千葉県佐倉市の解体業者一覧（26社）｜地域の解体事情
佐倉市で信頼できる解体業者をお探しの方へ。
佐倉市に所在する26社を、50の独自項目（対応工事・保有資格・安全対策など）で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
そこで本記事では、おすすめ業者の紹介に加え、 「佐倉市の解体事情や補助金情報」 についても詳しく解説しています。
下の「佐倉市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
解体業界で6年間働く中で感じた『正しい情報が届かない』というもどかしさから、全記事の企画・編集に責任を持っています。専門家への直接取材を通じ、業界経験者として分かりやすい情報提供をお約束します。
佐倉市の解体工事事情と地域特性
佐倉市の概要
佐倉市は、旧城下町、ニュータウン、計画都市という異なる顔が共存する、東京のベッドタウンです。
佐倉市は千葉県北部に位置する、人口約17万人の都市です。都心へのアクセスの良さからベッドタウンとして発展しましたが、その街並みは一様ではありません。
江戸時代の城下町の骨格を残す「旧佐倉地区」、高度経済成長期に開発された「臼井・志津地区」のニュータウン群、そして民間企業が計画的に管理を続ける「ユーカリが丘地区」。このように、それぞれ異なる歴史と特性を持つエリアが共存しているのが佐倉市の大きな特徴です。
地形・道路事情と解体費用の傾向
下総台地の起伏による高低差や古い擁壁、そして国道296号の慢性的な渋滞が、解体費用と工期を押し上げる主な要因になっています。
- 地形の特徴：下総台地の起伏を利用して宅地開発が行われた背景から、多くの住宅地で道路と敷地の間に高低差があったり、古い擁壁が見られたりします。これが「がけ条例」の対象になることも多く、解体後の再建築に思わぬ制約が生じる可能性があるので注意が必要です。
- 道路事情：市を東西に貫く国道296号（成田街道）、特に鏑木（かぶらぎ）交差点周辺は、慢性的な交通渋滞が大きな問題です。バイパス計画は進んでいますが、2025年時点では抜本的な解決には至っておらず、廃棄物を運び出す際の大きな障害になっています。
- 費用への影響：敷地の高低差は、重機を入れるためのスロープ設置といった追加の仮設費や、状況によっては手壊し解体による人件費の高騰を招きます。加えて、国道296号の渋滞はダンプトラックの往復回数を減らすため、運搬にかかる日数と費用が増える直接的な原因です。
運営者 稲垣私がこれまでに見てきた失敗例で特に多いのが、古い擁壁のトラブルです。佐倉市のような傾斜地では、解体工事の振動で擁壁に亀裂が入ったり、最悪の場合崩れたりするリスクがあります。見積もりの段階で「擁壁の安全性」について具体的に説明してくれる業者を選ぶのが、失敗しないための重要なポイントです。
エリア別で全く違う解体事情：ユーカリが丘・臼井・旧佐倉
佐倉市では、計画都市「ユーカリが丘」、高齢化が進む「臼井・千代田」、歴史的規制がある「旧佐倉」で、求められる工事の質や注意点が大きく異なります。
佐倉市の解体工事は、エリアの特性を理解することが成功の鍵です。
例えば、山万株式会社が開発・管理する「ユーカリが丘」は資産価値が高く、住民の環境意識も高い傾向があります。だからこそ、解体工事には騒音や粉塵対策など、より高いレベルでの近隣配慮が求められます。
一方で、1970年代から80年代に開発された「臼井・千代田地区」は、建物の老朽化と住民の高齢化が同時に進むオールドニュータウンです。当時の基準で造られた狭い道が多く、重機が入れずに手作業での解体や小運搬が必要になるケースが増えています。
城下町の風情が残る「旧佐倉地区」では、「歴史的風致維持向上計画」に基づき景観への配慮が求められるほか、工事中に埋蔵文化財が見つかるリスクも考えておく必要があります。
解体工事・空き家対策の補助金
佐倉市には、親族以外から中古住宅を購入して解体・新築する人を対象とした、空き家の流通促進を目的とするユニークな補助金制度があります。
| 制度名 | 補助金額・率 | 対象・条件 |
|---|---|---|
| 中古住宅解体新築支援事業 | 解体経費の1/5以内（上限50万円） | 親族以外から旧耐震基準の中古住宅を購入し、解体後にご自身が住む家を新築する方。 |
| 危険コンクリートブロック塀等除却支援事業 | 除却費の1/2（上限25万円）など | 市の診断で「危険」と判定されたブロック塀を取り壊し、フェンス設置や緑化をする方。 |
特に「中古住宅解体新築支援事業」は予算枠が10件と非常に少ないため、早めの申請が不可欠です。また、ブロック塀の補助金は、市の職員による事前診断で危険と認定されることが前提です。
※制度の最新情報や申請様式は、必ず自治体の公式サイトをご確認ください。
