千葉県松戸市の解体業者80社を比較|費用相場と地域の解体事情
松戸市で信頼できる解体業者をお探しの方へ。
松戸市に所在する80社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
そこで本記事では、おすすめ業者の紹介に加え、 「松戸市の解体費用相場」や「地域の解体事情・補助金情報」 についても詳しく解説しています。
下の「松戸市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
松戸市の解体工事事情と地域特性
松戸市の概要
松戸市は東京のベッドタウンとして発展しましたが、現在は高度経済成長期に建てられた住宅やインフラの老朽化が進み、建て替えの時期を迎えています。
松戸市は千葉県の北西部に位置し、人口約49万8千人を擁する首都圏の主要なベッドタウンです。
東京へのアクセスが便利な反面、1960年代の人口急増期に開発された住宅地の多くが建て替えの時期を迎えています。そのため、市内では解体工事や新築工事が活発に行われています。
地形・道路事情と解体費用の傾向
市内を二分する台地と低地の地形、そして昔の農道がそのまま生活道路になった狭い道が、松戸市の解体工事を難しくし、費用が上がりやすい主な要因です。
- 地形の特徴:市内は標高20〜30mの下総台地と、江戸川沿いの標高2〜3mの低地に大きく分かれます。矢切や二十世紀が丘のような台地の縁では「がけ条例」の対象になる急斜面が多く、栄町などの低地では軟弱地盤や地下水位の高さが工事の難易度を上げます。
- 道路事情:昔の梨畑や水田へ続く農道が、そのまま住宅地の道になった経緯から、特に北松戸や稔台エリアにはトラックが入れない幅4m未満の道(2項道路)が網の目のように張り巡らされています。
- 費用への影響:斜面地での工事は重機が入りにくく、手作業での解体が増えるため、坪単価が平地の1.5倍から2.0倍になることもあります。また、道が狭い現場では2tトラックで何度も往復して廃材を運び出す「小運搬」が必須になり、その分の運搬費や人件費が見積もりに上乗せされます。
運営者 稲垣松戸市のような高低差のある土地や狭い道が多いエリアでは、見積もりの内訳を細かく確認することが特に重要です。私がこれまで見てきたトラブルでは「小運搬費」や「ガードマン費用」が後から追加請求されるケースが少なくありません。契約前にこれらの費用が含まれているか、しっかり確認してくれる誠実な業者を選んでください。
エリア別の解体事情と注意点
松戸市の解体工事はエリアごとに注意点が大きく異なり、常盤平では家財道具の処分、矢切では農業用施設の解体、松戸駅周辺ではアスベスト(石綿)対策がそれぞれ重要なポイントです。
松戸市での解体は、市内一律で考えるのではなく、地域ごとの歴史を理解することが大切です。
例えば、日本初の公団住宅ができた「常盤平・小金原エリア」は道路こそ広いですが、長年お住まいだった方の家財道具が多く、この残置物撤去費用が見積もりを押し上げる主な原因になっています。
観光地で知られる「矢切・秋山エリア」では、住宅だけでなく梨の選果場やビニールハウスといった農業用施設の解体も少なくありません。この場合、農業用薬剤による土壌汚染のリスクや、産業廃棄物の厳格な分別が求められます。
中心市街地の「松戸駅周辺」では、西口の商業ビル解体でアスベスト除去が大きな課題になる一方、東口の斜面地では歴史あるお屋敷の解体も見られます。だからこそ、エリアの特性に応じた計画と業者選びが不可欠です。
解体工事・空き家対策の補助金
松戸市では、地震などへの備えとして、古い木造住宅や危険なブロック塀の解体・撤去に対する補助金制度を用意しています。
| 制度名 | 補助金額・率 | 対象・条件 |
|---|---|---|
| 松戸市木造住宅除却助成事業 | 除却費用の1/3〜1/2(上限50〜100万円) | 昭和56年5月31日以前に建てられた、旧耐震基準の木造住宅が対象です。 |
| 危険ブロック塀等除却補助金 | (市の規定による) | 通学路などに面しており、倒壊の危険があると市が判断したブロック塀などが対象です。 |
これらの補助金は市の年度予算で運営されており、例年4月頃から受付が始まりますが、予算の上限に達した時点で締め切られます。そのため、早めの相談と申請が重要です。
また、放置された空き家が「管理不全空家」に指定されると、固定資産税の優遇措置が受けられなくなるため、解体を考える所有者が増える傾向にあります。
※制度の最新情報や申請様式は、必ず自治体の公式サイトをご確認ください。
松戸市の公式サイトで詳細を見る
廃棄物処理と分別ルール
