愛知県名古屋市中区の解体業者一覧54社
名古屋市中区の解体業者をお探しの方へ。
「スッキリ解体」が、名古屋市中区に所在する54社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
このページでは、まず優良な解体業者の選び方を解説し、その後に「名古屋市中区の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
優良な解体業者の選び方【5つのポイント】
安心して依頼できる解体業者を選ぶ際にチェックするべき 5つのポイントをご紹介します。
基準1:建設業許可の保有・解体工事業の登録がされていること
解体工事を行うためには、「建設業許可」の保有または「解体工事業の登録」のいずれかが必要です。 許可・登録がない状態で解体工事を行うことは違法行為にあたるため、必ずどちらかを保有・登録している業者を選びましょう。
- 建設業許可(解体工事業)
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解体工事においては1件の請負金額が 500万円以上(税込)の工事を行う場合に必要となる許可。
- 解体工事業の登録
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解体工事を請け負うための登録。ただし1件の請負金額が 500万円未満(税込)の工事のみ請け負える。
解体工事を請け負う業者が無許可だと判明した場合、建設業法違反により 工事中止命令や、 営業停止処分が下されることがあります。その場合、解体工事の予定は大幅に遅れ、費用も時間も余計にかかってしまうことになりかねません。
また、コンプライアンス意識や技術力の不足により 「不法投棄・現場での事故」を起こす可能性もあります。業者が許可の保有・登録を行っているかは事前に必ず確認しましょう。
基準2:産業廃棄物収集運搬業許可を保有していること
産業廃棄物を収集運搬する資格である 「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得するには、指定の講習や経営状況などの要件をクリアする必要があるため、 会社としての信頼の裏付けになります。
- 運搬車両・車両保管の要件
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廃棄物の種類に応じて、飛散や流出を防ぐ構造であることが求められます(土砂を運ぶダンプにシートをかけられる、液体を運ぶタンクローリーに漏洩防止措置があるなど)。また、運搬車両を適切に保管できる駐車場を確保しなければいけません。
- 講習会の修了
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日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)が実施する「産業廃棄物収集・運搬課程」の講習会を受講し、試験に合格して修了証を取得している必要があります。つまり「 収取運搬に必要な知識を習得しているか」が求められます。
- 利益・債務超過の要件
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直近3年間の決算書において、経常利益や当期純利益がマイナスでないことや、貸借対照表において負債総額が資産総額を上回る「債務超過」の状態でないことが原則です。つまり 「経営的に安定しているか」が審査されます。
- 事業内容の明確化
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取り扱う産業廃棄物の種類、運搬方法や使用する車両、適正な処理ルートなどを明確化する義務があります。廃棄物をどこからどこへ、どのように運ぶかを決定します。つまり「 廃棄物を適切に処理することの証明」をしなくてはいけません。
また、産業廃棄物収集運搬許可を持っていることで、 解体業者にとって最適なルートでゴミを処分できるというメリットもあります。処分を外部に委託するケースと比べて費用を抑えやすい傾向があります。
運営者 稲垣
廃棄物の処分費用は一律ではなく、処分場によって変動があります。木材はAの処分場、鉄くずはBの処分場へ持ち運ぶなどして、処分コストを抑える工夫をしている業者もいるため、自社で許可を保有していることが望ましいと言えます。
基準3:過去に違反歴がないこと
解体業者が違法工事や不法投棄を行うと違反歴がつきます。 創業 し て から違反歴が一切ないことも信頼の証です。
違反歴を依頼者自身で確認する場合は、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」や、産業廃棄物処理事業振興財団の「許可取消処分情報」で検索できます。
違反歴があるからといって必ずしも危険な業者とは限りませんが、 安全意識の高さを判断する基準としては有効です。
基準4:自社でホームページを保有していること
解体業者が自社でホームページを保有していると、様々な情報を調べられます。
一般的には「会社概要」「事業案内」「施工実績」「経営理念」「設備・施設案内」「スタッフ紹介」「保有資格」「企業の強み」「お客様の声」「ブログ・SNS」などが掲載されています。
