愛知県名古屋市南区の解体業者一覧52社 | 3ページ目
名古屋市南区の解体業者をお探しの方へ。
「スッキリ解体」が、名古屋市南区に所在する52社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
このページでは、まず優良な解体業者の選び方を解説し、その後に「名古屋市南区の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
名古屋市南区の解体費用相場
| 建物構造 | 坪単価(実勢価格) | 現場状況による費用の変動幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 31,663円 | 22,000~63,708円 |
| 鉄骨造 | 31,157円 | 27,500~36,960円 |
| RC造 | 64,834円 | 48,754~112,733円 |
| 内装解体 | 32,978円 | 15,460~75,278円 |
※この費用相場データは、あんしん解体業者認定協会の提供データに基づき掲載しています。
優良な解体業者の選び方【5つのポイント】
安心して依頼できる解体業者を選ぶ際にチェックするべき 5つのポイントをご紹介します。
基準1:建設業許可の保有・解体工事業の登録がされていること
解体工事を行うためには、「建設業許可」の保有または「解体工事業の登録」のいずれかが必要です。 許可・登録がない状態で解体工事を行うことは違法行為にあたるため、必ずどちらかを保有・登録している業者を選びましょう。
- 建設業許可(解体工事業)
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解体工事においては1件の請負金額が 500万円以上(税込)の工事を行う場合に必要となる許可。
- 解体工事業の登録
-
解体工事を請け負うための登録。ただし1件の請負金額が 500万円未満(税込)の工事のみ請け負える。
解体工事を請け負う業者が無許可だと判明した場合、建設業法違反により 工事中止命令や、 営業停止処分が下されることがあります。その場合、解体工事の予定は大幅に遅れ、費用も時間も余計にかかってしまうことになりかねません。
また、コンプライアンス意識や技術力の不足により 「不法投棄・現場での事故」を起こす可能性もあります。業者が許可の保有・登録を行っているかは事前に必ず確認しましょう。
基準2:産業廃棄物収集運搬業許可を保有していること
産業廃棄物を収集運搬する資格である 「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得するには、指定の講習や経営状況などの要件をクリアする必要があるため、 会社としての信頼の裏付けになります。
- 運搬車両・車両保管の要件
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廃棄物の種類に応じて、飛散や流出を防ぐ構造であることが求められます(土砂を運ぶダンプにシートをかけられる、液体を運ぶタンクローリーに漏洩防止措置があるなど)。また、運搬車両を適切に保管できる駐車場を確保しなければいけません。
- 講習会の修了
-
日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)が実施する「産業廃棄物収集・運搬課程」の講習会を受講し、試験に合格して修了証を取得している必要があります。つまり「 収取運搬に必要な知識を習得しているか」が求められます。
- 利益・債務超過の要件
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直近3年間の決算書において、経常利益や当期純利益がマイナスでないことや、貸借対照表において負債総額が資産総額を上回る「債務超過」の状態でないことが原則です。つまり 「経営的に安定しているか」が審査されます。
- 事業内容の明確化
-
取り扱う産業廃棄物の種類、運搬方法や使用する車両、適正な処理ルートなどを明確化する義務があります。廃棄物をどこからどこへ、どのように運ぶかを決定します。つまり「 廃棄物を適切に処理することの証明」をしなくてはいけません。
また、産業廃棄物収集運搬許可を持っていることで、 解体業者にとって最適なルートでゴミを処分できるというメリットもあります。処分を外部に委託するケースと比べて費用を抑えやすい傾向があります。
運営者 稲垣
廃棄物の処分費用は一律ではなく、処分場によって変動があります。木材はAの処分場、鉄くずはBの処分場へ持ち運ぶなどして、処分コストを抑える工夫をしている業者もいるため、自社で許可を保有していることが望ましいと言えます。
基準3:過去に違反歴がないこと
解体業者が違法工事や不法投棄を行うと違反歴がつきます。 創業 し て から違反歴が一切ないことも信頼の証です。
違反歴を依頼者自身で確認する場合は、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」や、産業廃棄物処理事業振興財団の「許可取消処分情報」で検索できます。