解体で出るコンクリートガラは市内でリサイクルされますが、家財道具などの残置物はご自身で事前に処分しておくことが、費用を抑える一番のポイントです。
松戸市内で出たコンクリート塊は、近くの中間処理施設でリサイクルされ、市内の別の工事で再利用される仕組みができています。
一方で、空き家解体で特に問題になりやすいのが、家財道具などの「残置物」です。これらは一般廃棄物扱いのため、解体業者が産業廃棄物として処分すると、費用が非常に高くなってしまいます。
総コストを抑えるには、解体工事の前に、ご自身で市のクリーンセンターに持ち込むか、市の許可を持つ一般廃棄物収集運搬業者に依頼して処分することが極めて重要です。
ちなみに、古い住宅では井戸や浄化槽が地中に埋まっているケースもあります。これらの撤去費用も忘れずに見積もりに含めてもらうようにしましょう。
運営者 稲垣松戸市での解体工事は、台地や低地といった地形、昔ながらの狭い道といった現場の条件に対応することが基本です。それに加え、常盤平の残置物問題や矢切の農業施設など、エリアごとの事情を深く理解し、適切な計画を立てられる地元の業者を選ぶことが成功の鍵を握ります。
松戸市の解体費用相場
| 建物構造 | 坪単価あたりの解体費用 | 価格幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 35,800円 | 24,300~67,300円 |
| 鉄骨造 | 44,200円 | 28,100~56,500円 |
| RC造 | 73,500円 | 68,300~82,000円 |
| 内装解体 | 33,100円 | 17,800~41,700円 |
※費用相場データは、一般社団法人あんしん解体業者認定協会の提供データをもとに、スッキリ解体が独自に分析・算出したものです。
優良な解体業者の選び方
解体業者を選ぶ際は、価格だけでなく「建設業許可の有無」「過去の行政処分歴」「工事賠償責任保険の加入」など、多角的なチェックが必要です。以下の記事では、優良業者を見極めるための18のチェックポイントを専門家が詳しく解説しています。契約前にぜひご一読ください。
当サイト独自の50の調査項目
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。
松戸市の解体業者一覧
松戸市の解体業者、全80社をご紹介します。
葵工業株式会社
葵工業株式会社は、大規模な建築物の解体工事で多くの実績を持つ会社です。具体的には、五反田の「ゆうぽうと」や「成田空港」の一部施設など、多くの人が知る公共性の高い建物の解体も担当してきました。このような大規模な工事を無事に終えるには、複雑な構造を理解する技術力と、徹底した安全管理体制が不可欠です。その実績から、難易度の高い工事や、特に安全性が重視される現場でも安心して相談できる業者です。
- 大規模建築物の豊富な解体実績
- 公共性の高い施設の工事経験
- 複雑な構造物に対応できる技術力
- 大規模工事に求められる安全管理体制
株式会社飯塚工業
株式会社飯塚工業は、もともと建設現場に欠かせない足場の設置を専門としてきた会社です。そのため、作業員の安全確保はもちろん、部材の落下や粉じんの飛散を防ぐ養生の設置など、現場全体の安全管理に関する豊富な知識と技術を持っています。解体工事においてもその専門性が活かされており、特に住宅が密集しているエリアなど、慎重な作業が求められる現場で強みを発揮します。
解体工事の安全性は、現場を囲う足場と養生(シート)の質に大きく左右されます。しっかりした足場がなければ作業員は安全に動けませんし、頑丈な養生がなければ近隣に粉じんや騒音で迷惑をかけてしまう可能性があります。足場工事を専門に行ってきた業者であれば、その土地の形状や建物の高さに合わせて、最も安全な足場を組むノウハウを持っています。安全性を特に重視して業者を選びたい場合に、同社のような経歴は一つの判断材料となるでしょう。
- 足場工事の専門業者としての実績
- 安全管理に関する高い専門性
- 現場状況に応じた最適な足場・養生の設置
- 近隣への配慮を徹底した丁寧な作業
株式会社新東京開発
株式会社新東京開発は、解体工事だけでなく産業廃棄物の中間処理も自社で行っています。自社で中間処理施設を保有しているため、解体現場で発生した廃棄物の受け入れからリサイクルまで、すべて一貫して対応できる点が特徴です。解体後の廃棄物がどのように処理されるかまで明確なので、安心して工事を任せることができます。
