千葉県我孫子市の解体業者一覧13社
我孫子市の解体業者をお探しの方へ。
「スッキリ解体」が、我孫子市に所在する13社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
このページでは、まず優良な解体業者の選び方を解説し、その後に「我孫子市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
優良な解体業者の選び方【5つのポイント】
安心して依頼できる解体業者を選ぶ際にチェックするべき 5つのポイントをご紹介します。
基準1:建設業許可の保有・解体工事業の登録がされていること
解体工事を行うためには、「建設業許可」の保有または「解体工事業の登録」のいずれかが必要です。 許可・登録がない状態で解体工事を行うことは違法行為にあたるため、必ずどちらかを保有・登録している業者を選びましょう。
- 建設業許可(解体工事業)
-
解体工事においては1件の請負金額が 500万円以上(税込)の工事を行う場合に必要となる許可。
- 解体工事業の登録
-
解体工事を請け負うための登録。ただし1件の請負金額が 500万円未満(税込)の工事のみ請け負える。
解体工事を請け負う業者が無許可だと判明した場合、建設業法違反により 工事中止命令や、 営業停止処分が下されることがあります。その場合、解体工事の予定は大幅に遅れ、費用も時間も余計にかかってしまうことになりかねません。
また、コンプライアンス意識や技術力の不足により 「不法投棄・現場での事故」を起こす可能性もあります。業者が許可の保有・登録を行っているかは事前に必ず確認しましょう。
基準2:産業廃棄物収集運搬業許可を保有していること
産業廃棄物を収集運搬する資格である 「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得するには、指定の講習や経営状況などの要件をクリアする必要があるため、 会社としての信頼の裏付けになります。
- 運搬車両・車両保管の要件
-
廃棄物の種類に応じて、飛散や流出を防ぐ構造であることが求められます(土砂を運ぶダンプにシートをかけられる、液体を運ぶタンクローリーに漏洩防止措置があるなど)。また、運搬車両を適切に保管できる駐車場を確保しなければいけません。
- 講習会の修了
-
日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)が実施する「産業廃棄物収集・運搬課程」の講習会を受講し、試験に合格して修了証を取得している必要があります。つまり「 収取運搬に必要な知識を習得しているか」が求められます。
- 利益・債務超過の要件
-
直近3年間の決算書において、経常利益や当期純利益がマイナスでないことや、貸借対照表において負債総額が資産総額を上回る「債務超過」の状態でないことが原則です。つまり 「経営的に安定しているか」が審査されます。
- 事業内容の明確化
-
取り扱う産業廃棄物の種類、運搬方法や使用する車両、適正な処理ルートなどを明確化する義務があります。廃棄物をどこからどこへ、どのように運ぶかを決定します。つまり「 廃棄物を適切に処理することの証明」をしなくてはいけません。
また、産業廃棄物収集運搬許可を持っていることで、 解体業者にとって最適なルートでゴミを処分できるというメリットもあります。処分を外部に委託するケースと比べて費用を抑えやすい傾向があります。
運営者 稲垣
廃棄物の処分費用は一律ではなく、処分場によって変動があります。木材はAの処分場、鉄くずはBの処分場へ持ち運ぶなどして、処分コストを抑える工夫をしている業者もいるため、自社で許可を保有していることが望ましいと言えます。
基準3:過去に違反歴がないこと
解体業者が違法工事や不法投棄を行うと違反歴がつきます。 創業 し て から違反歴が一切ないことも信頼の証です。
違反歴を依頼者自身で確認する場合は、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」や、産業廃棄物処理事業振興財団の「許可取消処分情報」で検索できます。
違反歴があるからといって必ずしも危険な業者とは限りませんが、 安全意識の高さを判断する基準としては有効です。
基準4:自社でホームページを保有していること
解体業者が自社でホームページを保有していると、様々な情報を調べられます。
一般的には「会社概要」「事業案内」「施工実績」「経営理念」「設備・施設案内」「スタッフ紹介」「保有資格」「企業の強み」「お客様の声」「ブログ・SNS」などが掲載されています。
中には、 施工実績を写真つきで公開している解体業者や、 明瞭な料金体系を掲載している業者も存在します。「ホームページにどんなことが書いてあるか」を比較し、業者の信頼度を見極めましょう。
