愛知県名古屋市の解体業者一覧584社 | 4ページ目
名古屋市の解体業者をお探しの方へ。
「スッキリ解体」が、名古屋市に所在する584社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
このページでは、まず優良な解体業者の選び方を解説し、その後に「名古屋市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
名古屋市の解体費用相場
| 建物構造 | 坪単価(実勢価格) | 現場状況による費用の変動幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 31,188円 | 25,135~29,104円 |
| 鉄骨造 | 34,907円 | 25,000~85,000円 |
| RC造 | 71,917円 | 48,000~120,000円 |
| 内装解体 | 27,613円 | 15,000~80,000円 |
※この費用相場データは、あんしん解体業者認定協会の提供データに基づき掲載しています。
優良な解体業者の選び方【5つのポイント】
安心して依頼できる解体業者を選ぶ際にチェックするべき 5つのポイントをご紹介します。
基準1:建設業許可の保有・解体工事業の登録がされていること
解体工事を行うためには、「建設業許可」の保有または「解体工事業の登録」のいずれかが必要です。 許可・登録がない状態で解体工事を行うことは違法行為にあたるため、必ずどちらかを保有・登録している業者を選びましょう。
- 建設業許可(解体工事業)
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解体工事においては1件の請負金額が 500万円以上(税込)の工事を行う場合に必要となる許可。
- 解体工事業の登録
-
解体工事を請け負うための登録。ただし1件の請負金額が 500万円未満(税込)の工事のみ請け負える。
解体工事を請け負う業者が無許可だと判明した場合、建設業法違反により 工事中止命令や、 営業停止処分が下されることがあります。その場合、解体工事の予定は大幅に遅れ、費用も時間も余計にかかってしまうことになりかねません。
また、コンプライアンス意識や技術力の不足により 「不法投棄・現場での事故」を起こす可能性もあります。業者が許可の保有・登録を行っているかは事前に必ず確認しましょう。
基準2:産業廃棄物収集運搬業許可を保有していること
産業廃棄物を収集運搬する資格である 「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得するには、指定の講習や経営状況などの要件をクリアする必要があるため、 会社としての信頼の裏付けになります。
- 運搬車両・車両保管の要件
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廃棄物の種類に応じて、飛散や流出を防ぐ構造であることが求められます(土砂を運ぶダンプにシートをかけられる、液体を運ぶタンクローリーに漏洩防止措置があるなど)。また、運搬車両を適切に保管できる駐車場を確保しなければいけません。
- 講習会の修了
-
日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)が実施する「産業廃棄物収集・運搬課程」の講習会を受講し、試験に合格して修了証を取得している必要があります。つまり「 収取運搬に必要な知識を習得しているか」が求められます。
- 利益・債務超過の要件
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直近3年間の決算書において、経常利益や当期純利益がマイナスでないことや、貸借対照表において負債総額が資産総額を上回る「債務超過」の状態でないことが原則です。つまり 「経営的に安定しているか」が審査されます。
- 事業内容の明確化
-
取り扱う産業廃棄物の種類、運搬方法や使用する車両、適正な処理ルートなどを明確化する義務があります。廃棄物をどこからどこへ、どのように運ぶかを決定します。つまり「 廃棄物を適切に処理することの証明」をしなくてはいけません。
また、産業廃棄物収集運搬許可を持っていることで、 解体業者にとって最適なルートでゴミを処分できるというメリットもあります。処分を外部に委託するケースと比べて費用を抑えやすい傾向があります。