解体工事を依頼する際に、廃棄物がその後どうなるのか気になる方は多いと思います。通常、解体業者は廃棄物の処理を別の専門業者に委託しますが、この会社のように自社で中間処理施設まで持っている場合、解体から再資源化までを一貫して管理できます。最後まで自社で責任を持って対応してくれるため、不法投棄などのリスクが低く、安心して任せやすい業者の一つと言えるでしょう。
- 解体工事から中間処理まで自社完結
- 自社の中間処理施設を保有
- 廃棄物の適正処理と再資源化
有限会社アルファーウェーブ
有限会社アルファーウェーブは、アスベストの除去を専門に行う会社です。アスベストの調査・分析から実際の除去工事、そして適切な処分に至るまで、有資格者が一貫して対応しています。専門的な知識を持つスタッフが法令に沿って作業を進めるため、目に見えない部分の不安についても相談しやすいでしょう。
アスベスト除去で最も大切なのは、目に見えない有害な繊維を外部に飛散させないことです。そのためには、建材に関する専門知識はもちろん、法令で定められた作業基準を遵守する厳格な管理体制が欠かせません。有資格者が調査から施工まで担当する業者であれば、アスベストのレベルに応じた適切な工法を選択し、安全対策を徹底してくれるため、安心して相談しやすいでしょう。
- アスベスト除去工事の専門業者
- 有資格者による調査・分析・施工
- 法令を遵守した厳格な安全管理
株式会社岡本組
株式会社岡本組は、国や自治体などが発注する公共工事を数多く手掛けています。公共工事の入札には厳しい参加資格が求められるため、同社の技術力や経営状況は、公的な基準を満たしていると判断できます。また、品質マネジメントシステムの国際規格であるISO認証を取得している点も特徴です。これにより、定められた手順に基づいた安定的な品質管理が行われていることがわかります。工事に必要な重機も自社で保有しているため、外部の状況に左右されにくく、計画に沿ったスムーズな施工が期待できます。
業者を選ぶ際に、「公共工事の実績」と「ISO認証」は信頼性を判断する上で参考になるポイントです。公共工事は、誰でも自由に入札に参加できるわけではなく、過去の実績や会社の経営状態など、様々な条件をクリアした業者だけが認められます。そのため、公共工事を手掛けているという事実は、その業者が社会的に信用されていることの目安の一つになります。ISO認証も同様に、社内の品質管理体制が国際的な基準を満たしていることを第三者機関が認めた証です。安定した工事品質を重視する方にとって、安心材料の一つと言えるでしょう。
- 公共工事を中心とした施工実績
- 品質管理に関する国際規格「ISO」の認証取得
- 自社保有の重機による一貫した施工体制
株式会社石川園
株式会社石川園は、解体工事だけでなく造園業も営んでいる会社です。そのため、建物を解体した後の土地活用まで一貫して相談できるのが特徴です。例えば、解体後の更地に新しく庭をつくる、あるいは残したい庭木や庭石を活かしながら工事を進めるといった細やかな対応が期待できます。単に建物を壊すだけでなく、その後の土地の姿まで考えて業者を選びたい方にとって、心強い相談相手となるでしょう。
通常、解体工事と庭づくりは別々の業者に依頼することが多いです。しかし、一社で両方に対応できる場合、工事全体のスケジュールや費用を管理しやすくなるという利点があります。「この庭石はどうなるんだろう」「大切な木は残せるのか」といった解体時の不安に対しても、造園の専門家として的確なアドバイスが期待できるでしょう。解体後の土地を売却するにせよ、ご自身で利用するにせよ、土地の価値を最大限に高めるための相談ができる点は、大きなメリットと言えます。
- 解体工事と造園業の両方を展開
- 解体後の土地活用までワンストップで相談可能
- 庭木や庭石の処分・再利用にも対応
日本サービス株式会社
日本サービス株式会社は、創業から約50年にわたり松戸市で事業を続けてきました。長年、地域に根ざした活動を続ける中で、松戸市から「優良工事表彰」を受けた実績があります。これは、同社の工事の品質が公的にも認められていることを示しています。長年の経験と自治体からの評価があるため、安心して工事を任せられる業者の一つです。
自治体が工事の品質を評価する「優良工事表彰」は、業者選びの重要な判断材料になります。この表彰は、技術力はもちろん、安全管理や周辺環境への配慮まで、総合的に審査されるのが一般的です。公的な機関が「この業者なら安心です」と認めているようなものなので、信頼性の高い業者を探している方にとっては、有力な候補になるでしょう。
- 創業から約50年、松戸市に密着
- 市の「優良工事表彰」を受賞した実績
有限会社剛健興業
