三重県鈴鹿市の解体業者10社を比較｜費用相場と地域の解体事情
鈴鹿市で信頼できる解体業者をお探しの方へ。
鈴鹿市に所在する10社を、50の独自項目（対応工事・保有資格・安全対策など）で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
そこで本記事では、おすすめ業者の紹介に加え、 「鈴鹿市の解体費用相場」や「地域の解体事情・補助金情報」 についても詳しく解説しています。
下の「鈴鹿市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
解体業界で6年間働く中で感じた『正しい情報が届かない』というもどかしさから、全記事の企画・編集に責任を持っています。専門家への直接取材を通じ、業界経験者として分かりやすい情報提供をお約束します。
鈴鹿市の解体工事事情と地域特性
鈴鹿市の概要
鈴鹿市は、自動車産業が集積する近代工業都市と、旧街道の宿場町・城下町としての歴史的な顔を併せ持つ都市です。
三重県北部に位置する鈴鹿市は、人口約19.3万人（2025年11月末時点）の都市です。世界的な自動車産業の集積地として知られる一方、東海道の宿場町（石薬師宿、庄野宿）や神戸藩の城下町としての歴史も色濃く残しています。
地理的には西部の鈴鹿山脈から東部の伊勢湾へなだらかに傾斜しており、中央部を流れる鈴鹿川の流域に市街地が広がります。こうした新旧の街並みと独特の地形が、解体工事を進める上で注意すべき点につながっています。
地形・道路事情と解体費用の傾向
鈴鹿川流域の軟弱な地盤や旧市街地の狭い道が、重機の使用を難しくし、解体費用を上げる主な要因です。
- 地形の特徴：市の中央を流れる鈴鹿川流域は、川の土が積もってできた軟弱地盤が広がっており、浸水リスクや地下水位の高さが懸念されます。基礎の解体時に湧き水への対策が必要になることもあります。また、西部の丘陵地では古い擁壁の安全確認が、東部の沿岸低地部では液状化リスクへの配慮が重要です。
- 道路事情：神戸地区の旧城下町や、白子・石薬師地区などの旧宿場町エリアには、昔ながらの狭く見通しの悪い道が今も残ります。これらの場所では、解体工事で一般的に使う4トンダンプトラックが入れないケースが多くあります。
- 費用への影響：軟弱地盤の現場では、重機が沈まないように敷く鉄板の費用がかかります。加えて、4トントラックが入れない現場では、小型車で何度も往復する「小運搬」や、重機が使えない場合の「手壊し解体」が必要になるため、人件費や工期が大幅に増える傾向にあります。
運営者 稲垣私がこれまで見てきた見積もりで金額が大きく跳ね上がる典型的なパターンが、この「4トントラックが入れない」現場です。小型車で何度も往復する「小運搬」は人件費に直結します。だからこそ、このエリアに慣れていて効率的な運搬ルートを知っている地元の業者を選ぶことが、費用を抑える上でとても重要になります。
浸水リスクと空き家の「負動産」化問題
鈴鹿川流域では洪水リスクが土地の価値を下げており、危険な空き家を解体したくてもできない、という難しい状況を生んでいます。
鈴鹿市の解体市場で特に深刻なのが、鈴鹿川流域の広範な洪水浸水想定区域と空き家問題の結びつきです。不動産取引の際にハザードマップの説明が義務化されたことで、浸水リスクの高い土地は買い手がつきにくくなっています。
このため空き家の所有者は、「解体費用をかけて更地にしても、売れずに費用を回収できないのでは」と考え、解体をためらいがちです。さらに、建物を解体すると土地の固定資産税が最大6倍になるため、売却の見込みがないまま更地にするメリットがありません。
結果として、災害時に倒壊などの危険がある老朽化した空き家が放置される、という悪循環に陥っています。このエリアで解体する場合は、単に建物を壊すだけでなく、解体後の土地利用まで見据えた地盤の嵩上げ工事などをセットで検討する必要があります。
解体工事・空き家対策の補助金
鈴鹿市では旧耐震基準の木造住宅や危険なブロック塀の撤去に補助金制度がありますが、申請期間や市内業者の利用といった要件に注意が必要です。
| 制度名 | 補助金額・率 | 対象・条件 |
|---|---|---|
