神奈川県相模原市の解体業者16社を比較|費用相場と地域の解体事情
相模原市で信頼できる解体業者をお探しの方へ。
相模原市に所在する16社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
そこで本記事では、おすすめ業者の紹介に加え、 「相模原市の解体費用相場」や「地域の解体事情・補助金情報」 についても詳しく解説しています。
下の「相模原市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
相模原市の解体工事事情と地域特性
相模原市の概要
相模原市は、平坦な市街地と広大な山間部という二つの顔を持ち、リニア新幹線駅の建設を背景に街の姿が大きく変わろうとしている政令指定都市です。
神奈川県相模原市は、人口約72.4万人を擁する政令指定都市です。市の東側にある中央区・南区は、東京や横浜のベッドタウンとして発展した市街地が広がります。
一方で西側の緑区は、丹沢山系に連なる自然豊かな山間地域で、エリアによって街の性格が大きく異なるのが特徴です。
市全体では人口が少しずつ減っていますが、世帯数は増えています。特に昭和40〜50年代に開発された住宅地では、建物の老朽化と住民の高齢化が進んでおり、建て替えや空き家の解体工事の必要性が高まっています。
地形・道路事情と解体費用の傾向
相模原市は「河岸段丘」による高低差やエリアごとの道路事情の違いが大きく、特に緑区の山間部や崖沿いの土地では解体費用が高くなりやすい傾向があります。
- 地形の特徴:相模川が作った「河岸段丘」が市の地形を特徴づけており、段丘の境目には「ハケ」と呼ばれる急な崖が続いています。特に中央区上溝や南区当麻などの崖沿いでは、古く危険な擁壁も多く、解体工事の際には重機の振動で崩落しないよう特別な注意が求められます。加えて、緑区の津久井・相模湖エリアは急な山地で、重機が入れない階段や坂の上の家も珍しくありません。
- 道路事情:中央区や南区の市街地でも、昔の農道がそのまま住宅地になったような場所では、道幅4m未満の狭い道や袋小路が複雑に入り組んでいます。市内を縦断する国道16号は慢性的に渋滞しているため、工事車両の搬出ルートや時間帯にも工夫が必要です。
- 費用への影響:崖沿いの物件では擁壁の補強や手作業での解体が必要になったり、緑区の山間部では重機が入れず人力で廃材を運び出す「小運搬(こうんぱん)」作業が発生したりするため、解体費用が大きく上がります。また、国道16号沿いや駅周辺の工事では交通誘導員の配置が必須で、その人件費も見積もりに加わります。
運営者 稲垣リニア駅周辺の再開発エリアでは、解体需要の急増で腕の良い業者のスケジュールが埋まりがちです。私がこれまで見てきたご相談でも「急いで業者を探したら高額な見積もりしか出てこなかった」というケースがありました。だからこそ、計画が持ち上がった段階で、早めに複数の業者から相見積もりを取っておくことが重要です。
リニア新幹線駅建設に伴う解体需要と特有の課題
リニア中央新幹線神奈川県駅(仮称)の建設により、橋本駅周辺では立ち退きや建て替えを伴う再開発が加速し、この地域ならではの解体需要が生まれています。
現在、緑区橋本エリアで進むリニア中央新幹線駅の建設は、周辺地域に大きな影響を及ぼしています。駅の建設地周辺にあたる橋本2丁目、3丁目、6丁目などでは、再開発を見越した不動産会社による用地買収が活発です。その結果、古い木造アパートや商店、住宅の立ち退き解体が次々と起きています。
これらの解体は、単に建物が古くなったからという理由だけではありません。地価の上昇を背景に、土地をより有効活用しようという動きが活発化しているためです。
また、1970〜80年代に建てられた商業ビルの解体も増えています。これらの建物はアスベスト(石綿)を含んでいる可能性が高く、法律に基づいた厳格な事前調査や飛散防止対策が欠かせません。
加えて、リニア関連の大型工事車両と解体工事のトラックが地域の交通を混雑させているため、渋滞を避けた慎重な搬出計画が重要です。
解体工事・空き家対策の補助金
相模原市では、防災の観点から危険なブロック塀の撤去や、一定の条件を満たす空き家の解体に対して補助金制度を設けています。