運営者 稲垣
詳細で具体的な公開情報は、お客様に隠しごとをしないという誠意の証でもあります。
また、優良な解体業者は普段から工事の経過を写真に収めています。それにより 作業
の正当性や透明性を証明しているため、詳細な現場の写真を公開できること自体も信頼に繋がります。
基準5:公共工事を請け負った経験があること
国や地方自治体から発注される公共工事を請け負っていることも、信頼性を判断する1つの基準となります。
公共工事とは「水道・道路・鉄道・ダム・公園・学校」などを対象にした、社会基盤に携わる工事を指します。公共工事を請け負うためにはいくつか条件があり、それらを満たすことで信頼性の裏付けになります。
- 経営事項審査
-
公共工事の入札に参加するには経営事項審査を受ける必要があります。この審査では企業の経営状況、技術力、社会性、過去の実績など様々な観点から企業の実力が審査されます。公共工事を請け負えるのは、 企業の経営基盤や技術力が一定水準以上である証です。
- 入札・契約制度
-
一般競争入札が採用されることが多く、価格だけでなく技術提案も含めた総合的な評価によって発注先を決定します。これにより、安かろう悪かろうの業者は排除され、 技術力や実績のある優良な業者が選ばれやすいと言えます。
- 履行保証制度
-
万が一、業者が倒産したり、自己都合で工事を放棄したりした場合に備えて、契約保証金や履行保証保険への加入が義務付けられています。これにより工事が中断しても保証機関が代替業者を探すなどして、 工事の完成が保証されます。
運営者 稲垣
公共工事は審査と入札によって、工事品質の低い業者が簡単に請け負えないようなシステムになっています。公共工事の実績はホームページで公開している場合も多いので、依頼前に確認しておきましょう。
以下の記事ではさらに網羅的な業者の選び方を紹介しています。「どうしてそれが優良業者の裏付けになるのか」といった、 各基準における専門家の詳細な解説が読めますのでぜひご確認ください。
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
調査項目(全50項目)を見る
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。
我孫子市の解体業者一覧
我孫子市の解体業者、全13社をご紹介します。
立沢建設株式会社
立沢建設株式会社は、我孫子市で70年にわたり事業を続けている建設会社です。長年にわたり、市が発注する公共工事も数多く手掛けています。公共工事を請け負うには自治体の審査基準をクリアする必要があるため、技術力や経営の安定性が客観的に評価されていると考えられます。また、解体工事だけでなく、その後の新築やリフォームまで一貫して依頼できる体制が整っています。地域に長く根差している業者にまとめて任せたい場合に、有力な相談先の一つとなります。
- 我孫子市で70年の事業実績
- 市からの公共工事の受注実績
- 解体から建築まで一貫して対応
- 地域に根差した経営の安定性
株式会社クリーンフォワード
株式会社クリーンフォワードは、産業廃棄物の収集運搬や中間処理を主な事業とする会社です。その専門性を活かし、建物の解体工事も手掛けています。大きな特徴は、解体工事で発生した廃棄物をそのまま自社で処理できる点です。法令に則って適正に処理されるため、不法投棄などの心配がありません。解体から廃棄物の処分までを一貫して任せられる業者です。
解体業者を選ぶ際、工事で出た廃材がどのように処理されるかは、意外と見落としがちなポイントです。通常、解体と廃棄物処理は別の会社が担うため、費用に中間マージンが含まれたり、処理が適正に行われるか施主側からは見えにくいという側面があります。その点、廃棄物処理を本業とする業者が解体まで手掛ける場合、処理工程が明確で安心感があります。自社で一貫して対応するため、余計な中間マージンが発生しにくく、費用を抑えられる可能性も期待できるでしょう。
- 廃棄物処理業が母体
- 解体から処分まで自社で一貫対応
- 法令遵守の適正な廃棄物処理
- 広域な対応エリア
株式会社板橋建設
株式会社板橋建設は、創業から60年を迎える建設会社です。長年にわたり、学校や道路といった公共工事の元請けを数多く担当してきました。公共事業で求められる厳しい基準をクリアしてきた経験は、一般住宅の解体工事にも活かされています。特に安全管理への意識が高く、近隣への配慮を含めた丁寧な作業を期待できる業者です。
「公共工事を手掛けている」という点は、業者選びの重要な判断材料になります。役所が発注する工事は、施工中の安全管理や書類作成など、民間工事とは比較にならないほど厳しい基準が設けられています。そうした審査や手続きをクリアできる業者であれば、一般の住宅解体においても、丁寧な対応や法令遵守の姿勢が期待できるため、安心して工事を任せやすいでしょう。
