神奈川県横浜市泉区の解体業者一覧30社 | 3ページ目
横浜市泉区の解体業者をお探しの方へ。
「スッキリ解体」が、横浜市泉区に所在する30社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
このページでは、まず優良な解体業者の選び方を解説し、その後に「横浜市泉区の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
横浜市泉区の解体費用相場
| 建物構造 | 坪単価(実勢価格) | 現場状況による費用の変動幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 33,557円 | 28,120~45,523円 |
| 鉄骨造 | 33,539円 | 32,564~34,731円 |
| RC造 | 79,292円 | 65,967~109,689円 |
| 内装解体 | 38,605円 | 17,667~79,846円 |
※この費用相場データは、あんしん解体業者認定協会の提供データに基づき掲載しています。
優良な解体業者の選び方【5つのポイント】
安心して依頼できる解体業者を選ぶ際にチェックするべき 5つのポイントをご紹介します。
基準1:建設業許可の保有・解体工事業の登録がされていること
解体工事を行うためには、「建設業許可」の保有または「解体工事業の登録」のいずれかが必要です。 許可・登録がない状態で解体工事を行うことは違法行為にあたるため、必ずどちらかを保有・登録している業者を選びましょう。
- 建設業許可(解体工事業)
-
解体工事においては1件の請負金額が 500万円以上(税込)の工事を行う場合に必要となる許可。
- 解体工事業の登録
-
解体工事を請け負うための登録。ただし1件の請負金額が 500万円未満(税込)の工事のみ請け負える。
解体工事を請け負う業者が無許可だと判明した場合、建設業法違反により 工事中止命令や、 営業停止処分が下されることがあります。その場合、解体工事の予定は大幅に遅れ、費用も時間も余計にかかってしまうことになりかねません。
また、コンプライアンス意識や技術力の不足により 「不法投棄・現場での事故」を起こす可能性もあります。業者が許可の保有・登録を行っているかは事前に必ず確認しましょう。
基準2:産業廃棄物収集運搬業許可を保有していること
産業廃棄物を収集運搬する資格である 「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得するには、指定の講習や経営状況などの要件をクリアする必要があるため、 会社としての信頼の裏付けになります。
- 運搬車両・車両保管の要件
-
廃棄物の種類に応じて、飛散や流出を防ぐ構造であることが求められます(土砂を運ぶダンプにシートをかけられる、液体を運ぶタンクローリーに漏洩防止措置があるなど)。また、運搬車両を適切に保管できる駐車場を確保しなければいけません。
- 講習会の修了
-
日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)が実施する「産業廃棄物収集・運搬課程」の講習会を受講し、試験に合格して修了証を取得している必要があります。つまり「 収取運搬に必要な知識を習得しているか」が求められます。
- 利益・債務超過の要件
-
直近3年間の決算書において、経常利益や当期純利益がマイナスでないことや、貸借対照表において負債総額が資産総額を上回る「債務超過」の状態でないことが原則です。つまり 「経営的に安定しているか」が審査されます。
- 事業内容の明確化
-
取り扱う産業廃棄物の種類、運搬方法や使用する車両、適正な処理ルートなどを明確化する義務があります。廃棄物をどこからどこへ、どのように運ぶかを決定します。つまり「 廃棄物を適切に処理することの証明」をしなくてはいけません。
また、産業廃棄物収集運搬許可を持っていることで、 解体業者にとって最適なルートでゴミを処分できるというメリットもあります。処分を外部に委託するケースと比べて費用を抑えやすい傾向があります。
運営者 稲垣
廃棄物の処分費用は一律ではなく、処分場によって変動があります。木材はAの処分場、鉄くずはBの処分場へ持ち運ぶなどして、処分コストを抑える工夫をしている業者もいるため、自社で許可を保有していることが望ましいと言えます。
基準3:過去に違反歴がないこと
解体業者が違法工事や不法投棄を行うと違反歴がつきます。 創業 し て から違反歴が一切ないことも信頼の証です。
違反歴を依頼者自身で確認する場合は、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」や、産業廃棄物処理事業振興財団の「許可取消処分情報」で検索できます。