運営者 稲垣
廃棄物の処分費用は一律ではなく、処分場によって変動があります。木材はAの処分場、鉄くずはBの処分場へ持ち運ぶなどして、処分コストを抑える工夫をしている業者もいるため、自社で許可を保有していることが望ましいと言えます。
基準3:過去に違反歴がないこと
解体業者が違法工事や不法投棄を行うと違反歴がつきます。 創業 し て から違反歴が一切ないことも信頼の証です。
違反歴を依頼者自身で確認する場合は、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」や、産業廃棄物処理事業振興財団の「許可取消処分情報」で検索できます。
違反歴があるからといって必ずしも危険な業者とは限りませんが、 安全意識の高さを判断する基準としては有効です。
基準4:自社でホームページを保有していること
解体業者が自社でホームページを保有していると、様々な情報を調べられます。
一般的には「会社概要」「事業案内」「施工実績」「経営理念」「設備・施設案内」「スタッフ紹介」「保有資格」「企業の強み」「お客様の声」「ブログ・SNS」などが掲載されています。
中には、 施工実績を写真つきで公開している解体業者や、 明瞭な料金体系を掲載している業者も存在します。「ホームページにどんなことが書いてあるか」を比較し、業者の信頼度を見極めましょう。
運営者 稲垣
詳細で具体的な公開情報は、お客様に隠しごとをしないという誠意の証でもあります。
また、優良な解体業者は普段から工事の経過を写真に収めています。それにより 作業
の正当性や透明性を証明しているため、詳細な現場の写真を公開できること自体も信頼に繋がります。
基準5:公共工事を請け負った経験があること
国や地方自治体から発注される公共工事を請け負っていることも、信頼性を判断する1つの基準となります。
公共工事とは「水道・道路・鉄道・ダム・公園・学校」などを対象にした、社会基盤に携わる工事を指します。公共工事を請け負うためにはいくつか条件があり、それらを満たすことで信頼性の裏付けになります。
- 経営事項審査
-
公共工事の入札に参加するには経営事項審査を受ける必要があります。この審査では企業の経営状況、技術力、社会性、過去の実績など様々な観点から企業の実力が審査されます。公共工事を請け負えるのは、 企業の経営基盤や技術力が一定水準以上である証です。
- 入札・契約制度
-
一般競争入札が採用されることが多く、価格だけでなく技術提案も含めた総合的な評価によって発注先を決定します。これにより、安かろう悪かろうの業者は排除され、 技術力や実績のある優良な業者が選ばれやすいと言えます。
- 履行保証制度
-
万が一、業者が倒産したり、自己都合で工事を放棄したりした場合に備えて、契約保証金や履行保証保険への加入が義務付けられています。これにより工事が中断しても保証機関が代替業者を探すなどして、 工事の完成が保証されます。
運営者 稲垣
公共工事は審査と入札によって、工事品質の低い業者が簡単に請け負えないようなシステムになっています。公共工事の実績はホームページで公開している場合も多いので、依頼前に確認しておきましょう。
以下の記事ではさらに網羅的な業者の選び方を紹介しています。「どうしてそれが優良業者の裏付けになるのか」といった、 各基準における専門家の詳細な解説が読めますのでぜひご確認ください。
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
調査項目(全50項目)を見る
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。
名古屋市の解体業者一覧
名古屋市の解体業者、全584社をご紹介します。
太田産業株式会社
太田産業株式会社は、昭和40年に創業した総合建設会社です。一般的な住宅や倉庫の解体に加え、ガソリンスタンドのような危険物施設の解体に対応している点が特徴です。地下タンクの撤去に伴う土壌汚染の調査から浄化まで、一貫して任せることができます。もともと新築やリフォームも手掛けているため、解体後の土地活用についても具体的な相談が可能です。
- 昭和40年創業の総合建設会社
- 危険物施設の解体と土壌浄化まで一貫して対応
