神奈川県横浜市鶴見区の解体業者一覧60社
横浜市鶴見区の解体業者をお探しの方へ。
「スッキリ解体」が、横浜市鶴見区に所在する60社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
このページでは、まず優良な解体業者の選び方を解説し、その後に「横浜市鶴見区の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
優良な解体業者の選び方【5つのポイント】
安心して依頼できる解体業者を選ぶ際にチェックするべき 5つのポイントをご紹介します。
基準1:建設業許可の保有・解体工事業の登録がされていること
解体工事を行うためには、「建設業許可」の保有または「解体工事業の登録」のいずれかが必要です。 許可・登録がない状態で解体工事を行うことは違法行為にあたるため、必ずどちらかを保有・登録している業者を選びましょう。
- 建設業許可(解体工事業)
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解体工事においては1件の請負金額が 500万円以上(税込)の工事を行う場合に必要となる許可。
- 解体工事業の登録
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解体工事を請け負うための登録。ただし1件の請負金額が 500万円未満(税込)の工事のみ請け負える。
解体工事を請け負う業者が無許可だと判明した場合、建設業法違反により 工事中止命令や、 営業停止処分が下されることがあります。その場合、解体工事の予定は大幅に遅れ、費用も時間も余計にかかってしまうことになりかねません。
また、コンプライアンス意識や技術力の不足により 「不法投棄・現場での事故」を起こす可能性もあります。業者が許可の保有・登録を行っているかは事前に必ず確認しましょう。
基準2:産業廃棄物収集運搬業許可を保有していること
産業廃棄物を収集運搬する資格である 「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得するには、指定の講習や経営状況などの要件をクリアする必要があるため、 会社としての信頼の裏付けになります。
- 運搬車両・車両保管の要件
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廃棄物の種類に応じて、飛散や流出を防ぐ構造であることが求められます(土砂を運ぶダンプにシートをかけられる、液体を運ぶタンクローリーに漏洩防止措置があるなど)。また、運搬車両を適切に保管できる駐車場を確保しなければいけません。
- 講習会の修了
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日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)が実施する「産業廃棄物収集・運搬課程」の講習会を受講し、試験に合格して修了証を取得している必要があります。つまり「 収取運搬に必要な知識を習得しているか」が求められます。
- 利益・債務超過の要件
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直近3年間の決算書において、経常利益や当期純利益がマイナスでないことや、貸借対照表において負債総額が資産総額を上回る「債務超過」の状態でないことが原則です。つまり 「経営的に安定しているか」が審査されます。
- 事業内容の明確化
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取り扱う産業廃棄物の種類、運搬方法や使用する車両、適正な処理ルートなどを明確化する義務があります。廃棄物をどこからどこへ、どのように運ぶかを決定します。つまり「 廃棄物を適切に処理することの証明」をしなくてはいけません。
また、産業廃棄物収集運搬許可を持っていることで、 解体業者にとって最適なルートでゴミを処分できるというメリットもあります。処分を外部に委託するケースと比べて費用を抑えやすい傾向があります。
運営者 稲垣
廃棄物の処分費用は一律ではなく、処分場によって変動があります。木材はAの処分場、鉄くずはBの処分場へ持ち運ぶなどして、処分コストを抑える工夫をしている業者もいるため、自社で許可を保有していることが望ましいと言えます。
基準3:過去に違反歴がないこと
解体業者が違法工事や不法投棄を行うと違反歴がつきます。 創業 し て から違反歴が一切ないことも信頼の証です。
違反歴を依頼者自身で確認する場合は、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」や、産業廃棄物処理事業振興財団の「許可取消処分情報」で検索できます。
違反歴があるからといって必ずしも危険な業者とは限りませんが、 安全意識の高さを判断する基準としては有効です。
基準4:自社でホームページを保有していること
解体業者が自社でホームページを保有していると、様々な情報を調べられます。
一般的には「会社概要」「事業案内」「施工実績」「経営理念」「設備・施設案内」「スタッフ紹介」「保有資格」「企業の強み」「お客様の声」「ブログ・SNS」などが掲載されています。
