北海道札幌市の解体業者29社を比較|費用相場と地域の解体事情 | 2ページ目
札幌市で信頼できる解体業者をお探しの方へ。
札幌市に所在する29社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
そこで本記事では、おすすめ業者の紹介に加え、 「札幌市の解体費用相場」や「地域の解体事情・補助金情報」 についても詳しく解説しています。
下の「札幌市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
札幌市の解体工事事情と地域特性
札幌市の概要
人口約197万人の大都市である札幌市は、安定した地盤と軟弱な地盤が混在しており、古い建物が建て替えの時期を迎えているという特徴があります。
札幌市は、2025年9月時点で推計人口約197万人、世帯数約101万世帯を擁する日本最北の政令指定都市です。人口は少しずつ減っていますが、単身の高齢者世帯が増えているため世帯数自体は増加傾向にあり、これが空き家問題につながっています。
地盤には注意が必要で、市の南西部は豊平川がつくった比較的安定した土地ですが、北東部は石狩川下流の広大な泥炭地を埋め立てた軟弱地盤です。この地質の違いが、解体工事の難しさや費用に大きく影響します。
また、1972年の札幌オリンピックをきっかけに街が急速に発展した経緯があり、その頃に造成された傾斜地や湿地帯の住宅が、今まさに一斉に建て替えの時期を迎えています。
地形・道路事情と解体費用の傾向
南西部の傾斜地や北東部の軟弱地盤、そして冬の雪で道が狭くなることが、解体費用が高くなる主な要因です。
- 地形の特徴:南区の藤野・石山地区や西区の山の手地区といった南西部の山麓エリアには、傾斜地に階段状に建てられた「ひな壇」の宅地が多く、重機の搬入が簡単ではありません。一方で、北区の篠路・拓北地区や東区の中沼地区など北東部の平坦地は、地下に泥炭層が広がる軟弱地盤です。建物を支えるための長い杭が埋まっていることが多く、その撤去に追加費用がかかる場合があります。
- 道路事情:冬になると、除雪された雪が道路脇に「雪壁」として積まれ、特に白石区や厚別区などの住宅街では道幅がかなり狭くなります。大型トラックが入れなくなることも珍しくありません。加えて、南区や西区の急な坂道は凍結しやすく、工事車両が現場にたどり着けない「冬期施工不能エリア」になることもあります。
- 費用への影響:傾斜地では重機をクレーンで吊り上げる費用や、解体後の擁壁を補修する費用が発生しがちです。軟弱地盤では地中に残った基礎杭の撤去費用、冬場は敷地内の雪を運び出す「排雪」費用や、交通誘導員の人件費が、それぞれ見積もり金額を上げる原因です。
運営者 稲垣私がこれまでに見てきた札幌市の現場で特にトラブルが多いのが、南区のような傾斜地の擁壁です。古い擁壁は見た目以上に劣化していることが多く、解体作業の振動で崩れるリスクがあります。見積もりの段階で「擁壁の安全性」について具体的に説明し、対策を提案してくれる業者を選ぶことが、後々の追加費用を防ぐための重要なポイントです。
冬期施工の核心課題:「雪のコスト」の正体
札幌市の冬期解体工事は、市の除雪作業と重なるため人や重機が不足し、排雪コストも高騰します。結果として、通常期より20%〜30%費用が増える可能性があります。
札幌市の冬期(12月中旬〜3月中旬)の解体工事には、他にはない「雪のコスト」という大きな問題があります。市は毎年260億円以上という莫大な予算を除雪に使うため、市内のダンプや重機オペレーターは市の除雪作業に集中してしまい、民間の解体現場で使える人や重機が足りなくなります。
これにより、特に雪を運び出すダンプの手配が難しくなり、単価は1台あたり数万円にまで跳ね上がります。さらに、雪を捨てる場所が郊外にしかないため、現場との往復に時間がかかり、工期が遅れて費用もかさむ原因になります。
費用面だけを考えれば、解体工事は雪解け後の4月以降にするのが賢明です。もしやむを得ず冬に工事をする場合は、費用が大幅に上がることを覚悟しておく必要があります。
解体工事・空き家対策の補助金
札幌市には「危険空家等除却補助制度」がありますが、旧耐震基準の建物で市の危険度判定を受けるなど、適用されるための条件はかなり厳しくなっています。
