岩手県北上市の解体業者一覧6社

北上市の解体業者をお探しの方へ。

「スッキリ解体」が、北上市に所在する6社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。

このページでは、まず優良な解体業者の選び方を解説し、その後に「北上市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。

稲垣 瑞稀

この記事の案内人・編集長

稲垣 瑞稀

解体業界で6年間働く中で感じた『正しい情報が届かない』というもどかしさから、全記事の企画・編集に責任を持っています。専門家への直接取材を通じ、業界経験者として分かりやすい情報提供をお約束します。

優良な解体業者の選び方【5つのポイント】

安心して依頼できる解体業者を選ぶ際にチェックするべき 5つのポイントをご紹介します。

基準1:建設業許可の保有・解体工事業の登録がされていること

解体工事を行うためには、「建設業許可」の保有または「解体工事業の登録」のいずれかが必要です。 許可・登録がない状態で解体工事を行うことは違法行為にあたるため、必ずどちらかを保有・登録している業者を選びましょう。

建設業許可(解体工事業)

解体工事においては1件の請負金額が 500万円以上(税込)の工事を行う場合に必要となる許可。

解体工事業の登録

解体工事を請け負うための登録。ただし1件の請負金額が 500万円未満(税込)の工事のみ請け負える。

解体工事を請け負う業者が無許可だと判明した場合、建設業法違反により 工事中止命令や、 営業停止処分が下されることがあります。その場合、解体工事の予定は大幅に遅れ、費用も時間も余計にかかってしまうことになりかねません。

また、コンプライアンス意識や技術力の不足により 「不法投棄・現場での事故」を起こす可能性もあります。業者が許可の保有・登録を行っているかは事前に必ず確認しましょう。

不法投棄された解体工事のゴミ
実際の不法投棄現場

基準2:産業廃棄物収集運搬業許可を保有していること

産業廃棄物を収集運搬する資格である 「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得するには、指定の講習や経営状況などの要件をクリアする必要があるため、 会社としての信頼の裏付けになります。

運搬車両・車両保管の要件

廃棄物の種類に応じて、飛散や流出を防ぐ構造であることが求められます(土砂を運ぶダンプにシートをかけられる、液体を運ぶタンクローリーに漏洩防止措置があるなど)。また、運搬車両を適切に保管できる駐車場を確保しなければいけません。

講習会の修了

日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)が実施する「産業廃棄物収集・運搬課程」の講習会を受講し、試験に合格して修了証を取得している必要があります。つまり「 収取運搬に必要な知識を習得しているか」が求められます。

利益・債務超過の要件

直近3年間の決算書において、経常利益や当期純利益がマイナスでないことや、貸借対照表において負債総額が資産総額を上回る「債務超過」の状態でないことが原則です。つまり 「経営的に安定しているか」が審査されます。

事業内容の明確化

取り扱う産業廃棄物の種類、運搬方法や使用する車両、適正な処理ルートなどを明確化する義務があります。廃棄物をどこからどこへ、どのように運ぶかを決定します。つまり「 廃棄物を適切に処理することの証明」をしなくてはいけません。

また、産業廃棄物収集運搬許可を持っていることで、 解体業者にとって最適なルートでゴミを処分できるというメリットもあります。処分を外部に委託するケースと比べて費用を抑えやすい傾向があります。

運営者 稲垣

廃棄物の処分費用は一律ではなく、処分場によって変動があります。木材はAの処分場、鉄くずはBの処分場へ持ち運ぶなどして、処分コストを抑える工夫をしている業者もいるため、自社で許可を保有していることが望ましいと言えます。

基準3:過去に違反歴がないこと

解体業者が違法工事や不法投棄を行うと違反歴がつきます。 創業 から違反歴が一切ないことも信頼の証です。

違反歴を依頼者自身で確認する場合は、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」や、産業廃棄物処理事業振興財団の「許可取消処分情報」で検索できます。

違反歴があるからといって必ずしも危険な業者とは限りませんが、 安全意識の高さを判断する基準としては有効です。

許可取消処分の検索結果
指定の業者名で検索するとこのように結果が出ます

基準4:自社でホームページを保有していること

解体業者が自社でホームページを保有していると、様々な情報を調べられます。

一般的には「会社概要」「事業案内」「施工実績」「経営理念」「設備・施設案内」「スタッフ紹介」「保有資格」「企業の強み」「お客様の声」「ブログ・SNS」などが掲載されています。