有限会社剛健興業は、30年にわたって杭頭処理を専門に手掛けてきた業者です。杭頭処理は、建物の基礎の強度を左右する重要な工程であり、専門的な技術が求められます。同社は創業以来この分野一筋で事業を続けているため、豊富な経験とノウハウを持っています。長年の実績から、様々な現場状況に対応できる技術力が期待できます。
杭頭処理とは、建物を支える基礎杭の余分なコンクリートを削り、鉄筋を適切な高さに揃える作業です。この処理が不正確だと、建物の基礎全体の強度に影響を及ぼす可能性があります。30年間この作業だけを専門に行ってきたということは、それだけ多くの現場で経験を積んできたことの証明になります。建物の安全性を根幹から支える重要な工事だからこそ、こうした専門業者に任せるのは安心できる選択肢の一つです。
- 杭頭処理一筋30年の実績
- 専門業者としての豊富なノウハウ
- 建物の基礎工事に特化した事業内容
アゴラガーデン株式会社
アゴラガーデン株式会社は、造園や外構工事を専門とする会社です。そのため、単に建物を壊すだけでなく、解体した後の土地をどのように活用するかまで見据えた提案を得意としています。庭づくりや駐車場の設置など、解体後の計画が決まっている場合は、工事全体をスムーズに進めることができます。解体から外構工事までをまとめて依頼したい場合に頼りになる業者です。
解体業者と外構業者は別々に探すのが一般的ですが、窓口が一つになることで、打ち合わせの手間が省けたり、工事の連携がスムーズになったりする利点があります。特に、解体後の土地に何を残し、何を撤去するか(例えば、庭石や樹木、ブロック塀など)を外構計画と合わせて判断できるのは、造園の専門業者ならではの視点です。解体後の土地利用のイメージが具体的に決まっている方にとっては、相談しやすい相手となるでしょう。
- 造園・外構工事の専門知識
- 解体後の土地活用まで見据えた提案
- 解体から庭づくりまでの一貫対応
金山土木建設株式会社
金山土木建設株式会社は、創業から70年にわたり、地域で土木建設業を営んできた会社です。これほど長く事業を継続できているのは、一つ一つの仕事で着実に信頼を積み重ねてきた結果と考えられます。本業である土木・建設の知識が豊富で、建物の構造を深く理解している点が特徴です。解体工事においても、その経験を活かした安全な施工が期待できます。
解体業者を選ぶ際に、会社の歴史の長さは信頼性を測る一つの目安になります。特に70年間も事業を続けてこられたという事実は、地域社会から長きにわたって必要とされてきた証拠とも言えるでしょう。また、土木建設を専門とする会社が解体を行う場合、建物を「造る側」の視点を持っている点が強みです。どのように建てられているかを理解しているからこそ、安全で効率的な解体の手順を熟知しています。近隣への配慮が特に必要な住宅密集地などでの工事も、安心して相談しやすい業者です。
- 創業70年の長い業歴
- 地域に根ざした安定経営
- 土木・建設分野での豊富な経験
- 公共工事にも対応する技術力
松戸市の解体業者が見つかりませんでした。
解体業者の選び方でよくある質問
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
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「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
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それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
-
いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
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相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
-
いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。

「ゆうぽうと」のようなランドマーク的な施設の解体実績は、業者の技術力を判断する上で参考になります。大きな建物は構造が複雑なため、どの順番で解体すれば安全かを正確に計画する高度な技術が求められます。また、多くの人が利用していた施設周辺での工事は、騒音や安全への配慮も普段以上に厳しく管理しなければなりません。こうした厳しい条件をクリアしてきた実績は、一般的な住宅やビルの解体においても、高いレベルの安全管理を期待できる一つの目安となるでしょう。