| 制度名 | 補助金額・率 | 対象・条件 |
|---|---|---|
| 相模原市危険ブロック塀等撤去奨励金 | (市の規定による) | 通学路や避難路など道路に面した、高さ1mを超える危険なブロック塀等の撤去が対象です。 |
| 相模原市空家等除却支援補助金 | (市の規定による) | 市から「特定空家等」に認定された建物の解体が対象です。特に土砂災害警戒区域内や住宅が密集するエリアの物件が優先されます。 |
| 子育て世帯等中古住宅購入・改修費補助 | 最大75〜80万円 | 中古住宅の購入とセットで実施するリフォーム(解体を含むケースもあります)が対象で、子育て世帯の移住を促す目的があります。 |
※補助金制度は年度ごとに予算があり、申請期間や条件が変わることがあります。利用を検討する際は、必ず事前に相模原市の担当窓口で最新情報を確認してください。
※制度の最新情報や申請様式は、必ず自治体の公式サイトをご確認ください。
相模原市の公式サイトで詳細を見る
廃棄物処理と分別ルール
相模原市では廃棄物の適正な処理が厳しく求められており、解体で出た廃材は「産業廃棄物」としてルール通りに処分しなければなりません。
相模原市の解体工事で出た木くずやコンクリートガラなどの廃材は、すべて「産業廃棄物」として法律に沿って適正に処理する必要があります。市の清掃工場へ家庭ごみとして持ち込むことは、固く禁じられています。
建設リサイクル法によって、現場での分別と再資源化が義務付けられています。特にコンクリートガラなどは市内のリサイクル施設へ運ばれます。
ただし、処分場の場所には偏りがあります。中間処理施設が集中する中央区田名・南区麻溝台エリアに比べ、緑区の津久井・相模湖エリアからは運搬距離が長くなるため、その分、運搬費が高くなりやすいです。
運営者 稲垣相模原市で解体工事を成功させるには、リニア新幹線駅の建設が進む橋本駅周辺の再開発動向を理解することが大切です。その上で、河岸段丘の擁壁リスクや緑区山間部の搬出課題といった、エリアごとの特性にしっかり対応できる業者を選ぶことが鍵です。
相模原市の解体費用相場
| 建物構造 | 坪単価あたりの解体費用 | 価格幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 35,400円 | 32,100~37,000円 |
| 鉄骨造 | 41,000円 | 38,300~38,300円 |
| RC造 | 87,700円 | 65,000~120,000円 |
| 内装解体 | 42,400円 | 15,000~80,000円 |
※費用相場データは、一般社団法人あんしん解体業者認定協会の提供データをもとに、スッキリ解体が独自に分析・算出したものです。
優良な解体業者の選び方
解体業者を選ぶ際は、価格だけでなく「建設業許可の有無」「過去の行政処分歴」「工事賠償責任保険の加入」など、多角的なチェックが必要です。以下の記事では、優良業者を見極めるための18のチェックポイントを専門家が詳しく解説しています。契約前にぜひご一読ください。
当サイト独自の50の調査項目
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。
相模原市の解体業者一覧
相模原市の解体業者、全16社をご紹介します。
アシストワン
アシストワンは遺品整理や生前整理を専門としています。「認定遺品整理士」の資格を持つスタッフが在籍しており、家財の整理から不用品の回収まで対応可能です。物置の解体や庭木の伐採といった作業も合わせて依頼できるため、複数の業者を手配する手間がありません。家全体の片付けに伴う様々な作業を一つの窓口で相談できる点が特徴です。
- 「認定遺品整理士」による専門的な遺品整理・生前整理
- 不用品回収、庭木の伐採、小規模解体までの一括対応
- 「遺品整理不正防止情報センター」のHPでの紹介実績
株式会社立花商事
株式会社立花商事は創業から30年以上続く解体業者で、大手ハウスメーカーからの依頼実績もあります。同社の特徴は解体工事だけでなく、それに付随する問題にも対応している点です。例えば依頼主の負担となりがちな解体前の遺品整理を専門のサービスとして請け負っています。また、顧問弁護士と契約を結んでおり、法的なトラブルへの備えがあるのも特徴です。工事に伴う様々な問題を一貫して相談できる業者を探している場合に選択肢の一つとなります。
