千葉県浦安市の解体業者一覧20社 | 2ページ目
浦安市の解体業者をお探しの方へ。
「スッキリ解体」が、浦安市に所在する20社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
このページでは、まず優良な解体業者の選び方を解説し、その後に「浦安市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
優良な解体業者の選び方【5つのポイント】
安心して依頼できる解体業者を選ぶ際にチェックするべき 5つのポイントをご紹介します。
基準1:建設業許可の保有・解体工事業の登録がされていること
解体工事を行うためには、「建設業許可」の保有または「解体工事業の登録」のいずれかが必要です。 許可・登録がない状態で解体工事を行うことは違法行為にあたるため、必ずどちらかを保有・登録している業者を選びましょう。
- 建設業許可(解体工事業)
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解体工事においては1件の請負金額が 500万円以上(税込)の工事を行う場合に必要となる許可。
- 解体工事業の登録
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解体工事を請け負うための登録。ただし1件の請負金額が 500万円未満(税込)の工事のみ請け負える。
解体工事を請け負う業者が無許可だと判明した場合、建設業法違反により 工事中止命令や、 営業停止処分が下されることがあります。その場合、解体工事の予定は大幅に遅れ、費用も時間も余計にかかってしまうことになりかねません。
また、コンプライアンス意識や技術力の不足により 「不法投棄・現場での事故」を起こす可能性もあります。業者が許可の保有・登録を行っているかは事前に必ず確認しましょう。
基準2:産業廃棄物収集運搬業許可を保有していること
産業廃棄物を収集運搬する資格である 「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得するには、指定の講習や経営状況などの要件をクリアする必要があるため、 会社としての信頼の裏付けになります。
- 運搬車両・車両保管の要件
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廃棄物の種類に応じて、飛散や流出を防ぐ構造であることが求められます(土砂を運ぶダンプにシートをかけられる、液体を運ぶタンクローリーに漏洩防止措置があるなど)。また、運搬車両を適切に保管できる駐車場を確保しなければいけません。
- 講習会の修了
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日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)が実施する「産業廃棄物収集・運搬課程」の講習会を受講し、試験に合格して修了証を取得している必要があります。つまり「 収取運搬に必要な知識を習得しているか」が求められます。
- 利益・債務超過の要件
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直近3年間の決算書において、経常利益や当期純利益がマイナスでないことや、貸借対照表において負債総額が資産総額を上回る「債務超過」の状態でないことが原則です。つまり 「経営的に安定しているか」が審査されます。
- 事業内容の明確化
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取り扱う産業廃棄物の種類、運搬方法や使用する車両、適正な処理ルートなどを明確化する義務があります。廃棄物をどこからどこへ、どのように運ぶかを決定します。つまり「 廃棄物を適切に処理することの証明」をしなくてはいけません。
また、産業廃棄物収集運搬許可を持っていることで、 解体業者にとって最適なルートでゴミを処分できるというメリットもあります。処分を外部に委託するケースと比べて費用を抑えやすい傾向があります。
運営者 稲垣
廃棄物の処分費用は一律ではなく、処分場によって変動があります。木材はAの処分場、鉄くずはBの処分場へ持ち運ぶなどして、処分コストを抑える工夫をしている業者もいるため、自社で許可を保有していることが望ましいと言えます。
基準3:過去に違反歴がないこと
解体業者が違法工事や不法投棄を行うと違反歴がつきます。 創業 し て から違反歴が一切ないことも信頼の証です。
違反歴を依頼者自身で確認する場合は、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」や、産業廃棄物処理事業振興財団の「許可取消処分情報」で検索できます。
違反歴があるからといって必ずしも危険な業者とは限りませんが、 安全意識の高さを判断する基準としては有効です。
基準4:自社でホームページを保有していること
解体業者が自社でホームページを保有していると、様々な情報を調べられます。
一般的には「会社概要」「事業案内」「施工実績」「経営理念」「設備・施設案内」「スタッフ紹介」「保有資格」「企業の強み」「お客様の声」「ブログ・SNS」などが掲載されています。
