愛知県名古屋市の解体業者一覧584社 | 36ページ目
名古屋市の解体業者をお探しの方へ。
「スッキリ解体」が、名古屋市に所在する584社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
このページでは、まず優良な解体業者の選び方を解説し、その後に「名古屋市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
名古屋市の解体費用相場
| 建物構造 | 坪単価あたりの解体費用 | 価格幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 31,200円 | 25,100~29,100円 |
| 鉄骨造 | 34,900円 | 25,000~85,000円 |
| RC造 | 71,900円 | 48,000~120,000円 |
| 内装解体 | 27,600円 | 15,000~80,000円 |
※費用相場データは、一般社団法人あんしん解体業者認定協会の提供データをもとに、スッキリ解体が独自に分析・算出したものです。
優良な解体業者の選び方【5つのポイント】
安心して依頼できる解体業者を選ぶ際にチェックするべき 5つのポイントをご紹介します。
基準1:建設業許可の保有・解体工事業の登録がされていること
解体工事を行うためには、「建設業許可」の保有または「解体工事業の登録」のいずれかが必要です。 許可・登録がない状態で解体工事を行うことは違法行為にあたるため、必ずどちらかを保有・登録している業者を選びましょう。
- 建設業許可(解体工事業)
-
解体工事においては1件の請負金額が 500万円以上(税込)の工事を行う場合に必要となる許可。
- 解体工事業の登録
-
解体工事を請け負うための登録。ただし1件の請負金額が 500万円未満(税込)の工事のみ請け負える。
解体工事を請け負う業者が無許可だと判明した場合、建設業法違反により 工事中止命令や、 営業停止処分が下されることがあります。その場合、解体工事の予定は大幅に遅れ、費用も時間も余計にかかってしまうことになりかねません。
また、コンプライアンス意識や技術力の不足により 「不法投棄・現場での事故」を起こす可能性もあります。業者が許可の保有・登録を行っているかは事前に必ず確認しましょう。
基準2:産業廃棄物収集運搬業許可を保有していること
産業廃棄物を収集運搬する資格である 「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得するには、指定の講習や経営状況などの要件をクリアする必要があるため、 会社としての信頼の裏付けになります。
- 運搬車両・車両保管の要件
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廃棄物の種類に応じて、飛散や流出を防ぐ構造であることが求められます(土砂を運ぶダンプにシートをかけられる、液体を運ぶタンクローリーに漏洩防止措置があるなど)。また、運搬車両を適切に保管できる駐車場を確保しなければいけません。
- 講習会の修了
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日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)が実施する「産業廃棄物収集・運搬課程」の講習会を受講し、試験に合格して修了証を取得している必要があります。つまり「 収取運搬に必要な知識を習得しているか」が求められます。
- 利益・債務超過の要件
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直近3年間の決算書において、経常利益や当期純利益がマイナスでないことや、貸借対照表において負債総額が資産総額を上回る「債務超過」の状態でないことが原則です。つまり 「経営的に安定しているか」が審査されます。
- 事業内容の明確化
-
取り扱う産業廃棄物の種類、運搬方法や使用する車両、適正な処理ルートなどを明確化する義務があります。廃棄物をどこからどこへ、どのように運ぶかを決定します。つまり「 廃棄物を適切に処理することの証明」をしなくてはいけません。
また、産業廃棄物収集運搬許可を持っていることで、 解体業者にとって最適なルートでゴミを処分できるというメリットもあります。処分を外部に委託するケースと比べて費用を抑えやすい傾向があります。
運営者 稲垣
廃棄物の処分費用は一律ではなく、処分場によって変動があります。木材はAの処分場、鉄くずはBの処分場へ持ち運ぶなどして、処分コストを抑える工夫をしている業者もいるため、自社で許可を保有していることが望ましいと言えます。
基準3:過去に違反歴がないこと
解体業者が違法工事や不法投棄を行うと違反歴がつきます。 創業 し て から違反歴が一切ないことも信頼の証です。
違反歴を依頼者自身で確認する場合は、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」や、産業廃棄物処理事業振興財団の「許可取消処分情報」で検索できます。