| 制度名 | 補助金額・率 | 対象・条件 |
|---|---|---|
| 札幌市危険空家等除却補助制度 | 解体工事費の1/3以内(最大50万円) | ・昭和56年5月31日以前に建築された木造住宅等 ・市の現地調査で「倒壊の恐れがある」と認定されること ・所有者世帯の所得が一定基準以下であること |
この補助金は予算が限られているため、例年、早い時期に受付を締め切る傾向があります。また、補助金の交付決定通知が届く前に業者と契約したり、工事を始めたりした場合は対象外です。必ず事前に市役所の担当窓口(建築安全推進課)へ相談することが重要です。
※制度の最新情報や申請様式は、必ず自治体の公式サイトをご確認ください。
札幌市の公式サイトで詳細を見る
廃棄物処理と分別ルール
建設廃棄物の処理施設は市の北東部(白石区米里・東区中沼)に集中しており、現場の場所によって運搬コストが大きく変動します。
札幌市で出る建設廃棄物の中間処理施設は、主に白石区の米里地区や東区の中沼地区に集まっています。だからこそ、市の南端にある南区定山渓のような遠い現場だと、廃棄物を運ぶだけで1往復に数時間かかり、運搬費が見積もり金額を上げる大きな原因になります。
また、札幌市は分別ルールが非常に厳格です。特に冬場は、廃棄物に雪や氷が混じっていると処理施設に受け入れを断られたり、水分量に応じて追加料金を請求されたりするリスクがあるため、現場での管理がとても大切です。
運営者 稲垣札幌市での解体工事は、南区などの傾斜地や北区の軟弱地盤といった土地の特性に加え、特に冬は「雪のコスト」が見積もりを大きく左右します。市の補助金制度は条件が厳しいので、まずは使えるかどうかを相談し、費用を抑えたいなら雪解け後の4月以降に着手するのが賢明です。
札幌市の解体費用相場
| 建物構造 | 坪単価あたりの解体費用 | 価格幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 31,200円 | 20,000~65,000円 |
| 鉄骨造 | 40,700円 | 25,000~90,000円 |
| RC造 | 57,900円 | 55,000~110,000円 |
| 内装解体 | 39,100円 | 34,100~44,200円 |
※費用相場データは、一般社団法人あんしん解体業者認定協会の提供データをもとに、スッキリ解体が独自に分析・算出したものです。
優良な解体業者の選び方
解体業者を選ぶ際は、価格だけでなく「建設業許可の有無」「過去の行政処分歴」「工事賠償責任保険の加入」など、多角的なチェックが必要です。以下の記事では、優良業者を見極めるための18のチェックポイントを専門家が詳しく解説しています。契約前にぜひご一読ください。
当サイト独自の50の調査項目
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。
札幌市の解体業者一覧
札幌市の解体業者、全29社をご紹介します。
有限会社北海道解体工房
有限会社北海道解体工房は、札幌圏で解体工事を請け負う会社です。住宅やアパートなどの建物解体だけでなく、物置や犬小屋の撤去、庭木の伐採といった個人では対応が難しい小規模な作業も手掛けています。また、冬期間は除雪・排雪作業にも対応しており、年間を通して地域の生活に関わる業務を行っています。廃車や鉄金属の買取・引取りに関する公的な許可も取得しているため、敷地内の片付けも一括で相談可能です。依頼主と直接契約する体制をとることで料金に含まれる中間マージンを省いています。
- 犬小屋の解体や庭木の伐採など小規模な依頼に対応
- 依頼主との直接取引により中間費用を削減
- 古物商許可や自動車リサイクル法・引取業登録に基づき廃車や金属類も買取・引取
株式会社斉藤工業
株式会社斉藤工業の特徴は、ホームページで費用の目安を公開している点です。「RC造病院の解体工事費:6,000万円~」のように、建物の種類や規模に応じた具体的な金額を施工実績とともに確認できます。これにより、問い合わせる前に大まかな予算を把握できます。また、重機の操作や施工管理に関する国家資格「1級建設機械施工技士」などを取得しています。資格を持つ代表者が現場を管理するため、技術的な面でも安心感があります。価格の透明性と技術力の両面から、信頼できる業者かどうかを判断する一つの基準です。