中には、 施工実績を写真つきで公開している解体業者や、 明瞭な料金体系を掲載している業者も存在します。「ホームページにどんなことが書いてあるか」を比較し、業者の信頼度を見極めましょう。
運営者 稲垣
詳細で具体的な公開情報は、お客様に隠しごとをしないという誠意の証でもあります。
また、優良な解体業者は普段から工事の経過を写真に収めています。それにより 作業
の正当性や透明性を証明しているため、詳細な現場の写真を公開できること自体も信頼に繋がります。
基準5:公共工事を請け負った経験があること
国や地方自治体から発注される公共工事を請け負っていることも、信頼性を判断する1つの基準となります。
公共工事とは「水道・道路・鉄道・ダム・公園・学校」などを対象にした、社会基盤に携わる工事を指します。公共工事を請け負うためにはいくつか条件があり、それらを満たすことで信頼性の裏付けになります。
- 経営事項審査
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公共工事の入札に参加するには経営事項審査を受ける必要があります。この審査では企業の経営状況、技術力、社会性、過去の実績など様々な観点から企業の実力が審査されます。公共工事を請け負えるのは、 企業の経営基盤や技術力が一定水準以上である証です。
- 入札・契約制度
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一般競争入札が採用されることが多く、価格だけでなく技術提案も含めた総合的な評価によって発注先を決定します。これにより、安かろう悪かろうの業者は排除され、 技術力や実績のある優良な業者が選ばれやすいと言えます。
- 履行保証制度
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万が一、業者が倒産したり、自己都合で工事を放棄したりした場合に備えて、契約保証金や履行保証保険への加入が義務付けられています。これにより工事が中断しても保証機関が代替業者を探すなどして、 工事の完成が保証されます。
運営者 稲垣
公共工事は審査と入札によって、工事品質の低い業者が簡単に請け負えないようなシステムになっています。公共工事の実績はホームページで公開している場合も多いので、依頼前に確認しておきましょう。
以下の記事ではさらに網羅的な業者の選び方を紹介しています。「どうしてそれが優良業者の裏付けになるのか」といった、 各基準における専門家の詳細な解説が読めますのでぜひご確認ください。
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
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企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
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浦安市の解体業者一覧
浦安市の解体業者、全20社をご紹介します。
山一産協株式会社
山一産協株式会社は、建物を解体するだけでなく、その後の土地活用まで含めて相談できる会社です。同社には不動産部門があり、解体後の土地を売却するのか、駐車場などにして活用するのかといった計画に対し、専門的な視点からアドバイスを行います。解体工事の段階から将来の活用方法を視野に入れることで、より良い選択が可能になります。解体から不動産の相談まで窓口が一つなので、複数の業者とやり取りする手間を省きたい方にも適しています。
- 解体後の土地活用に関する相談対応
- 不動産部門との連携による専門的な提案
- 解体から活用までワンストップで完結
株式会社長福
株式会社長福は、創業から約50年、土木事業を手掛けている会社です。事業の中心は、国や自治体から発注される道路や河川の整備といった公共工事です。長年にわたり公共工事を請け負ってきた実績は、同社の技術力や安全管理体制が公的な基準を満たしていることを示しています。地域に根差した事業を展開している点も特徴の一つです。
公共工事を長年手掛けているという点は、業者選びの重要な判断材料になります。国や自治体の仕事は、誰でも請け負えるわけではありません。工事の品質はもちろん、会社の経営状態や安全管理の体制まで厳しく審査され、それをクリアした会社だけが参加できます。約50年も公共工事を続けているということは、それだけ長い間、厳しい基準をクリアし続けてきたということです。技術面だけでなく、会社経営の面でも安定した業者を探している方にとって、一つの目安になるでしょう。
- 創業から約50年にわたる公共工事の実績
- 道路や河川など地域のインフラ整備への貢献
- 長年の経験に基づく安定した施工品質
株式会社美留土
株式会社美留土は、創業から30年以上にわたり事業を続けている会社です。国家資格である1級土木施工管理技士が在籍しており、解体工事の現場管理を担当しています。土木工事の専門知識を持つ技術者がいるため、建物の基礎や周辺の地盤に配慮した、安全性の高い工事が期待できます。長年の経験と専門的な知見の両方を重視して業者を選びたい場合に、候補となる一社です。
