愛知県名古屋市緑区の解体業者一覧40社
名古屋市緑区の解体業者をお探しの方へ。
「スッキリ解体」が、名古屋市緑区に所在する40社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
このページでは、まず優良な解体業者の選び方を解説し、その後に「名古屋市緑区の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
優良な解体業者の選び方【5つのポイント】
安心して依頼できる解体業者を選ぶ際にチェックするべき 5つのポイントをご紹介します。
基準1:建設業許可の保有・解体工事業の登録がされていること
解体工事を行うためには、「建設業許可」の保有または「解体工事業の登録」のいずれかが必要です。 許可・登録がない状態で解体工事を行うことは違法行為にあたるため、必ずどちらかを保有・登録している業者を選びましょう。
- 建設業許可(解体工事業)
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解体工事においては1件の請負金額が 500万円以上(税込)の工事を行う場合に必要となる許可。
- 解体工事業の登録
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解体工事を請け負うための登録。ただし1件の請負金額が 500万円未満(税込)の工事のみ請け負える。
解体工事を請け負う業者が無許可だと判明した場合、建設業法違反により 工事中止命令や、 営業停止処分が下されることがあります。その場合、解体工事の予定は大幅に遅れ、費用も時間も余計にかかってしまうことになりかねません。
また、コンプライアンス意識や技術力の不足により 「不法投棄・現場での事故」を起こす可能性もあります。業者が許可の保有・登録を行っているかは事前に必ず確認しましょう。
基準2:産業廃棄物収集運搬業許可を保有していること
産業廃棄物を収集運搬する資格である 「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得するには、指定の講習や経営状況などの要件をクリアする必要があるため、 会社としての信頼の裏付けになります。
- 運搬車両・車両保管の要件
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廃棄物の種類に応じて、飛散や流出を防ぐ構造であることが求められます(土砂を運ぶダンプにシートをかけられる、液体を運ぶタンクローリーに漏洩防止措置があるなど)。また、運搬車両を適切に保管できる駐車場を確保しなければいけません。
- 講習会の修了
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日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)が実施する「産業廃棄物収集・運搬課程」の講習会を受講し、試験に合格して修了証を取得している必要があります。つまり「 収取運搬に必要な知識を習得しているか」が求められます。
- 利益・債務超過の要件
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直近3年間の決算書において、経常利益や当期純利益がマイナスでないことや、貸借対照表において負債総額が資産総額を上回る「債務超過」の状態でないことが原則です。つまり 「経営的に安定しているか」が審査されます。
- 事業内容の明確化
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取り扱う産業廃棄物の種類、運搬方法や使用する車両、適正な処理ルートなどを明確化する義務があります。廃棄物をどこからどこへ、どのように運ぶかを決定します。つまり「 廃棄物を適切に処理することの証明」をしなくてはいけません。
また、産業廃棄物収集運搬許可を持っていることで、 解体業者にとって最適なルートでゴミを処分できるというメリットもあります。処分を外部に委託するケースと比べて費用を抑えやすい傾向があります。
運営者 稲垣
廃棄物の処分費用は一律ではなく、処分場によって変動があります。木材はAの処分場、鉄くずはBの処分場へ持ち運ぶなどして、処分コストを抑える工夫をしている業者もいるため、自社で許可を保有していることが望ましいと言えます。
基準3:過去に違反歴がないこと
解体業者が違法工事や不法投棄を行うと違反歴がつきます。 創業 し て から違反歴が一切ないことも信頼の証です。
違反歴を依頼者自身で確認する場合は、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」や、産業廃棄物処理事業振興財団の「許可取消処分情報」で検索できます。
違反歴があるからといって必ずしも危険な業者とは限りませんが、 安全意識の高さを判断する基準としては有効です。
基準4:自社でホームページを保有していること
解体業者が自社でホームページを保有していると、様々な情報を調べられます。
一般的には「会社概要」「事業案内」「施工実績」「経営理念」「設備・施設案内」「スタッフ紹介」「保有資格」「企業の強み」「お客様の声」「ブログ・SNS」などが掲載されています。
中には、 施工実績を写真つきで公開している解体業者や、 明瞭な料金体系を掲載している業者も存在します。「ホームページにどんなことが書いてあるか」を比較し、業者の信頼度を見極めましょう。