解体業者を選ぶ際、「顧問弁護士がいるかどうか」は一つの判断材料になります。解体工事では騒音や振動をめぐる近隣とのトラブルや、契約内容の解釈で意見が分かれるといった法的な問題が起こる可能性があるためです。事前に弁護士が契約内容を確認したり、問題が起きた時にすぐ法的なアドバイスを受けられたりする体制が整っていれば、依頼主としては心強いです。特に法的な手続きに不安を感じる方にとって、こうしたサポート体制は安心につながるポイントです。
- 解体前の遺品整理を専門サービスとして提供
- 顧問弁護士による法的なサポート体制
- 創業30年以上、大手ハウスメーカーからの依頼実績
有限会社コイデ解体
有限会社コイデ解体は、1978年創業の解体業者です。神奈川県愛川町に自社の「総合中間処理場」を保有しており、解体で発生した廃棄物をそのまま自社施設でリサイクルまで行う体制を整えています。この一貫体制により、廃棄物処理を他社に委託する際の中間マージンが発生しません。また、「住友林業」や「旭化成ホームズ」といった大手ハウスメーカーとの取引実績もあります。
解体業者を選ぶ際、「自社で中間処理場を持っているか」は一つの参考になります。中間処理場の運営には多額の設備投資と法律に沿った管理体制が求められるため、自社で保有している業者は限られます。業者を探す側からすると、解体で出た廃棄物がどこでどのように処理されるかまで一貫して同じ会社の管理下にあるという点が分かりやすいでしょう。自分の家の部材が不法投棄される心配がなく、きちんとリサイクルされることを重視する場合に相談しやすい業者です。
- 解体から再資源化までを自社で完結する「総合中間処理場」を保有
- 建設リサイクル法が施行される以前からの分別解体の実績
- 中間マージンの削減による費用と環境への配慮
株式会社ショウエイプランニング
株式会社ショウエイプランニングは、社内に「解体」「土木」「エクステリア」の専門部署を設置しています。建物の解体はもちろん、その後の宅地造成や外構工事まで一括で依頼できるのが特徴です。また、関連の不動産会社と連携しているため解体後の土地売却や資産活用についても相談できます。解体からその先の土地活用まで、窓口一つで進められる体制が整っています。
一般的な解体工事は建物を更地にすれば完了です。しかし土地を売却したり、駐車場にしたりと具体的な活用計画がある場合は、造成や外構工事が別途必要になります。ショウエイプランニングは、解体から造成、外構工事まで一貫して手掛けています。さらに関連不動産会社と連携し、土地の売却相談にも対応しています。これは、単に「建物を壊す」だけでなく、「壊した後の土地をどう活用するか」という視点を持っているためです。解体後の計画が具体的に決まっている方にとっては最終的なゴールを共有しながら工事の相談ができるため、話を進めやすいでしょう。
- 解体・土木・エクステリアの各専門部署が連携
- 解体後の宅地造成から外構工事まで一括で依頼可能
- 関連不動産会社を通じ土地の売却や活用まで相談できる
有限会社長澤土木興業
有限会社長澤土木興業は1993年の設立以来、神奈川県相模原市を拠点に解体工事を手掛けている会社です。同社の特徴は、バックホー22台、トラック28台の合計50台にもおよぶ豊富な自社保有の重機・車両です。外部からのレンタルに頼らないため現場の規模や状況に応じて最適な重機を迅速に手配し、スムーズな工事進行が期待できます。また、問い合わせ・施工管理・実際の作業をすべて自社の従業員が一貫して担当します。下請け業者を介さない直接施工のため中間マージンが発生せず、施主の細かな要望が現場に直接伝わりやすい体制が整っています。解体工事だけでなく産業廃棄物の収集運搬業の許可も自社で取得しており、解体後の片付けまでまとめて任せられます。
