で紹介していきます。

この記事の監修者

中野達也。一般社団法人あんしん解体業者認定協会理事。解体工事業の技術管理者であり、解体工事施工技士を保有。2011年に解体業者紹介センターを鈴木佑一と共に創設。2013年に一般社団法人あんしん解体業者認定協会を設立し、理事に就任。めざまし8(フジテレビ系列)/ひるおび(TBS系列)/ 情報ライブ ミヤネ屋(日本テレビ系列)/バイキングMORE(フジテレビ系列)など各種メディアに出演。

解体工事前に知るべきこと
目次

解体工事の概要と背景

今回伊藤さんが取り壊した建物
構造/種類木造2階建て
坪数27坪
所在地埼玉県鴻巣市

伊藤さんが解体した物件は坪数27坪の木造住宅で、一般的な大きさの物件です。
今回、撤去しないものは以下となります。

  • 車庫
  • 電柱
  • 隣のブロック
  • 現在住む家屋の横にある樹木2本

これまで解体予定の建物を物置として使用していたので、そこにある大量の不用品を処分してくれる解体業者に依頼したいと考えていました。

埼玉県鴻巣市で解体業者を探す場合の参考情報
鴻巣市の登録解体業者数12社
工事に対応して貰える解体業者の所在地鴻巣市、北本市、熊谷市など
鴻巣市の解体工事坪単価(木造)32,767円
鴻巣市の解体工事坪単価(鉄骨造)57,719円
鴻巣市の解体工事坪単価(RC造)70,986円
鴻巣市特有の規制や条例景観条例のため、一定規模を超える建築物・工作物の新築や修繕・物件の堆積などは届出が必要となります。
鴻巣市の都市計画や再開発エリアの影響鴻巣市東口地区と駅通り地区のエリアでは、駅前一体開発が行われました。また今後は、「鴻巣市道の駅」を予定されています。
鴻巣市内のゴミ処理場の距離・運搬コスト鴻巣市内の解体業者が利用する廃棄物処理場までの距離や、解体物を処理するための運搬コストも工事費用に影響します。埼玉県内の他地域と比較しても、処理場までの距離や運搬費が異なる場合があるため、それも加味して業者を選ぶと良いでしょう。

では続いて、伊藤さんが今回依頼した解体業者から実際に貰った見積書を紹介します。

見積書
見積書

問い合わせをしたところ、すぐに相談員の方が現地に測量に来られたようです。
不用品の見積もりを取った結果、4トントラックで9台分にもなり、処分費だけで約80万円かかるとのことでした。

なやみん

えっ!?普段は家庭ごみって無料で捨てられるよね?

解体工事の専門家 中野達也

そうだね。でも家庭ごみとして扱われる一般廃棄物は、業者に依頼して処分すると料金が高くなってしまうんだよ。

なやみん

そうなんだ!てっきり、解体工事と一緒に無料で処分してくれるものだと思ってたよ……。

解体工事の専門家 中野達也

そう思うのも無理ないよ。普段はお金をかけずにごみを捨てているから、なやみんのように知らない人も多いんだ。

【ここがポイント!】解体工事の専門家 中野の視点廃棄物は解体業者が処分すると高くなる

解体業者に不用品処分を依頼すると、お施主さん自身で処分するよりも費用が高くなる傾向があります。これは、お施主さんが不用品を家庭ごみとして無料で処分できるのに対し、解体業者は不用品を一般廃棄物として処理するために費用がかかるからです。さらに、一般廃棄物処理業の許可を持たない解体業者が不用品回収を行う場合、許可を持つ業者に処分を委託しなければならず、その際に発生する委託料も費用が高くなる一因となっています。

伊藤さんは、これほど不用品の処分費がかかるとは思っていなかったようです。

少しでも費用を抑えられないか相談員に尋ねたところ、不用品回収業者を紹介してもらえることになりました。そして、桐タンスをリサイクルしてもらうことで最終的に処分費を72万円まで抑えることができました。

高額な回収料を請求する悪徳業者もいる中で、費用を抑えられたことが解体工事を依頼する決め手となったようです。

なやみん

不用品の処分費が抑えられて良かったね!

解体工事の専門家 中野達也

処分費に80万円は高いと感じる人も多いよね。もし処分費を抑えたいのであれば、大変かもしれないけど自分で不用品を少しでも捨てることだね。

なやみん

処分費にお金をかけるか、自力で不用品を捨てるか……。悩むなあ。

解体工事の専門家 中野達也

自分で不用品を分類して捨てるって、大変な作業だもんね。ちなみに引っ越しや退去する際に、入居者が残していった物を「残置物」というよ。

【ここがポイント!】解体工事の専門家 中野の視点残置物とは?

建物の所有者または住人が退去の際に残していった設備や家財道具を「残置物」と呼びます。解体工事前の残置物として一般的なものは「棚」「布団」「陶器」「テレビ」などです。解体業者に処分を依頼する場合、トラック何台分で精算される事が多いため、事前に所有者が残置物の総量を減らすことで費用を抑えられます。

実際の解体工事過程

家を解体した様子

住宅密集地での解体工事でした。しっかりとした養生シートをかけ、近隣住宅への配慮を徹底し工事を進めます。

屋内にある不用品

大量の不用品の処分も一緒に対応してもらえる解体業者に依頼することができました。

家の解体現場

重機を使用して、本格的な解体作業に移ります。

解体現場
重機で家を取り壊す様子

解体により大量に生じる廃棄物の分別も、手際よく行われました。

トラックに廃材を運んでいる様子

適切に分別された廃材を処分場へと運搬していきます。

解体現場にある木

しっかりと抜根処理もされ、害虫対策も万全です。

解体現場の地をならしている様子
解体後の整地

解体工事を依頼してから9日間で、不用品の処分から解体工事、そして整地まで無事に終わりました。
また期間内に解体業者との契約、工事も無事に完了することができました。

【まとめ】今回の解体工事のポイント

今回の解体工事のポイントは、「解体工事だけではなく、大量の不用品も一緒に対応してくれる業者を選んだこと」でした。

なやみん

今回も中野さんのおかげで「区画整理」っていう、今まで聞いたことのないワードを知ることができたよ!

解体工事の専門家 中野達也

それは良かった。今住んでいる家が区画整理対象になることがあるかもしれないから、知っておいて損はないよね。

なやみん

それと不用品の処分費についてもね。僕みたいに知らない人、多いと思うなあ。

解体工事の専門家 中野達也

そうだね。少しずつでもいいから、このサイトの記事を読んで解体についての知識を深めてほしいね。

なやみん

僕は今日も新しい知識が増えたよ!この記事が、読んだ方にとっても役立つ日がくるかもしれないよね!

解体工事の専門家 中野達也

そう思ってもらえると嬉しいね!少しでも参考になってもらえたらなって思うよ!

解体工事前に知るべきこと
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この記事を書いた人

「中野達也のスッキリ解体」専属ライターとして活動する解体工事の専門家。解体工事について悩む方に寄り添った記事を心掛け、情報を発信している。只今、子育てに奮闘中。

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