違反歴があるからといって必ずしも危険な業者とは限りませんが、 安全意識の高さを判断する基準としては有効です。
基準4:自社でホームページを保有していること
解体業者が自社でホームページを保有していると、様々な情報を調べられます。
一般的には「会社概要」「事業案内」「施工実績」「経営理念」「設備・施設案内」「スタッフ紹介」「保有資格」「企業の強み」「お客様の声」「ブログ・SNS」などが掲載されています。
中には、 施工実績を写真つきで公開している解体業者や、 明瞭な料金体系を掲載している業者も存在します。「ホームページにどんなことが書いてあるか」を比較し、業者の信頼度を見極めましょう。
運営者 稲垣
詳細で具体的な公開情報は、お客様に隠しごとをしないという誠意の証でもあります。
また、優良な解体業者は普段から工事の経過を写真に収めています。それにより 作業
の正当性や透明性を証明しているため、詳細な現場の写真を公開できること自体も信頼に繋がります。
基準5:公共工事を請け負った経験があること
国や地方自治体から発注される公共工事を請け負っていることも、信頼性を判断する1つの基準となります。
公共工事とは「水道・道路・鉄道・ダム・公園・学校」などを対象にした、社会基盤に携わる工事を指します。公共工事を請け負うためにはいくつか条件があり、それらを満たすことで信頼性の裏付けになります。
- 経営事項審査
-
公共工事の入札に参加するには経営事項審査を受ける必要があります。この審査では企業の経営状況、技術力、社会性、過去の実績など様々な観点から企業の実力が審査されます。公共工事を請け負えるのは、 企業の経営基盤や技術力が一定水準以上である証です。
- 入札・契約制度
-
一般競争入札が採用されることが多く、価格だけでなく技術提案も含めた総合的な評価によって発注先を決定します。これにより、安かろう悪かろうの業者は排除され、 技術力や実績のある優良な業者が選ばれやすいと言えます。
- 履行保証制度
-
万が一、業者が倒産したり、自己都合で工事を放棄したりした場合に備えて、契約保証金や履行保証保険への加入が義務付けられています。これにより工事が中断しても保証機関が代替業者を探すなどして、 工事の完成が保証されます。
運営者 稲垣
公共工事は審査と入札によって、工事品質の低い業者が簡単に請け負えないようなシステムになっています。公共工事の実績はホームページで公開している場合も多いので、依頼前に確認しておきましょう。
以下の記事ではさらに網羅的な業者の選び方を紹介しています。「どうしてそれが優良業者の裏付けになるのか」といった、 各基準における専門家の詳細な解説が読めますのでぜひご確認ください。
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
調査項目(全50項目)を見る
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。
横浜市泉区の解体業者一覧
横浜市泉区の解体業者、全30社をご紹介します。
神奈川美研工業株式会社
神奈川美研工業株式会社は、解体工事と廃棄物処理の2つの事業を軸に展開しています。自社内に両部門があるため、建物の解体から発生した産業廃棄物の収集運搬、中間処理までを一貫して任せられます。また、産業廃棄物だけでなく一般廃棄物の収集運搬許可も取得しているため、幅広い種類の廃棄物に対応できます。土木工事や一般建設も手掛けており、解体工事の前後に発生する造成や建設についても相談できます。
- 解体から産業廃棄物処理までの一貫体制
- 一般家庭のゴミ収集も行う対応範囲の広さ
- 解体後の造成など土木工事や建設工事も可能
有限会社エスケイエスカンパニー
有限会社エスケイエスカンパニーは、超高圧水を用いるウォータージェット工法を専門とする会社です。約30年にわたりこの技術に特化しており、コンクリートのはつりからアスベスト除去まで幅広く対応しています。主な取引先には東京都などの各自治体や高速道路運営会社が含まれており、公共性の高い工事を数多く手掛けている点が特徴です。同社の工法は、超高圧水を利用するため騒音や振動を抑えられます。また、粉塵の飛散リスクが低いことから、特にアスベストやダイオキシンといった有害物質の除去工事で強みを発揮します。自社で施工用の治具(じぐ)を開発・製作しているほか、関連技術で特許も取得しており、現場に合わせた柔軟な対応が可能です。
アスベスト除去工事で最も注意すべき点は、有害な粉塵を周囲に飛散させないことです。その点、エスケイエスカンパニーが採用するウォータージェット工法は水を使いながら作業するため、粉塵の飛散を物理的に抑え込めます。これは周辺住民への配慮はもちろん、作業員の安全確保にも直結する重要なポイントです。自治体からの発注実績が多いことからも、その安全性と技術力が高く評価されていることがうかがえます。特に周辺環境への配慮が求められる現場では安心して相談できる業者の一つです。