違反歴があるからといって必ずしも危険な業者とは限りませんが、 安全意識の高さを判断する基準としては有効です。
基準4:自社でホームページを保有していること
解体業者が自社でホームページを保有していると、様々な情報を調べられます。
一般的には「会社概要」「事業案内」「施工実績」「経営理念」「設備・施設案内」「スタッフ紹介」「保有資格」「企業の強み」「お客様の声」「ブログ・SNS」などが掲載されています。
中には、 施工実績を写真つきで公開している解体業者や、 明瞭な料金体系を掲載している業者も存在します。「ホームページにどんなことが書いてあるか」を比較し、業者の信頼度を見極めましょう。
運営者 稲垣
詳細で具体的な公開情報は、お客様に隠しごとをしないという誠意の証でもあります。
また、優良な解体業者は普段から工事の経過を写真に収めています。それにより 作業
の正当性や透明性を証明しているため、詳細な現場の写真を公開できること自体も信頼に繋がります。
基準5:公共工事を請け負った経験があること
国や地方自治体から発注される公共工事を請け負っていることも、信頼性を判断する1つの基準となります。
公共工事とは「水道・道路・鉄道・ダム・公園・学校」などを対象にした、社会基盤に携わる工事を指します。公共工事を請け負うためにはいくつか条件があり、それらを満たすことで信頼性の裏付けになります。
- 経営事項審査
-
公共工事の入札に参加するには経営事項審査を受ける必要があります。この審査では企業の経営状況、技術力、社会性、過去の実績など様々な観点から企業の実力が審査されます。公共工事を請け負えるのは、 企業の経営基盤や技術力が一定水準以上である証です。
- 入札・契約制度
-
一般競争入札が採用されることが多く、価格だけでなく技術提案も含めた総合的な評価によって発注先を決定します。これにより、安かろう悪かろうの業者は排除され、 技術力や実績のある優良な業者が選ばれやすいと言えます。
- 履行保証制度
-
万が一、業者が倒産したり、自己都合で工事を放棄したりした場合に備えて、契約保証金や履行保証保険への加入が義務付けられています。これにより工事が中断しても保証機関が代替業者を探すなどして、 工事の完成が保証されます。
運営者 稲垣
公共工事は審査と入札によって、工事品質の低い業者が簡単に請け負えないようなシステムになっています。公共工事の実績はホームページで公開している場合も多いので、依頼前に確認しておきましょう。
以下の記事ではさらに網羅的な業者の選び方を紹介しています。「どうしてそれが優良業者の裏付けになるのか」といった、 各基準における専門家の詳細な解説が読めますのでぜひご確認ください。
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
調査項目(全50項目)を見る
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
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名古屋市の解体業者一覧
名古屋市の解体業者、全584社をご紹介します。
株式会社周栄工業
株式会社周栄工業は、解体で出た廃棄物の100%リサイクルを目標に掲げている会社です。解体工事だけでなく、その後の再資源化までを自社で一貫して手掛けています。土木建設業の経験も活かし、一般的な家屋解体から専門的なアスベスト除去まで幅広く対応しています。愛知県に拠点を置きながら、全国からの依頼も受け付けています。環境への配慮を大切にしたい方にとって、相談しやすい業者の一つです。
- 廃棄物の100%リサイクルを目指す循環プロセス
- 土木、解体、アスベスト除去、再資源化までの一貫対応
- 愛知県を拠点に全国の工事に対応可能
有限会社宮村興業
有限会社宮村興業は、解体工事の土台となる足場の設置を自社で専門に行っている会社です。多くの解体業者が足場工事を外部の専門業者に委託しますが、同社はこれを内製化しています。これにより、外注にかかる中間コストを削減できるだけでなく、工期の短縮にもつながります。足場の専門チームが現場を直接管理するため、安全管理の面でも安心して任せられます。建物全体の解体工事から、テナントの退去に伴う内装解体・原状回復まで一貫して請け負っています。
解体現場の安全性は、作業員が使う足場の品質に大きく影響されます。その足場工事を外注せず、自社で一貫して管理している点は、業者選びの参考になります。足場を組む段階から解体の工程までを同じ会社が担うことで、チーム間の連携が取りやすくなります。結果として、作業の無駄が減って工期がスムーズに進みやすくなるでしょう。また、安全管理の責任の所在がはっきりする点も、依頼する側にとっては安心材料の一つです。
- 解体工事に必須の足場設置を自社で一貫対応
- 外注費(中間マージン)を削減し、工期短縮にも貢献
- 建物の解体から店舗の内装解体、原状回復まで対応
株式会社正栄工務店
株式会社正栄工務店は、宮大工の技術を継承する職人が在籍する工務店です。木造建築の構造を熟知しており、普段は古民家再生やリフォームなどを手掛けています。解体工事を専門とする業者ではありませんが、建て替えや大規模リフォームを検討している場合には、次の建築を見据えた解体計画を相談できます。