- 解体後の新築、リフォーム、土地活用まで相談可能
株式会社クレヌマ
株式会社クレヌマは、半世紀以上にわたり名古屋市などの公共事業を中心に手掛けてきた土木工事会社です。公共事業では民間工事より厳しい安全基準が求められるため、工事現場での安全管理や近隣への配慮には定評があります。同社の特徴は、建物を解体した後の土地整備まで一貫して依頼できる点です。擁壁や造成といった土木工事の専門知識があるため、次の土地活用まで見据えた相談ができます。「あいち女性輝きカンパニー」の認証も受けています。
解体後の土地は、駐車場にしたり新しい建物を建てたりと、次の活用が予定されていることがほとんどです。その際、土地の状態によっては擁壁や造成といった追加の土木工事が必要になる場合があります。解体と土木を別々の会社に依頼すると、打ち合わせや工事の引き継ぎに手間がかかる可能性があります。株式会社クレヌマのように、土木の専門家が解体から一貫して担当することで、土地の最終的な利用目的に合った効率的な工事が期待できるでしょう。
- 創業から半世紀以上、名古屋市などの公共事業を担ってきた実績
- 解体後の擁壁工事や造成工事まで一貫して対応可能
- 国家資格である一級土木施工管理技士が在籍
株式会社サンライズホーム
実家の片付けや空き家の管理には、遺品整理、解体、不動産売却、相続手続きなど、様々な対応が求められます。株式会社サンライズホームは、これら一連の手続きを一つの窓口で請け負っている会社です。社内には宅地建物取引士や解体工事施工技士、建築物石綿含有建材調査者が在籍しています。そのため、アスベスト調査から解体後の土地売却まで、それぞれの専門家が直接対応します。相続登記といった司法書士などが関わる手続きについても、同社が窓口となって連携するため、依頼者自身が個別に専門家を探す必要がありません。
空き家の整理は、建物を解体して終わり、というわけではありません。相続の問題、税金、その後の土地の活用など、分野の異なる専門知識が同時に必要になります。通常は、解体は解体業者、不動産売却は不動産会社、相続登記は司法書士というように、依頼者自身がそれぞれの専門家を探して連絡を取らなければなりません。サンライズホームのように、社内に各分野の担当者がいて窓口を一本化できると、依頼者の手間が大きく省けます。関係者間の情報共有もスムーズに進むため、手続き全体を安心して任せやすいでしょう。
- 遺品整理から解体、不動産売却まで空き家に関する手続きを一本化
- 宅地建物取引士や解体工事施工技士など各分野の有資格者が社内に在籍
- 司法書士や税理士など外部の専門家とも連携し複雑な手続きに対応
フルタ工業株式会社
フルタ工業株式会社は、解体工事のほか、土木や舗装といった公共事業も手掛けている会社です。大きな特徴として、自社で資源再利用プラントを運営しています。解体現場で発生したコンクリートガラなどを、新たな建設資材である「再生砕石」へとリサイクルする体制が整っています。これにより、廃棄物の削減とコスト抑制の両立を図っています。技術力の面では、名古屋市から「優秀工事施工者」として複数回表彰された実績があります。公共工事で求められる厳しい基準をクリアしているため、丁寧な施工が期待できます。解体からインフラ整備まで、地域に根差した事業を展開している会社です。
公共工事で自治体から表彰されたという経歴は、業者の技術力を判断する上で参考になります。一般的に、公共事業は税金で賄われるため、民間工事よりも品質、安全、工程管理などの基準が厳しく設定されています。その厳しい基準を満たした上で、さらに「優秀」と評価されていることは、一つの安心材料と言えるでしょう。自宅の解体を依頼する際、こうした客観的な評価がある業者は、信頼できる選択肢の一つになります。
- 解体材を再生砕石にリサイクルする自社プラントを運営
- 名古屋市から「優秀工事施工者」として複数回の表彰実績
- 公共事業を中心とした土木、舗装、橋梁補修工事に対応
株式会社柴田組
株式会社柴田組は、名古屋市西区を拠点に、道路や上下水道といった公共工事を長年手掛けてきた会社です。その施工品質は公的にも評価されており、名古屋市から「優秀工事施工者」として複数回表彰されています。公共工事で求められる高い水準の技術と安全管理体制は、個人の住宅解体にも活かされています。特に、解体後の駐車場造成や外構工事といった土地活用を見据えた依頼に対応できるのが特徴です。企画から造成まで一貫して自社で対応するため、依頼の窓口を一つにまとめることができます。