中には、 施工実績を写真つきで公開している解体業者や、 明瞭な料金体系を掲載している業者も存在します。「ホームページにどんなことが書いてあるか」を比較し、業者の信頼度を見極めましょう。
運営者 稲垣
詳細で具体的な公開情報は、お客様に隠しごとをしないという誠意の証でもあります。
また、優良な解体業者は普段から工事の経過を写真に収めています。それにより 作業
の正当性や透明性を証明しているため、詳細な現場の写真を公開できること自体も信頼に繋がります。
基準5:公共工事を請け負った経験があること
国や地方自治体から発注される公共工事を請け負っていることも、信頼性を判断する1つの基準となります。
公共工事とは「水道・道路・鉄道・ダム・公園・学校」などを対象にした、社会基盤に携わる工事を指します。公共工事を請け負うためにはいくつか条件があり、それらを満たすことで信頼性の裏付けになります。
- 経営事項審査
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公共工事の入札に参加するには経営事項審査を受ける必要があります。この審査では企業の経営状況、技術力、社会性、過去の実績など様々な観点から企業の実力が審査されます。公共工事を請け負えるのは、 企業の経営基盤や技術力が一定水準以上である証です。
- 入札・契約制度
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一般競争入札が採用されることが多く、価格だけでなく技術提案も含めた総合的な評価によって発注先を決定します。これにより、安かろう悪かろうの業者は排除され、 技術力や実績のある優良な業者が選ばれやすいと言えます。
- 履行保証制度
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万が一、業者が倒産したり、自己都合で工事を放棄したりした場合に備えて、契約保証金や履行保証保険への加入が義務付けられています。これにより工事が中断しても保証機関が代替業者を探すなどして、 工事の完成が保証されます。
運営者 稲垣
公共工事は審査と入札によって、工事品質の低い業者が簡単に請け負えないようなシステムになっています。公共工事の実績はホームページで公開している場合も多いので、依頼前に確認しておきましょう。
以下の記事ではさらに網羅的な業者の選び方を紹介しています。「どうしてそれが優良業者の裏付けになるのか」といった、 各基準における専門家の詳細な解説が読めますのでぜひご確認ください。
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
調査項目(全50項目)を見る
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
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名古屋市中区の解体業者一覧
名古屋市中区の解体業者、全54社をご紹介します。
株式会社章栄
株式会社章栄は、解体で出た廃棄物を自社で処理できる「SRC処分場」を保有しています。これにより、解体から中間処理までを一貫して自社の管理下で行うことが可能です。外部の業者に委託する必要がないため、コストや工期の面で施主の負担を軽減できる可能性があります。同社のウェブサイトでは、「日本国土開発工業技術センター(15000坪)」や沖縄の「那覇ふ頭」といった、全国の大型案件を手掛けた実績を確認できます。
- 自社処分場(SRC処分場)で解体から中間処理まで一貫対応
- 全国の大型施設や港湾施設の解体実績
- 自社一貫型でコストカットできる可能性あり
エヌビーエス株式会社
エヌビーエス株式会社は、商業施設やオフィスビルの管理を主な事業とする会社です。ビル管理の経験から、解体工事を「次の施設を利用する人」の視点で計画することを得意としています。解体計画から工事、そして新築後の清掃・警備・設備管理といった施設運営まで、すべてを一つの窓口で対応できるのが特徴です。そのため、発注者は複数の業者とやり取りする手間を省くことができます。従業員は2,100名以上で、大規模な工事を元請けとして受注できる「特定建設業許可」も取得しているため、大型のプロジェクトも安心して相談できる体制が整っています。
ビル管理会社が解体を手掛ける、という点は一つの判断材料になります。単に建物を壊すだけでなく、解体後の新しい施設を誰がどのように使うかまで考えて計画を立てられるためです。例えば商業施設の場合、工事中も周囲の店舗が営業しやすいように配慮したり、新しい施設がオープンした後の人の流れや清掃のしやすさまで考慮した提案が期待できます。解体後の事業計画が具体的に決まっているプロジェクトでは、特に相談しやすい相手と考えられます。
- ビル管理の経験に基づく利用者視点の計画提案
- 解体から新施設の清掃・警備・設備管理まで一貫対応
- 従業員2,100名以上、全国をカバーする企業規模
株式会社エコプライム(旧社名:株式会社一件落着)
株式会社エコプライムは、解体工事から遺品整理、不動産売却までを自社で一貫して手掛けています。そのため、相続した空き家の解体と、その後の土地の売却などをまとめて一つの窓口に相談できます。各工程で別の業者を探す手間が省け、余計な中間費用も発生しません。大手ハウスメーカーからの依頼実績もあり、年中無休で相談を受け付けている点も特徴です。