運営者 稲垣
詳細で具体的な公開情報は、お客様に隠しごとをしないという誠意の証でもあります。
また、優良な解体業者は普段から工事の経過を写真に収めています。それにより 作業
の正当性や透明性を証明しているため、詳細な現場の写真を公開できること自体も信頼に繋がります。
基準5:公共工事を請け負った経験があること
国や地方自治体から発注される公共工事を請け負っていることも、信頼性を判断する1つの基準となります。
公共工事とは「水道・道路・鉄道・ダム・公園・学校」などを対象にした、社会基盤に携わる工事を指します。公共工事を請け負うためにはいくつか条件があり、それらを満たすことで信頼性の裏付けになります。
- 経営事項審査
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公共工事の入札に参加するには経営事項審査を受ける必要があります。この審査では企業の経営状況、技術力、社会性、過去の実績など様々な観点から企業の実力が審査されます。公共工事を請け負えるのは、 企業の経営基盤や技術力が一定水準以上である証です。
- 入札・契約制度
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一般競争入札が採用されることが多く、価格だけでなく技術提案も含めた総合的な評価によって発注先を決定します。これにより、安かろう悪かろうの業者は排除され、 技術力や実績のある優良な業者が選ばれやすいと言えます。
- 履行保証制度
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万が一、業者が倒産したり、自己都合で工事を放棄したりした場合に備えて、契約保証金や履行保証保険への加入が義務付けられています。これにより工事が中断しても保証機関が代替業者を探すなどして、 工事の完成が保証されます。
運営者 稲垣
公共工事は審査と入札によって、工事品質の低い業者が簡単に請け負えないようなシステムになっています。公共工事の実績はホームページで公開している場合も多いので、依頼前に確認しておきましょう。
以下の記事ではさらに網羅的な業者の選び方を紹介しています。「どうしてそれが優良業者の裏付けになるのか」といった、 各基準における専門家の詳細な解説が読めますのでぜひご確認ください。
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
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企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
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名古屋市緑区の解体業者一覧
名古屋市緑区の解体業者、全40社をご紹介します。
霧島企画株式会社
霧島企画株式会社は、完全自社施工を徹底している解体業者です。下請け業者を使わないため、中間マージンが発生しません。工事は10年以上の経験を持つ職人が担当し、狭い土地や長屋の切り離しといった難しい工事にも対応しています。特に、見積もりの丁寧さが特徴です。契約前に床下から屋根裏まで現地を詳細に調査し、追加費用が発生しやすいアスベストの有無まで確認します。その上で見積もりを作成するため、後から想定外の費用がかかるリスクを減らすことができます。
- 中間マージンが発生しない完全自社施工
- 狭小地や長屋の切り離しなど難易度の高い工事にも対応
- 屋根裏や床下まで調査しアスベストの有無も確認する詳細な見積もり
株式会社クレヌマ
株式会社クレヌマは、半世紀以上にわたり名古屋市などの公共事業を中心に手掛けてきた土木工事会社です。公共事業では民間工事より厳しい安全基準が求められるため、工事現場での安全管理や近隣への配慮には定評があります。同社の特徴は、建物を解体した後の土地整備まで一貫して依頼できる点です。擁壁や造成といった土木工事の専門知識があるため、次の土地活用まで見据えた相談ができます。「あいち女性輝きカンパニー」の認証も受けています。
解体後の土地は、駐車場にしたり新しい建物を建てたりと、次の活用が予定されていることがほとんどです。その際、土地の状態によっては擁壁や造成といった追加の土木工事が必要になる場合があります。解体と土木を別々の会社に依頼すると、打ち合わせや工事の引き継ぎに手間がかかる可能性があります。株式会社クレヌマのように、土木の専門家が解体から一貫して担当することで、土地の最終的な利用目的に合った効率的な工事が期待できるでしょう。
- 創業から半世紀以上、名古屋市などの公共事業を担ってきた実績
- 解体後の擁壁工事や造成工事まで一貫して対応可能
- 国家資格である一級土木施工管理技士が在籍
株式会社二友組
株式会社二友組は、名古屋市を拠点にインフラ整備や建築・土木工事を手掛ける総合建設会社です。解体工事の専門業者ではありませんが、公共事業を数多く請け負ってきた経験を持っています。そのため、公共工事で求められる水準の高い安全管理体制が、同社の解体工事にも活かされています。また、社員の能力開発や評価制度に力を入れている点も特徴です。社員を大切にする姿勢は、現場での丁寧な作業や安全への高い意識にもつながる要素と考えられます。企業の安定性や、しっかりとした管理体制を重視して依頼先を選びたい方にとって、検討すべき一社です。