業者選びの際、名古屋市から「優秀工事施工者」として表彰されている点は、一つの判断基準になります。公共工事は、一般の工事に比べて、施工品質や安全管理、工期の遵守など、あらゆる面で厳しい水準が設けられています。その基準をクリアした上で、市から表彰されるということは、特に優れた工事を行ったと評価されたことを意味します。こうした公的な評価がある業者であれば、個人の住宅解体のように、より丁寧さが求められる工事でも安心して相談しやすいでしょう。
- 名古屋市の公共工事で「優秀工事施工者」として複数回の表彰実績
- 解体後の駐車場造成や外構工事など、土木工事まで一貫対応
- 企画提案から各種申請、解体、造成まで自社で完結する体制
大矢建設株式会社
大矢建設株式会社は、昭和24年創業の総合建設会社です。個人住宅の工事だけでなく、自治体が発注する公共事業も長年手掛けており、過去には名古屋市緑政土木局から表彰された実績もあります。公共事業で求められる厳しい安全基準や品質管理のノウハウは、個人の住宅解体にも活かされています。建て替えの場合は、解体後の新築工事もそのまま依頼できます。新築ではパナソニックの耐震工法「テクノストラクチャー」を採用しており、解体から建築まで一貫した対応が可能です。
自治体から表彰される業者は、技術力はもちろん、工期を守ることや周辺住民へ配慮することなど、総合的な現場管理能力を評価されている場合が多いです。法令を守る意識も高い傾向にあるため、安心して工事を任せやすい一つの判断材料になります。建て替えの際、解体と建築を別の会社に頼むと、トラブル時の責任の所在が曖昧になることがあります。同社のように一社で完結する場合、窓口が一つで済むため、施主側の負担が軽くなるという利点があります。
- 公共事業の実績と名古屋市緑政土木局からの表彰歴
- 解体から新築まで同じ担当者が受け持つ一貫体制
- 従業員73名・資本金8,000万円の安定した企業規模
株式会社井藤工業
株式会社井藤工業は、名古屋市の公共工事で複数回「優秀工事施工業者」として表彰されています。これは、市や都市機構といった公的機関が定める厳しい基準をクリアしていることを示します。公共工事で求められる高いレベルの品質・安全管理体制が、個人の解体工事にも適用される点は、依頼する側にとって安心材料の一つです。総合建設会社として土木から建築、不動産まで幅広く手掛けているため、解体後の土地活用や新築の相談も一貫して任せることができます。
自治体から「優秀施工業者」として表彰されている点は、業者選びの参考になります。この表彰は、工事の仕上がりが良いというだけでなく、決められた工期を守ること、安全対策が徹底されていること、近隣への配慮が行き届いていることなど、様々な項目をクリアしなければ受けられません。つまり、一回限りの仕事ぶりではなく、会社全体の姿勢が評価された結果と見ることができます。公的な第三者からの評価は、信頼できる業者を見分ける上での一つの客観的な目安になるかもしれません。
- 名古屋市による「優秀工事施工業者」としての表彰実績
- 公共工事から民間工事まで土木・建築の両分野に対応
- 品質管理の国際規格「ISO 9001」の認証取得
株式会社エイテック
愛知・岐阜・三重の東海3県を中心に、公共工事も手掛ける解体業者です。特徴は、相談から施工、管理までを一貫して自社スタッフで行う体制にあります。下請け業者を介さないため、中間マージンが発生せず、費用が抑えられやすい傾向にあります。また、バックホウなどの重機も自社で保有しており、現場の状況に応じた素早い対応が可能です。品質マネジメントの国際規格「ISO9001」や、「なごやSDGsグリーンパートナーズ」の認定を受けている点も、業者選定の参考になるでしょう。
「完全自社施工」を掲げる業者は多くありますが、その品質管理がどのレベルにあるかを見極めることが大切です。同社の場合、公共工事を日常的に請け負っている実績が、一つの判断材料になります。さらに「ISO9001」の認証を受けている点も参考になります。これは、製品やサービスの品質を管理し、継続的に改善していく仕組みが、国際的な基準を満たしていることを示すものです。費用だけでなく、工事全体の進め方においても信頼できる業者を探している場合に、こうした客観的な認証は安心できる要素の一つです。
