千葉県成田市の解体業者一覧32社
成田市の解体業者をお探しの方へ。
「スッキリ解体」が、成田市に所在する32社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
このページでは、まず優良な解体業者の選び方を解説し、その後に「成田市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
優良な解体業者の選び方【5つのポイント】
安心して依頼できる解体業者を選ぶ際にチェックするべき 5つのポイントをご紹介します。
基準1:建設業許可の保有・解体工事業の登録がされていること
解体工事を行うためには、「建設業許可」の保有または「解体工事業の登録」のいずれかが必要です。 許可・登録がない状態で解体工事を行うことは違法行為にあたるため、必ずどちらかを保有・登録している業者を選びましょう。
- 建設業許可(解体工事業)
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解体工事においては1件の請負金額が 500万円以上(税込)の工事を行う場合に必要となる許可。
- 解体工事業の登録
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解体工事を請け負うための登録。ただし1件の請負金額が 500万円未満(税込)の工事のみ請け負える。
解体工事を請け負う業者が無許可だと判明した場合、建設業法違反により 工事中止命令や、 営業停止処分が下されることがあります。その場合、解体工事の予定は大幅に遅れ、費用も時間も余計にかかってしまうことになりかねません。
また、コンプライアンス意識や技術力の不足により 「不法投棄・現場での事故」を起こす可能性もあります。業者が許可の保有・登録を行っているかは事前に必ず確認しましょう。
基準2:産業廃棄物収集運搬業許可を保有していること
産業廃棄物を収集運搬する資格である 「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得するには、指定の講習や経営状況などの要件をクリアする必要があるため、 会社としての信頼の裏付けになります。
- 運搬車両・車両保管の要件
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廃棄物の種類に応じて、飛散や流出を防ぐ構造であることが求められます(土砂を運ぶダンプにシートをかけられる、液体を運ぶタンクローリーに漏洩防止措置があるなど)。また、運搬車両を適切に保管できる駐車場を確保しなければいけません。
- 講習会の修了
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日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)が実施する「産業廃棄物収集・運搬課程」の講習会を受講し、試験に合格して修了証を取得している必要があります。つまり「 収取運搬に必要な知識を習得しているか」が求められます。
- 利益・債務超過の要件
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直近3年間の決算書において、経常利益や当期純利益がマイナスでないことや、貸借対照表において負債総額が資産総額を上回る「債務超過」の状態でないことが原則です。つまり 「経営的に安定しているか」が審査されます。
- 事業内容の明確化
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取り扱う産業廃棄物の種類、運搬方法や使用する車両、適正な処理ルートなどを明確化する義務があります。廃棄物をどこからどこへ、どのように運ぶかを決定します。つまり「 廃棄物を適切に処理することの証明」をしなくてはいけません。
また、産業廃棄物収集運搬許可を持っていることで、 解体業者にとって最適なルートでゴミを処分できるというメリットもあります。処分を外部に委託するケースと比べて費用を抑えやすい傾向があります。
運営者 稲垣
廃棄物の処分費用は一律ではなく、処分場によって変動があります。木材はAの処分場、鉄くずはBの処分場へ持ち運ぶなどして、処分コストを抑える工夫をしている業者もいるため、自社で許可を保有していることが望ましいと言えます。
基準3:過去に違反歴がないこと
解体業者が違法工事や不法投棄を行うと違反歴がつきます。 創業 し て から違反歴が一切ないことも信頼の証です。
違反歴を依頼者自身で確認する場合は、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」や、産業廃棄物処理事業振興財団の「許可取消処分情報」で検索できます。
違反歴があるからといって必ずしも危険な業者とは限りませんが、 安全意識の高さを判断する基準としては有効です。
基準4:自社でホームページを保有していること