解体工事を依頼する時、どんな人が現場に来るのかは気になる点です。会社の内部まではなかなか見えませんが、社員を大切にしているかどうかは、現場の質を見極める一つの参考になります。この会社のように、社員の頑張りを評価する仕組みが整っていると、作業員一人ひとりが「自分の仕事」として責任感を持つ傾向があります。その責任感が、日々の安全確認や、近隣への細やかな配慮につながります。業者選びの際は、こうした企業の姿勢にも注目してみるとよいでしょう。
- インフラ整備や公共事業も担う総合建設会社
- 社員教育や評価制度を重視する企業文化
- 大規模な組織体制と公共工事水準の安全管理
山城土木株式会社
山城土木株式会社は、名古屋市が発注する公共工事で多くの受賞歴がある総合建設会社です。品質マネジメント(ISO9001)と環境マネジメント(ISO14001)の国際認証を取得していることからも、安定した管理体制がうかがえます。同社の特徴は、AIカメラやタイムラプス撮影といった技術を現場管理に取り入れている点です。AIカメラが24時間体制で現場の安全を確認し、タイムラプス動画によって工事の全工程が記録されます。施主はいつでも進捗状況を映像で客観的に把握できるため、安心して工事を任せやすいでしょう。解体から造成、インフラ整備まで幅広く対応しています。
建設現場にIT技術を導入する業者はまだ多くありません。その中で、同社がAIカメラやタイムラプス動画を活用している点は、業者選びの参考になります。例えば、AIカメラが24時間現場を見守ることで、作業員の安全確保や部外者の侵入防止につながります。また、工事の始めから終わりまでを記録した動画があれば、施主は「いつ、どのような作業が行われたか」を自分の目で確かめることが可能です。こうした技術の活用は、工事の透明性を高め、施主との信頼関係を築く上で重要な取り組みといえます。
- 名古屋市の公共工事における多数の受賞実績
- AIカメラやタイムラプス撮影による現場管理と記録
- 品質(ISO9001)と環境(ISO14001)に関する国際認証の取得
名盛建設株式会社
名盛建設株式会社は、公共工事を主体とする土木工事の会社です。国土交通省から優良工事表彰を複数回受賞しており、安定した技術力が評価されています。解体工事は関連会社の「メイセイアドバンス」が専門で担当します。公共工事で求められる高い水準の安全管理や施工技術が、一般の解体工事にも活かされている点が特徴です。解体後の造成工事や現場の警備もグループ内で一貫して対応できるため、工事全体の流れがスムーズに進み、依頼者の手間も省けます。
国や自治体からの「優良工事表彰」は、業者選びの際に技術力を判断する参考になります。これは、工事の品質や安全管理、周辺環境への配慮などが総合的に評価され、特に優れた工事を行った業者に贈られるものです。一度だけでなく複数回受賞している場合、その会社の技術力が安定して高い水準にあると考えることができます。特に公共工事の現場では、多くの人の目が光る中で、決められた手順や安全ルールを厳格に守ることが求められます。そうした厳しい環境で培われた丁寧で確実な作業は、個人の住宅解体といった工事においても信頼につながるでしょう。
- 国土交通省から優良工事表彰を複数回受賞
- 解体から造成 警備までグループ内で一貫対応
- 環境に配慮した工事で名古屋市エコ事業所に認定
株式会社東海eco
株式会社東海ecoは、近隣への配慮を重視している解体業者です。工事中の騒音や振動を抑える工法を採用するほか、粉塵が飛ばないよう散水も丁寧に行っています。もう一つの特徴は、廃棄物処理の透明性です。同社は名古屋市から産業廃棄物の「処分業」許可を取得しており、解体で出た廃棄物の収集運搬から最終処分までを自社で一貫して管理しています。これにより、不法投棄といったトラブルのリスクを抑えることができます。工事完了後には、適正処理を証明するマニフェストの写しも提出されます。名古屋市の「エコ事業所」にも認定されており、環境への配慮がうかがえます。
解体業者の多くは、廃棄物を処分場まで運ぶ「収集運搬業」の許可しか持っていません。しかし、株式会社東海ecoは、自社で最終処分まで行える「処分業」の許可も取得しています。これは、自社で出した廃棄物の行方に最後まで責任を持つ体制が整っているということです。処理を他社に任せる場合に懸念される不法投棄などの心配がなく、依頼主にとっては大きな安心材料になります。自分の家の解体で出た廃棄物がどのように処理されるか、その過程を明確に把握したい方にとって、信頼しやすい業者の一つと言えます。
- 低騒音・低振動工法や散水対策による近隣トラブルの防止
- 自社で最終処分まで管理する「産業廃棄物処分業許可」の取得
- 処理完了後に提出されるマニフェストの写しによる透明性の担保
株式会社戸田商事
株式会社戸田商事は、不動産取引を専門とする会社です。そのため、建物を解体するだけでなく、解体後の土地をどう活用するかまで含めて相談に乗ってもらえます。特に、相続した土地や法規制が複雑な不動産など、専門的な知識が求められる案件への対応が可能です。土地の売却や活用を考えている場合、物件の査定から解体工事、その後の売却や管理までを一貫して依頼できるため、手続きの手間を省くことができます。
使わなくなった建物を解体したものの、その後の土地の活用方法が決まらず、固定資産税だけがかかり続けてしまう、というケースは少なくありません。株式会社戸田商事のような不動産会社は、解体工事とあわせて、その土地がいくらで売れそうか、賃貸に出す場合の収益はどのくらいか、といった市場の状況を踏まえたアドバイスが可能です。解体を決める前に不動産活用の専門家に相談することで、より良い土地の活用方法が見つかるかもしれません。