解体工事の業者を選ぶ際に、1級土木施工管理技士が在籍している点は、一つの判断基準になります。この資格は、単に建物を壊す技術だけでなく、現場全体の安全管理や工程管理、品質管理に関する専門知識を持つ証明です。特に、隣の敷地との境界にある擁壁(ようへき)や、複雑な基礎構造を持つ建物の解体など、土木に関する知識が求められる現場では、こうした専門家の存在が安心材料となるでしょう。計画的で安全な工事を期待する方にとって、注目すべきポイントです。
- 30年を超える事業経験
- 1級土木施工管理技士が在籍
- 土木の専門知識を活かした現場管理
- 安全性を重視した工事計画
株式会社ワンセット
株式会社ワンセットは、建物の改修や修繕に関する様々な工事を一括で請け負っています。外壁塗装と屋根の修理、内装のリフォームなどを同時に検討している場合、通常はそれぞれの専門業者を探す必要があります。同社ではこれらの工事をまとめて依頼できるため、業者を探す手間が省け、打ち合わせの窓口も一つで済みます。工事の工程管理も一元化されるため、スムーズな進行が期待できる点が特徴です。
建物の修繕では、不具合の原因が一つとは限りません。例えば「雨漏り」一つとっても、原因が屋根にあるのか外壁にあるのか、判断が難しいケースがあります。複数の業者に依頼すると、責任の所在が曖昧になることも少なくありません。その点、建物の状態を全体的に見てくれる会社にまとめて任せると、原因の特定から修理までスムーズに進みやすいでしょう。工事後の保証についても窓口が明確なため、相談しやすいという利点もあります。
- 建物全体の改修や修繕に対応
- 複数の工事をまとめて発注可能
- 窓口の一本化による手間の削減
- 工事全体の工程管理
東建設株式会社
東建設株式会社は、国や自治体が発注する公共事業を元請けで手掛けてきた実績があります。公共事業の入札に参加するには、技術力や経営状況、法令遵守の姿勢など、多角的な観点から厳しい審査をクリアしなければなりません。この実績は、同社が安定した経営基盤と高い施工品質を両立していることの証明の一つと言えます。工事に伴う法的な手続きや書類作成も正確に行うため、解体工事で必要な各種届け出なども安心して任せることができます。
公共事業の実績があるという点は、業者選びの重要な判断材料になります。特に注目したいのが、コンプライアンス(法令遵守)に対する意識の高さです。解体工事では、騒音・振動対策や廃棄物の適正処理など、守るべき法律や条例が数多く定められています。公共事業で求められる厳格な安全管理の基準で工事を行ってくれる業者であれば、近隣トラブルや不法投棄といったリスクを抑えやすいでしょう。個人の住宅解体であっても、その信頼性は大きな安心材料になります。
- 公共事業の元請け実績
- 法令を遵守した施工管理
- 詳細な見積書と丁寧な説明
- アスベスト除去などの特殊工事にも対応
有限会社千代田建設
有限会社千代田建設は、40年以上にわたり地域に根差して事業を続けてきた建設会社です。特徴的なのは、日々の工事の様子や進捗状況をSNSで積極的に公開している点です。長年の経験に加え、このように仕事ぶりをオープンにしているため、初めて工事を依頼する方でも、どのような会社か事前に把握しやすくなっています。地元での評判を大切にしながら、透明性の高い情報発信を両立している会社です。
建設会社を選ぶ際、技術や費用だけでなく「安心して任せられるか」という点も重要です。特に工事が始まると、現場に頻繁に足を運べない方も多いでしょう。千代田建設のようにSNSで工事の進捗を報告してくれる会社は、日々の作業の様子が写真などで具体的にわかるため、施主側の不安を軽減してくれます。どのような職人が作業しているのか、現場が綺麗に保たれているかといった点まで伝わってくるのは、業者としての誠実な姿勢の表れとも考えられます。
- 40年以上にわたる事業経験
- SNSを通じた工事の進捗報告
- 地元・地域に密着した対応
株式会社オオヤギ
株式会社オオヤギは、浦安市に拠点を置き25年にわたって事業を続けている会社です。解体工事だけでなく、その後のリフォームや内装工事まで、一貫して自社で対応できる体制を整えています。複数の工事をまとめて一つの窓口に依頼できるため、業者ごとに連絡を取る手間が省けます。地域に長く根ざしていることから、周辺環境へ配慮した丁寧な作業が期待できます。
解体とその後のリフォームを別々の業者に依頼すると、会社ごとの打ち合わせや日程調整が発生します。株式会社オオヤギのように、一人の職人が解体から内装まで複数の作業を担当できる場合、業者間の引き継ぎが不要になり、工事全体がスムーズに進みやすくなります。依頼する側にとっては相談窓口が一つで済むため、精神的な負担が軽くなる点も大きな利点と言えるでしょう。
- 浦安市を中心とした25年の事業実績
- 解体からリフォームまでの一貫対応
- 複数の専門技術を持つ職人による施工
株式会社ソリューションエース