解体業者が自社でホームページを保有していると、様々な情報を調べられます。
一般的には「会社概要」「事業案内」「施工実績」「経営理念」「設備・施設案内」「スタッフ紹介」「保有資格」「企業の強み」「お客様の声」「ブログ・SNS」などが掲載されています。
中には、 施工実績を写真つきで公開している解体業者や、 明瞭な料金体系を掲載している業者も存在します。「ホームページにどんなことが書いてあるか」を比較し、業者の信頼度を見極めましょう。
運営者 稲垣
詳細で具体的な公開情報は、お客様に隠しごとをしないという誠意の証でもあります。
また、優良な解体業者は普段から工事の経過を写真に収めています。それにより 作業
の正当性や透明性を証明しているため、詳細な現場の写真を公開できること自体も信頼に繋がります。
基準5:公共工事を請け負った経験があること
国や地方自治体から発注される公共工事を請け負っていることも、信頼性を判断する1つの基準となります。
公共工事とは「水道・道路・鉄道・ダム・公園・学校」などを対象にした、社会基盤に携わる工事を指します。公共工事を請け負うためにはいくつか条件があり、それらを満たすことで信頼性の裏付けになります。
- 経営事項審査
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公共工事の入札に参加するには経営事項審査を受ける必要があります。この審査では企業の経営状況、技術力、社会性、過去の実績など様々な観点から企業の実力が審査されます。公共工事を請け負えるのは、 企業の経営基盤や技術力が一定水準以上である証です。
- 入札・契約制度
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一般競争入札が採用されることが多く、価格だけでなく技術提案も含めた総合的な評価によって発注先を決定します。これにより、安かろう悪かろうの業者は排除され、 技術力や実績のある優良な業者が選ばれやすいと言えます。
- 履行保証制度
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万が一、業者が倒産したり、自己都合で工事を放棄したりした場合に備えて、契約保証金や履行保証保険への加入が義務付けられています。これにより工事が中断しても保証機関が代替業者を探すなどして、 工事の完成が保証されます。
運営者 稲垣
公共工事は審査と入札によって、工事品質の低い業者が簡単に請け負えないようなシステムになっています。公共工事の実績はホームページで公開している場合も多いので、依頼前に確認しておきましょう。
以下の記事ではさらに網羅的な業者の選び方を紹介しています。「どうしてそれが優良業者の裏付けになるのか」といった、 各基準における専門家の詳細な解説が読めますのでぜひご確認ください。
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
調査項目(全50項目)を見る
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
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成田市の解体業者一覧
成田市の解体業者、全32社をご紹介します。
秀工業株式会社
秀工業株式会社は、解体で発生した木材を廃棄せず、資源として再利用する取り組みを行っています。現場から回収した木材は、自社で野菜などを育てるための堆肥として活用されています。建物を解体するだけでなく、その後の環境負荷を減らすことまで考えている点が大きな特徴です。環境に配慮した解体工事を希望する方にとって、検討すべき一社と言えるでしょう。
- 解体廃材(木材)の堆肥化
- 環境に配慮したリサイクル体制
- 農業分野への活用実績
秀工業株式会社
秀工業株式会社は、解体工事から産業廃棄物の中間処理、リサイクルまでを自社で一貫して行っている点が特徴です。自社でリサイクル施設を保有しているため、解体工事で発生した廃棄物を適切に分別し、再資源化する体制が整っています。すべての工程を自社で管理することで責任の所在が明確になり、廃棄物の不適切な処理といった心配もありません。環境への配慮と透明性の高い処理フローを重視する方にとって、安心して相談できる業者の一つです。
解体費用の内訳で大きな割合を占めるのが、廃棄物の処分費です。自社で中間処理施設を持つ業者は、この部分のコスト管理を自社で行えるため、価格の透明性と適正さを確保しやすいという大きな利点があります。秀工業がさらに一歩進んでいるのは、廃棄物を資源として捉え、堆肥という全く新しい価値に転換している点。これは単なるコスト削減に留まらない、企業の先進的な姿勢を示すものであり、安心して工事を任せられる信頼に繋がります。
- 解体から最終処分まで自社で完結するワンストップ体制
- 産業廃棄物の中間処理・リサイクル施設を自社保有
- 環境負荷の低減を意識した事業展開
株式会社ナリコー