株式会社ウィーゴのホームページ 施工事例
株式会社ウィーゴのホームページ 料金体系
株式会社ウィーゴのホームページ お客様の声

中には、 施工実績を写真つきで公開している解体業者や、 明瞭な料金体系を掲載している業者も存在します。「ホームページにどんなことが書いてあるか」を比較し、業者の信頼度を見極めましょう。

運営者 稲垣

詳細で具体的な公開情報は、お客様に隠しごとをしないという誠意の証でもあります。
また、優良な解体業者は普段から工事の経過を写真に収めています。それにより 作業 の正当性や透明性を証明しているため、詳細な現場の写真を公開できること自体も信頼に繋がります。

ホームページ画像引用:株式会社ウィーゴ

基準5:公共工事を請け負った経験があること

国や地方自治体から発注される公共工事を請け負っていることも、信頼性を判断する1つの基準となります。

公共工事とは「水道・道路・鉄道・ダム・公園・学校」などを対象にした、社会基盤に携わる工事を指します。公共工事を請け負うためにはいくつか条件があり、それらを満たすことで信頼性の裏付けになります。

経営事項審査

公共工事の入札に参加するには経営事項審査を受ける必要があります。この審査では企業の経営状況、技術力、社会性、過去の実績など様々な観点から企業の実力が審査されます。公共工事を請け負えるのは、 企業の経営基盤や技術力が一定水準以上である証です。

入札・契約制度

一般競争入札が採用されることが多く、価格だけでなく技術提案も含めた総合的な評価によって発注先を決定します。これにより、安かろう悪かろうの業者は排除され、 技術力や実績のある優良な業者が選ばれやすいと言えます。

履行保証制度

万が一、業者が倒産したり、自己都合で工事を放棄したりした場合に備えて、契約保証金や履行保証保険への加入が義務付けられています。これにより工事が中断しても保証機関が代替業者を探すなどして、 工事の完成が保証されます。

運営者 稲垣

公共工事は審査と入札によって、工事品質の低い業者が簡単に請け負えないようなシステムになっています。公共工事の実績はホームページで公開している場合も多いので、依頼前に確認しておきましょう。

以下の記事ではさらに網羅的な業者の選び方を紹介しています。「どうしてそれが優良業者の裏付けになるのか」といった、 各基準における専門家の詳細な解説が読めますのでぜひご確認ください。

掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。

調査項目(全50項目)を見る

企業経験・規模 (7)

1,000件以上の実績 500件以上の実績 創業30年以上 従業員30人以上 中間処理場保有 公共工事の経験 重機保有

対応工事 (10)

アスベストレベル1,2除去 ブロック塀 土木工事 リフォーム工事 新築工事 外構工事 火災 杭抜き工事 県外出張 樹木伐採

保有資格 (9)

建設業許可 解体工事業登録 産業廃棄物収集運搬業許可 産業廃棄物処分業許可 石綿作業主任者 建築物石綿含有建材調査者 解体工事施工技士 1級土木施工管理技士 1級建設機械施工管理技士

安全対策・リスク管理 (7)

損害賠償保険 違反歴なし 表彰・受賞 現場清掃 ISO認証 電子マニフェスト 地域貢献・ボランティア

顧客対応・サービス (17)

自社ホームページ 無料見積もり 不要品回収 不要品買取 不動産取引 補助金・助成金申請 土地活用 滅失登記 建設リサイクル届 近隣挨拶 翌営業日連絡 クレジットカード 解体ローン SNS 土対応 日祝対応 年中無休

※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。

北上市の解体業者一覧

北上市の解体業者、全6社をご紹介します。

株式会社スパット北上の公式サイトスクリーンショット

株式会社スパット北上

北上市
公共工事実績あり
アスベスト調査資格者在籍
業者紹介

株式会社スパット北上は、解体工事と産業廃棄物処理を行う会社です。同社の特徴は、産業廃棄物の中間処理施設と最終処分場を自社グループで保有している点です。これにより、解体で発生した廃棄物が最終的にどう処理されるかまで一貫した管理体制を敷いています。年間271件(2024年度)の解体実績があり、岩手県や北上市といった自治体からの公共工事も受注しています。ホームページでは各種許可証や過去の実績データも公開しており、業者の信頼性を判断するための情報が整えられています。