中には、 施工実績を写真つきで公開している解体業者や、 明瞭な料金体系を掲載している業者も存在します。「ホームページにどんなことが書いてあるか」を比較し、業者の信頼度を見極めましょう。
運営者 稲垣
詳細で具体的な公開情報は、お客様に隠しごとをしないという誠意の証でもあります。
また、優良な解体業者は普段から工事の経過を写真に収めています。それにより 作業
の正当性や透明性を証明しているため、詳細な現場の写真を公開できること自体も信頼に繋がります。
基準5:公共工事を請け負った経験があること
国や地方自治体から発注される公共工事を請け負っていることも、信頼性を判断する1つの基準となります。
公共工事とは「水道・道路・鉄道・ダム・公園・学校」などを対象にした、社会基盤に携わる工事を指します。公共工事を請け負うためにはいくつか条件があり、それらを満たすことで信頼性の裏付けになります。
- 経営事項審査
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公共工事の入札に参加するには経営事項審査を受ける必要があります。この審査では企業の経営状況、技術力、社会性、過去の実績など様々な観点から企業の実力が審査されます。公共工事を請け負えるのは、 企業の経営基盤や技術力が一定水準以上である証です。
- 入札・契約制度
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一般競争入札が採用されることが多く、価格だけでなく技術提案も含めた総合的な評価によって発注先を決定します。これにより、安かろう悪かろうの業者は排除され、 技術力や実績のある優良な業者が選ばれやすいと言えます。
- 履行保証制度
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万が一、業者が倒産したり、自己都合で工事を放棄したりした場合に備えて、契約保証金や履行保証保険への加入が義務付けられています。これにより工事が中断しても保証機関が代替業者を探すなどして、 工事の完成が保証されます。
運営者 稲垣
公共工事は審査と入札によって、工事品質の低い業者が簡単に請け負えないようなシステムになっています。公共工事の実績はホームページで公開している場合も多いので、依頼前に確認しておきましょう。
以下の記事ではさらに網羅的な業者の選び方を紹介しています。「どうしてそれが優良業者の裏付けになるのか」といった、 各基準における専門家の詳細な解説が読めますのでぜひご確認ください。
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
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企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
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横浜市鶴見区の解体業者一覧
横浜市鶴見区の解体業者、全60社をご紹介します。
株式会社樋口工業
株式会社樋口工業は、解体工事に使う重機や運搬用のトラック、足場などを自社で保有しています。機材を外部からレンタルする必要がないため、その分の費用を抑えた工事が可能です。万が一の事故に備え、賠償責任保険に加入していることも明記されています。また、建設リサイクル法の届出や建物の滅失登記といった専門的な知識が必要な行政手続きの代行も依頼できます。
- 重機や足場の自社保有による中間コストの削減
- 万が一の事故に備える賠償責任保険への加入
- 建設リサイクル法の届出など各種手続きの代行
東海建設株式会社
東海建設株式会社は、建築と土木の両分野を手がける総合建設業者です。建物の新築から解体、擁壁や舗装工事まで一貫して対応しています。同社の特徴は、ガソリンスタンドや工場といった危険物施設での工事を数多く手がけている点です。こうした現場では火災・爆発・土壌汚染といった重大なリスクを防ぐため、一般的な解体工事よりも格段に厳しい安全管理が求められます。特殊な現場で培われた安全管理のノウハウがあるため、住宅密集地での解体などの特に慎重さが求められる工事でも安心して相談できます。
ガソリンスタンドの設置工事は、他の建物と異なり特別な注意が必要です。常に火気への配慮が求められるだけでなく、地下の燃料タンクを撤去する際には土壌汚染を引き起こさないための専門的な技術と知識が欠かせません。東海建設が、こうした特に危険性の高い現場での工事経験を重ねているという事実は、同社の安全管理に対する姿勢を判断する上で参考になります。特殊な現場で培われたノウハウがある業者であれば、一般住宅の解体も安心して任せられます。
- 建築と土木の両分野に対応し解体から新築まで一貫して依頼可能
- ガソリンスタンドや工場といった危険物施設の施工経験
- 地下タンク撤去や設備修理など専門的な工事への対応
六国建設株式会社
六国建設株式会社は、建物の解体工事はもちろん、その後の土地活用まで見据えた総合的な提案が魅力です。グループ内に不動産会社があるため、解体後の土地に新しい建物を建てたり、土地を売却したり、賃貸経営を始めたりと、様々な選択肢について具体的な相談ができます。解体から資産活用までを一つの窓口で相談できるので、所有者としては計画が立てやすく心強い存在です。