佐倉市の公式サイトで詳細を見る
廃棄物処理と分別ルール
解体で出る産業廃棄物は市の清掃施設では処理できず、佐倉第三工業団地にある民間の中間処理施設が主な搬出先です。
解体工事で発生したコンクリートガラや木くずといった産業廃棄物は、佐倉市と酒々井町が運営する「酒々井リサイクル文化センター」には持ち込めません。これらの廃棄物は、法令に従い、民間の産業廃棄物処理施設へ運搬する必要があります。
佐倉市内では、東関東自動車道佐倉IC近くの佐倉第三工業団地周辺に中間処理施設が集まっています。多くの解体業者がこれらの施設を利用しているため、業者を選ぶ際には、こうした正規の処理ルートを確保しているかを確認することが重要です。
運営者 稲垣佐倉市での解体工事は、ユーカリが丘、臼井、旧佐倉といったエリアごとの特性を理解し、工事のアプローチを変えることが重要です。国道296号の渋滞による工期への影響や、購入者を対象としたユニークな補助金制度の活用も計画の鍵です。
優良な解体業者の選び方
解体業者を選ぶ際は、価格だけでなく「建設業許可の有無」「過去の行政処分歴」「工事賠償責任保険の加入」など、多角的なチェックが必要です。以下の記事では、優良業者を見極めるための18のチェックポイントを専門家が詳しく解説しています。契約前にぜひご一読ください。
当サイト独自の50の調査項目
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。
佐倉市の解体業者一覧
佐倉市の解体業者、全26社をご紹介します。
株式会社村上建設
株式会社村上建設は、自社で廃棄物の中間処理場を保有しています。解体工事で発生した廃棄物を外部の業者に委託する必要がないため、その際に発生する中間マージンがかかりません。その分の費用を抑えられるのが、同社の大きな特徴です。解体から廃棄物の処理まで、すべて一貫して任せることができます。
- 自社廃棄物処理場の保有
- 中間マージンを省いた費用体系
- 解体から廃棄物処理までの一貫対応
東豊土木工業株式会社
東豊土木工業株式会社は、10年以上にわたって無事故・無違反を続けています。この事実は、同社の安全管理体制が日々の現場で着実に機能していることを示しています。解体工事は常に危険が伴うため、こうした長期間の実績は、業者を選ぶ際の重要な判断材料の一つになります。
解体業界で「10年以上無事故」という記録を維持するのは、決して簡単なことではありません。重機の操作やアスベストの飛散防止、近隣への声かけといった日々の基本的な作業を、全作業員が高い意識を持って徹底して初めて達成できるものです。特に住宅が密集するエリアでの工事では、一つの不注意が大きなトラブルに発展しかねません。長年にわたる無事故の実績は、安心して工事を任せたいと考える方にとって、信頼できる一つの目安となるでしょう。
- 10年以上の無事故・無違反という実績
- 現場レベルで徹底された安全管理体制
- 近隣への配慮を重視した丁寧な作業
株式会社ビレッジアップ
株式会社ビレッジアップは、解体工事だけでなく、その後の土地活用まで相談できる会社です。例えば、解体後の更地を駐車場として活用したり、売却したりする場合の計画についても、まとめて任せることができます。また、品質管理と環境管理に関する国際規格「ISO9001」と「ISO14001」の両方を取得している点も特徴です。これは、作業の品質や近隣環境への配慮について、国際的な基準を満たしていることを示します。
国際規格であるISO認証を取得している点は、業者の信頼性を客観的に判断する上で参考になります。「ISO9001（品質）」は、作業手順や管理体制がルール化されていることを示します。一方、「ISO14001（環境）」は、騒音や粉塵、廃棄物の処理といった環境への影響を最小限に抑える仕組みがあることの証明です。この2つを同時に取得している業者であれば、作業の品質と近隣への配慮の両面で、安心して工事を任せやすいと考えられます。
- 解体、伐採から不動産売買、リフォームまで一貫して対応可能
- 品質（ISO 9001）と環境（ISO 14001）の国際規格認証を取得
- 自社の重機とスタッフによる直接施工で中間マージンを排除
株式会社佐倉環境センター
株式会社佐倉環境センターは、廃棄物処理業を母体とする会社です。その専門的な取り組みは国からも評価されており、廃棄物の適正処理推進の功績で環境大臣表彰を受けた実績があります。解体工事で発生する廃棄物についても、関連法令を遵守し、最後まで責任を持って適正に処理します。そのため、不法投棄などの心配がなく、安心して工事を任せることができます。コンプライアンスを特に重視したい方に適した業者です。
