北海道帯広市の解体業者一覧10社
帯広市の解体業者をお探しの方へ。
「スッキリ解体」が、帯広市に所在する10社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
このページでは、まず優良な解体業者の選び方を解説し、その後に「帯広市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
優良な解体業者の選び方【5つのポイント】
安心して依頼できる解体業者を選ぶ際にチェックするべき 5つのポイントをご紹介します。
基準1:建設業許可の保有・解体工事業の登録がされていること
解体工事を行うためには、「建設業許可」の保有または「解体工事業の登録」のいずれかが必要です。 許可・登録がない状態で解体工事を行うことは違法行為にあたるため、必ずどちらかを保有・登録している業者を選びましょう。
- 建設業許可(解体工事業)
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解体工事においては1件の請負金額が 500万円以上(税込)の工事を行う場合に必要となる許可。
- 解体工事業の登録
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解体工事を請け負うための登録。ただし1件の請負金額が 500万円未満(税込)の工事のみ請け負える。
解体工事を請け負う業者が無許可だと判明した場合、建設業法違反により 工事中止命令や、 営業停止処分が下されることがあります。その場合、解体工事の予定は大幅に遅れ、費用も時間も余計にかかってしまうことになりかねません。
また、コンプライアンス意識や技術力の不足により 「不法投棄・現場での事故」を起こす可能性もあります。業者が許可の保有・登録を行っているかは事前に必ず確認しましょう。
基準2:産業廃棄物収集運搬業許可を保有していること
産業廃棄物を収集運搬する資格である 「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得するには、指定の講習や経営状況などの要件をクリアする必要があるため、 会社としての信頼の裏付けになります。
- 運搬車両・車両保管の要件
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廃棄物の種類に応じて、飛散や流出を防ぐ構造であることが求められます(土砂を運ぶダンプにシートをかけられる、液体を運ぶタンクローリーに漏洩防止措置があるなど)。また、運搬車両を適切に保管できる駐車場を確保しなければいけません。
- 講習会の修了
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日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)が実施する「産業廃棄物収集・運搬課程」の講習会を受講し、試験に合格して修了証を取得している必要があります。つまり「 収取運搬に必要な知識を習得しているか」が求められます。
- 利益・債務超過の要件
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直近3年間の決算書において、経常利益や当期純利益がマイナスでないことや、貸借対照表において負債総額が資産総額を上回る「債務超過」の状態でないことが原則です。つまり 「経営的に安定しているか」が審査されます。
- 事業内容の明確化
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取り扱う産業廃棄物の種類、運搬方法や使用する車両、適正な処理ルートなどを明確化する義務があります。廃棄物をどこからどこへ、どのように運ぶかを決定します。つまり「 廃棄物を適切に処理することの証明」をしなくてはいけません。
また、産業廃棄物収集運搬許可を持っていることで、 解体業者にとって最適なルートでゴミを処分できるというメリットもあります。処分を外部に委託するケースと比べて費用を抑えやすい傾向があります。
運営者 稲垣
廃棄物の処分費用は一律ではなく、処分場によって変動があります。木材はAの処分場、鉄くずはBの処分場へ持ち運ぶなどして、処分コストを抑える工夫をしている業者もいるため、自社で許可を保有していることが望ましいと言えます。
基準3:過去に違反歴がないこと
解体業者が違法工事や不法投棄を行うと違反歴がつきます。 創業 し て から違反歴が一切ないことも信頼の証です。
違反歴を依頼者自身で確認する場合は、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」や、産業廃棄物処理事業振興財団の「許可取消処分情報」で検索できます。
違反歴があるからといって必ずしも危険な業者とは限りませんが、 安全意識の高さを判断する基準としては有効です。
基準4:自社でホームページを保有していること
解体業者が自社でホームページを保有していると、様々な情報を調べられます。