解体業者を選ぶとき、その後の土地活用まで相談できるかは一つの判断基準になります。エコプライムは不動産業も営んでいるため、「この土地をどうすれば高く売れるか」という視点で解体プランを提案できるのが特徴です。例えば、解体前に測量を行って隣地との境界を確定させるなど、売却時に買い手がつきやすくなるような準備を工事と並行して進められます。解体後の土地を売却する予定がある場合は、こうした不動産の専門知識を持つ業者に相談すると安心でしょう。
- 解体から不動産売却まで自社で一貫して対応
- 宅地建物取引業や古物商など複数の許認可を保有
- 愛知県に特化した地域密着型、年中無休の相談窓口
sixth sense株式会社
sixth sense株式会社は、解体から造成、外構工事までを一貫して行う体制を整えています。通常、複数の業者に依頼する場合に起こりがちな、業者間の連携不足による工期の遅れや、余分な中間マージンの発生といった問題を避けやすいのが特徴です。特に、愛知・岐阜・三重の3県で産業廃棄物収集運搬業の許可を取得しているため、工事で発生した廃棄物の処理までまとめて任せられます。依頼者にとっては、業者を探す手間が省け、費用面での負担も軽減されることにつながります。
同社に依頼するメリットの一つは、費用の内訳が分かりやすい点です。解体から造成、廃棄物の運搬までを一つの会社が行うため、外注に伴う中間マージンが発生しません。工事の窓口が一本化される利便性に加え、費用構造がシンプルになる点は注目すべきです。また、解体で出た廃棄物がどのように処分されるかまで一貫して管理されるため、依頼者にとっては安心できるポイントになります。
- 解体から造成、外構工事までの一貫施工
- 愛知・岐阜・三重における産業廃棄物収集運搬業許可の取得
- 建設リサイクル法など各種行政手続きの代行
水野建設株式会社
水野建設株式会社は、明治40年創業の総合建設業者です。国土交通省や名古屋市といった官公庁の公共事業を中心に、長年にわたり地域の社会基盤整備に携わってきました。その技術力は公にも評価されており、国土交通省から2年連続で「工事成績優秀企業」として認定されています。公共事業で求められる高いレベルの安全管理体制で工事を進めるため、安心して依頼できる業者を探している方にとって、有力な選択肢の一つです。
個人の住宅解体を専門にしているわけではありませんが、注目すべきは公共工事の実績です。道路や河川といった公共の工事では、個人の工事以上に厳しい安全基準や、周辺環境への配慮が求められます。そうした現場で培われた丁寧な工事の進め方や管理体制が、個人宅の解体にも活かされる点は大きな特徴です。特に、工事の質や安全性を重視したい方にとって、同社の持つ組織力と実績は安心材料になるでしょう。
- 明治40年創業 100年以上の業歴を持つ総合建設業者
- 国土交通省や愛知県など公共事業の施工実績が中心
- 2年連続で「工事成績優秀企業」に認定された実績
株式会社トーエネックサービス
株式会社トーエネックサービスは、中部電力グループ「トーエネック」の子会社です。長年にわたり電力という社会インフラ関連の工事を手掛けてきたため、そこで求められる厳しい安全管理のノウハウを解体工事にも活かしている点が特徴です。PCB・アスベスト・ダイオキシンといった有害物質については、事前の調査から拡散防止措置、除去まで一貫して対応しています。特に工場やプラントなど、特殊な建物の解体を得意としており、従業員841名という企業規模を活かして大規模な工事にも対応可能です。
中部電力グループの一員であるという点は、業者選定の際に一つの参考になります。電力施設は少しのミスも許されないため、そこで行われる工事の安全基準は非常に厳しいものです。その現場で培われた安全管理の考え方が、解体工事にも適用されているのであれば、安心して任せやすいでしょう。また、企業として有害物質の適正処理を明確にしている点や、万が一の事故が起きた際の対応力・補償能力を考えた場合、企業の規模や体力も安心材料の一つになります。個人では対応が難しいリスクを考慮するなら、こうした大企業の安定感は大きなメリットと言えます。
- 中部電力グループ「トーエネック」の子会社という安定基盤
- 電力施設の工事で培われた水準の高い安全管理体制
- PCBやアスベストなど有害物質の調査から除去まで対応
日新建設有限会社
日新建設有限会社は、木造家屋から鉄筋コンクリートのビルまで、さまざまな建物の解体工事に対応しています。大きな特徴は、解体工事だけでなく、室内の不用品回収や遺品整理も一括して依頼できる点です。これにより、依頼者は解体と片付けを別々の業者に頼む手間を省くことができます。また、アスベスト対策の専門家も在籍しているため、建物の状況に応じた安全な工事について相談しやすい体制が整っています。対応エリアは愛知・岐阜・三重の東海3県です。
解体工事の依頼には、相続が関係するケースも少なくありません。その際、依頼者の負担になりやすいのが、故人の思い出が詰まった品の整理です。時間的にも精神的にも大変な作業になることがあります。日新建設有限会社のように、専門的な配慮が必要な遺品整理までまとめて引き受けてくれる業者は、心強い存在です。解体という物理的な作業だけでなく、それに付随する負担まで軽くしてくれるという点は、業者を選ぶ上で参考になるポイントです。
