兵庫県神戸市須磨区の解体業者2社を比較|費用相場と地域の解体事情

神戸市須磨区で信頼できる解体業者をお探しの方へ。

神戸市須磨区に所在する2社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。

そこで本記事では、おすすめ業者の紹介に加え、 「神戸市須磨区の解体費用相場」「地域の解体事情・補助金情報」 についても詳しく解説しています。

下の「神戸市須磨区の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。

稲垣 瑞稀

この記事の案内人・編集長

稲垣 瑞稀

解体業界で6年間働く中で感じた『正しい情報が届かない』というもどかしさから、全記事の企画・編集に責任を持っています。専門家への直接取材を通じ、業界経験者として分かりやすい情報提供をお約束します。

目次

神戸市須磨区の解体工事事情と地域特性

神戸市須磨区の概要

神戸市須磨区は、北部のニュータウンと南部のシーサイドエリアという二つの顔を持ち、場所によって街の性格が大きく異なる地域です。

須磨区は、六甲山系から大阪湾へと続く山と海の両方があるのが特徴です。高度経済成長期に開発された北部の名谷・落合といった広大なニュータウン群があります。

一方で、南部は2024年に神戸須磨シーワールドが開業し、観光地として再開発が進む沿岸エリアが広がっています。そのため解体工事の理由も、ニュータウンの高齢化に伴う「縮小・再生」と、商業的な価値向上による「更新・再開発」という二極化が進んでいます。

地形・道路事情と解体費用の傾向

山が多く急な坂道と、昔ながらの狭い道が多いため、重機が使えない現場では手壊し解体となり費用が高くなりやすい傾向があります。

  • 地形の特徴:六甲山地の西端にあり、山のふもとがすぐ海になっているような急な地形です。多くの住宅地が斜面に造られており、「西須磨字西須磨」などの一部エリアは土砂災害警戒区域にも指定されています。
  • 道路事情:山陽電鉄沿線の「離宮道周辺」や「天神町」「行幸町」といった昔からの住宅地では、戦前から続く道幅の狭い道路が今も残っています。一方で、こうした問題を解消するため「須磨多聞線(西須磨工区)」のような大規模な道路拡幅工事も進められています。
  • 費用への影響:急な坂道や階段、道幅2m未満の狭い道に面した土地では、解体用の重機が入れません。その場合、作業員が手作業で壊す「手壊し工法」しかなく、工期は機械解体の3倍、費用も2倍から3倍に高くなることがあります。
運営者 稲垣運営者 稲垣

須磨区はエリアによって解体の目的が全く違うのが特徴です。特にシーワールド周辺の再開発エリアでは、商業施設への建て替え需要で腕の良い業者の取り合いになりがちです。私がこれまで見てきた経験上、こういう場所では早めに複数の業者から見積もりを取り、スケジュールを押さえておくことが費用を抑える一番のコツですね。

ニュータウンの縮小とシーサイドの再開発が同時進行

須磨区では北部のニュータウンで計画的な「縮小」が進む一方、南部の沿岸部では観光開発による「更新」が活発化しており、解体の目的がエリアで大きく異なります。

須磨区の解体市場は、エリアによる需要の二極化が大きな特徴です。

北部のニュータウンエリア(名谷、落合、横尾など)では、住民の高齢化と建物の老朽化に対応するため、神戸市の「市営住宅マネジメント計画」に基づき、団地の一部の棟を解体・集約する「減築」が進められています。また、中心地である名谷駅周辺では「リノベーション・神戸」プロジェクトで大規模な再整備工事が行われました。このエリアの解体は、行政の計画に沿った動きが中心です。

南部のシーサイドエリア(須磨海浜公園周辺)では、2024年6月の「神戸須磨シーワールド」開業以降、観光地としての価値が上がっています。これに伴い、古い木造住宅などを壊して飲食店や宿泊施設を建てる動きが活発です。ここでは老朽化対策というより、より収益性の高い土地にするための前向きな建て替えが需要の中心といえます。

解体工事・空き家対策の補助金

神戸市が実施する老朽空き家解体補助制度を利用できますが、2025年度の申請期限が迫っており、早めの手続きが必要です。

制度名補助金額・率対象・条件
神戸市老朽空家等解体補助金建物の床面積に応じた定額補助(20万円~60万円)。特定の条件で最大100万円。昭和56年5月31日以前に着工された旧耐震基準の建物で、市の基準で「腐朽・破損が著しい」と判定された空き家。
密集市街地建物除却事業最大128万円(費用の2/3)指定された密集市街地(灘北西部、長田南部など)内の老朽建築物。※須磨区は直接の対象エリアではないが、長田区や垂水区との境界付近では確認が必要。

2025年度(令和7年度)の「老朽空家等解体補助制度」は、申請受付が2026年2月25日まで、工事完了報告が2026年3月31日までと期限が迫っています。また、補助額は登記簿上の面積で計算されるため、須磨区の古い住宅地でよく見られる、未登記の増築部分は対象外となる点に注意してください。

※制度の最新情報や申請様式は、必ず自治体の公式サイトをご確認ください。
神戸市の公式サイトで詳細を見る

廃棄物処理と分別ルール

地域の主要なごみ処理施設が2026年4月から約4年間停止するため、今後の解体工事では廃材の運搬費用が大きく上がる見込みです。

須磨区で解体工事の計画を立てる上で、特に注意したいのがごみ処理施設の問題です。区内や近隣のごみ処理を担ってきた「落合クリーンセンター」が、大規模な改修工事のため2026年4月1日から2030年3月31日(見込み)まで、約4年間にわたり受け入れを完全に停止します。

この期間中、解体で出た木くずなどの廃棄物は、西区の「西クリーンセンター」など、もっと遠くの施設まで運ばなければなりません。運搬にかかる時間と費用が増えるため、2026年4月以降に始まる工事では、解体費用の総額も値上がりは避けられないでしょう。