一般的には「会社概要」「事業案内」「施工実績」「経営理念」「設備・施設案内」「スタッフ紹介」「保有資格」「企業の強み」「お客様の声」「ブログ・SNS」などが掲載されています。
中には、 施工実績を写真つきで公開している解体業者や、 明瞭な料金体系を掲載している業者も存在します。「ホームページにどんなことが書いてあるか」を比較し、業者の信頼度を見極めましょう。
運営者 稲垣
詳細で具体的な公開情報は、お客様に隠しごとをしないという誠意の証でもあります。
また、優良な解体業者は普段から工事の経過を写真に収めています。それにより 作業
の正当性や透明性を証明しているため、詳細な現場の写真を公開できること自体も信頼に繋がります。
基準5:公共工事を請け負った経験があること
国や地方自治体から発注される公共工事を請け負っていることも、信頼性を判断する1つの基準となります。
公共工事とは「水道・道路・鉄道・ダム・公園・学校」などを対象にした、社会基盤に携わる工事を指します。公共工事を請け負うためにはいくつか条件があり、それらを満たすことで信頼性の裏付けになります。
- 経営事項審査
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公共工事の入札に参加するには経営事項審査を受ける必要があります。この審査では企業の経営状況、技術力、社会性、過去の実績など様々な観点から企業の実力が審査されます。公共工事を請け負えるのは、 企業の経営基盤や技術力が一定水準以上である証です。
- 入札・契約制度
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一般競争入札が採用されることが多く、価格だけでなく技術提案も含めた総合的な評価によって発注先を決定します。これにより、安かろう悪かろうの業者は排除され、 技術力や実績のある優良な業者が選ばれやすいと言えます。
- 履行保証制度
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万が一、業者が倒産したり、自己都合で工事を放棄したりした場合に備えて、契約保証金や履行保証保険への加入が義務付けられています。これにより工事が中断しても保証機関が代替業者を探すなどして、 工事の完成が保証されます。
運営者 稲垣
公共工事は審査と入札によって、工事品質の低い業者が簡単に請け負えないようなシステムになっています。公共工事の実績はホームページで公開している場合も多いので、依頼前に確認しておきましょう。
以下の記事ではさらに網羅的な業者の選び方を紹介しています。「どうしてそれが優良業者の裏付けになるのか」といった、 各基準における専門家の詳細な解説が読めますのでぜひご確認ください。
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
調査項目(全50項目)を見る
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
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帯広市の解体業者一覧
帯広市の解体業者、全10社をご紹介します。
山口重機有限会社
山口重機有限会社は、土木工事から解体、運搬、産業廃棄物処理までを自社の設備と人員で一貫して行う体制を整えています。特徴的なのは、自社で「稲田砕石プラント」を保有している点です。これにより、解体で発生したコンクリートなどを砕石として再資源化できます。廃棄物処理まで自社で対応できるため、環境への配慮とコスト抑制を両立した工事が可能です。
- 土木・解体・運送・廃棄物処理まで対応する自社一貫体制
- 解体で出た廃材を再資源化する自社保有の「稲田砕石プラント」
- 公共工事も手掛ける施工能力と多様な重機の保有
有限会社野崎重機建設興業
有限会社野崎重機建設興業は、在籍する技術者の保有資格と人数をホームページで詳細に公開している点が特徴です。どのような専門家が工事を担当するのかが事前に分かるため、技術力を客観的に判断しやすくなっています。対応範囲は一般的な木造家屋にとどまらず、橋梁や煙突といった特殊な構造物の解体実績もあります。また、アスベストの事前調査から解体後の土木・建築工事まで一貫して手掛けており、解体に関わる様々な要望に一つの窓口で対応できる体制が整っています。
どのような資格を持つ技術者が何人在籍しているか、具体的に公開している点は業者選びの際に参考になります。解体工事には建物の種類や状況に応じて様々な専門知識が求められます。特にアスベストの除去など、専門性が高く安全性が問われる作業では資格を持つ技術者の存在が重要です。事前にこれだけの情報を公開していることは、依頼主にとって技術的な信頼性を判断する上での分かりやすい材料です。
- 保有資格の種類と人数の詳細な公開
- 木造家屋から橋梁、煙突まで多様な構造物への対応力
- アスベスト調査・土木・建築まで一貫して請け負う体制
株式会社鈴建興業