空き家を解体したものの、「その後の土地をどうしようか」と悩まれる方は少なくありません。六国建設株式会社のように、解体から新築、土地の売却、賃貸経営まで一貫して相談できる業者は、そんな時に心強い存在です。様々な選択肢の中から、依頼主の状況に最も合った活用法を一緒に探してくれます。
- 解体後の土地活用提案
- 新築工事までの一貫対応
- 不動産会社との連携による売却・賃貸サポート
久保田化工機株式会社
久保田化工機株式会社は、石油精製や石油化学プラントといった特殊な施設のメンテナンスや解体工事を専門としています。プラントの解体は一般的な建物の解体とは異なります。現場には可燃物や高圧ガスなどが存在するため、配管や貯蔵タンクを撤去するには専門的な知識と技術が求められます。同社には関連業務の専門資格を持つ従業員が多数在籍しており、法令に基づいた厳格な安全管理体制のもとで作業を行っています。このような特殊な環境での工事を依頼する際に有力な選択肢となる会社です。
プラントの解体工事では、一般的な建設関連法規だけでなく消防法・高圧ガス保安法・労働安全衛生法などの法律を遵守する必要があります。これらのルールは現場の作業員だけでなく、周辺環境や発注者側の企業を事故のリスクから守るために存在します。万が一、法令違反や事故が発生した場合は工事の遅れによる追加費用が発生する可能性も考えられます。久保田化工機のようにプラント特有の法規制を理解し、安全管理を徹底している業者を選ぶことは、発注者側のリスク管理という観点からも重要です。
- 石油精製や化学プラントなど特殊環境下での工事
- 各種法令の遵守を徹底した安全管理体制
- 専門資格を持つ技術者が多数在籍
森田建設株式会社
森田建設株式会社は、1980年の設立から40年以上にわたり、横浜市に拠点を置く総合建設会社です。横浜市から「横浜型地域貢献企業」や「Y-SDGs認定」といった複数の公的な認証を受けています。また、地域の学校の耐震補強工事などの公共事業も数多く手掛けてきました。こうした公的な認証や公共事業の実績は、同社が法令遵守や安全管理の基準を厳格に守っていることを示しています。そのため、解体工事においても技術力や近隣への配慮が求められる場面で安心して相談できる業者の一つです。
自治体からの認証は業者選びの参考になります。特に「横浜型地域貢献企業」のような認証は厳しい審査を通過して定期的な報告も必要なため、企業の経営が健全で透明性が高いことを示しています。解体工事では、騒音・粉じん・廃棄物の処理などで近隣住民への配慮が欠かせません。地域社会への貢献を重視し、それが公に認められている企業であれば、工事中のトラブル防止にもしっかりと気を配ってくれる可能性が高いと考えられます。
- 横浜市による「横浜型地域貢献企業」などの公的認証を多数取得
- 学校の耐震補強工事など、地域の公共事業の実績
- 1980年設立、横浜市での40年以上の業歴
株式会社ダイヤモンドプロジェクト
株式会社ダイヤモンドプロジェクトは、コンクリートの解体や切断を専門とする会社です。「コア抜き」や「ウォールソー」といったダイヤモンド工法を用いることで、工事中の騒音や振動を大幅に抑えられます。そのため重機が入れない狭い場所や、操業を止められない工場、入院患者がいる病院など、特に周辺環境への配慮が求められる現場での工事を得意としています。建物全体を壊すだけでなく、「壁の一部に配管用の穴を開ける」といった精密な加工にも対応可能です。小さな穴あけ一つから大規模な解体まで、全国からの依頼を受け付けています。
重機を使う一般的な解体工事が建物を「壊す」作業であるのに対し、ダイヤモンド工法はコンクリートをきれいに「切り取る」作業に近いと言えます。この技術は、残したい壁や床を傷つけずに不要な部分だけを正確に撤去したい場合に有効です。例えば建物を使い続けながら一部を改修する工事や、既存の構造に影響を与えずに耐震補強を行う工事などで役立ちます。重機での解体が難しい現場では、こうした専門技術を持つ業者への相談が解決策の一つになります。
- ダイヤモンド工法による低騒音・低振動でのコンクリート解体・切断
- 病院などの騒音・振動に配慮が必要な現場での施工
- コア抜き1本から大規模工事まで、規模を問わず全国に対応
株式会社拓栄
株式会社拓栄は、東京・神奈川エリアを中心に解体工事を手掛けている会社です。特に重機が入れない住宅密集地や狭い道路に面した現場で、人の手で建物を壊していく「手壊し解体」に対応しているのが特徴です。手壊し解体は騒音や振動を抑えながら慎重に作業を進める工法のため、近隣への影響が気になる都市部の工事では安心感があります。木造家屋全体の解体だけでなく、マンションのリフォームにともなう内装解体も請け負っています。解体時に出る不用品の回収もまとめて依頼可能です。
都心部や住宅街での解体工事で最も気になるのは、ご近所への影響ではないでしょうか。重機を使うと、どうしても大きな音や振動が発生してしまいます。その点、人の手で少しずつ壊していく「手壊し解体」は周囲への影響を抑えやすい工法です。もちろん時間はかかりますが、特に慎重な作業が求められる現場では有効な選択肢となります。この手間のかかる工法を専門にしているという事実は業者を選ぶ上で参考になります。近隣トラブルを避けたいという依頼主の気持ちを理解し、配慮を大切にする姿勢を持っている業者だと判断する一つの材料になるからです。