スッキリ解体の分析

解体工事の見積もりでは、廃棄物の処理費用が大きな部分を占めます。万が一、依頼した業者が廃棄物を不適切に処理した場合、依頼主にまで責任が問われる可能性があります。その点、同社は自社で最終処分場まで保有しています。これは、解体から廃棄物処理の最後まで自社が責任を持つ体制が整っていることを意味します。誰が責任を持って処理するのかが明確なため安心して任せられます。また、処理を他社に委託しない分、余計な中間マージンが発生しにくいという側面もあります。

注目ポイント
  • 解体から最終処分まで自社グループで完結
  • 年間271件(2024年度)の解体実績と公共工事の受注
  • ホームページの許可証や実績データの公開
株式会社佐藤組の公式サイトスクリーンショット

株式会社佐藤組

北上市
公共工事実績あり
アスベスト調査資格者在籍
業者紹介

株式会社佐藤組は北上市の道路や公共施設など、地域のインフラ整備を長年手掛けてきた総合建設会社です。公共工事を担う安定した経営基盤があり、個人の住宅から工場まで建物の規模を問わず対応しています。技術面では品質管理の国際規格である「ISO」の認証を受けているほか、県や市から優良工事表彰を繰り返し受賞している実績があります。こうした総合力は解体工事にも活かされており、単に建物を壊すだけでなく、その後の土地活用や新築まで一貫して相談可能です。

スッキリ解体の分析

総合建設会社が解体を手掛ける場合、一般的な解体専門業者とは少し視点が異なります。彼らは解体を「次の建設工事の準備」と捉えているため、後の工事がしやすいように整地が丁寧な傾向があります。例えば土地の中にコンクリートの塊などが残っていると、次の家を建てる際に余計な費用がかかってしまうこともあります。解体後の土地に新しく家を建てる、あるいは土地を売却する予定がある場合、建設のことまで分かっているゼネコンに依頼するのは一つの安心材料です。

注目ポイント
  • 公共工事も手掛ける総合建設会社としての安定した経営基盤
  • ISO認証や県・市からの優良工事表彰といった客観的な実績
  • 解体から新築・土地活用まで一貫して相談できる対応力
株式会社マルサの公式サイトスクリーンショット

株式会社マルサ

北上市
公共工事実績あり
アスベスト調査資格者在籍
業者紹介

株式会社マルサは、約90年にわたり資源リサイクル事業を手掛けてきた会社です。長年の経験から、解体工事で発生する金属などの価値を熟知しています。北上市の広大な敷地には自社のリサイクル工場があり、解体から資源化までを一貫して管理できる体制が強みです。この体制は廃棄物の削減だけでなく、価値のある資源を買い取ることで解体費用を抑えられる可能性にもつながります。また、環境への配慮を示す国際規格「ISO 14001」も取得しているため、法令を遵守した適正な工事が期待できます。

スッキリ解体の分析

解体で出た鉄などの金属類を、自社の工場で直接リサイクルできる点が特徴です。通常、解体業者とリサイクル業者は別ですが、同社は一貫して対応するため中間マージンが発生しません。そのため建物に含まれる価値のある金属類を適正な価格で買い取れて、その分が解体費用から差し引かれる可能性があります。また、「ISO 14001」の認証を受けている点は、環境に配慮した工事を求める上で参考になります。この認証は環境負荷を減らすための具体的なルールが社内にあり、それが継続的に守られていることを示します。廃棄物の不適切な処理などを心配される方にとって安心材料の一つとなります。

注目ポイント
  • 創業約90年の資源リサイクル事業の実績
  • 解体で生じた金属などを資源化する大規模な自社工場
  • 環境マネジメントの国際規格「ISO14001」の認証取得
マルケイ建設株式会社の公式サイトスクリーンショット

マルケイ建設株式会社

北上市
公共工事実績あり
アスベスト調査資格者在籍
業者紹介

マルケイ建設株式会社は解体事業部「いわて解体サービス」を運営し、岩手県内全域で事業を展開しています。同社の特徴は、解体工事だけでなく建設業と不動産業も手掛けている点です。そのため建物を解体した後の土地活用について、新築・建て替え・駐車場経営・土地売却といった様々な選択肢をまとめて相談できます。社内には宅地建物取引士や相続診断士といった資格を持つ専門スタッフが在籍しており、相続が関係する空き家の整理などの複雑な手続きが伴う案件にも対応しています。また、現場で重機を操作する職長は、40年にわたり無事故で作業を続けてきた実績があります。