株式会社鈴建興業は、1978年に創立された帯広市の解体業者です。従業員は50名体制で、一般的な木造住宅のほか、RC造のビルといった大規模な建物の解体も手掛けています。同社の特徴は、帯広・芽室・音更・足寄・広尾の5拠点に中間処理場を保有している点です。これにより、解体工事で出た廃棄物を再生骨材や木質チップなどの資源としてリサイクルするまでを自社で一貫して管理しています。帯広市の家庭ごみ収集事業を受託している実績もあり、地域で安定した事業基盤を築いていることがうかがえます。
解体工事を依頼するとき、壊した後の廃材がどのように処理されるかは、依頼主にとって分かりにくい部分です。業者によっては廃棄物処理を別の会社に委託することもあります。鈴建興業のように自社で中間処理施設まで持っていると、誰がどこで、どのように廃材を処理するかが明確です。そのため不法投棄といったトラブルに巻き込まれる心配が少なくなります。解体から最後の処理まで責任の所在がはっきりしている点は、安心して工事を任せるための判断材料の一つです。
- 解体から再資源化まで一貫対応できる自社中間処理施設
- 創立45年以上、従業員50名体制で大規模案件にも対応
- 帯広市の家庭ごみ収集事業を受託している実績
株式会社市川組
株式会社市川組は、70年以上にわたり帯広・十勝エリアで活動する総合建設業者です。国や自治体の公共事業をはじめ、地域の大型商業施設の建設なども数多く担当してきました。解体工事においてもその経験は活かされており、特に「旧帯広厚生病院」のような大規模で作業が難しい建物の解体実績があります。公共性の高い事業で培われた技術と管理体制があるため、一般の住宅解体においても安心して任せられます。
公共工事や大型施設の解体実績があるという点は、業者選びの参考になります。これらの工事は人通りや交通量が多い場所で行われることが多く、安全管理の基準が一般の住宅解体よりも厳しく設定されているからです。周辺への騒音や振動への配慮、厳密な作業計画など、求められる管理レベルも高くなります。そうした厳しい現場を数多く経験している業者であれば、住宅街での解体工事などの慎重さが求められる場面でも安心して任せられます。
- 「旧帯広厚生病院」など大規模な建造物の解体実績
- 創業70年以上、国や自治体の公共事業を担当
- 国家資格者による公共工事水準の施工管理
飯沼建設株式会社
飯沼建設株式会社は1922年の創業から100年以上にわたり、帯広・十勝エリアで事業を続けています。長く地域に根ざしているため、この土地の気候や特性をよく理解しています。「長く会社があり続けることが一番のアフターケア」という考えを大切にしており、工事後の長期的な関係性を見据えている点が特徴です。解体・新築・リフォーム・不動産売買まで幅広く手掛けているため、建物に関する様々な相談を一貫して任せられます。
会社の歴史が長いという点は、業者を選ぶ上で一つの参考になります。例えば工事が終わって数年後に何か相談したいことが出てきた時、その会社が今も同じ場所で営業していることは安心材料になるからです。特に解体後の土地活用まで考えている場合、長く付き合える会社かどうかは大切なポイントになります。会社の継続性もサービス品質の一部として考えてみるとよいでしょう。
- 帯広・十勝で100年以上の事業実績
- 「長く会社があり続けることが一番のアフターケア」という方針
- 解体から新築・不動産売買まで一貫して対応
株式会社日協運輸
株式会社日協運輸は、1972年に設立された会社です。運送・解体・クレーン・廃棄物処理の4部門が社内で連携しており、大型ホテルや工場の解体といった大規模な工事も手掛けてきました。また、コンクリート用と木くず・廃プラスチック用のリサイクルプラントを自社で保有しています。そのため、解体から廃棄物の再資源化までを一貫して任せられます。
解体工事では建物を壊す作業だけでなく、その後の廃棄物処理も重要です。別々の業者に依頼すると、その分費用や手間がかかることがあります。日協運輸のように自社でリサイクル施設まで持っている業者であれば、解体から再資源化までを一貫して任せられます。窓口が一つになるため依頼主の負担が軽くなるだけでなく、廃棄物が最終的にどこでどのように処理されるかまで明確になる点も安心材料の一つです。
- 運送・解体・クレーン・廃棄物処理の4部門による連携体制
- コンクリート、木くず・廃プラ用の自社リサイクルプラントを2基保有
- 大型ホテルや工場など、大規模な解体工事の実績
株式会社岩佐
株式会社岩佐は1968年の創業以来、十勝・帯広エリアを拠点に解体工事を専門に手掛けている会社です。55年以上の業歴があり、特徴的なのは住宅密集地や崖沿いといった作業の難しい現場での施工実績が豊富な点です。48名のスタッフが在籍し、安全管理を徹底しながら工事を進めています。
住宅が密集していたり、前面道路が狭かったりする場所での解体工事は、特に高い技術と慎重さが求められます。岩佐のように、そうした難しい現場を数多く経験している業者は万が一の事態に対する対応力も期待できます。こうした経験から、たとえ一般的な住宅の解体であっても丁寧で安全な作業が期待できます。
- 1968年創業、解体工事を専門とする業歴