違反歴があるからといって必ずしも危険な業者とは限りませんが、 安全意識の高さを判断する基準としては有効です。
基準4:自社でホームページを保有していること
解体業者が自社でホームページを保有していると、様々な情報を調べられます。
一般的には「会社概要」「事業案内」「施工実績」「経営理念」「設備・施設案内」「スタッフ紹介」「保有資格」「企業の強み」「お客様の声」「ブログ・SNS」などが掲載されています。
中には、 施工実績を写真つきで公開している解体業者や、 明瞭な料金体系を掲載している業者も存在します。「ホームページにどんなことが書いてあるか」を比較し、業者の信頼度を見極めましょう。
運営者 稲垣
詳細で具体的な公開情報は、お客様に隠しごとをしないという誠意の証でもあります。
また、優良な解体業者は普段から工事の経過を写真に収めています。それにより 作業
の正当性や透明性を証明しているため、詳細な現場の写真を公開できること自体も信頼に繋がります。
基準5:公共工事を請け負った経験があること
国や地方自治体から発注される公共工事を請け負っていることも、信頼性を判断する1つの基準となります。
公共工事とは「水道・道路・鉄道・ダム・公園・学校」などを対象にした、社会基盤に携わる工事を指します。公共工事を請け負うためにはいくつか条件があり、それらを満たすことで信頼性の裏付けになります。
- 経営事項審査
-
公共工事の入札に参加するには経営事項審査を受ける必要があります。この審査では企業の経営状況、技術力、社会性、過去の実績など様々な観点から企業の実力が審査されます。公共工事を請け負えるのは、 企業の経営基盤や技術力が一定水準以上である証です。
- 入札・契約制度
-
一般競争入札が採用されることが多く、価格だけでなく技術提案も含めた総合的な評価によって発注先を決定します。これにより、安かろう悪かろうの業者は排除され、 技術力や実績のある優良な業者が選ばれやすいと言えます。
- 履行保証制度
-
万が一、業者が倒産したり、自己都合で工事を放棄したりした場合に備えて、契約保証金や履行保証保険への加入が義務付けられています。これにより工事が中断しても保証機関が代替業者を探すなどして、 工事の完成が保証されます。
運営者 稲垣
公共工事は審査と入札によって、工事品質の低い業者が簡単に請け負えないようなシステムになっています。公共工事の実績はホームページで公開している場合も多いので、依頼前に確認しておきましょう。
以下の記事ではさらに網羅的な業者の選び方を紹介しています。「どうしてそれが優良業者の裏付けになるのか」といった、 各基準における専門家の詳細な解説が読めますのでぜひご確認ください。
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
調査項目(全50項目)を見る
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。
名古屋市南区の解体業者一覧
名古屋市南区の解体業者、全52社をご紹介します。
ルシア株式会社
ルシア株式会社は、下水道の築造や橋梁の補修といった公共土木工事を主な事業としています。解体工事を専門とするわけではありませんが、インフラ整備で培った、アスファルトやコンクリートを切断する「舗装版切断工事」の技術を持っています。「庄内用水中村1号橋補修工事」など、自治体から直接発注された工事実績があることから、同社の施工管理能力が一定水準にあることがうかがえます。また、企業理念に「循環型社会の実現」を掲げ、環境への配慮を重視する姿勢を示している点も特徴です。
- 下水道築造や橋梁補修など公共土木工事が事業の基盤
- アスファルトやコンクリートを切断する舗装版切断の専門技術
- 企業理念として「循環型社会の実現」を掲げる
有限会社清樹産商
有限会社清樹産商は、名古屋市を拠点に解体工事を手がけています。木造家屋だけでなく、鉄骨(S造)、鉄筋コンクリート(RC造)、さらにはSRC造といった特殊な構造の建物まで、幅広く対応できるのが特徴です。また、工事に付随する足場の設置、重機の回送、完了後の土木・舗装工事まで自社で一貫して行っています。そのため、依頼者は窓口を一本化でき、複数の業者とやり取りする手間を省くことができます。
解体業者を選ぶ際、足場の設置を自社で行っているかどうかは参考になる点です。解体工事の現場では、騒音やホコリが近隣に漏れないよう、足場と防音・防塵シートで現場をしっかりと囲う必要があります。この準備工程を外部に委託せず自社で管理している業者であれば、現場の状況に応じて素早く対応できます。そのため、近隣への配慮が行き届いた、より丁寧な工事を期待しやすいでしょう。
- 木造、鉄骨、RC造、SRC造など多様な構造物の解体に対応
- 足場の設置から重機の回送まで自社で完結する一貫体制
- 「環境配慮と安全・安心第一」を掲げた事業運営
株式会社大志
株式会社大志は、土木工事を主な事業とする会社です。ウェブサイトに掲載されている「お客様の声」には、「緊急工事に迅速に対応してくれた」「作業員の態度が良く、清掃も行き届いていた」といった具体的な評価が寄せられています。これらの声は、土木工事で培った技術力だけでなく、現場での丁寧な対応も評価されていることを示しています。解体工事を依頼する上で、こうした利用者の具体的な評価は一つの判断材料になるでしょう。