スッキリ解体の分析

空き家を解体する場合、多くは相続の問題が関わってきます。誰が解体費用を負担するのか、解体後の土地をどうするのかなど、法律や税金の知識が必要になる場面も少なくありません。その点、マルケイ建設のように解体だけでなく不動産や相続の専門家が社内にいるのは相談者にとって心強い点です。通常であれば解体業者・不動産業者・司法書士など、複数の窓口に相談が必要な内容を1社で完結できる可能性があります。窓口が一つになることで手続きの手間が省け、話がスムーズに進みます。また、重機オペレーターの方の40年無事故という経歴は、安全管理に対する意識の高さを判断する上で参考になる事実です。

注目ポイント
  • 宅地建物取引士や相続診断士が在籍
  • 自社一貫体制による中間コストの削減
  • 経験40年のオペレーターによる無事故での施工
株式会社江和興業の公式サイトスクリーンショット

株式会社江和興業

北上市
公共工事実績あり
アスベスト調査資格者在籍
業者紹介

株式会社江和興業は北上市を拠点に事業を展開しています。主な事業は解体工事ですが、造成・外構・土木・建築まで幅広く手掛けているのが特徴です。そのため、建物を解体した後の土地整備や新築工事まで一貫して依頼できます。また、宅地建物取引業の許可も取得しており、不動産の売買や仲介も行っています。解体後の土地を売却したい、あるいは活用方法を相談したいといった場合にも専門的な視点からアドバイスを受けられます。遺品整理士や事件現場特殊清掃の認定会員でもあるため、解体と合わせて家財の整理が必要なケースにも対応が可能です。

スッキリ解体の分析

解体業者が宅地建物取引業の許可を持っている点は、業者選びの参考になります。家を解体した後、「この土地をどうしようか」と悩む方は少なくありません。通常、解体は解体業者に、土地の売却は不動産業者にと別々に依頼する必要があります。江和興業のように両方の事業を手掛けている会社であれば、窓口が一つで済むため手続きがスムーズに進みます。解体から売却までを見据えた計画を立てやすく、費用やスケジュール管理の面でも利点があります。土地の活用方法に迷っている場合でも解体と不動産の両面から相談できるため、安心して任せやすい業者の一つです。

注目ポイント
  • 解体・造成・外構・建築まで対応
  • 解体後の土地売却や仲介も相談可能
  • 遺品整理や特殊清掃にも対応
髙政工業株式会社の公式サイトスクリーンショット

髙政工業株式会社

北上市
公共工事実績あり
アスベスト調査資格者在籍
業者紹介

髙政工業株式会社は、岩手県と宮城県を中心に活動する解体業者です。一般的な住宅解体のほか、橋梁の補修工事といった公共性の高いインフラ事業も手掛けています。主要な取引先に大手ゼネコンが名を連ねていることからも、同社の技術力や安全管理体制が高い水準にあることがうかがえます。自社で重機を保有しているため、現場の状況に応じた迅速な対応が可能です。解体工事においても、騒音や振動をできるだけ抑える丁寧な作業が期待できます。

スッキリ解体の分析

業者選びの際に「橋梁補修工事」の実績がある点は一つの判断材料になります。多くの人の安全に関わる公共インフラの工事は、依頼主が設ける業者選定の基準も厳しくなるためです。その審査を通過しているということは技術力はもちろん、安全への配慮が行き届いている業者だと考えられます。その高い技術は、一般住宅の解体においても応用されます。特にRC造の建物などの頑丈で解体が難しい構造の場合、同社のような専門知識を持つ業者であれば安心して工事を任せられます。

注目ポイント
  • 橋梁補修など公共工事で培われた施工技術
  • 岩手・宮城の広域に対応する機動力と自社保有の重機
  • コンクリートのはつりやコア抜きといった専門工事に対応

北上市の解体業者が見つかりませんでした。

業者選びの「5つのポイント」と合わせて確認!よくある質問Q&A

「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?

「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。

建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。

しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。

解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?

それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。

同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。

例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。

また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。

このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。

もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?

いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。

廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。

不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。

  • 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
  • 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
  • 書面での契約を交わしていない場合

上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。

相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?

相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう

インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。

あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。

また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。

ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?

問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。

解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。

ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。

また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。

ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。

解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?

いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。

解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。

岩手県の市区町村一覧