建て替えを前提に解体を考えるなら、建築を手掛ける工務店に相談するのも一つの方法です。解体の段階で基礎の状態をどう判断するか、あるいはどの部材を残せるかといった点は、次の建築に大きく影響します。新築やリフォームを本業とする工務店であれば、解体から建築まで一貫した視点で作業を進めてくれるため、特に木造住宅の建て替えを予定している方にとっては、心強い相談相手になるかもしれません。
- 高度な木工技術を持つ宮大工が在籍
- 古民家再生や断熱改修といったリフォーム事業が主体
- 建て替えを前提とした、建物の構造を考慮した解体計画
大宗建設株式会社
大宗建設株式会社は、道路工事を主な事業とする建設会社です。そのため、土地の造成や駐車場づくりといった土木工事の経験も豊富です。建物を解体した後の土地活用までを考えている場合、解体から造成まで一貫して相談できます。同社は「安全、確実」な作業を方針としており、着実な工事が期待できます。
解体と土地の造成を別々の業者に依頼すると、工事間の連携がうまくいかないことがあります。例えば、解体後の整地の仕方が、後の駐車場づくりの計画と合わないといったケースです。その点、もともと道路工事など土木を専門とする同社は、土地の勾配や地盤の状態をふまえて解体計画を立てることができます。後の利用方法を見すえた上で解体を進めてくれるため、造成工事もスムーズに進みやすいでしょう。解体後の土地活用を具体的に決めている方にとって、心強い選択肢の一つになります。
- 道路工事を主事業とする建設会社
- 「安全、確実」な作業を企業方針として掲げる
- 解体後の土地造成や駐車場整備も一貫して請け負う
株式会社山徳
株式会社山徳は、東日本大震災や能登半島地震の復旧工事などに携わってきた企業です。災害現場のような、常に状況が変化し、マニュアル通りには進まない環境での作業経験が豊富にあります。そのため、通常の解体工事で発生しうる予期せぬトラブルに対しても、冷静かつ迅速な対応が期待できます。特に、重機が入りにくい場所や隣家との距離が近い現場など、慎重な作業が求められる工事において、その経験が活かされます。
解体工事では、図面にない地中の障害物が見つかるなど、想定外の事態が起こることがあります。災害復旧の現場は、そうした予測不能な状況に、その場で判断を下しながら対応していく作業の連続です。マニュアル通りに進まない現場を数多く経験していることは、いざという時の判断力や対応の速さに繋がります。万が一のトラブルが起きても、落ち着いて対処してくれる業者に任せたいと考えるなら、こうした経験は一つの判断材料になるでしょう。
- 東日本大震災や能登半島地震など災害復旧工事の実績
- 災害現場で培われた機動力と現場対応力
- 重機が入りにくい難所や緊急性が高い工事への対応
株式会社コーケン
株式会社コーケンは、建設・土木・解体の現場に技術者を派遣する「建築アシスト業務」を主な事業としています。在籍する職人には業界経験10年以上の者も多く、人手が不足している現場や、専門的な技術が求められる場面で力を発揮します。解体工事業の許可も保有しているため、技術者の派遣だけでなく、会社として直接工事を請け負うことも可能です。
この会社は、一般の方から直接依頼を受けるというよりは、他の建設会社や工務店をサポートする事業が中心です。建設現場では、プロジェクトの特定の期間だけ、特別な技能を持つ職人が必要になることがあります。そうした場合に、経験豊富な人材を必要な期間だけ確保できるのは、工事を計画通りに進める上で大きな助けになるでしょう。社会保険への加入など、コンプライアンスを遵守している点も、発注側の企業にとっては安心して仕事を依頼できるポイントになります。
- 建設現場への技術者派遣を行う「建築アシスト業務」が主体
- 業界歴10年以上の職人が多数在籍
- 解体工事業の許可を保有し直接の工事請負も可能
株式会社オーシャン
株式会社オーシャンは、名古屋市南区を拠点に外壁塗装や内装リフォームを手掛ける会社です。本業で建物の構造に関する知識があるため、解体工事においても建物の状態を正確に把握した上での施工が可能です。ホテル(「岐阜県岐南町ホテル」)やビルなどの大規模な修繕工事も手掛けており、その経験は個人住宅の解体にも活かされています。工事後のアフターフォロー体制も整っているため、解体からその後のリフォームや新築まで、一貫して任せることができます。
リフォーム会社が解体を手掛ける場合、「壊した後のこと」を見据えて工事を進めてくれる点が参考になります。例えば、解体後に新しく家を建てるなら、次の工事がしやすいように整地してくれます。株式会社オーシャンのように、普段から塗装や防水、内装工事で建物の状態を見ている会社は、どの部分が傷みやすいか、構造的にどこが重要かをよく理解しています。その知識や経験は、隣の家と近い場所での解体など、慎重な作業が求められる場面で特に役立つでしょう。
- 外壁塗装・リフォームから解体まで一括対応
- ホテルやビルなどの大規模修繕工事の実績
- 工事後のアフターフォロー体制
株式会社田中荘介商店