株式会社ナリコーは、成田空港という日本の空の玄関口で、長年にわたり関連工事を手掛けてきた実績があります。空港のような重要施設での工事は、極めて厳しい安全基準や緻密な施工計画が求められます。その経験を活かし、同社では徹底した安全管理と、周辺環境への配慮を重視した工事を行っています。一般の住宅やビルの解体においても、成田空港の現場で培われた高い技術力が応用されています。
「成田空港の工事実績がある」という点は、解体業者の信頼性を判断する上で参考になる情報です。空港のような24時間稼働する重要インフラでは、わずかなミスも許されず、騒音や振動、粉塵対策など、周辺への影響を最小限に抑えるための厳しい基準が設けられています。そうした厳しい条件下で工事を任されているということは、それだけ高いレベルの安全管理能力と技術力を持っていることの証明になります。住宅密集地での解体など、特に近隣への配慮が求められる工事を検討している方にとって、安心して相談できる業者の一つと言えるでしょう。
- 重要インフラ施設での工事実績
- 厳格な安全管理体制
- 周辺環境への徹底した配慮
- 幅広い規模の解体工事に対応
株式会社小高興業
株式会社小高興業は、成田市から道路や下水道といった公共工事を請け負っている会社です。公共の仕事は、安全管理や技術力について厳しい基準が設けられています。その基準をクリアしているため、一般住宅の解体工事においても、質の高い施工が期待できます。特に、現場周辺の安全確保や近隣への配慮には定評があります。
解体業者を選ぶ際、「公共事業を手掛けているか」は一つの判断基準になります。公共工事の入札に参加するには、経営状況や過去の実績など、自治体による厳しい審査を通過しなければなりません。つまり、自治体から「この会社なら安心して仕事を任せられる」というお墨付きを得ているようなものです。大切な自宅の解体を任せる上で、こうした客観的な信頼性は、安心材料になるのではないでしょうか。
- 成田市からの公共工事受注実績
- 道路や下水道工事で培った土木の技術
- 現場周辺の安全確保と丁寧な施工
コヤマ工業株式会社
コヤマ工業株式会社は、解体工事と外構工事を手掛けている会社です。業歴は30年になります。工事はすべて自社の職人が担当するため、業者間の連携不足によるトラブルの心配がありません。解体工事後の土地活用、例えば駐車場の造成やフェンスの設置といった外構工事までまとめて依頼できるため、窓口が一つで済みます。解体後の計画が決まっている方にとって、相談しやすい会社です。
解体業者と外構業者を別々に探すのは、意外と手間がかかるものです。同じ会社にまとめて任せられれば、打ち合わせも一度で済みますし、解体後の整地の状態を外構工事に適した形に仕上げてくれるなど、スムーズな連携が期待できます。解体だけでなく、その後の土地の使い道まで具体的に考えている方であれば、一貫して相談できる業者は心強い存在になるでしょう。
- 30年の業歴
- 解体から外構工事まで一貫対応
- すべての工程を自社で施工
- 土地活用の相談も可能
東邦建設株式会社
東邦建設株式会社は、公共工事を中心に手掛けている総合建設業者です。その技術力や安全管理への取り組みは外部からも評価されており、創業以来、国や地方自治体からの表彰実績は60回を超えています。解体工事だけでなく、その後の新築工事まで一貫して任せることが可能です。
国や自治体の公共工事を受注するには、経営状況、技術者の資格、過去の実績など、厳しい審査基準をクリアしなければなりません。その上で60回以上も表彰されているという事実は、同社が長年にわたり、安定して質の高い仕事を提供してきたことの客観的な証明と言えます。特に、安全管理が厳しく求められる工事や、近隣への配慮が重要な現場を依頼する際に、信頼できる業者かどうかを判断する有力な材料になるでしょう。
- 60回を超える豊富な表彰実績
- 国や自治体の公共事業を中心とした施工経験
- 解体から建築まで対応する総合力
株式会社天王橋建設
株式会社天王橋建設は、近隣への配慮を特に重視している会社です。大きな特徴は、解体工事で発生する騒音や振動への対策にあります。例えば、コンクリートを細かく砕く作業など、特に大きな音が出る工程は現場で行わず、自社の工場に持ち帰って処理しています。この一手間により、現場での騒音や振動を大幅に減らすことができます。住宅が密集しているエリアでの工事や、近隣への影響が気になる方にとって、心強い選択肢となるでしょう。
解体工事で最も多いトラブルは、騒音や振動が原因です。多くの業者は養生や作業時間の工夫で対応しますが、「騒音源そのものを現場からなくす」という天王橋建設の取り組みは、より踏み込んだ対策と言えます。コンクリートガラなどを一度工場へ運ぶ手間はかかりますが、その分、近隣住民が感じるストレスを根本から減らすことにつながります。工事中のご近所付き合いまで考えて業者を選びたい方にとって、同社の姿勢は安心材料の一つになるでしょう。
- 自社工場を活用した騒音・振動対策
- 住宅密集地での工事実績
- 近隣住民との丁寧なコミュニケーション
株式会社關口工業