解体工事で最も注意すべき点の一つが、廃棄物の処理方法です。万が一、依頼した業者が不法投棄などを行うと、施主（依頼主）が責任を問われるケースもあります。その点、廃棄物処理の分野で環境大臣表彰を受けているという事実は、業者選定における大きな安心材料になります。これは、国が認めるレベルで法令遵守と環境配慮を実践していることの、客観的な証明だからです。廃棄物処理の透明性を重視するなら、こうした実績は重要な判断基準となるでしょう。
- 廃棄物処理における環境大臣表彰の実績
- 廃棄物処理業を母体とする専門性
- 法令遵守を徹底した解体工事
インバ建設株式会社
インバ建設株式会社は、佐倉市の公共事業を中心に手掛けている会社です。その仕事は市からも評価されており、実際に表彰を受けた実績があります。公共工事は、技術力だけでなく、安全管理や周辺環境への配慮など、民間工事以上に厳しい基準が設けられています。市の厳しい基準をクリアし、表彰までされているという事実は、安心して工事を任せられる業者を探す上で、一つの客観的な指標になるでしょう。
業者選びで「信頼できるかどうか」を判断するのは難しいものですが、自治体の公共工事を請け負った実績は、その一つの目安になります。公共工事は、民間工事以上に品質や安全管理、周辺環境への配慮といった点で厳しい基準が設けられているからです。その上で自治体から表彰されるということは、その業者の仕事ぶりが公的にも高く評価されていることを示しています。こうした客観的な評価は、大切な資産である家を任せる業者を選ぶ際に、大きな安心材料となるでしょう。
- 佐倉市の公共事業を中心とした施工実績
- 市からの表彰歴で示される客観的な信頼性
- 民間工事にも活かされる公共工事のノウハウ
株式会社島田
株式会社島田は、事業活動だけでなく、地域の安全運動にも参加しています。こうした地域に根差した活動は、同社の安全に対する姿勢を示す一つの側面と言えます。会社全体で育まれた高い安全意識は、解体工事の現場における丁寧な作業にも反映されていると考えられます。
解体業者の安全意識は、資料だけでは判断が難しいものです。その点、株式会社島田のように地域の安全運動に参加しているという事実は、一つの参考になります。日頃から地域全体の安全に関心を持っている会社は、自社の工事現場でも「事故を起こさない」という意識が徹底されやすい傾向にあります。そうした姿勢は、騒音や振動、粉じんといった近隣への配慮にも繋がるため、安心して工事を任せやすいでしょう。
- 地域の安全運動への積極的な参加
- 高い安全意識に基づいた現場管理
- 地域に根差した事業活動
株式会社赤門
株式会社赤門は、建物の解体工事と造園工事の両方を手掛けている会社です。そのため、単に建物を壊すだけでなく、解体後の土地をどのように活用したいかという施主の要望に応じた提案を得意としています。例えば、解体後に新しい庭を造ったり、更地にして駐車場にしたりといった計画にも一貫して対応可能です。庭木の伐採や重機が必要な庭石の撤去などもまとめて依頼できるため、複数の業者を探す手間が省けます。
解体工事と造園工事を一つの会社にまとめて依頼できる点は、大きな利点と言えます。解体業者によっては、大きな庭木や庭石の撤去は専門外として、別途造園業者への依頼が必要になるケースも少なくありません。株式会社赤門であれば、建物の解体から庭の整理までを一つの窓口で相談できます。解体後の土地をどのように活用したいか、という将来の計画まで含めて話を進められるため、工事全体がスムーズに進みやすいでしょう。
- 解体工事と造園工事の一貫体制
- 庭木の伐採や庭石の撤去にも対応
- 解体後の土地利用まで含めた計画提案
有限会社Iuchi
有限会社Iuchiは、アスベスト除去やダイオキシン類の除染など、特殊な工事を専門としています。工場や焼却施設の解体現場では、複数の有害物質が混在する「複合汚染」が発生しているケースも少なくありません。同社はそうした難易度の高い現場にも対応できる技術と設備を備えています。一般的なアスベスト除去はもちろん、より専門性が求められる工事でも安心して任せられる業者の一つです。
アスベストとダイオキシン類では、安全に除去するための法律や作業手順が全く異なります。そのため、両方が存在する「複合汚染」の現場に対応するには、それぞれの物質に関する深い専門知識と、両方の規則を守りながら作業を進める高度な管理能力が不可欠です。有限会社Iuchiのように複合汚染への対応を掲げている業者は、それだけ幅広い知識と確かな技術を持っていると判断できる材料の一つになります。
- アスベスト除去工事
- ダイオキシン類の除染工事
- 複合汚染への対応実績
- 環境整備に関する高い専門性
有村建設株式会社