解体工事を依頼する際、多くの人が「費用が一体いくらかかるのか」という不安を感じます。ホームページで料金を「要見積もり」とする業者が多い中、斉藤工業のように過去の施工実績と合わせて費用目安を具体的に示しているのは依頼主にとって親切と言えます。事前に概算費用がわかることで、問い合わせ後の見積もり額が妥当かどうかを判断しやすくなります。また、想定外の出費への不安が和らぐため安心して相談を進められます。こうした情報公開の姿勢は、依頼主が納得して判断するための重要な材料です。
- 費用目安を明記した施工実績をホームページで公開
- 国家資格取得者が複数人在籍
- 北海道内全域の依頼に対応可能
株式会社雄志総業
株式会社雄志総業は2011年の創業以来、札幌市に密着して事業を展開する解体業者です。本社を置く白石区を中心に、一般家屋からビルまで幅広い建物の解体工事を手掛けています。同社の特徴は、解体工事に留まらない事業範囲の広さにあります。アスベストの調査・除去から、解体後の土地売却や相続といった不動産に関する相談まで自社で一貫して対応しています。そのため、建物の解体からその後の土地活用までをまとめて相談可能です。施工の品質は在籍する多くの有資格者によって支えられています。解体工事施工技士や石綿作業主任者といった専門資格を持つスタッフが多数おり、法令を遵守した安全な工事が期待できます。
家の解体を考えたとき、多くの人が「解体した後の土地をどうしようか」という問題に直面します。雄志総業のように解体だけでなく不動産事業も手掛けている会社は、こうした悩みを持つ人にとって心強い存在です。通常であれば解体は解体業者に、土地の売却は不動産業者にと別々に相談する必要がありますが、同社なら窓口を一本化できます。担当者間の連携がスムーズに進むため、「解体は終わったけれど、不動産業者との話がなかなか進まない」といった時間的なロスを防ぎやすくなります。
- 札幌市白石区を拠点とする地域密着型の事業展開
- 解体からアスベスト除去、不動産売却までの一貫対応
- 解体施工技士など多数の有資格者が在籍
株式会社北央コンクリート解体
株式会社北央コンクリート解体は、北海道で長く解体工事を手掛けてきた会社です。特徴的なのは、長年の経験に加えて工学的な視点を重視している点です。ホームページでは、専門的な解体工法の違いや重機のアタッチメントの種類などを写真付きで詳しく解説しており、その専門性の高さを確認できます。現場では建物解体専用機や市街地での騒音を抑える「ジャイアントブレーカー」などを使用します。このように現場の状況に応じて適切な重機を選択することで、効率的で安全な工事を進めています。
ホームページで自社の技術を詳しく解説している点は、技術力を判断する上で参考になります。解体工事は、ただ建物を壊すだけではありません。現場の状況に合わせて最適な工法や重機を使い分ける専門的な判断が必要です。経験だけに頼るのではなく工学的な知識に基づいて合理的な施工計画を立てられる業者であれば、住宅密集地での工事などの慎重さが求められる現場も安心して相談できます。
- 北海道での長年にわたる解体工事の経験
- ホームページ上で解体工法や重機について詳細に解説
- 市街地での騒音に配慮した「ジャイアントブレーカー」などの重機を導入
有限会社北新重工業
有限会社北新重工業は、札幌市に拠点を置き、北海道全域で解体工事を手掛けています。1.2<sup>3</sup>の大型重機から狭い場所で使う小型重機まで、計10台を自社で保有しています。そのため、住宅街の解体から大きなビルの解体まで現場の状況に合わせた工事が可能です。安全管理にも力を入れており、毎月1回の安全研修や、毎朝のKY活動(危険予知活動)を欠かしません。アスベストは、レベル3は自社で、レベル1・2は専門の協力会社と連携して除去作業に対応します。万が一の事故に備え、対物・対人保険にも加入しており、依頼主が安心して任せられる体制を整えています。