ウェブサイトで具体的な内容の「お客様の声」を数多く公開している点は、業者選びの参考になります。特に「作業員の態度」や「現場の清掃」に関する評価は、注目すべきポイントです。なぜなら、現場で働く一人ひとりの意識が高くなければ、こうした点はなかなか評価されないからです。技術力はもちろん重要ですが、工事中の近隣への配慮やコミュニケーションを重視する方にとって、こうした利用者の声は安心材料の一つとなるでしょう。
- 土木工事で培われた技術力
- 作業員の態度や現場の清掃に対する具体的な評価
- 判断材料となる「お客様の声」をウェブサイトで多数公開
ハヤカワウッドクラフト株式会社
ハヤカワウッドクラフト株式会社は、材木卸売業をルーツに持つ会社です。長年、木材を扱ってきた経験から、木造家屋の構造をよく理解しています。どの柱が建物を支えているか、どの順番で解体すれば安全かを把握しているため、住宅が密集している場所での作業も安心して相談できるでしょう。また、新築やリフォーム事業も手掛けているため、解体後の建て替え計画についても一貫して任せることができます。
木造の家、特に古い家を解体する際は注意が必要です。建物の構造を理解しないまま重機で壊すと、思いがけない方向に倒れたり、まだ使えるかもしれない柱や梁を傷つけてしまったりすることがあります。ハヤカワウッドクラフト株式会社のように、もともと材木業を営んでいた会社は、木の特性や建物の仕組みをよく知っています。そのため、安全に作業を進めるだけでなく、例えば「この古材は再利用できそうだ」といった判断も期待できるかもしれません。解体から次の建築まで、木を大切に扱ってほしいと考える方にとって、心強い相談相手になるでしょう。
- 材木卸売業を事業のルーツに持つ
- 木造建築の構造をふまえた解体工事
- 解体後の新築・リフォームにも一貫して対応
ライゼェーレ株式会社
ライゼェーレ株式会社は、解体工事だけでなく、鍛冶、電気、足場、大工、草刈りなど、住まいに関する幅広い工事に対応しています。例えば、家屋を解体して更地にした後、コインパーキングを新設する際の電気工事までを一括して依頼することが可能です。工事ごとに別々の業者を探したり、連絡を取ったりする手間を省けるのが特徴です。
対応できる工事の範囲が広いと、かえって専門性が気になる方もいるかもしれません。しかし、解体工事の現場では「ついでに庭の木も切ってほしい」「ブロック塀も少し直してほしい」といった、当初の予定にはなかった細かな要望が出てくることがよくあります。そうした場合、改めて別の専門業者を探すのは手間がかかります。同社のように幅広い工事に対応できる体制があれば、そうした追加の相談にも乗りやすいという利点があります。
- 解体、大工、電気、塗装、草刈りなど幅広い工事に対応
- 複数の工事を一つの窓口にまとめて依頼可能
- 解体後の整地やコインパーキングの電気工事まで一貫して任せられる
森山株式会社
森山株式会社は、施主や近隣住民とのコミュニケーションを重視している解体業者です。工事前には、施主が内容を十分に理解できるよう時間をかけたヒアリングを行います。近隣への挨拶回りでは、工事の概要だけでなく、工事車両の通行ルートについても丁寧に説明することで、円滑な工事の進行に努めています。また、不用品を買い取り、その金額を見積もりから差し引くサービスも特徴です。これにより、解体に伴う費用負担を抑えることができます。
解体工事では、騒音やホコリだけでなく、工事車両の通行が原因で近隣トラブルに発展するケースが少なくありません。特に住宅街では、普段通らない大型車両への不安を感じる住民の方もいます。同社のように、工事現場の周辺だけでなく、車両が通行するルート上の住民にも事前に挨拶と説明を行うことは、こうしたトラブルを未然に防ぐ上で参考になります。事前に丁寧な説明があることで、近隣の方々の理解も得やすくなるため、施主にとっては工事期間中の精神的な負担を軽くすることにつながるでしょう。
- 施主が納得するまでの入念なヒアリング
- 工事車両の通行ルートまで含めた近隣への事前説明
- 不用品買取による解体費用の値引きサービス
株式会社オーシャン
株式会社オーシャンは、名古屋市南区を拠点に外壁塗装や内装リフォームを手掛ける会社です。本業で建物の構造に関する知識があるため、解体工事においても建物の状態を正確に把握した上での施工が可能です。ホテル(「岐阜県岐南町ホテル」)やビルなどの大規模な修繕工事も手掛けており、その経験は個人住宅の解体にも活かされています。工事後のアフターフォロー体制も整っているため、解体からその後のリフォームや新築まで、一貫して任せることができます。
リフォーム会社が解体を手掛ける場合、「壊した後のこと」を見据えて工事を進めてくれる点が参考になります。例えば、解体後に新しく家を建てるなら、次の工事がしやすいように整地してくれます。株式会社オーシャンのように、普段から塗装や防水、内装工事で建物の状態を見ている会社は、どの部分が傷みやすいか、構造的にどこが重要かをよく理解しています。その知識や経験は、隣の家と近い場所での解体など、慎重な作業が求められる場面で特に役立つでしょう。