| 木造住宅除却工事補助金 | 対象工事費の1/3以内（上限50万円） | 昭和56年5月31日以前に着工された旧耐震基準の木造住宅で、耐震診断で倒壊の可能性があると判定されたもの。市内の事業者が施工すること。 |
| ブロック塀等除却工事事業補助制度 | 基準額と実費の低い方の1/2 | 公道に面し、高さ1mを超える倒壊の恐れがあるブロック塀など。 |
2025年度（令和7年度）の申請受付は2025年10月31日に終了しました。来年度の制度活用を検討する場合は、年度初め（4月頃）から準備を進めることをお勧めします。
※制度の最新情報や申請様式は、必ず自治体の公式サイトをご確認ください。
鈴鹿市の公式サイトで詳細を見る
廃棄物処理と分別ルール
近隣に廃棄物処理施設が充実しているため運搬コストは抑えやすい一方、現場での厳格な分別作業が求められ人件費に影響します。
鈴鹿市が位置する三重県北勢地域は工業地帯ということもあり、産業廃棄物の中間処理施設や最終処分場が比較的多くあります。処分場までの運搬距離が短いことは、解体費用を抑える上で有利な点です。
しかし、近年は法律が厳しくなり、現場での分別作業が徹底されています。木材、石膏ボード、ガラスなどを手作業で細かく分ける必要があり、分別が不十分な「混合廃棄物」は処分場で受け入れを拒否されたり、高額なペナルティ料金を課されたりします。このため、分別作業にかかる人件費がコストに反映される傾向にあります。
運営者 稲垣鈴鹿市での解体工事は、鈴鹿川流域の浸水リスクと土地の資産価値を理解した上で、旧市街地の狭い道路事情に対応できる地域に根差した業者選定が成功の鍵です。市の補助金制度を最大限に活用するためにも、早めの計画と準備が不可欠です。
鈴鹿市の解体費用相場
| 建物構造 | 坪単価あたりの解体費用 | 価格幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 41,500円 | 30,400～67,100円 |
| 鉄骨造 | 33,300円 | 28,600～40,500円 |
| RC造 | 87,500円 | 55,000～120,000円 |
| 内装解体 | 37,900円 | 22,000～51,600円 |
※費用相場データは、一般社団法人あんしん解体業者認定協会の提供データをもとに、スッキリ解体が独自に分析・算出したものです。
優良な解体業者の選び方
解体業者を選ぶ際は、価格だけでなく「建設業許可の有無」「過去の行政処分歴」「工事賠償責任保険の加入」など、多角的なチェックが必要です。以下の記事では、優良業者を見極めるための18のチェックポイントを専門家が詳しく解説しています。契約前にぜひご一読ください。
当サイト独自の50の調査項目
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。
鈴鹿市の解体業者一覧
鈴鹿市の解体業者、全10社をご紹介します。
株式会社タイシン
株式会社タイシンの特徴は、解体工事に伴う様々な作業を代行するサービス体制です。解体工事では、実際の作業以外にも、近隣への挨拶回りや行政への事前手続きなど、依頼主が行うべきことが多くあります。同社では、これらの作業を標準サービスとして代行しています。そのため、解体工事が初めての方や、多忙で時間が取れない方でも、安心して工事を任せやすいでしょう。
- 近隣への挨拶回りや行政への書類手続きを代行
- 依頼主の手間を省く「お任せ」サービスを標準提供
- 万が一の事故に備える損害賠償保険への加入を明記
エコシスAZ株式会社
山央工業株式会社は、地元での広報活動や社会貢献に積極的に取り組んでいる業者です。三重テレビでのCM放映のほか、少年野球大会を主催するなどの地域活動が評価され、第77回「小さな親切」運動実行章を受章した経歴も持っています。地域社会との関わりが深く、地元で広く名前が知られているため、一つひとつの工事で誠実な対応を心がけています。対応エリアは三重・愛知・岐阜と広く、小さな物置から大規模なビルまで、解体から産業廃棄物の収集運搬までを一貫して手掛けています。