解体工事を依頼する際、多くの人が気になるのが「安全性」ではないでしょうか。「安全第一」と掲げる業者は多いですが、その言葉を裏付ける具体的な取り組みがあるかどうかが重要です。同社では、月1回の安全研修や、現場で毎朝行うKY活動(危険予知活動)を徹底しています。特にKY活動は、その日の作業に潜む危険を事前に洗い出し、作業員全員で共有するための大切な時間です。こうした仕組みが日常的に機能している点は、工事を安心して任せられる業者かどうかを判断する上で、一つの参考になります。
- 月1回の安全研修と毎朝のKY活動
- アスベスト除去も一括で依頼可能
- 万が一に備えた対物・対人保険に加入
株式会社吉田組
株式会社吉田組は、1984年に設立された札幌市の解体業者です。特徴的なのは、第三者機関による認証を複数取得している点です。札幌市の環境配慮基準を満たす「札幌エコメンバー」への登録や国の基準に準拠した情報セキュリティ体制を示す「DXマーク認証」の取得から、環境やコンプライアンスに対する意識の高さがうかがえます。一般的な家屋解体のほか、橋梁の解体といった特殊な工事にも対応しています。
業者選びの際に「札幌エコメンバー」や「DXマーク認証」という言葉を見ても、ピンとこないかもしれません。これらは、環境への配慮や個人情報の管理体制などが公的な基準を満たしていることを示す認証です。解体工事では、アスベストの有無の調査や廃棄物の分別などの環境に関する法律を守ることが求められます。また、見積もりや契約では個人情報を業者に預けることになります。こうした認証を取得している業者は法令遵守の意識が高く、見えない部分でもしっかりとした対応が期待できるため安心して相談できます。
- 札幌市の環境配慮基準「札幌エコメンバー」に登録
- 国の情報セキュリティ基準「DXマーク認証」を取得
- 橋梁解体やはつり工事など専門的な工事に対応
株式会社暮らしホスピタル
株式会社暮らしホスピタルは2013年に地域密着型の「便利屋」として創業し、現在では解体・大工工事などの建設関連事業を手掛けています。特筆すべきは、その豊富な工事実績です。旧北海道庁舎(赤れんが庁舎)や重要文化財である豊平館の改修工事など、公共性や注目度の高い大規模プロジェクトに数多く携わっています。これらの実績は歴史的建造物を慎重に扱う技術力と、複雑な現場を管理・遂行する能力があることを示しています。近年ではテナントの大規模改修工事も得意としており、特に人力での丁寧な解体作業に強みを持っています。また、就労困難者の雇用推進や予備自衛官等制度の導入など、地域や社会への貢献活動にも積極的に取り組んでいる企業です。
どの業者に依頼すべきか迷った時、判断基準の一つとなるのが「どのような工事を手掛けてきたか」という実績です。暮らしホスピタルは、旧北海道庁舎や豊平館といった重要文化財の改修工事に関わっています。歴史的な価値を持つ建物を扱うには、その構造を深く理解して部材を傷つけないよう作業を進める高度な技術が求められます。このような繊細さが要求される仕事ができる業者であれば、例えば住宅が密集するエリアでの解体や騒音・振動に特に配慮が必要な改修工事なども安心して任せられます。
- 旧北海道庁舎など重要文化財の改修実績
- 大規模商業施設の解体・建設工事に対応
- 地域貢献や就労支援など社会活動に積極的
MEGURU株式会社
MEGURU株式会社は、株式会社木村工務店と株式会社ホリイの統合により設立されました。同社の特徴は、解体工事で発生した廃棄物を処理する「中間処理場」を自社で運営している点です。これにより、廃棄物処理を外部に委託する必要がなく工期や費用が外部環境に左右されにくい体制を整えています。依頼主にとっては解体から廃棄物処理まで窓口が一つにまとまるため、管理の手間を減らせるという利点もあります。また、高さ50mの建物に対応できる超ロング解体機も自社で保有しており、RC造の社宅やプラントといった大規模な建物の解体実績も持っています。
解体工事の見積もりで、内訳が分かりにくい項目の一つに廃棄物の処理費用があります。多くの業者はこの処理を外部の専門業者に委託しますが、その場合は委託先の状況によって費用や工期が変動する場合があります。MEGURUのように自社で中間処理場まで運営していると、廃棄物処理の工程を自社で管理できるため費用や工期の見通しが立てやすくなります。これは依頼主にとって見積もりの金額がぶれにくく、納得感を持って計画を進めやすいという利点につながります。