- 解体後の土地活用まで含めた総合的な提案
- 法規制が複雑な土地など専門知識が必要な不動産にも対応
- 物件査定から解体、売却・管理まで一貫して依頼可能
株式会社藤木工業
株式会社藤木工業は、30年以上にわたって工場の解体を専門に手掛けてきた会社です。トヨタ車体や西名古屋火力発電所といった、大規模で特殊な設備の解体経験があります。同社の特徴は、26台もの重機を自社で保有している点です。これにより、現場の状況に合わせて重機を手配できるため、スムーズな工事進行が期待できます。外部からレンタルする費用や手間がかからないことは、工期の短縮や費用の抑制にもつながります。愛知・岐阜・三重の3県では産業廃棄物収集運搬業の許可も取得しており、解体から廃棄物の処理まで一貫して依頼することが可能です。
工場の解体は、一般的な住宅の解体とは異なる難しさがあります。多くの配管が複雑に入り組んでいたり、重量のある機械を運び出したりする必要があるためです。稼働中の隣接施設に影響が出ないよう、特に慎重な作業が求められます。同社のように工場解体を専門とし、大企業のプラント解体といった実績を公開している点は、技術力を判断する上で一つの参考になります。専門性が求められる工事ほど、こうした特殊な現場での経験が豊富な業者を選ぶと安心でしょう。
- 30年以上にわたる工場解体専門の実績
- トヨタ車体など大規模プラントの解体経験
- 26台の自社保有重機による柔軟な対応力
株式会社立石工務店
株式会社立石工務店は、1902年(明治35年)に創業した工務店です。もともとは寺社仏閣の建築を専門とする宮大工であったことから、建物の構造、特に木造建築に関する知識が豊富です。解体から新築、その後のアフターケアまで一貫して対応しており、建物のことを末永く相談できる体制が整っています。
120年以上事業を継続しているという点は、それだけ長く地域から選ばれ続けてきたことの一つの証と考えられます。特に寺社建築の経験があるということは、複雑な木組みの構造を理解しているということです。そのため、古い木造家屋を解体する際も、どこをどう壊せば安全かを把握した上で、丁寧な作業が期待できます。建て替えを前提とした解体の場合、古い家の柱や梁など、価値のある部材を適切に見極めてくれる可能性もあるでしょう。
- 1902年(明治35年)創業の長い業歴
- 寺社建築を手掛ける宮大工としての経験
- 解体から建築 アフターケアまで一貫対応
さつき建設株式会社
さつき建設株式会社は、医療福祉施設から住宅まで幅広く手掛ける総合建設会社です。「お施主様のお客様」という理念を掲げており、これは建物の発注者だけでなく、実際にその施設を利用する人の満足度までを重視するという考え方です。解体工事においては、その後の土地活用まで見据えた提案力に特徴があります。社内に設計部門と不動産事業部があるため、解体後の更地を売却するのか、駐車場などにして活用するのかといった具体的な計画まで、一貫して相談することが可能です。
企業の理念は、その会社の仕事への姿勢を判断する上で参考になります。「お施主様のお客様」まで考えるという同社の姿勢は、単に仕様書通りに建物を壊したり建てたりするだけではないということです。これは、その建物や土地が将来どのように使われると価値が高まるかを重視していることを示しています。そのため、解体を依頼する際も「壊して終わり」ではなく、その後の活用法まで含めた相談がしやすい会社と言えます。
- 医療福祉施設、工場、住宅など幅広く手掛ける総合建設会社
- 建物の最終的な利用者まで見据えた独自の理念
- 解体から建築、土地活用まで社内で一貫して対応
名古屋市緑区の解体業者が見つかりませんでした。
業者選びの「5つのポイント」と合わせて確認!よくある質問Q&A
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
-
「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
-
それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
-
いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
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相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
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いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。




解体工事でよくあるトラブルの一つが、契約後の「追加費用」です。特に、古い建物で見つかることのあるアスベストは、除去費用が高額になるため注意が必要です。多くの業者は目視で簡単に見積もりを出しますが、それでは後から高額な追加費用を請求される可能性があります。契約前に屋根裏や床下までしっかり調査してくれる業者であれば、そうしたリスクを事前に把握できます。調査結果をもとに丁寧な説明を受けられるため、納得した上で工事を依頼できるでしょう。