- ウォータージェット工法に特化した約30年の実績
- アスベストやダイオキシンなど有害物質除去の高い専門性
- 低騒音・低振動・粉塵飛散防止に貢献する施工技術
- 自治体や高速道路運営会社など公共性の高い工事実績
- 自社開発の施工治具と関連技術の特許取得
株式会社ヨコテック
株式会社ヨコテックは1992年設立、横浜市泉区に拠点を置く総合建築会社です。同社の特徴は、横浜市・神奈川県・国土交通省といった官公庁からの工事実績が豊富であることです。公共工事は品質や安全管理に厳しい基準が設けられているため、これらの実績は同社の技術力と信頼性を示す一つの指標です。その仕事内容は第三者からも高く評価されており、神奈川県教育委員会や横浜市から「優良工事施工会社」として複数回表彰を受けています。これは広告ではなく客観的な評価として、業者選びの参考になる点です。社内には1級建築士や1級建築施工管理技士などの国家資格を持つ技術者が多数在籍しています。個人住宅の新築・リフォームはもちろん、マンション、学校、福祉施設、工場の営繕まで、幅広い建築ニーズに対応できる体制が整っています。
業者選びの際に「官公庁の工事実績」や「自治体からの表彰歴」がなぜ重要なのかを解説します。官公庁の工事は税金で賄われるため、入札への参加資格・施工中の品質・安全管理体制など、民間工事よりも厳しい基準が設けられているのが一般的です。そのため官公庁から継続的に仕事を受注している業者は、それだけで一定の信頼性があると判断できます。特に「優良工事施工会社」といった表彰は、施工した工事の中でも特に出来栄えや管理体制が優れていた業者に与えられるものです。広告や宣伝文句とは異なり、公的な機関がその技術力を客観的に評価した結果です。一般の住宅工事を依頼する場合でも、こうした「公的なお墨付き」は安心して相談できる業者を見つけるための判断材料の一つになります。
- 官公庁からの豊富な受注実績
- 神奈川県や横浜市からの多数の表彰歴
- 建築・土木・解体まで対応する総合力
- 多数の有資格者が裏付ける高い技術力
- 災害協力会社認定など地域社会への貢献
株式会社山内興業
株式会社山内興業は、横浜市泉区を拠点とする解体工事業者です。1996年の設立以来、25年以上にわたり地域の建造物解体工事を手掛けています。木造住宅はもちろん、鉄骨造やRC造の建物、ビルやアパートの解体にも対応可能です。自社で10台の重機と10台以上のダンプを保有しており、建物の規模や現場の状況に応じた工事を行っています。同社の特徴は、工事前の準備を丁寧に行う点です。解体工事に必要な建設リサイクル法の届出や、電気・ガスといったライフラインの撤去依頼、近隣への挨拶まで、依頼主が行うべき手続きの多くを代行しています。また、専門の資格を持つ調査員が在籍しており、アスベストの事前調査から報告書の作成まで一貫して対応できる体制です。工事完了後には、法務局への建物滅失登記に必要な「建物滅失証明書」も発行されます。
解体工事の前には役所への届出やライフラインの停止連絡など、依頼主が行うべき手続きが数多くあります。特に初めて解体を依頼する場合、何から手をつけてよいか分からず不安に感じる方も少なくありません。山内興業のように、これらの煩雑な手続きの多くを代行してくれる業者は心強い存在です。専門の調査員によるアスベスト調査も自社で完結できるため、工事全体がスムーズに進みます。依頼主の負担を軽くする体制が整っている点は、業者を選ぶ上でひとつの判断材料になります。
- 1996年設立、25年以上の解体工事実績
- 木造住宅からビル、アパートまで多様な建物の解体に対応
- 建設リサイクル法届出など各種手続きの代行
- 専門調査員によるアスベスト事前調査の実施
- 低騒音重機の使用や散水による近隣への配慮
横浜緑地株式会社
横浜緑地株式会社は1974年の創業以来、横浜市に拠点を置いて造園業を営んできました。主な事業は公園や集合住宅などの造園工事・街路樹や緑地の維持管理・公園の運営を自治体から委託される指定管理業務の3つです。特に指定管理者としての公園運営では、施設の維持管理にとどまらない活動が特徴です。地域住民やNPO、行政機関と連携し、防災訓練・フリーマーケット・音楽祭といったイベントを多数企画しています。車椅子や手話通訳に対応した自然観察会を開くなど、誰もが楽しめる公園づくりに取り組んでいます。こうした地域に貢献する姿勢は公的にも評価されており、「横浜型地域貢献企業」では最上位ランクの認定を受けています。また、品質管理の国際規格であるISO9001と環境配慮の規格であるISO14001も取得済みです。造園の技術力だけでなく、企業の信頼性や社会への配慮が求められる公共事業も安心して任せられる企業です。