解体業者を選ぶ際、自社でどれだけ重機を保有しているかは工事の質と費用を左右する重要なポイントです。業者によっては重機を都度レンタルで手配するため予約状況によっては工期が遅れたり、レンタル費用が見積もりに上乗せされたりすることがあります。その点、長澤土木興業はバックホーやトラックを自社で合計50台も保有しています。これだけの設備力があれば急な追加作業や現場の状況変化にも柔軟に対応でき、工事が滞りなく進むことが期待できます。自社で重機を所有・整備していることは、安定した工事品質と適正な費用を両立できる会社の信頼性の証です。
- 創業30年以上の実績
- バックホー・トラックなど50台の自社保有車両
- 産業廃棄物収集運搬まで一貫して対応
有限会社山口解体
有限会社山口解体は、創業から30年にわたり解体工事を手掛けています。同社の特徴は解体だけでなく、工事前に必要となる不用品や遺品の整理も一括で請け負っている点です。家財の片付けは時間や手間がかかることが多いですが、それをまとめて依頼できるため依頼主の負担を軽減できます。個人宅の木造家屋からRC造の建物まで、幅広い解体工事に対応しています。
解体工事を始める前に室内に残された家財の整理で手間取るケースは少なくありません。特に遠方に住んでいる場合や遺品整理が伴う場合は、片付けだけで数か月かかってしまうこともあります。山口解体のように不用品の整理から解体までを一括で引き受けてくれる業者は、こうした準備段階の負担を減らす上で参考になります。工事開始までの段取りをすべて任せられるため、計画全体をスムーズに進めたい場合に適した選択肢の一つです。
- 解体前の不用品回収や遺品整理への一括対応
- 創立30年の実績に基づく、個人宅への柔軟なサービス
- 事前の片付けから解体工事までワンストップで完結
株式会社東洋カイテック
株式会社東洋カイテックは、解体工事の計画から施工、管理、そして工事で発生した産業廃棄物の処理まで、すべての工程を自社で一貫して行っています。そのため依頼主は複数の業者とやり取りする必要がなく、窓口を一本化できます。責任の所在が明確になるため、工事全体を安心して任せやすい体制です。産業廃棄物の収集運搬許可は1都3県で取得しており、広範囲の現場に対応できます。
解体工事で発生する廃棄物の処理は、解体業者とは業者に依頼することも珍しくありません。東洋カイテックのように解体から廃棄物の最終処分までを1社で管理している業者であれば、単に手続きが楽になるだけでなく、法令遵守の観点からも安心して依頼できるのがポイントです。
- 解体から産業廃棄物処理までの一貫体制
- 複数業者とのやり取りが不要で窓口を一本化
- 1都3県をカバーする産業廃棄物収集運搬許可
株式会社NAKADA
株式会社NAKADAは、1992年に創業した内装工事・解体工事の専門業者です。特に店舗やオフィスのテナント退去時に行われる内装解体や原状回復工事を得意としています。施工対象は商業施設やマンションだけでなく、学校や役所といった公共施設まで多岐にわたります。こうした幅広い実績から様々な現場に対応できるノウハウが蓄積されていることがうかがえます。住宅が密集している場所や狭い道路に面した現場でも周辺環境に配慮しながら安全に工事を進める体制が整っています。また、解体工事で発生した廃棄物の処理まで一貫して対応しており、依頼主は別の業者を手配する手間が省けます。対応エリアは関東全域です。内装解体から、その後の軽鉄下地や石膏ボードを使った内装工事までまとめて依頼できるのが特徴です。
店舗やオフィスの原状回復では、解体工事と次の内装工事を別の業者に依頼することが一般的です。NAKADAのように、内装解体とその後の壁や天井の下地を作る軽鉄工事・ボード工事の両方を専門にしている会社は依頼主にとって利点があります。同じ会社が一貫して手掛けることで、次の内装工事がしやすいように配慮した丁寧な解体作業が期待できます。結果として全体の工期短縮やコスト削減につながる可能性もあります。特にテナントの入れ替えなどで迅速な対応が求められる場合には心強い相談相手です。
- 1992年創業、30年以上の業歴
- 店舗から公共施設まで幅広い施工実績
- 内装解体から原状回復まで一貫して対応
- 狭い場所での工事にも対応できる技術力
- 関東全域をカバーする対応エリア
山崎産業株式会社