- 不用品回収から遺品整理までワンストップで対応
- 問い合わせから工事完了までの迅速な対応
- 東海3県(愛知・岐阜・三重)での工事に対応
株式会社クルーズ
株式会社クルーズは、解体専門の業者ではなく、不動産の管理や仲介を主な事業としています。管理物件の入居率は96.4%を維持しており、これは物件の価値を保つための知識や経験が豊富であることの現れです。同社では解体工事を土地活用の選択肢の一つと位置づけているため、解体後の土地売却やアパート経営といった具体的な活用方法まで見据えて相談することができます。
解体後の土地をどう活用するか具体的に決まっていない場合は、不動産管理を専門とする同社のような会社に相談するのも一つの方法です。例えば、土地を売るのか、アパートを建てるのかによって、最適な解体の時期や業者の選び方も変わることがあります。解体だけでなく、その後の計画まで含めて相談することで、より納得のいく選択をしやすくなるでしょう。
- 入居率96.4%の実績を持つ不動産管理・仲介事業
- 賃貸管理から売買、土地活用まで幅広く対応
- 解体や廃棄物処理の管理・監督も一括で依頼可能
株式会社ティーファス
株式会社ティーファスは、旧東海銀行の設備管理部門を母体とする会社です。そのため、金融機関のような高いセキュリティレベルが求められる環境での施工管理に慣れています。オフィスや店舗の内装解体・原状回復工事では、他のテナントが稼働しているビル内で作業することも少なくありません。同社は、発注者の事業活動への影響を抑えるための、細やかな工程管理を得意としています。
オフィスや店舗の内装解体では、他のテナントが営業している中で工事を進める場面がよくあります。そのため、工事中でも事業を止めない計画性や、部外者を立ち入らせないセキュリティ管理が重要になります。その点で、金融機関での施工実績は一つの判断材料になるでしょう。銀行の設備を管理するには、業務に支障が出ないよう時間を厳守し、厳しい入退室管理のルールに従う必要があります。そうした環境で培われた経験は、一般的なオフィスビルの工事においても、安心して業務を任せられる信頼につながります。
- 旧東海銀行の設備管理部門が母体
- 事業継続に配慮したプロジェクト管理
- テナント稼働中のビルでの工程・セキュリティ管理実績
株式会社川商
株式会社川商は、解体工事に伴うアスベストやダイオキシンなど、有害物質の除去を専門とする業者です。特徴は、超高圧水でアスベストを剥がし取る「ウォータージェット工法」を採用している点です。この工法は、粉塵の飛散を抑えられるため、作業員だけでなく近隣の安全にも配慮が必要な現場で有効です。実際に「南山学園国際高等中学校(20,370m²)」といった大規模な施設での除去実績もあります。事前調査から除去、最終処分までを一貫して管理しているため、責任の所在が明確です。
アスベスト除去を依頼する際、業者の技術力を判断するのは簡単ではありません。その点で、具体的な施工実績を面積と共に公開しているかどうかは、一つの判断材料になります。株式会社川商は「南山学園」での実績を公開しており、これは技術力を判断する上で参考になる情報です。特に、粉塵が飛び散りにくい「ウォータージェット工法」を採用している点は、依頼主だけでなく近隣への配慮を重視する方にとって、安心して工事を任せやすいポイントと言えるでしょう。
- アスベスト・ダイオキシンなど有害物質の除去に特化
- 粉塵飛散リスクの低い「ウォータージェット工法」を採用
- 南山学園(20,370m²)など大規模施設の除去実績
名古屋市中区の解体業者が見つかりませんでした。
業者選びの「5つのポイント」と合わせて確認!よくある質問Q&A
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
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「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
-
それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
-
いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
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相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
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いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。




解体工事で出た廃棄物がその後どう処理されるのか、施主が最後まで見届けるのは簡単ではありません。その点、株式会社章栄のように自社で中間処理施設を持っている業者は、廃棄物の流れを自社で管理できるのが特徴です。外部に委託しない分、不法投棄のようなトラブルに施主が巻き込まれるリスクを低く抑えることができます。法令順守が厳しく問われる現在、廃棄物処理の工程が明確であることは、安心して工事を任せるための判断材料になるでしょう。