兵庫県神戸市の解体業者12社を比較|費用相場と地域の解体事情 | 2ページ目
神戸市で信頼できる解体業者をお探しの方へ。
神戸市に所在する12社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
そこで本記事では、おすすめ業者の紹介に加え、 「神戸市の解体費用相場」や「地域の解体事情・補助金情報」 についても詳しく解説しています。
下の「神戸市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
神戸市の解体工事事情と地域特性
神戸市の概要
神戸市は、海側の高密度市街地と山側の広大なニュータウンという二つの顔を持ち、エリアによって解体需要の性質が大きく異なります。
神戸市は、六甲山系と大阪湾に挟まれた細長い地形に約149万人が暮らす街です。この特殊な地形のため、市内は大きく分けて「都心・沿岸部(中央区、東灘区南部など)」「インナーシティ(長田区、須磨区南部など)」「ニュータウン(西区、北区など)」という3つのエリアに分かれています。
都心部では商業ビルの建て替え、インナーシティでは防災のための空き家解体、そしてニュータウンでは高齢化にともなう団地の再生など、同じ市内でも解体工事の目的が全く異なるのが大きな特徴です。
地形・道路事情と解体費用の傾向
六甲山麓の急な斜面と、下町の狭い道が工事費用を押し上げる主な原因です。特に、手作業での解体や擁壁の補強が必要になる現場が多くあります。
- 地形の特徴:平地が少ないため、灘区や東灘区の山手エリアには、山の斜面を切り開いて造られた「雛壇造成地」が広がっています。こうした場所では、古くなった擁壁や、道路面に合わせて造られた鉄筋コンクリート造の「掘り車庫」の解体や補強に、専門技術と追加費用が必要になることがあります。
- 道路事情:長田区や兵庫区の下町エリアには、昔の農道などがそのまま生活道路になったため、トラックが入れない幅員4m未満の道が多く残っています。加えて、北区の北部では冬の積雪や路面凍結で、工事車両の通行が制限されるリスクも考慮しなくてはなりません。
- 費用への影響:重機が使えない狭い道沿いの現場では、作業員が手作業で壊し、廃材を一輪車で運び出す「手壊し・小運搬」になるため、費用が平坦な地域の2倍から3倍に高くなる主な原因です。急な斜面での擁壁補強、都心部での交通誘導員の配置、工事車両用の駐車場代なども、見積もり額を押し上げる神戸市特有の費用といえます。
運営者 稲垣私がこれまでに見てきた失敗例で特に多いのが、灘区や東灘区のような傾斜地での擁壁トラブルです。見積もりの段階で「擁壁の安全性」について具体的に説明してくれる業者か、しっかり見極めるのが重要です。また、狭い道では「手作業」の費用が思った以上にかさむので、その内訳もきちんと確認してください。
二つの「昭和遺産」:木造密集地とニュータウン団地の解体
神戸市の解体市場は、下町の「木造密集地域」の防災解体と、郊外ニュータウンの「RC造(鉄筋コンクリート造)団地」の再生解体が、同時に進んでいるのが大きな特徴です。
神戸市では、高度経済成長期に造られた二つの異なる住宅地が、同時に建て替えの時期を迎えています。
一つは、長田区や兵庫区、灘区の一部に残る「木造密集地域」です。これらのエリアは震災の教訓から防災機能の向上が急がれており、特に壁や柱を共有する「長屋」の解体には注意が必要です。隣家との境界を慎重に切り離し、残る壁をきちんと補修する高度な技術と、近隣への丁寧な対応が業者には求められます。
もう一つは、西区や北区に広がる「ニュータウンのRC造(鉄筋コンクリート造)団地」です。昭和40年代から50年代に建てられたエレベーターのない団地で空き家が増加。鈴蘭台の「市営桜の宮住宅」や西神中央駅前のように、古い団地を壊して高層化する大規模な建て替えが進んでおり、木造解体とは違う大型重機を扱う技術力が必要です。
解体工事・空き家対策の補助金
旧耐震基準の建物を対象とした「老朽空家等解体補助制度」がありますが、申請が殺到し早期に受付が終了する傾向があるため事前の準備が重要です。
| 制度名 | 補助金額・率 | 対象・条件 |
|---|---|---|
| 老朽空家等解体補助制度 | 上限額は面積に応じて20万円~60万円 | ・昭和56年5月31日以前に着工された旧耐震基準の建物 ・市の基準で、建物の傷みが激しいと判断された空き家 |
2025年度の申請受付は2025年2月25日から2026年1月31日までですが、予算の上限に達すると期間の途中でも受付が終わるため注意が必要です。
また、長田区や灘区などの「密集市街地」に指定されたエリアでは、補助が上乗せされることもあるため、お住まいの地域の区役所窓口で確認することをおすすめします。
※制度の最新情報や申請様式は、必ず自治体の公式サイトをご確認ください。
神戸市の公式サイトで詳細を見る
廃棄物処理と分別ルール
2026年4月から主要な焼却施設である落合クリーンセンターが長期休止するため、代替施設への運搬コスト増加が見込まれます。
神戸市の解体工事で、2026年度以降に費用が変動する大きな要因として、須磨区にある「落合クリーンセンター」の長期休止が挙げられます。この施設は大規模な改修工事のため、2026年4月1日から約4年間にわたり、廃棄物の受け入れを完全に止めます。