解体工事では、騒音や振動、粉じんの飛散など、近隣への影響が心配になることも少なくありません。株式会社關口工業は、工事を始める前の近隣挨拶を徹底しています。また、施主に対しても工事の進め方やスケジュールを丁寧に説明することで、不安の解消に努めています。こうした事前の細やかな配慮があるため、施主も近隣住民も安心して工事を見守ることができます。現場での安全管理にも力を入れており、トラブルのない円滑な工事を心掛けている業者です。
解体工事で最も多いトラブルの一つが、近隣住民との関係悪化です。その原因の多くは、「いつまで工事が続くのか」「どんな作業をしているのか」といった情報が伝わらないことへの不安や不満から生じます。株式会社關口工業のように、事前に挨拶をして工事内容を丁寧に説明してくれる業者であれば、こうした無用な心配をかけずに済みます。施主への説明を尽くす姿勢は、現場での作業の丁寧さにも繋がることが多く、安心して工事を任せられるかどうかの重要な判断材料になるでしょう。
- 施主への丁寧な説明
- 近隣住民への配慮
- 安全管理の徹底
オバタ総業株式会社
オバタ総業株式会社は1980年に創業し、40年以上にわたって事業を続けています。解体工事だけでなく、砕石を生産する自社のプラントを保有しているのが特徴です。これにより、解体工事で発生したコンクリートなどを自社でリサイクルし、最終処分まで一貫して対応することが可能です。複数の事業を展開していることから、安定した経営基盤を持つ会社です。
解体業者を選ぶとき、工事で出たコンクリートなどがその後どう処理されるか気になる方もいるかもしれません。オバタ総業株式会社のように自社で砕石のプラントを持っている場合、他社に処理を委託する必要がなくなります。その分、中間コストが削減されたり、不法投棄などの心配がなくなったりする可能性があります。会社としてリサイクル事業まで手掛けているという点は、業者としての信頼性を判断する上での一つの材料になりそうです。
- 40年以上の長い業歴
- 砕石の自社プラントを保有
- 解体からリサイクルまでの一貫体制
- 多角的な事業展開による経営基盤
株式会社御門建設
株式会社御門建設は、主に公共事業の道路工事を手掛けてきた会社です。公共工事で求められる厳しい安全基準や緻密な施工計画のノウハウが、個人の住宅や建物の解体工事にも活かされています。特に、工事中の騒音や振動、粉じんの飛散防止といった近隣への配慮を重視している点が特徴です。解体後の土地をすぐに活用できるよう、丁寧な整地を行うことにも定評があります。
公共事業、特に多くの人が行き交う道路工事の実績があるという点は、技術力や安全管理体制を判断する上で参考になります。公共の現場では、一般の工事以上に厳しい安全基準や周辺環境への配慮が求められるからです。常に人の目に触れる場所で作業することに慣れている業者は、現場の整理整頓や作業員の立ち居振る舞いといった細かな点まで意識が高い傾向があります。大切な資産である土地の工事を任せる上で、こうした実績に裏付けられた信頼感は、安心できる業者選びの大きな助けになるでしょう。
- 公共事業、特に道路工事を主体とする施工実績
- 厳格な安全基準に基づいた現場管理体制
- 近隣への騒音や粉じん対策の徹底
- 解体後の土地をきれいにする丁寧な整地
成田市の解体業者が見つかりませんでした。
業者選びの「5つのポイント」と合わせて確認!よくある質問Q&A
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
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「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
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それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
-
いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
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相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
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いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。




解体工事では、多くの木材が産業廃棄物として処分されます。その中で、木材を堆肥として農業に活用する取り組みは、環境負荷を減らすという点で注目されます。廃棄物の処理方法は、業者によって意識の差が出やすい部分です。こうしたリサイクル体制を整えている業者は、廃棄物の適正な分別や処理に対する意識が高いと判断できるため、不法投棄などのリスクを避けたい方にとって、安心材料の一つとなるでしょう。