株式会社ソリューションエースは、コンクリートの補修や美装を専門に手掛けている会社です。経年劣化によるひび割れや雨水による汚れは、建物の耐久性だけでなく外観の印象にも影響を与えます。同社は、そうしたコンクリートに関する様々な問題に対し、専門的な技術で対応しています。単に見た目をきれいにするだけでなく、建物の状態を診断し、構造を長持ちさせるための適切な施工を提案することが可能です。
一口にコンクリートのひび割れと言っても、その原因は様々です。表面だけの軽微なものか、内部の鉄筋まで影響が及んでいるのかによって、必要な処置は全く異なります。専門の業者であれば、その原因を正確に見極めた上で、建物の状況に合った補修方法を提案してくれるでしょう。ただ穴を埋めるだけでなく、建物を長期的な視点で守るための施工を期待できる点は、依頼する上で心強いポイントになります。
- コンクリート補修・美装への特化
- 建物の耐久性を維持する補修技術
- 外観の美しさを復元する美装工事
- 状態に応じた最適な施工方法の提案
株式会社東宝映像美術
株式会社東宝映像美術は、映画やテレビ番組の美術セットを専門に制作している会社です。デザインから設営、撮影後の解体・撤去までを一貫して手掛けています。映像業界の厳しい要求に応え続けてきた実績は、同社の技術力の高さを示していると言えます。美術セットの解体は、単に壊すだけでなく、周辺の機材や次の撮影スケジュールに配慮した、繊細で計画的な作業が求められます。このような特殊な現場での経験が豊富であるため、一般的な内装解体などにおいても、スムーズで安全な作業が期待できます。
映画の撮影セットの解体と聞くと、一般的な建物の解体とは少し違うように思えるかもしれません。撮影現場では、高価な機材がすぐそばにあり、次の撮影スケジュールも迫っています。そのため、解体作業にはスピードだけでなく、周囲を傷つけない細心の注意が不可欠です。また、セットによっては再利用する部材があったり、複雑な構造物を安全に解体する必要があったりします。こうした厳しい条件下で作業をしてきた経験は、一般の店舗やオフィスの内装解体など、精密さが求められる現場で大きな強みになるでしょう。
- 映画・テレビ業界での豊富な美術制作実績
- デザインから設営、解体までの一貫対応
- 特殊造形・特殊効果(SFX)も手掛ける技術力
- 大手映画会社のグループ企業という信頼性
株式会社MBM
株式会社MBMは、多くの来場者が訪れるテーマパークなどの大規模施設を運営・管理してきた実績を持つ会社です。不特定多数の人の安全を守る現場では、ごくわずかな危険も見逃さない、徹底した安全管理体制が求められます。同社は、そこで培った高いレベルの安全基準やノウハウを、そのまま解体工事の現場にも活かしています。そのため、作業員の安全はもちろん、近隣への影響にも細やかに配慮した工事が期待できます。
テーマパークの運営経験が、解体工事にどう活かされるのかイメージしにくいかもしれません。しかし、不特定多数の人が集まる場所での安全管理には、非常に高いレベルが求められます。常に「もし来場者がここにいたら」という視点で危険を予測し、対策を講じる必要があります。この考え方は、解体工事における近隣住民への配慮と共通するものです。工事車両の通行ルートや作業時間帯の設定、粉じんや騒音への対策など、周辺で生活する人々の安全を最優先に考えた工事が期待できます。
- 大規模なテーマパーク運営の実績
- 来場者の安全を最優先する管理体制
- 施設運営のノウハウを解体工事に応用
- 近隣住民の安全への徹底した配慮
浦安市の解体業者が見つかりませんでした。
業者選びの「5つのポイント」と合わせて確認!よくある質問Q&A
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
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「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
-
それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
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いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
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相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
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いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。




使わなくなった建物を解体したものの、その後の土地の扱いに困るというケースは少なくありません。特に、更地にすると固定資産税が上がってしまう場合があるため、解体前に活用方法や売却の計画を立てておくことが大切です。解体業者と不動産業者を別々に探すこともできますが、最初から一貫して相談できる業者を選ぶとスムーズです。工事の計画段階から土地活用の専門家が関わることで、長期的な視点での最適なプランを見つけやすくなるでしょう。