- 重機が入れない住宅密集地などでの手壊し解体
- 木造家屋やマンションなどの内装解体
- 解体工事にともなう不用品の回収
有限会社三森興産
有限会社三森興産は、解体工事から廃棄物の運搬、中間処理までをすべて自社で行っています。自社でスクラップヤードを保有し、鉄や非鉄金属などを再資源化できる体制が整っているのが特徴です。外部の処理業者に委託する必要がないため、その分の中間マージンが発生せずに解体費用を抑えることにつながっています。また、小学校の社会科見学を受け入れていることからも事業の透明性がうかがえます。
解体費用の見積もりでは、建物の取り壊し費用だけでなく廃棄物の処理費用も大きな割合を占めます。三森興産は、この廃棄物処理を自社のスクラップヤードで行えます。通常は外部の業者に委託する工程を内製化しているため、余分な費用がかかりません。これは無理な値引きによる安さではなく、事業の仕組みそのものによって価格競争力を生み出している一例です。
- 解体・運送・リサイクルまでの一貫体制
- 自社のスクラップヤードで廃棄物を再資源化
- 小学校の社会科見学の受け入れ実績
石井建設工業株式会社
石井建設工業株式会社は1921年の創業以来、100年以上にわたって横浜を拠点に事業を展開しています。横浜市から優良工事として数多くの表彰を受けている点は、同社の技術力を判断する上での参考になります。また、「横浜型地域貢献企業」の認定を受けたり、箱根駅伝コースの清掃活動に参加したりと、地域社会との関わりを大切にしている企業です。
解体工事を依頼する際、近隣住民との関係を心配される方は少なくありません。その点、石井建設工業は横浜で100年以上事業を続けているため、地域での知名度が高いという特徴があります。地元の清掃活動などにも参加しているため、「あの会社だな」と、住民の方に認識されている場合も多いでしょう。こうした「顔が見える関係」は工事への心理的な不安を和らげることにつながります。工事の騒音や振動への理解も得やすくなり、結果としてトラブルの防止に役立つことが期待できます。
- 1921年創業、100年を超える業歴
- 横浜市からの優良工事表彰
- 「横浜型地域貢献企業」認定と地域清掃活動への参加
株式会社TANCHO
株式会社TANCHOは、建設現場の足場を専門に手掛ける会社です。横浜市鶴見区を拠点に、神奈川県や東京都を中心とした関東一円の現場に対応しています。建設現場の足場には様々な種類がありますが、同社が特に得意としているのは解体工事で使われる足場です。建物の形状や現場の環境に合わせて作業員が安全に作業するための足場を設置しています。資材のリースも自社で行っているため、コストを抑えた施工が可能です。
解体工事を依頼する際は足場のことは業者に任せきりになりがちですが、実は工事全体の安全性を支える重要な部分です。新築工事の足場と違い、解体用の足場は特殊な技術が求められます。解体中は建物がいつどのように崩れるか予測が難しいため、その衝撃に耐えられる頑丈な足場でなければなりません。TANCHOのような足場専門の会社が現場に入ることで、解体業者は本来の作業に集中できます。結果として、工事がより安全かつスムーズに進むことにつながります。
- 新築・改修・解体など幅広い建設現場での足場工事に対応
- 特に専門性が求められる「解体用足場」の設置を得意とする
- 関東一円に対応、資材リースも手掛けコスト管理にも配慮
横浜市鶴見区の解体業者が見つかりませんでした。
業者選びの「5つのポイント」と合わせて確認!よくある質問Q&A
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
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「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
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それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
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いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
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相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
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いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。




解体工事の見積もりには重機などのレンタル費用が含まれるのが一般的です。樋口工業のように自社で機材を保有している場合はその費用がかからないため、全体のコストを抑えやすくなります。また、レンタル会社の空き状況を待つ必要がないので希望する時期に工事を始めやすいという利点もあります。解体工事には専門的な手続きが伴いますが、同社はそうした手続きの代行も行っており、初めて解体を依頼する方でも相談しやすい業者です。