- 自社運営の廃棄物中間処理場
- 高さ50m対応の超ロング解体機など特殊重機を自社保有
- 大規模・特殊建築物(社宅・プラント等)の解体実績
株式会社島田産業
株式会社島田産業は、1965年に札幌市白石区で創業しました。木造家屋・マンション・橋梁の解体まで幅広く手掛けています。同社の特徴は解体工事だけでなく、砂利や砕石といった建設資材の販売も自社で行っている点です。そのため解体後の整地に必要な資材もスムーズに手配でき、工事を一貫して任せられます。冬には地域の除排雪も行うなど、地元に根付いた事業を続けています。
解体工事と資材販売の両方を行っている点は業者選びの参考になります。解体後の土地を駐車場にしたり、家を建てたりする計画がある場合にどのような砂利や土で整地すればよいかまで相談できるからです。ただ建物を壊すだけでなく土地の使い道まで考えて相談に乗ってくれる業者であれば、より安心して工事を任せられます。
- 1965年創業、札幌市白石区での半世紀以上の事業実績
- 解体工事に加え、砂利や砕石などの建設資材も自社で販売
- 冬期間は地域の除排雪も担当
第一建興江島株式会社
第一建興江島株式会社は、半世紀以上にわたってコンクリート構造物の切断や穿孔を専門としてきた会社です。一般的な解体工事が重機で構造物を「壊す」のに対し、同社はダイヤモンドワイヤーソーなどを用いて「切る」工法を特徴としています。この工法は作業中の振動や騒音を大幅に抑えられるため、ダムや橋梁といった大規模な社会インフラの改修工事などで採用されています。国土交通省のNETIS(新技術情報提供システム)に複数の技術が登録されている点も同社の技術力を客観的に示しています。
同社の「切断・穿孔技術」は、大きな音や振動を出せない現場で特に役立ちます。例えば稼働中の工場や交通量の多い道路の近くなど、周辺への配慮が不可欠な工事です。重機で一気に壊すのではなく「構造物のこの部分だけを静かに取り除く」といった繊細な作業ができるためです。既存の設備に影響を与えることなく不要な部分だけを撤去できるこの技術は社会インフラを長く使い続けるための改修工事において、今後ますます必要とされていくと考えられます。
- ダイヤモンドワイヤーソー工法など、特殊な切断・穿孔技術が専門
- ダムや橋梁といった大規模インフラの改修・解体実績
- 国土交通省のNETIS(新技術情報提供システム)へ複数の技術を登録
札幌市の解体業者が見つかりませんでした。
解体業者の選び方でよくある質問
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
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「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
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それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
-
いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
-
相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
-
いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。

解体業者というと、大きな建物を壊す専門家という印象があるかもしれません。しかし、同社のように物置の撤去や庭木の伐採といった暮らしの中の「少し大変な作業」に対応している業者は、いざという時に頼りになります。特に、解体工事で重機の扱いや廃棄物の処理に慣れている専門家が除雪や不用品の片付けまで行ってくれる点は安心材料の一つです。大きな解体工事だけでなく、暮らしの中のさまざまな困りごとに専門知識を活かして対応できる点が同社の強みです。