運営者 稲垣運営者 稲垣

神戸市須磨区での解体工事は、北部のニュータウン再生と南部のシーサイド開発という、二つの異なる動きを理解することが大切です。急な坂道や狭い道に対応できる業者を選ぶことに加え、2026年4月からの落合クリーンセンター長期停止によるコストが上がる前に計画を立てることが、費用を抑えて工事を成功させる鍵です。

神戸市須磨区の解体費用相場

建物構造 坪単価あたりの解体費用 価格幅
木造 38,900 25,700~62,000
鉄骨造 42,100 33,800~49,100
RC造 70,900 57,300~97,900
内装解体 35,400 16,100~77,200

※費用相場データは、一般社団法人あんしん解体業者認定協会の提供データをもとに、スッキリ解体が独自に分析・算出したものです。

優良な解体業者の選び方

解体業者を選ぶ際は、価格だけでなく「建設業許可の有無」「過去の行政処分歴」「工事賠償責任保険の加入」など、多角的なチェックが必要です。以下の記事では、優良業者を見極めるための18のチェックポイントを専門家が詳しく解説しています。契約前にぜひご一読ください。

当サイト独自の50の調査項目

掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。

調査項目(全50項目)を見る

企業経験・規模 (7)

1,000件以上の実績 500件以上の実績 創業30年以上 従業員30人以上 中間処理場保有 公共工事の経験 重機保有

対応工事 (10)

アスベストレベル1,2除去 ブロック塀 土木工事 リフォーム工事 新築工事 外構工事 火災 杭抜き工事 県外出張 樹木伐採

保有資格 (9)

建設業許可 解体工事業登録 産業廃棄物収集運搬業許可 産業廃棄物処分業許可 石綿作業主任者 建築物石綿含有建材調査者 解体工事施工技士 1級土木施工管理技士 1級建設機械施工管理技士

安全対策・リスク管理 (7)

工事賠償責任保険 違反歴なし 表彰・受賞 現場清掃 ISO認証 電子マニフェスト 地域貢献・ボランティア

顧客対応・サービス (17)

自社ホームページ 無料見積もり 不要品回収 不要品買取 不動産取引 補助金・助成金申請 土地活用 滅失登記 建設リサイクル届 近隣挨拶 翌営業日連絡 クレジットカード 解体ローン SNS 土対応 日祝対応 年中無休

※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。

神戸市須磨区の解体業者一覧

神戸市須磨区の解体業者、全2社をご紹介します。

株式会社K-TECの公式サイトスクリーンショット

株式会社K-TEC

神戸市須磨区
公共工事実績あり
アスベスト調査資格者在籍
業者紹介

株式会社K-TECは、安全対策の一環として工事現場に警備員を配置している点が特徴です。これは作業員だけでなく、近隣住民や通行人の安全を確保するための具体的な取り組みといえます。費用がかかる対策を講じることで、施主が懸念しがちな近隣トラブルの予防に繋げています。また火災に遭った建物など、特殊で難易度の高い現場の解体実績もあります。目に見える形での安全対策と、それを支える技術力をあわせ持つ業者です。

スッキリ解体の分析

解体業者を選ぶ際、「警備員を配置しているか」という点は一つの参考になります。工事中の不安で多いのが、近隣住民との関係です。多くの業者が挨拶回りなどで配慮しますが、警備員の存在は、物理的な安全はもちろん、近隣の方々に「ここまで配慮してくれるのか」という安心感を与える効果も期待できます。費用のかかる対策をあえて行う姿勢からは、安全管理に対する意識の高さがうかがえます。工事期間中の精神的な負担を少しでも減らしたいと考える方にとって、注目すべき取り組みと言えるでしょう。

注目ポイント
  • 近隣住民の安全にも配慮した警備員の配置
  • 火災物件など難易度の高い解体工事への対応実績
  • 顧客からの高い評価に裏付けられた施工品質
株式会社国組の公式サイトスクリーンショット

株式会社国組

神戸市須磨区
公共工事実績あり
アスベスト調査資格者在籍
業者紹介

株式会社国組は、神戸市須磨区を拠点とする解体業者です。土木工事業と不動産取引業の許認可を併せ持っている点が特徴で、建物の解体から土地の造成、その後の売却や仲介までを一つの窓口で依頼できます。例えば相続した実家を整理して現金化したい場合など、解体と不動産売却で別々の業者を探す必要がなく、手続きをまとめて進められます。従業員は26名で、国家資格である1級建築施工管理技士も在籍しており、組織として工事に対応しています。

スッキリ解体の分析

不動産取引も自社で行っている点は、業者選びの参考になります。通常、解体と土地の売却は別々の会社に依頼しますが、同社の場合、計画段階から「どうすればこの土地が売れやすくなるか」という不動産の視点で相談できます。例えば隣地との境界をどうするか、どの範囲まで整地するかといった判断は、土地の価値に直接影響します。単に建物を壊すだけでなく、その後の土地活用や売却までスムーズに進めたい方にとって、相談しやすい業者の一つです。

注目ポイント
  • 神戸市須磨区に拠点を置く地域密着型の経営
  • 解体、造成、不動産売却まで対応するワンストップ体制
  • 1級建築施工管理技士が在籍し、難易度の高い工事にも対応

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解体業者の選び方でよくある質問

「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?

「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。

建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。

しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。

解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?

それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。

同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。

例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。

また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。

このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。

もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?

いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。

廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。

不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。

  • 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
  • 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
  • 書面での契約を交わしていない場合

上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。

相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?

相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう

インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。

あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。

また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。

ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?

問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。

解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。

ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。

また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。

ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。

解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?

いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。

解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。