業者選びの際に「公園の指定管理者」になっているかどうかは、一つの判断基準になります。指定管理者とは自治体に代わって公園などの公的な施設を運営する事業者のことで、高い信頼性と総合的な管理能力が求められます。ただ木々を手入れするだけでなく施設の安全を守り、予算を管理し、地域住民の要望に応えながらイベントを企画するといった複合的な業務をこなさなければなりません。横浜緑地株式会社のように、複数の公園で指定管理者として運営実績があるということは行政や地域から長期的な信頼を得ていることの証明になります。単にきれいな庭を造るだけでなく、その空間を活かして地域の価値を高めるような長期的な視点でのパートナーを探している場合に有力な選択肢の一つです。
- 1974年創業、横浜に根差した事業展開
- 公園の「設計・施工」から「維持管理・運営」まで一貫対応
- 品質(ISO9001)と環境(ISO14001)の国際規格を認証取得
- 地域住民や行政と連携した多彩なイベントの企画・運営実績
- 「横浜型地域貢献企業」最上位認定など、第三者機関からの高い評価
株式会社横浜エコ
株式会社横浜エコは、2004年に設立された廃棄物処理・リサイクル業者です。横浜市泉区に本社を構え、非鉄金属を中心とした金属スクラップの買取や産業廃棄物の収集運搬を主な事業としています。同社の特徴は専門的なリサイクル設備を自社で保有している点です。銅を効率的に精製する「銅ナゲット精製専用プラント」や色彩によって素材を自動で選別する「色彩選別機」を導入しており、精度の高い資源リサイクルを行っています。また、廃棄物処理だけでなく、2012年には建設業の許可も取得しています。土木工事・解体工事・水道施設工事なども手掛けているため、それらの工事から発生する廃棄物の処理までを一貫して依頼することが可能です。
解体工事などを依頼する場合、工事を行う業者と、そこから出る廃棄物を処理する業者を別々に探すのが一般的です。横浜エコのように建設業と産業廃棄物収集運搬業の両方の許可を持っている業者であれば、一つの窓口で完結させられる可能性があります。業者間の連携不足によるトラブルの心配がなく手続きの手間も省けるため、依頼主にとっては利点です。特に解体と廃棄物処理をまとめて相談したい方に有力な選択肢の一つです。
- 銅ナゲット精製プラントを自社で運営
- 色彩選別機による高精度な資源選別
- 産業廃棄物収集運搬業と建設業の両方を許可取得
- アスベスト含有廃棄物にも対応可能
株式会社鈴村建設
株式会社鈴村建設は、東京都・神奈川県・埼玉県で解体工事を行っています。一般的な木造家屋やビルの解体に加え、ブロック塀の撤去や庭木一本の伐採といった小規模な工事にも対応しているのが特徴です。解体工事に伴う費用・スケジュール・近隣への挨拶回りといった懸念事項についても、事前に丁寧に相談に応じています。
解体業者の中には大規模な建物の取り壊しを専門とし、小規模な工事は請け負わないケースもあります。その点で、ブロック塀や庭木といった比較的小さな工事にも対応しているという事実は、業者選びの参考になります。「どこに頼めば良いかわからない」ような小さな困りごとでも相談できるため、地域住民にとっては心強い存在です。まずは工事の規模に関わらず、専門家の話を聞いてみたいという場合に適した業者です。
- 木造家屋やビルから、ブロック塀・庭木の撤去まで対応する業務範囲
- 費用、工期、近隣への配慮などに関する事前の丁寧な相談体制
- 「安全✕安心の技術で地域社会に貢献」をお約束
株式会社エムズプラン
株式会社美鈴建設
有限会社谷口重機工業
横浜市泉区の解体業者が見つかりませんでした。
業者選びの「5つのポイント」と合わせて確認!よくある質問Q&A
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
-
「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
-
それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
-
いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
-
相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
-
問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
-
いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。




解体工事を依頼する際、「出たゴミがその後きちんと処理されるか」は気になる点の一つです。この会社のように、解体から廃棄物の中間処理までを自社で行う仕組みがあると責任の所在がはっきりします。ゴミの処理を別の会社に任せる場合に比べて不法投棄などのトラブルに巻き込まれるリスクを減らせるため、工事全体を安心して任せられます。