- 60年の長い業歴
- 公共工事の元請け実績
- 徹底した安全管理体制
有限会社リアルプロダクツ
有限会社リアルプロダクツは、建物の解体工事と、その後の外構リフォームの両方を専門としています。一つの会社で解体から駐車場、ブロック塀、フェンスの設置まで一貫して対応しているのが特徴です。そのため、解体と外構で別々の業者を探す手間が省け、工事全体の流れをスムーズに進めることができます。解体後の土地利用計画に合わせた提案も行っています。
解体業者と外構業者が別々だと、工事の引き継ぎが課題になることがあります。例えば、「地中に古い水道管が残っている」といった解体時に判明した重要情報が、外構業者にうまく伝わらないケースも少なくありません。その点、同じ会社が解体から外構まで一貫して担当してくれると、土地の状態を最もよく理解している担当者が最後まで責任を持つため、無用なトラブルを避けやすくなります。特に解体後の土地活用を具体的に決めている方にとって、安心して相談しやすい体制でしょう。
- 解体工事と外構リフォームの両方に対応
- 解体後の土地活用まで見据えたプラン提案
- 窓口一つで完結するワンストップサービス
井上勝春建築工房
井上勝春建築工房は、一級建築士が代表を務める建築事務所です。建物の設計や構造に関する専門知識を持つため、どこを壊せば安全か、どこを残すべきかを正確に判断した上で解体工事を進めることができます。また、現場で作業を行う大工に女性が在籍している点も特徴です。特にリフォームを検討している女性の依頼主にとっては、同性の視点から相談しやすいという安心感があります。解体後のリフォームや新築まで一貫して依頼することが可能です。
解体やリフォームの現場に「女性大工がいる」という点は、業者選びの参考になります。工事中は職人さんと直接やり取りする機会も多くありますが、「男性ばかりの現場だと少し緊張する」と感じる方もいるかもしれません。そうした場合に、現場に女性がいるだけで心理的な負担が軽くなることがあります。また、キッチン周りの使い勝手や収納の工夫など、女性ならではの視点が実際の工事に活かされることも期待できるでしょう。技術力だけでなく、コミュニケーションの取りやすさも重視したい方にとって、相談しやすい業者の一つです。
- 一級建築士による施工管理
- 女性大工による丁寧な作業
- 構造を理解した上での安全な解体
- 解体からリフォームまで一貫対応
上村建設工業株式会社
上村建設工業株式会社は、創業から90年という長い歴史を持つ総合建設会社です。公共事業から民間の解体工事まで幅広く手掛けてきた実績があります。品質マネジメントシステムの国際規格である「ISO9001」を取得しており、業務の品質を安定させるための社内体制が客観的に評価されています。解体工事だけでなく、その後の新築や土地活用についても一貫して相談できる点は、総合建設会社ならではの強みです。
業者を選ぶ際に、会社の歴史や実績は重要な判断材料になります。加えて、「ISO9001」のような国際規格を取得しているかどうかも参考になります。これは「高品質なサービスである」ことを直接証明するものではなく、「安定した品質を提供するための仕組みが社内にあり、それが適切に運用されている」ことを第三者機関が認めた証です。特に解体工事のように、安全管理や手順の遵守が求められる現場では、こうした体制が整っていることは、安心して依頼先を選ぶ上での一つの目安になると考えられます。
- 創業から90年という長い業歴
- 品質マネジメントの国際規格「ISO9001」を取得
- 解体から建築まで一貫して対応する総合建設業
海野建設株式会社
海野建設株式会社は、造成工事を主軸とする建設会社です。そのため、解体工事においても、単に建物を壊すだけでなく、その後の土地活用を視野に入れた提案を得意としています。解体から造成まで一貫して依頼できるため、複数の業者を探す手間が省ける点も特徴です。土地の特性を熟知しているからこそ、安全で効率的な工事計画が期待できます。
解体後の土地造成まで一貫して手掛けているという点は、業者選びの参考になります。建物を壊した後の土地は、見た目では分からなくても、地盤が緩んでいたり、大きな石が埋まっていたりすることがあります。造成工事の経験が豊富な業者なら、こうした土地ごとの特性を解体時から把握し、安全に作業を進めることが可能です。解体後に家を建てる、駐車場にするといったプランが決まっている場合、その目的に合わせた整地まで見据えてくれるため、スムーズに次のステップへ進めるでしょう。
- 造成工事の豊富なノウハウ
- 解体から土地の整地まで一貫対応
- 土地の特性に合わせた安全な工事計画
株式会社建翔