- 住宅密集地や崖地など、難しい条件での施工実績
- 解体で発生した廃棄物のリサイクルを推進
株式会社ナリタック
株式会社ナリタックは、塗装や建築リニューアルを55年以上手掛けている会社です。帯広市と札幌市に拠点を持ち、建物を最終的に「仕上げる」工事を本業としています。そのため、解体工事においても常にその後の工程を重視する傾向があります。ただ建物を壊すだけでなく解体後の土地にリフォームや新築を計画している場合、その後の工事がスムーズに進むような提案が期待できます。解体から再建築までを一貫して相談したい場合に適した業者です。
塗装や建築リニューアルを長く手掛けてきたという点は業者選びの参考になります。このような業者は、解体後の土地がどのように使われるかを常に意識しているためです。例えば次に家を建てるなら、どの深さまで掘り下げ、どのように整地すれば基礎工事がしやすいかといった知識を持っています。解体後の土地活用や新築の計画が具体的に決まっている方であれば、より建設的な相談ができます。
- 55年以上にわたる塗装・建築リニューアル事業
- 解体後のリフォームや新築まで考慮した工事計画
- 帯広・札幌を拠点とする広域な対応力
寿美建株式会社
寿美建株式会社は、十勝エリアを拠点とする建設業者です。家屋や倉庫の解体工事だけでなく、塗装・リフォーム・新築まで幅広く手掛けています。そのため、解体後の土地活用についても新築や建て替えを含めて一貫して相談できるのが特徴です。北海道知事の登録業者であり、地域の特殊なニーズである農業用の畜舎新築にも対応しています。
事業内容に「畜舎の新築」が含まれている点は、業者選びの参考になります。畜舎の建設には、一般的な住宅とは異なる特殊な構造や設備に関する知識が不可欠です。これに対応できるということは、地域の主要産業である農業の事情をよく理解していることの表れでもあります。そのため特に農家の方にとっては、解体だけでなく事業全体を見据えた相談がしやすい業者と言えます。
- 解体から新築・リフォームまでの一貫対応
- 農業用の畜舎新築に関する専門知識
- 十勝エリアに特化した事業展開
右谷建設工業株式会社
右谷建設工業株式会社は帯広市で65年以上にわたり、公共事業を含む建築や土木工事を手掛けてきた総合建設業者です。長年にわたる建設業の経験があるため、建物の構造をよく理解しています。その知識は、安全性が特に求められる解体工事にも活かされています。建て替えを検討している場合、解体から新しい建物の建築までを一貫して相談できるのが特徴です。窓口が一つになるため依頼主の負担を減らし、工事全体をスムーズに進められます。
解体後に新築の予定がある場合、同社のような総合建設業者は頼りになる存在です。ただ建物を壊すだけでなく、次にどのような建物をどのように建てるかを理解した上で作業を進めてくれるためです。例えば新しい建物の基礎工事に影響が出ないように地盤に配慮したり、水道やガスの配管を傷つけずに残したりといった次の工程を見据えた丁寧な作業が期待できます。解体と建築を別々に依頼する手間が省ける点も利点です。
- 帯広で65年以上、公共事業も手掛けてきた実績
- 近隣への配慮を重視した安全な施工
- 解体からその後の建築まで一貫して依頼可能
帯広市の解体業者が見つかりませんでした。
業者選びの「5つのポイント」と合わせて確認!よくある質問Q&A
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
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「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
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それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
-
いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
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相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
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いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。




解体工事では、工程ごとに別の会社が関わるのが一般的です。その中で、山口重機のように解体から廃棄物処理までほとんどの工程を自社で完結できる点は、業者選びの参考になります。複数の会社が関わると、まれに連絡の行き違いが起きたり、トラブルの際の責任の所在が分かりにくくなったりすることがあります。自社一貫体制であれば、すべての工程を一つの会社が管理するため、そうした心配が少なくなります。結果として、工事が計画通りに進み、品質も安定しやすくなるでしょう。