解体業者が地元テレビでCMを放映しているという点は、業者選びの参考になります。地域で広く名前を知られるということは、万が一トラブルなどがあった場合に、その評判がすぐに広まってしまう環境で事業を行っているということです。そうしたリスクのある中で、地域に向けた情報発信を続ける姿勢は、日々の業務に対する真摯な取り組みの表れと考えることもできます。何か問題が起きた時にごまかしが効きにくいという状況は、工事を依頼する側にとって一つの安心材料になるかもしれません。
- 地元三重テレビでのCM放映やラジオ番組の提供
- 少年野球大会「山央工業旗争奪 鈴鹿シティ杯」の主催
- 三重・愛知・岐阜の広域対応（物置から大規模ビルまで）
株式会社美鷹
株式会社美鷹は、解体工事だけでなく、その後のリフォームや外構、造園工事までを一貫して手掛けている会社です。解体後の土地活用までを一つの窓口で相談できるため、依頼者は複数の業者を探してそれぞれと交渉する手間を省けます。鈴鹿市、四日市市、亀山市を中心に事業を展開しており、施工後のアフターフォローにも力を入れているため、工事が終わった後も長期的に付き合える業者を探している方にとって、一つの選択肢となるでしょう。
解体と建築を別々の業者に依頼すると、業者間の情報共有がうまくいかず、後から問題が起きることもあります。株式会社美鷹のように、解体から建築までを一社で担当する場合、そうした心配が少なくなります。解体の段階から、次に行う新築工事の基礎や水道管の位置を考えて作業を進められるからです。これは、単に手続きが楽になるだけでなく、最終的な家の仕上がりにも影響する、見過ごせない利点です。
- 解体からリフォーム、外構、造園まで対応可能
- 施工後のアフターフォローが充実
- 鈴鹿市、四日市市、亀山市を中心とした地域密着型の事業展開
株式会社尾﨑工業
株式会社尾﨑工業は、業界で16年の経験を持つ代表が、全ての現場を直接管理している点が特徴です。実際の作業は若手の職人が中心となって進めるため、経験豊富な監督のもとで、迅速な工事が期待できます。安全管理をベテランが担い、実際の作業を若手が担うという役割分担が、品質とスピードの両立につながっています。行政から紹介を受けたり、口コミで依頼されたりする案件が多いことからも、地域で着実な評価を得ていることがうかがえます。
解体工事の現場では、ベテランの経験と若手の体力、どちらも重要になります。尾﨑工業のように、経験豊富な代表が現場全体を管理し、若手が中心となって作業する体制は、安全性を確保しながら工期を短縮する上で効果的です。例えば、経験の浅い職人だけでは見落としがちな手順や危険箇所も、ベテランが監督することで未然に防ぐことができます。このように、それぞれの長所を活かしたチーム体制は、安定した品質の工事を期待できる一つの目安になるでしょう。
- 業界歴16年の代表による全現場の直接管理
- 若手職人が中心となり迅速に作業を進めるチーム体制
- 行政からの紹介や口コミによる依頼が中心
株式会社冨樫金属
株式会社冨樫金属は、金属資源のリサイクルを主な事業とする会社です。その専門性を活かし、解体工事も手掛けています。解体工事で発生する鉄骨やアルミサッシといった金属類を、同社が有価物として直接買い取ることができるのが特徴です。その買取価格を解体費用から差し引く仕組みのため、施主の実質的な費用負担が軽くなる場合があります。特に鉄骨を多く使用する工場や倉庫の解体では、費用面での利点が大きくなる可能性があります。また、品質マネジメントシステムの国際規格「ISO 9001」の認証を取得しており、業務の品質管理体制が整えられています。
解体工事の見積もりでは、通常「鉄屑処分費」が費用として計上されます。しかし、金属リサイクルを専門とする冨樫金属の場合、鉄骨などの金属スクラップは処分すべき「廃棄物」ではなく、価値のある「資源」として扱われます。そのため、処分費がかかるどころか、買取額として解体費用から差し引かれることがあります。これは単なる値引きではなく、建物の資材が持つ価値を費用に反映させる合理的な仕組みです。この点は、業者を選ぶ上で参考になるでしょう。
- 金属リサイクルの専門性を活かした有価物の買取
- 買取価格と解体費用を相殺し、実質的な費用負担を軽減
- 品質管理の国際規格「ISO9001」の認証取得
山央工業株式会社