株式会社建翔は、解体工事とリフォーム事業を手掛ける会社です。特に塗装工事で培った技術力には定評があり、その丁寧な仕事ぶりはリフォームの仕上げだけでなく、解体工事にも活かされています。解体からリフォームまでを一貫して依頼できるため、業者間の連携不足によるトラブルの心配がありません。工事の窓口が一つにまとまることで、施主の負担も軽減されます。見積もりは内訳を明確に提示し、原則として追加費用が発生しない点も安心できる要素です。
解体とリフォームを別々の業者に頼むと、連携がうまくいかず工期が延びてしまうことがあります。建翔のように一社で両方を請け負う会社の場合、工事全体の流れを把握しているため、スムーズな進行が期待できます。特に、解体後の土地の状況を踏まえた最適なリフォーム提案を受けやすい点は大きな利点です。費用や工期に関する相談窓口が一つにまとまるという点も、依頼する側にとっては安心材料になるでしょう。
- 解体からリフォームまでの一貫対応
- 塗装で培った丁寧な施工と仕上げ
- 近隣への配慮を徹底した現場管理
- 追加費用が発生しない明確な見積もり
株式会社宮内建材
株式会社宮内建材は、この地域で50年にわたって事業を続けている会社です。長年の経験から、地域の特性を深く理解している点が特徴です。解体工事だけでなく、工事後の土地の不動産売却も手掛けています。そのため、解体業者と不動産業者を別々に探す手間が省け、所有する土地に関する手続きをまとめて進めることができます。
解体工事を終えた後、その土地をどう活用するかは多くの方が悩む点です。特に売却を検討する場合、解体業者と不動産業者のそれぞれと連絡を取る必要があり、手続きが複雑になりがちです。同社のように、解体から売却までを一貫して相談できる業者であれば、窓口が一つで済みます。これは、精神的な負担を軽くするだけでなく、売却を見据えた解体プランの提案を受けられる可能性もあるため、利用者にとって心強い選択肢となるでしょう。
- 地域で50年の事業実績
- 解体工事と不動産売却の両方に対応
- 窓口の一本化による手続きの簡略化
株式会社ダイカン
株式会社ダイカンは、解体工事だけでなく土木工事も専門とする会社です。土木工事で培われた、地盤や大規模な構造物に関する知識は解体工事にも活かされています。特に、建物を支える頑丈な基礎の撤去や、工事現場周辺の安全管理において、その技術力が発揮されます。近隣への騒音や粉じん対策はもちろんのこと、解体で出た廃棄物の分別も徹底しており、法令に沿って適切に処理しています。専門的な技術を背景に、安全を第一に考えた丁寧な工事を任せることができる業者です。
解体業者を選ぶ際、「もともと土木工事を専門としている」という点は、技術力を判断する上での参考になります。家の解体では、地面の下にある水道管やガス管を傷つけないよう、慎重な作業が求められます。土木工事の経験が豊富な業者であれば、地盤の状態を正確に読み解き、重機を安全に扱う技術に長けていると考えられます。特に、鉄筋コンクリート造の建物や、頑丈な基礎の撤去など、高い技術が求められる工事も安心して相談しやすいでしょう。ただ建物を壊すだけでなく、工事後の土地がきれいな状態になることまで期待できます。
- 土木工事で培った高い技術力
- 周辺環境への影響を最小限に抑える施工
- 法令を遵守した廃棄物の適正処理
我孫子市の解体業者が見つかりませんでした。
業者選びの「5つのポイント」と合わせて確認!よくある質問Q&A
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
-
「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
-
それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
-
いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
-
相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
-
問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
-
いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。




自治体から公共工事を請け負っているという点は、業者選びの際に参考になるポイントです。公共工事の入札に参加するには、会社の経営状況、技術者の資格、過去の実績など、自治体が設ける厳しい審査基準をクリアする必要があります。税金が使われる事業であるため、信頼性の低い業者は事前にふるいにかけられる仕組みになっています。つまり、公共工事の実績は、その会社が第三者機関から客観的な評価を受けていることの証明にもなります。会社の安定性や技術力を重視したい方にとって、こうした実績は心強い判断材料の一つと言えます。