有村建設株式会社は、品質（ISO 9001）、環境（ISO 14001）、労働安全衛生（ISO 45001）の3分野で国際規格の認証を取得しています。これは、サービスの品質を保つ仕組み、周辺環境への配慮、そして現場作業員の安全管理体制が、国際的な基準を満たしていることを客観的に示すものです。解体工事では特に、騒音や粉じん対策、廃棄物の適正な処理が求められます。そのため、こうした第三者機関の認証を受けていることは、業者を選ぶ上での安心材料の一つになります。
企業のウェブサイトなどで「ISO認証取得」という言葉を見かけることがありますが、これは業者選びの参考になる客観的な指標です。ISO認証は、一度取得して終わりではなく、毎年または数年ごとに専門の審査機関による厳しいチェックを受け、基準をクリアし続けなければ維持できません。つまり「トリプルISO認証」を保持しているという事実は、同社が品質、環境、安全への取り組みを継続的に行っていることの表れと見ることができます。どのような体制で工事を行っているかを知る上で、こうした認証の有無を確認してみるのも良いでしょう。
- 品質、環境、労働安全衛生の国際規格「ISO」を3つ取得
- 1968年創業、半世紀以上にわたり地域インフラを支えてきた実績
- 従業員の健康と成長を重視する「健康経営優良法人」認定企業
心陽工業株式会社
心陽工業株式会社は、解体工事から産業廃棄物の収集運搬、最終処分までをすべて自社で一貫して行っています。外部の業者を間に挟まないため、中間マージンといった余分な費用が発生しません。また、解体と処分の業者間で起こりがちな連絡の行き違いもなく、工事がスムーズに進みやすい点も特徴です。解体から処分まで責任の所在がはっきりしているため、安心して工事を任せることができます。
解体工事では、建物を壊す業者と、そこから出た廃棄物を運んだり処分したりする業者が別々であることが少なくありません。その場合、業者間の連携がうまくいかないと、工期が遅れる原因になることもあります。その点、心陽工業株式会社のように、解体から処分までを一つの会社で完結できる体制は、依頼主にとって大きなメリットがあります。窓口が一つなので話がスムーズに進み、費用面でも工期面でも無駄を省きやすいと言えるでしょう。
- 解体から産業廃棄物の処分まで自社で一貫対応
- 中間マージンを省いた費用体系
- 業者間の連携ロスがないスムーズな工期
- 責任の所在が明確な体制
佐倉市の解体業者が見つかりませんでした。
解体業者の選び方でよくある質問
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき？
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「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか？
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それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代（借りる費用）がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか？
-
いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか？
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相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物（不用品）の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体
【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの？費用はいくらかかる？ 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか？
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか？
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いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。
解体費用の見積もりは、建物を壊す作業費と、がれきなどの廃棄物を処理する費用で構成されています。多くの解体業者は、この廃棄物処理を専門の業者に委託するため、料金には中間マージンが上乗せされるのが一般的です。村上建設は自社で処理場を持っているため、この中間マージンがかかりません。費用が抑えられる理由がはっきりしているので、価格の妥当性を重視する方にとって、納得のいく見積もりが期待できるでしょう。