千葉県袖ケ浦市の解体業者一覧16社
袖ケ浦市の解体業者をお探しの方へ。
「スッキリ解体」が、袖ケ浦市に所在する16社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
このページでは、まず優良な解体業者の選び方を解説し、その後に「袖ケ浦市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
優良な解体業者の選び方【5つのポイント】
安心して依頼できる解体業者を選ぶ際にチェックするべき 5つのポイントをご紹介します。
基準1:建設業許可の保有・解体工事業の登録がされていること
解体工事を行うためには、「建設業許可」の保有または「解体工事業の登録」のいずれかが必要です。 許可・登録がない状態で解体工事を行うことは違法行為にあたるため、必ずどちらかを保有・登録している業者を選びましょう。
- 建設業許可(解体工事業)
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解体工事においては1件の請負金額が 500万円以上(税込)の工事を行う場合に必要となる許可。
- 解体工事業の登録
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解体工事を請け負うための登録。ただし1件の請負金額が 500万円未満(税込)の工事のみ請け負える。
解体工事を請け負う業者が無許可だと判明した場合、建設業法違反により 工事中止命令や、 営業停止処分が下されることがあります。その場合、解体工事の予定は大幅に遅れ、費用も時間も余計にかかってしまうことになりかねません。
また、コンプライアンス意識や技術力の不足により 「不法投棄・現場での事故」を起こす可能性もあります。業者が許可の保有・登録を行っているかは事前に必ず確認しましょう。
基準2:産業廃棄物収集運搬業許可を保有していること
産業廃棄物を収集運搬する資格である 「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得するには、指定の講習や経営状況などの要件をクリアする必要があるため、 会社としての信頼の裏付けになります。
- 運搬車両・車両保管の要件
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廃棄物の種類に応じて、飛散や流出を防ぐ構造であることが求められます(土砂を運ぶダンプにシートをかけられる、液体を運ぶタンクローリーに漏洩防止措置があるなど)。また、運搬車両を適切に保管できる駐車場を確保しなければいけません。
- 講習会の修了
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日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)が実施する「産業廃棄物収集・運搬課程」の講習会を受講し、試験に合格して修了証を取得している必要があります。つまり「 収取運搬に必要な知識を習得しているか」が求められます。
- 利益・債務超過の要件
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直近3年間の決算書において、経常利益や当期純利益がマイナスでないことや、貸借対照表において負債総額が資産総額を上回る「債務超過」の状態でないことが原則です。つまり 「経営的に安定しているか」が審査されます。
- 事業内容の明確化
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取り扱う産業廃棄物の種類、運搬方法や使用する車両、適正な処理ルートなどを明確化する義務があります。廃棄物をどこからどこへ、どのように運ぶかを決定します。つまり「 廃棄物を適切に処理することの証明」をしなくてはいけません。
また、産業廃棄物収集運搬許可を持っていることで、 解体業者にとって最適なルートでゴミを処分できるというメリットもあります。処分を外部に委託するケースと比べて費用を抑えやすい傾向があります。
運営者 稲垣
廃棄物の処分費用は一律ではなく、処分場によって変動があります。木材はAの処分場、鉄くずはBの処分場へ持ち運ぶなどして、処分コストを抑える工夫をしている業者もいるため、自社で許可を保有していることが望ましいと言えます。
基準3:過去に違反歴がないこと
解体業者が違法工事や不法投棄を行うと違反歴がつきます。 創業 し て から違反歴が一切ないことも信頼の証です。
違反歴を依頼者自身で確認する場合は、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」や、産業廃棄物処理事業振興財団の「許可取消処分情報」で検索できます。
違反歴があるからといって必ずしも危険な業者とは限りませんが、 安全意識の高さを判断する基準としては有効です。
基準4:自社でホームページを保有していること
解体業者が自社でホームページを保有していると、様々な情報を調べられます。