山崎産業株式会社は1975年に設立された、神奈川県相模原市に本社を置く会社です。同社の特徴は、解体工事からアスベスト撤去、産業廃棄物の中間処理、鉄スクラップのリサイクルまでを自社で一貫して行える体制が整っている点です。解体工事で発生した廃棄物は自社の中間処分場・リサイクル施設で適切に処理されます。加工された鉄スクラップは、国内だけでなく海外にもリサイクル原料として供給されています。複数の業者に依頼する必要がないため、依頼主にとっては手続きの手間が省けて責任の所在が明確になるという利点があります。また、顧問弁護士や顧問税理士と契約しており、法令遵守の体制を整えている点も確認できます。
解体工事と廃棄物処理を別々の会社に依頼すると、万が一不法投棄などの問題が起きた際に責任の所在が曖昧になる可能性があります。その点、山崎産業のように解体から最終的な処理までを1社で管理している業者であれば安心して任せられます。特に鉄スクラップのリサイクル事業から始まったという背景は、資源を無駄にせずに適切に処理する技術と意識を持っていることの裏付けです。
- 解体から中間処理、リサイクルまで一貫対応
- アスベスト除去などの専門工事にも対応
- 自社で中間処分場とリサイクル施設を保有
株式会社87コーポレーション
株式会社87コーポレーションは、相模原市を中心に活動する総合建設業者です。解体業のほか、廃棄物処理業や土木工事業も手掛けており、関連する工事を一貫して依頼できます。同社の特徴は、専門資格を持つスタッフが在籍している点です。解体工事の専門家である「解体工事施工技士」に加え、アスベストの専門知識を持つ「石綿作業主任者」や「石綿含有建材調査者」も在籍します。これにより、アスベストが使用されている可能性のある建物の事前調査から法令に準拠した適切な解体、運搬処分までを自社で完結させられます。また、解体する家屋の柱などを再利用したいという要望に応え、手作業で丁寧に取り出すことにも対応しています。このような繊細な作業が求められる工事も請け負っていることから同社の技術力の一端がうかがえます。企業方針として作業前の近隣挨拶や現場の整理整頓を徹底しており、施主だけでなく近隣住民への配慮も重視しています。
87コーポレーションが「近隣挨拶」や「綺麗な現場」を方針として掲げている点は、依頼主の不安に寄り添う姿勢の表れです。クレームや事故ゼロを目指すという姿勢は、トラブルを未然に防ぐための具体的な行動につながります。特に注目したいのは、アスベスト関連の有資格者が複数在籍している点です。古い戸建て住宅でもアスベストが使われている可能性は十分にあり、専門家による事前調査は必須です。「石綿含有建材調査者」がいることで正確な調査が期待できます。調査から処分まで一貫して任せられる業者は依頼主にとって心強い存在となります。
- 「解体工事施工技士」やアスベスト関連の専門資格者が在籍
- 近隣挨拶や現場の整理整頓を重視する方針
- 柱の再利用など、手作業による繊細な解体も可能
相模原市の解体業者が見つかりませんでした。
解体業者の選び方でよくある質問
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
-
「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
-
それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
-
いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
-
相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
-
問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
-
いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。

特に遺品整理が関わる片付けでは、どこから手をつけていいか分からなくなるケースも少なくありません。同社には「認定遺品整理士」という専門家が在籍しているため、単に物を運び出すだけでなく、必要なものと不要なものを分別する段階から相談できます。片付けに関連する複数の作業をまとめて依頼できるため、誰に何を頼めば良いか悩んでいる人にとって相談しやすい窓口の一つです。