これまでこの施設を使っていた須磨区、垂水区、長田区、西区などの現場から出る廃棄物は、中央区の「港島クリーンセンター」や西区の「布施畑環境センター」へ運ばなくてはなりません。特に都心部の渋滞を抜けるルートでは運搬時間が長くなり、結果として運搬費用が上がる可能性があります。
運営者 稲垣神戸市での解体工事は、下町の木造密集地と郊外ニュータウンという、二つの「昭和遺産」の建て替えという大きな課題があります。六甲山麓の急な斜面や下町の狭い道といった特有の条件に加え、2026年からのクリーンセンター長期休止による運搬費用の変動も考えられます。だからこそ、こうした地域事情に詳しい業者を選ぶことが、失敗しないための鍵です。
神戸市の解体費用相場
| 建物構造 | 坪単価あたりの解体費用 | 価格幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 40,000円 | 32,300~50,600円 |
| 鉄骨造 | 44,800円 | 26,000~100,000円 |
| RC造 | 70,000円 | 55,000~120,000円 |
| 内装解体 | 36,800円 | 15,000~80,000円 |
※費用相場データは、一般社団法人あんしん解体業者認定協会の提供データをもとに、スッキリ解体が独自に分析・算出したものです。
優良な解体業者の選び方
解体業者を選ぶ際は、価格だけでなく「建設業許可の有無」「過去の行政処分歴」「工事賠償責任保険の加入」など、多角的なチェックが必要です。以下の記事では、優良業者を見極めるための18のチェックポイントを専門家が詳しく解説しています。契約前にぜひご一読ください。
当サイト独自の50の調査項目
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。
神戸市の解体業者一覧
神戸市の解体業者、全12社をご紹介します。
株式会社崇和
株式会社崇和は建造物の解体工事を中心に、建築工事や土木工事も手掛けている会社です。工場や事務所ビルなど、規模や構造の異なる様々な建物の解体に対応しています。工事の前には入念な事前調査を行い、それぞれの建物に合わせた計画を立てて作業を進めます。特にアスベスト除去工事では、専門の資格を持つ作業主任者が管理を担当します。法令で定められた手順に従い、行政への届出や近隣への周知、作業場所の厳重な隔離などを徹底した上で安全に工事を行います。公式WEBサイトでは、これまでの施工実績や、実際に働く女性社員のインタビューも公開されており、会社の雰囲気や仕事ぶりを確認できます。
- 専門資格者による徹底したアスベスト除去工事
- 工場やビルなど様々な建物の解体実績
- WEBサイトでの社員インタビューや施工実績の公開
株式会社青山土木
株式会社青山土木は、神戸市を拠点に解体や土木工事を手掛ける会社です。同社の特徴は、現場で廃棄物を人の手で細かく分別する「手選別」を行っている点です。木くずやコンクリートガラなどを事前に分別することで、処理費用の高い混合廃棄物の発生を抑制し、全体のコスト削減につなげています。また解体工事だけでなく、その後の基礎工事や杭抜き工事にも対応しているため、土地の整備まで一貫して依頼が可能です。
解体工事の見積もりでは、建物を壊す費用だけでなく「廃棄物の処理費用」が大きな割合を占めることがあります。重機で一気に解体すると様々な廃材が混ざった「混合廃棄物」となり、処理費用が高くなる傾向があります。青山土木では、現場で人の手によって廃棄物を分別しています。これは手間のかかる作業ですが、分別された廃棄物は資源として比較的安価に処理できるため、結果として工事全体の費用削減につながります。費用を少しでも抑えたい方にとって、こうした業者の取り組みは判断材料の一つになるでしょう。
- 現場での手選別による廃棄物処理コストの削減
- 解体から基礎工事、杭抜きまで一貫して対応
- 神戸市を拠点とする地域密着型の解体・土木工事
神戸市の解体業者が見つかりませんでした。
解体業者の選び方でよくある質問
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
-
「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
-
それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
-
いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
-
相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
-
問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
-
いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。

アスベスト除去は、健康被害を防ぐために法律で手順が厳しく定められている非常に専門性の高い工事です。業者を選ぶ際は、崇和のように「特定化学物質等作業主任者」といった専門資格を持つスタッフが在籍しているかどうかが、技術力を判断する一つの目安になります。また行政への届出や近隣住民への説明をきちんと行うかどうかも重要なポイントです。定められた手順を誠実に守る姿勢は、工事全体の安全管理に対する信頼性にもつながると考えてよいでしょう。