一般的には「会社概要」「事業案内」「施工実績」「経営理念」「設備・施設案内」「スタッフ紹介」「保有資格」「企業の強み」「お客様の声」「ブログ・SNS」などが掲載されています。
中には、 施工実績を写真つきで公開している解体業者や、 明瞭な料金体系を掲載している業者も存在します。「ホームページにどんなことが書いてあるか」を比較し、業者の信頼度を見極めましょう。
運営者 稲垣
詳細で具体的な公開情報は、お客様に隠しごとをしないという誠意の証でもあります。
また、優良な解体業者は普段から工事の経過を写真に収めています。それにより 作業
の正当性や透明性を証明しているため、詳細な現場の写真を公開できること自体も信頼に繋がります。
基準5:公共工事を請け負った経験があること
国や地方自治体から発注される公共工事を請け負っていることも、信頼性を判断する1つの基準となります。
公共工事とは「水道・道路・鉄道・ダム・公園・学校」などを対象にした、社会基盤に携わる工事を指します。公共工事を請け負うためにはいくつか条件があり、それらを満たすことで信頼性の裏付けになります。
- 経営事項審査
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公共工事の入札に参加するには経営事項審査を受ける必要があります。この審査では企業の経営状況、技術力、社会性、過去の実績など様々な観点から企業の実力が審査されます。公共工事を請け負えるのは、 企業の経営基盤や技術力が一定水準以上である証です。
- 入札・契約制度
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一般競争入札が採用されることが多く、価格だけでなく技術提案も含めた総合的な評価によって発注先を決定します。これにより、安かろう悪かろうの業者は排除され、 技術力や実績のある優良な業者が選ばれやすいと言えます。
- 履行保証制度
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万が一、業者が倒産したり、自己都合で工事を放棄したりした場合に備えて、契約保証金や履行保証保険への加入が義務付けられています。これにより工事が中断しても保証機関が代替業者を探すなどして、 工事の完成が保証されます。
運営者 稲垣
公共工事は審査と入札によって、工事品質の低い業者が簡単に請け負えないようなシステムになっています。公共工事の実績はホームページで公開している場合も多いので、依頼前に確認しておきましょう。
以下の記事ではさらに網羅的な業者の選び方を紹介しています。「どうしてそれが優良業者の裏付けになるのか」といった、 各基準における専門家の詳細な解説が読めますのでぜひご確認ください。
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
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企業経験・規模 (7)
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保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
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袖ケ浦市の解体業者一覧
袖ケ浦市の解体業者、全16社をご紹介します。
株式会社ナガシマ
株式会社ナガシマは、60台を超える重機や車両を自社で保有しています。多くの重機を自社でまかなえるため、レンタルに頼る業者と比べて、工期の短縮や費用の抑制につながりやすい点が特徴です。また、設備の充実度は、急な依頼や大規模な工事への対応力にもつながっています。現場の状況に合わせて適切な重機を選定できるため、効率的で安全な工事が期待できるでしょう。
- 60台以上の重機・車両を自社で保有
- 自社設備による迅速かつ柔軟な対応力
- 大規模工事から特殊な現場まで対応可能
株式会社大倉
株式会社大倉は、土壌汚染対策法に基づき環境省から指定された調査機関です。これは、国が定める厳しい基準をクリアした技術力と体制を持っていることを意味します。解体工事の跡地で、土地の売却や再利用を検討している場合、土壌汚染の有無は重要な確認事項です。同社は専門的な調査から、万が一汚染が見つかった際の浄化工事まで、一貫して対応しています。
環境省の「指定調査機関」であるという点は、業者を選ぶ上で信頼できる一つの目安になります。特に工場やガソリンスタンドの跡地などを解体する際は、法律で土壌汚染調査が義務付けられる場合があります。もし汚染が見つかれば、土地の資産価値に大きく影響するため、調査や対策は非常に重要です。公的な機関からのお墨付きがある業者であれば、法令に沿った適切な対応が期待でき、安心して相談しやすいでしょう。
- 環境省から「指定調査機関」の認定を受け、土壌汚染調査から対策工事まで自社で完結
- 年商73億円(2024年6月期)を誇る安定した経営基盤と、企業の社会的責任への高い意識
- 工場跡地や大規模開発など、環境コンプライアンスが問われる難易度の高い案件への対応力
