青森県八戸市の解体業者3社を比較|費用相場と地域の解体事情
八戸市で信頼できる解体業者をお探しの方へ。
八戸市に所在する3社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
そこで本記事では、おすすめ業者の紹介に加え、 「八戸市の解体費用相場」や「地域の解体事情・補助金情報」 についても詳しく解説しています。
下の「八戸市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
八戸市の解体工事事情と地域特性
八戸市の概要
八戸市は北東北の産業・物流拠点という顔と、城下町や漁港といった歴史的な街並みという、二つの顔を持つ都市です。
青森県八戸市は、人口約21.3万人(令和6年4月時点)を擁する、県南東部の中核市です。太平洋に面しており、海から内陸へ階段状に隆起した「海岸段丘」という地形が特徴です。
市の臨海部には大規模な工業地帯が広がる一方で、内陸の台地や沿岸の傾斜地には、城下町や漁師町としての歴史を持つ古い街並みが残っています。このように、新しい産業エリアと昔ながらの市街地が混在する点が、八戸市の複雑な構造を生んでいます。
地形・道路事情と解体費用の傾向
海岸段丘による急な坂道と、昔ながらの区画整理で残る狭い道が、解体工事の見積もりを押し上げる主な原因です。
- 地形の特徴:太平洋沿岸の「海岸段丘」が特徴で、住宅地が広がる台地と低地を結ぶ場所には急な坂道が多く見られます。また、馬淵川や新井田川の下流域にあたる河原木・城下・沼館エリアは、地盤が弱く液状化のリスクが高いとされています。
- 道路事情:湊町や白銀町といった漁師町エリアは、昔からの成り立ちで、道幅2m未満の路地が網の目のように広がっており、重機の進入が難しくなっています。中心市街地も旧八戸藩の城下町だった頃の名残で、わざと見通しを悪くした鍵型の道や袋小路が多く、大型トラックの通行を妨げています。
- 費用への影響:重機が入れない現場では、手作業での解体と一輪車などを使った人力での運び出しが必要になり、工期は3倍、費用は2倍以上に膨らむこともあります。加えて、古い擁壁の崩壊対策や、軟弱地盤エリアでの地中埋設物の追加処分費なども、費用が上乗せされる要因です。
運営者 稲垣八戸市の湊町や白銀町のようなエリアでは、「見積もりが他より高い」というご相談をよく受けます。これは、道が狭く重機が入れないため、どうしても手作業が増えてしまうからです。だからこそ、こうした現場での手壊しや人力運搬の経験が豊富な業者を選ぶことが、最終的な工事の質と安全につながります。
臨海工業地帯の老朽化と「負の遺産」処理の課題
高度経済成長期に建てられた工場の老朽化が進み、解体時にはアスベスト(石綿)や土壌汚染といった「負の遺産」への対応が大きな課題です。
八戸市の解体市場では、住宅だけでなく臨海工業地帯にあるプラントや倉庫の解体も多くあります。1964年の新産業都市指定以降に建てられた施設は、稼働から50年以上が経ち、設備の更新や閉鎖に伴う解体の時期を迎えています。
この時代の建物は、耐火や断熱のためにアスベスト(石綿)が大量に使われている可能性が非常に高いです。特に飛散性の高いレベル1・2のアスベストが見つかった場合、厳重な隔離作業が必要で、解体費用が通常の数倍に達することもあります。
さらに工場跡地では、過去の操業による六価クロムや鉛といった有害物質による土壌汚染のリスクも考えられます。もし汚染が見つかれば、その浄化費用は億単位になることもあり、解体予算をはるかに超えてしまいます。だからこそ、事前の入念な調査が何よりも重要です。
解体工事・空き家対策の補助金
非常に高い補助率を誇る空き家解体補助金がありますが、適用要件が厳しく、令和7年度分はすでに受付を終了しています。次年度の活用を目指すなら、早めの準備が鍵です。
| 制度名 | 補助金額・率 | 対象・条件 |
|---|---|---|
| 八戸市老朽危険空き家解体撤去補助金 | 解体工事費(税抜)の5分の4(80%) | 市の現地調査で「不良度」や「危険度」の合計スコアが100点以上と判断された、倒壊などの危険性が高い空き家。 |
| 八戸市危険ブロック塀等安全対策支援事業 | 工事費の2/3、または上限額のいずれか低い方 | 八戸市地域防災計画などで定められた避難路に面している危険なブロック塀など。 |
「八戸市老朽危険空き家解体撤去補助金」の令和7年度分の受付は、2025年12月12日をもって終了しました。例年の流れからすると、次年度(令和8年度)の募集は2026年5月頃に始まる見込みです。
※制度の最新情報や申請様式は、必ず自治体の公式サイトをご確認ください。
八戸市の公式サイトで詳細を見る
廃棄物処理と分別ルール
県内でもリサイクル体制が整っていますが、解体で出た廃棄物は「産業廃棄物」のため市の施設には持ち込めません。専門業者への委託が必須です。
八戸市には八戸セメント株式会社のような大規模なリサイクル施設があり、木くずやコンクリートガラの処理体制が整っているため、県内では廃棄物処理の費用が比較的安定しています。
ただし、解体工事で発生した廃棄物は「産業廃棄物」に分類されます。そのため、市の「八戸リサイクルプラザ」といった一般廃棄物(家庭ごみ)の施設へは持ち込めません。処分は、株式会社ノザワなど産業廃棄物処理の許可を持つ民間の専門業者へ委託します。
その際、不法投棄を防ぐために、施主は業者からマニフェスト(産業廃棄物管理票)を受け取り、廃棄物が適正に処理されたことを確認する義務があります。
運営者 稲垣八戸市での解体工事は、湊町のような傾斜地での手壊し作業や、臨海工業地帯でのアスベスト・土壌汚染といった特殊なリスクへの備えが重要です。全国的に見ても高い補助率の制度は魅力的ですが、活用するには次年度の募集を見据えた早めの準備が成功の鍵です。
八戸市の解体費用相場
| 建物構造 | 坪単価あたりの解体費用 | 価格幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 34,200円 | 21,200~59,400円 |