ヒロ工業は、問い合わせから実際の工事、完了後の片付けまで、全ての工程を下請け業者に任せず自社スタッフで対応しています。間に他の会社を挟まないため、中間マージンが発生しにくいという利点があります。また、依頼者の要望を直接現場の職人に伝えやすい体制です。重機が入れないような住宅密集地や狭い土地での解体にも対応しており、その場合は職人が手作業で解体を進めます。手作業での解体は、騒音や振動を抑えることにもつながるため、近隣への配慮が求められる現場で有効な選択肢となります。
解体工事を依頼する際に、「言ったことが現場にきちんと伝わるか」という点は、多くの方が不安に感じる部分です。特に下請け業者へ作業が依頼される場合、担当者間の連絡で話の食い違いが起こる可能性も考えられます。ヒロ工業のように、最初の窓口となった担当者がそのまま現場の管理まで行う自社一貫体制は、こうした不安を解消する一つの方法です。最後まで同じ担当者が責任を持つという点は、安心して工事を任せるための判断材料になるでしょう。
- 問い合わせから施工完了まで一貫した自社対応
- 重機が進入できない狭い場所での手作業による解体
- 「解体工事施工技士」の資格保有者による現場管理
岡村工業
辰工業
三秀建設株式会社
エコシスAZ株式会社は、全国で解体工事を手掛ける企業です。大きな特徴として、自社で大規模な産業廃棄物の中間処理施設を保有しています。これにより、解体で発生した廃棄物の処理からリサイクルまで、自社の管理下で行うことが可能です。また、大規模な工事を請け負うために必要な「特定建設業許可」も取得しており、プラントやアスベスト除去といった専門的な技術が求められる工事にも対応しています。
解体工事を依頼する上で、廃棄物がその後どのように処理されるかは重要な確認点です。万が一、委託した業者が不適切な処理をした場合、工事の発注者側にも責任が問われる可能性があります。その点で、エコシスAZ株式会社のように自社で中間処理施設まで持っている業者は、廃棄物の流れを最後まで管理できる体制が整っていると言えます。工事だけでなく、その後の処理まで一貫して任せられる点は、業者を選ぶ際の安心材料の一つになるでしょう。
- 解体廃棄物の中間処理施設を自社で保有
- 大規模工事に必要な「特定建設業許可」を取得
- プラント解体やアスベスト除去など特殊工事に対応
鈴鹿市の解体業者が見つかりませんでした。
解体業者の選び方でよくある質問
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき？
-
「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか？
-
それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代（借りる費用）がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか？
-
いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか？
-
相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物（不用品）の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体
【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの？費用はいくらかかる？ 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか？
-
問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか？
-
いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。
解体工事を依頼する際、多くの人が建物を壊す作業そのものに注目しがちです。しかし、工事をスムーズに進めるためには、事前の近隣挨拶や行政への届出といった準備が非常に重要になります。これらを疎かにすると、後でご近所との関係が悪化したり、手続き上の問題が発生したりする可能性があります。同社のように、こうした工事前の準備まで一括して引き受けてくれる業者であれば、依頼主の負担が減るだけでなく、見落としがちなトラブルの種を事前に防ぐことにもつながります。