有限会社渡辺産業
有限会社渡辺産業は、自社で廃棄物の中間処理施設を保有しています。通常、解体工事で発生した廃棄物は専門の処分業者に運ばれますが、同社では解体から処分までを一貫して自社で行える体制が整っています。そのため、他社に処分を委託する際に発生する中間マージンがかからず、その分、費用を抑えた工事の提案が可能です。
解体業者を選ぶ際、自社で廃棄物の中間処理施設を持っているかどうかは、一つの判断基準になります。多くの解体業者は、廃棄物の処分を別の専門業者に委託するため、その分の仲介手数料が工事費用に上乗せされるのが一般的です。渡辺産業のように自社で処理施設を持つ業者であれば、この中間マージンが発生しないため、費用を安く抑えやすい傾向があります。また、解体から処分まで責任を持って一貫対応してくれるため、不法投棄などの心配がなく、安心して任せられる点も大きなメリットです。
- 自社の中間処理施設を保有
- 解体から廃棄物処分まで一貫対応
- 中間マージンを削減した費用設定
株式会社大鐵建設
株式会社大鐵建設は、創業から60年以上にわたり事業を続けている会社です。特筆すべきは、相談のしやすさにあります。年中無休で、夜も20時半まで問い合わせに対応しているため、平日の日中に時間が取れない方でも、自身のスケジュールに合わせて相談を進めやすいでしょう。長年の経験と、利用者側に立った柔軟な対応体制は、業者を選ぶ上で一つの判断材料になります。
解体工事の相談は、日中にしか受け付けていない業者がほとんどです。仕事などで忙しい方にとって、業者と連絡を取る時間を確保するのは簡単ではありません。その点、大鐵建設のように年中無休で夜間も対応してくれる業者は、利用者にとって非常に心強い存在と言えます。こうした細やかな配慮は、実際の工事における丁寧な対応にもつながることが多いため、業者選びの参考にすると良いでしょう。
- 60年以上にわたる事業実績
- 年中無休で夜20時半まで対応する相談体制
- 日中が多忙な人でも利用しやすい柔軟性
株式会社片山組
株式会社片山組は、地域に密着して事業を展開している工務店です。大きな特徴は、施主との「顔の見える関係」を大切にしている点です。設計から施工まで、担当者と直接対話する機会が多く設けられているため、家づくりに関する細かな要望や不安な点を相談しやすい環境が整っています。地域での評判を重視する姿勢は、施工後のアフターフォローにもつながっており、長く安心して付き合える業者を探している方にとって、一つの選択肢となります。
「地域密着」や「顔の見える関係」を掲げる業者は、地元の評判を非常に大切にする傾向があります。一度悪い評判が立つと事業に直接影響するため、一件一件の施工に丁寧に取り組まざるを得ません。むしろ、良い仕事が口コミとなって次の顧客につながることを理解しているため、誠実な対応が期待できることが多いです。特に、完成後もメンテナンスなどで長い付き合いになる住宅だからこそ、いつでも気軽に相談できる地元の工務店は、心強い存在と言えるでしょう。
- 地域に根差した事業展開
- 施主との直接対話を重視
- 地域貢献活動への参加
株式会社裕栄
株式会社裕栄には建築士が在籍しています。そのため、単に建物を解体するだけでなく、解体後の新築やリフォーム、土地の売却といった次のステップまで見据えた相談が可能です。「更地にした後、どうすれば良いかわからない」といった悩みを持つ場合でも、建築の専門家から具体的なアドバイスを受けられる点が特徴です。解体から次の計画まで、一貫して任せることができます。
解体後の土地に家を建てる予定があるなら、建築士がいる解体業者に依頼するメリットは大きいです。建築の専門家は、次にどんな建物を建てるかを見据えて、「この基礎は残した方が良いか」「どこまで整地すれば次の工事がスムーズか」といった判断ができます。解体と建築を別々の会社に頼んだ場合、後から「この部分も解体しておくべきだった」といった問題が起きることもあります。株式会社裕栄のように、窓口が一つであれば、そうした手戻りの心配が少なく、安心して計画を進めやすいでしょう。
- 建築士による専門的な対応
- 解体後の新築や土地活用も相談可能
- 解体から建築まで一貫したサポート
森機工株式会社
森機工株式会社は、創業から約30年にわたり事業を続けている解体業者です。長年の経験で培った技術で、様々な現場に対応しています。地域に密着した経営を続けてきた実績があるため、周辺環境への配慮が求められる工事についても安心して相談できます。
解体業者を選ぶ際、30年という業歴は一つの判断基準になります。それだけ長く事業を続けられたのは、大きなトラブルを起こすことなく、地域からの信頼を得てきた結果と考えることができるからです。特に住宅街での工事では、騒音や振動など近隣への細やかな配慮が不可欠です。多くの現場を経験してきた業者であれば、安心して任せやすいでしょう。
- 創業から30年の豊富な経験
- 地域に密着した柔軟な対応
- 長年の経験に基づく安全な施工
株式会社大岩