| 鉄骨造 | 57,500円 | 25,000~90,000円 |
| RC造 | 82,500円 | 55,000~110,000円 |
| 内装解体 | 47,500円 | 15,000~80,000円 |
※費用相場データは、一般社団法人あんしん解体業者認定協会の提供データをもとに、スッキリ解体が独自に分析・算出したものです。
優良な解体業者の選び方
解体業者を選ぶ際は、価格だけでなく「建設業許可の有無」「過去の行政処分歴」「工事賠償責任保険の加入」など、多角的なチェックが必要です。以下の記事では、優良業者を見極めるための18のチェックポイントを専門家が詳しく解説しています。契約前にぜひご一読ください。
当サイト独自の50の調査項目
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。
八戸市の解体業者一覧
八戸市の解体業者、全3社をご紹介します。
タセイ株式会社
タセイ株式会社は、創業から50年以上にわたり地域で事業を続けています。木造家屋だけでなく、鉄骨造やRC造の建物にも対応できる技術力があります。解体・土木・外構・新築・リフォームまで手掛けているため、解体後の土地活用についてもまとめて相談できるのが特徴です。また、自社で重機を保有していることから外部への委託費用がかからず、コストを抑えた見積もりが期待できます。
- 50年以上の事業実績
- 木造・鉄骨造・RC造など多様な構造物に対応
- 解体後の新築や外構工事も一括で依頼可能
株式会社クリーンさかもと
株式会社クリーンさかもとは、不用品回収や家屋の清掃を主な事業とする会社です。その経験を活かし、家財道具の分別・処分から木造家屋の解体、庭木の伐採まで一貫して対応しています。解体と不用品回収を別々の業者へ依頼する必要がないため、手間を省きやすい点が特徴です。解体前の片付けから相談したいという場合に適しています。
解体工事を検討する際、建物内に残された大量の家財道具の処分に悩む方は少なくありません。クリーンさかもとは、こうした不用品回収や清掃を本業としています。そのため、解体工事を「片付けの延長線上にある作業」として捉えているのが特徴です。「家が散らかっていてどこから手をつけて良いか分からない」といった状況でも相談しやすいでしょう。解体だけでなく、その前の段階からまとめて任せられる業者を探している方にとって有力な選択肢の一つになります。
- 不用品回収から解体までの一括対応
- 家屋清掃や廃棄物処理に関する専門知識
- 木造家屋やブロック塀など小規模な解体にも対応
中当建設株式会社
中当建設株式会社は、国や自治体から公共工事も受注している総合建設会社です。特徴として、自社で産業廃棄物の中間処理施設、いわゆるリサイクルプラントを保有している点が挙げられます。解体工事で発生した廃棄物を自社で分別・再資源化できるため、外部への委託費用が発生しません。これにより、廃棄物処理のコストを抑えられます。また、多くの重機や車両も自社で保有しているため、リース費用などの中間マージンがかかりにくい体制が整っています。公共工事を任されるほどの技術力と、廃棄物処理まで自社で完結できる信頼性の高さは業者選びの安心材料となるでしょう。
解体工事の見積もりでは建物を壊す費用だけでなく、廃材の処理費用が大きな割合を占めます。この処理過程が不透明な場合、不法投棄などのトラブルに繋がる可能性もゼロではありません。その点、中当建設のように自社でリサイクルプラントを運営している業者は処理プロセスが明確です。工事で出た廃棄物を最後まで自社で責任を持って処理してくれるため、依頼主は安心して任せられます。コストを抑えられるという直接的な利点に加え、廃棄物が適正に処理されるという透明性の高さも業者を選ぶ上で重要な判断基準になります。
- 廃棄物の再資源化まで行う自社リサイクルプラントを保有
- 公共工事の受注実績と、在籍する多数の国家資格者
- 豊富な自社保有の重機・車両による中間コストの削減
八戸市の解体業者が見つかりませんでした。
解体業者の選び方でよくある質問
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
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「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
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それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
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いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
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相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
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いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。

創業から50年以上、同じ地域で事業を継続しているという点は業者選びの参考になります。特に解体工事では騒音や振動などで近隣への配慮が欠かせません。もしトラブル対応が不誠実であれば、同じ場所で長く営業を続けることは難しいでしょう。地域で長く営業しているという事実は、それだけ誠実な仕事を積み重ねてきた結果と考えられます。安心して任せられる業者をじっくり探したい方にとって、こうした実績は判断材料の一つになります。