株式会社田中荘介商店は、一般的なビル解体のほかに、「ワイヤーソー」を用いた特殊な工法にも対応しています。有害物質の除去も手掛けており、専門性が求められる工事も依頼可能です。ウェブサイトでは、過去の工事事例として市街地でのビルの階上解体などが紹介されており、どのような条件下で工事を行ってきたかを確認できます。現場ごとに適した工法を提案しているため、重機が入れない場所や、騒音を抑えたいといった要望がある場合も相談しやすいでしょう。
解体工事は重機で「壊す」のが一般的ですが、この会社はワイヤーソーでコンクリートを「切る」特殊な技術を持っています。この工法の利点は、騒音や振動を大きく抑えられることです。そのため、近隣への配慮が特に必要な市街地での工事に向いています。また、建物の一部だけを精密に取り壊したい場合にも有効です。このように、現場の状況に合わせて様々な工法から最適なものを提案できる点は、業者選びの参考になります。難しい工事の実績が多いことは、提案した計画を最後までやり遂げる技術力の目安となるでしょう。
- ワイヤーソーなど特殊な工法での解体
- 市街地のビルや大規模プラントなどの工事実績
- 現場の状況に合わせた解体方法の提案
株式会社NKGアソシエ
ビルの大規模修繕、個人の住宅リノベーション、オーダー家具の製作などを手掛ける総合建築業者です。計画から設計、施工、そして引き渡し後のメンテナンスまで、すべての工程を自社で一貫して管理しています。そのため、依頼主が複数の業者とやり取りする手間を省ける点が特徴です。また、省エネルギー住宅の基準である「ZEH builder」に登録しており、環境性能を重視した住宅づくりにも対応しています。施工事例は同社のInstagramなどで公開されているため、デザインや仕上がりを具体的に確認することができます。
大規模修繕からオーダー家具まで、事業範囲が広い点は業者選びの参考になります。大規模な修繕で必要とされる建物の構造に関する知識、新築で培われるデザイン力、そして家具製作で求められるミリ単位の加工技術。このように、異なる分野で得た経験が社内で共有され、一つの工事に活かされると考えられます。例えばリノベーションの際、構造の安全性を確保しつつ、設置する家具の使い勝手まで含めた設計をしてもらえるなど、細やかな提案につながりやすいでしょう。
- 計画からメンテナンスまで一貫したサポート体制
- 法人向け大規模修繕から個人向けリノベーション、家具製作まで対応
- 省エネ住宅基準「ZEH builder」登録
株式会社オー・テック
株式会社オー・テックは、総合建設業に加え、一級建築士事務所、不動産業、マンション管理業の機能も備えています。この体制により、建物を解体した後の土地活用や、マンションの管理費・修繕費の見直しといった専門的な相談にも、社内で一貫して対応することが可能です。マンション管理組合の支援では、大規模修繕の費用が妥当かを建築の専門家の視点で確認するなど、具体的なサポートを行っています。解体工事だけでなく、その後の不動産に関する様々な相談ができる点が特徴です。
解体後の土地活用について相談できる業者は多いですが、オー・テックのように一級建築士事務所、不動産会社、独立系のマンション管理会社まで自社で運営しているのは特徴的です。これは、解体後の選択肢として考えられる「新築」「売却」「賃貸」「管理」といった様々な可能性について、一つの窓口で具体的に検討できる体制が整っていることを意味します。単に建物を壊すだけでなく、その土地や資産を長期的にどう活用していくかという視点で相談したい場合に、頼りになる会社です。
- 建設・設計・不動産・マンション管理の4事業を展開
- 解体後の土地活用やマンション管理組合の運営を支援
- 特定の施工会社に偏らない中立な視点での工事業者選び
名古屋市の解体業者が見つかりませんでした。
業者選びの「5つのポイント」と合わせて確認!よくある質問Q&A
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
-
「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
-
それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
-
いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
-
相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
-
問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
-
いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。




解体工事後のリサイクルは多くの業者が行っていますが、その徹底度合いは様々です。「100%リサイクル」という目標を公に掲げるには、現場で木材やコンクリート、金属などを細かく分別し、それを管理するしっかりとした体制がなければ実現できません。廃棄物処理にまで責任を持つという姿勢は、解体工事そのものの丁寧さにもつながると考えられます。企業の環境に対する考え方を重視するなら、注目すべきポイントと言えるでしょう。