株式会社大岩は、市と「災害時における協力協定」を締結している解体業者です。この協定は、地震や台風といった災害が発生した際に、倒壊家屋の撤去などを市と連携して行うためのものです。緊急時の活動を任されるには、高い技術力だけでなく、迅速に対応できる体制や徹底した安全管理が不可欠です。市からパートナーとして選ばれているという事実は、同社がそれらの基準を満たしていることの客観的な証明と言えます。公共の厳しい目で選ばれた信頼性は、個人の住宅解体を依頼する上でも一つの判断材料になるでしょう。
解体業者を選ぶ際、「市の協定業者である」という点は、信頼性を測る上で分かりやすい指標の一つです。災害現場での作業は、通常よりもはるかに難しい条件が重なります。例えば、隣家がいつ崩れるか分からない状況や、瓦礫の下に何があるか不明な中での作業が求められます。自治体は、そうした二次災害のリスクを最小限に抑え、安全に作業を遂行できる業者を厳選して協定を結びます。つまり、市の協定業者であることは、単に技術があるだけでなく、「いかなる状況でも安全を最優先できる」という厳しい審査をクリアした証とも考えられます。近隣への配慮が特に重要な住宅地の解体などでも、その信頼性は大きな安心材料となるはずです。
- 市の災害時協力業者として認定
- 公共事業で求められる安全管理体制
- 緊急時に対応できる機動力と技術力
株式会社共栄工業
株式会社共栄工業は、千葉県袖ケ浦市に拠点を置く解体工事の専門会社です。長年にわたり地域に密着して事業を展開しており、市内の道路事情や周辺環境を深く理解しています。そのため、それぞれの現場に合わせた最適な施工計画を立てることが可能です。工事前の近隣への挨拶や、作業中の配慮も丁寧に行うことで、地域住民との良好な関係を大切にしています。
解体業者を選ぶ際、その地域での実績が豊富かどうかは重要な判断材料の一つです。特に住宅街などでは、大型車両の搬入経路や騒音・粉塵への配慮など、地域ごとの細かな事情を把握している必要があります。地元に根差した業者であれば、こうした見えにくい部分にも精通しているため、近隣とのトラブルを未然に防ぎ、スムーズな工事進行が期待できるでしょう。
- 袖ケ浦市を中心とした地域密着の対応
- 地域の特性を考慮した安全な施工計画
- 近隣住民への細やかな配慮
株式会社ランドアーク
株式会社ランドアークは、解体工事に必要な重機を自社で保有している点が特徴です。解体工事では、重機を専門のレンタル会社から手配するのが一般的ですが、その場合、予約状況によってはスケジュール調整に時間がかかることがあります。同社は重機を自社で管理しているため、現場の状況に合わせて迅速に対応でき、スムーズな工事進行が期待できます。また、外部へのレンタル費用が発生しないため、その分を工事全体のコスト削減につなげています。
解体業者を選ぶ際、重機を自社で保有しているかは確認しておきたいポイントの一つです。工事では、天候や予期せぬ地中障害物などによって、急に予定の変更が必要になるケースも少なくありません。レンタル重機の場合、再手配に手間取り工期が延びてしまうリスクがありますが、自社保有の業者であれば現場の状況に応じて柔軟に対応しやすいという利点があります。工期の遅れは追加費用につながることもあるため、スムーズな工事を希望する方にとって、安心して任せやすい業者と言えるでしょう。
- 解体用重機の自社保有
- 外部要因に左右されないスケジュール管理
- 重機レンタル費用の削減
袖ケ浦市の解体業者が見つかりませんでした。
業者選びの「5つのポイント」と合わせて確認!よくある質問Q&A
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
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「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
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それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
-
いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
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相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
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いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。




解体業者を選ぶ際、重機を自社でどれだけ保有しているかは一つの判断基準になります。重機を外部からレンタルする場合、その費用が工事費に上乗せされるだけでなく、手配に時間がかかり工期が延びてしまうこともあります。ナガシマのように60台以上の重機・車両を自社で保有していると、予期せぬトラブルが発生した際にも別の重機をすぐに手配できるなど、柔軟な対応が可能です。こうした設備面の充実は、計画通りに工事を進めるための安定感につながります。