- 下請け業者を使わない完全自社施工
- 公共工事の施工実績と多数の国家資格者
- ISO9001認証など外部機関による認定
株式会社中京建設
株式会社中京建設は、1963年に創業した総合建設会社です。名古屋市を中心に、長年にわたり事業を展開しています。同社の特徴は、解体工事だけでなく、その後の造成、基礎工事、外構、舗装までを一貫して手掛けている点です。解体後の土地に住宅を建てたり、駐車場として整備したりする計画がある場合でも、業者を改めて探す必要がありません。工事の引き継ぎが社内で完結するため、作業がスムーズに進みやすいという利点があります。また、バックホー18台、ダンプ8台といった重機を自社で保有し、51名のスタッフが在籍しています。この人員と設備体制が、さまざまな現場への対応を支えています。
解体後の土地利用が決まっている方にとって、工事をどこまで任せられるかは重要な判断材料になります。例えば「解体はA社、造成はB社」というように別々の会社へ依頼すると、工程間の調整がうまくいかず、想定外の時間や費用が発生することがあります。中京建設のように、解体から造成、舗装までを一貫して自社で行える会社であれば、そうした心配が少なくなります。全体の流れを一つの会社が把握して作業を進めてくれるため、特に土地の形を変えるような造成工事が伴う場合でも、安心して相談しやすいでしょう。
- 1963年から名古屋市で事業を続ける豊富な施工実績
- 解体から造成、基礎、外構、舗装まで自社で完結
- バックホー18台、ダンプ8台を自社で保有する設備体制
株式会社山村組
株式会社山村組は、解体工事で発生した廃棄物を自社で再資源化する仕組みを持つ会社です。名古屋市港区内に3つのリサイクルセンターを保有しており、廃コンクリートなどを新たな資源として再生しています。通常、廃棄物処理は外部の業者に委託しますが、同社は自社で一貫して対応するため、中間マージンが発生しません。その分、解体費用を抑えることができるのが大きな特徴です。費用を抑えつつ、環境にも配慮した工事を希望する方にとって、有力な選択肢の一つとなります。
自社でリサイクルセンターを運営するビジネスモデルは、工事を依頼する側、山村組、そして社会全体にとってメリットがある仕組みです。依頼主は、廃棄物処理の中間コストが不要になるため、費用を抑えて工事ができます。山村組側は、再生した資源を販売することで新たな収益源を確保しています。そして社会にとっては、廃棄物が減り資源が循環することで、環境負荷の低減につながります。自社で3つのリサイクルセンターを実際に稼働させている点は、この仕組みを安定して運用できる企業体力の裏付けと見ることができます。
- 解体で出た廃棄物を資源として再利用する事業コンセプト
- 名古屋市港区内に3つの自社リサイクルセンターを保有
- 中間マージンの削減による、解体費用の低価格化
名古屋市の解体業者が見つかりませんでした。
業者選びの「5つのポイント」と合わせて確認!よくある質問Q&A
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
-
「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
-
それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
-
いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
-
相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
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いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。




ガソリンスタンドの解体は、一般的な建物の解体とは異なり、特別な許可や専門知識が必要です。地下のガソリンタンクを安全に撤去し、もし土壌が汚染されていた場合には、その土地を浄化する作業まで求められます。こうした専門的な工事を50年以上手掛けてきたという事実は、業者選定の際に参考になる情報です。難しい工事であるほど、長年の経験を持つ業者であれば、さまざまな状況に適切に対応できる安心感があるでしょう。