- 外壁塗装・リフォームから解体まで一括対応
- ホテルやビルなどの大規模修繕工事の実績
- 工事後のアフターフォロー体制
久野工務店株式会社
久野工務店株式会社は、名古屋市南区で創業してから110年以上、5代にわたって事業を続けている工務店です。新築や大規模なリフォームだけでなく、水回りの修理など細かな相談にも対応しています。社内には大工歴35年以上の職人をはじめ、一級建築士などの国家資格を持つ専門家が在籍。解体工事の専門業者ではありませんが、建物の構造を熟知しているため、建て替えを前提とした解体も安心して任せられます。解体後の新築や外構工事まで、一貫して依頼することが可能です。
110年以上、同じ地域で工務店を続けてきたという事実は、業者選びの参考になります。長く事業を継続できている背景には、その土地の気候や地盤の特性を理解した上で、多くの住宅を手掛けてきた経験があると考えられます。建て替えを前提とした解体工事の場合、建物の構造を理解している業者に任せるメリットは大きいでしょう。どこまで解体すれば次の建築がスムーズに進むか、土地をどのように整地すればよいかなど、先を見越した計画が立てやすくなります。解体から新築まで一貫して相談できるため、全体の工程をスムーズに進めたい場合に適した選択肢の一つです。
- 創業110年以上、名古屋市南区で5代続く実績
- 大工歴35年以上の職人や一級建築士が在籍
- 解体から新築・リフォームまで一貫して対応可能
株式会社享和築炉
株式会社享和築炉は、一般的な建物の解体ではなく、工業炉の施工からメンテナンス、解体までを専門に手掛ける企業です。主な対象は、製鉄所の高炉やごみ焼却場といった、高温の環境下で使用される特殊な設備になります。製鉄所向けの築炉(炉を建設する工事)では国内でトップクラスの実績があり、熱処理炉の分野でも高いシェアを持っています。そのため、大手メーカーとの取引実績も豊富です。こうした実績は、同社が持つ専門技術の高さを示していると判断できます。
同社が扱う工業炉の解体は、私たちが普段目にする建物の解体とは求められる技術が異なります。数百度から千度を超える高温に耐える炉を安全に解体・補修するには、その構造を熟知している必要があります。このような技術は、日本の鉄鋼業などを支える重要な役割を担っています。一般の方が直接工事を依頼する機会はほとんどありませんが、国内の産業基盤を支える専門的な企業があることを知っておくと、社会への理解が深まるかもしれません。
- 製鉄所やごみ焼却場で使われる工業炉の施工・解体に特化
- 製鉄所向け築炉の分野で国内トップクラスの実績
- 高温環境下での作業に対応する専門的な技術
株式会社ic
株式会社icは、問い合わせから現地調査、実際の工事、廃棄物の処理まで、すべての工程を自社のスタッフで対応しています。間に下請け業者を挟まないため、中間マージンなどの費用がかかりません。また、依頼者の要望が現場で作業する職人に直接伝わりやすく、認識のズレが起こりにくいのも特徴です。工事の責任者が明確であるため、万が一何か問題が起きた際にも迅速な対応が期待できます。
解体業者を選ぶ際、「自社施工」かどうかは重要な判断基準になります。工事を下請け業者に任せる会社の場合、依頼者と現場の間に別の会社が入るため、話がうまく伝わらなかったり、責任の所在が分かりにくくなったりすることがあります。その点、株式会社icのようにすべての工程を自社で管理する体制は、依頼者にとって安心材料の一つと言えるでしょう。担当者と直接話せるため意思疎通がスムーズで、費用面でも中間マージンが発生しないという利点があります。
- 下請け業者を使わない一貫した自社施工
- 中間マージンを省いた直接契約の費用体系
- 自社の職人による施工と直接のコミュニケーション
名古屋市南区の解体業者が見つかりませんでした。
業者選びの「5つのポイント」と合わせて確認!よくある質問Q&A
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
-
「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
-
それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
-
いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
-
相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
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いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。




公共工事を継続的に受注しているという点は、業者の信頼性を判断する上での参考になります。自治体が工事を発注する場合、技術力はもちろん、安全管理体制が整っているか、会社の経営は安定しているかといった点まで審査されるのが一般的です。こうした基準をクリアできる業者は、法令遵守に対する意識も高いと考えられます。日頃から公共のインフラを扱う業者であれば、一般の解体工事においても丁寧な対応が期待できるでしょう。