長崎県松浦市の解体業者3社を比較|費用相場と地域の解体事情
松浦市で信頼できる解体業者をお探しの方へ。
松浦市に所在する3社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
そこで本記事では、おすすめ業者の紹介に加え、 「松浦市の解体費用相場」や「地域の解体事情・補助金情報」 についても詳しく解説しています。
下の「松浦市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
松浦市の解体工事事情と地域特性
松浦市の概要
松浦市は、北松炭田の歴史と有人離島という特殊な地理的条件が、解体工事に大きく影響する地域です。
松浦市は長崎県の北松浦半島の北部に位置し、伊万里湾に浮かぶ福島、鷹島という二つの有人離島を行政区域に含んでいます。
かつては北松炭田の中核として石炭産業で栄えた歴史があり、その時代に建てられた炭鉱住宅や関連施設が今も市内に残っていることが、街の大きな特徴です。
地形・道路事情と解体費用の傾向
離島へ架かる橋の通行規制や、旧炭鉱集落の狭い道が重機・廃材の運搬を難しくし、解体費用が上がりやすい要因です。
- 地形の特徴:山地が海に迫る地形で平地が少なく、福島・鷹島という離島を抱えています。沿岸部や離島では海からの強風、山間部では土砂災害への備えが工事の安全管理上、重要です。
- 道路事情:鷹島と本土を結ぶ「鷹島肥前大橋」には車両総重量20トンという厳格な通行規制があり、大型重機の搬入には特殊車両通行許可の申請が必須です。また、旧炭鉱集落や漁村部には4トン車クラスのトラックでさえ進入が難しい狭い道が数多くあります。
- 費用への影響:橋の通行規制により、重機を小型化するか、分解して運搬する必要があり、費用が上がる原因になります。道が狭い現場では、2トン車などで廃材を広い場所まで運び出す「小運搬」作業が発生するため、運搬費が相場より1.5倍から2倍程度になる可能性があります。
運営者 稲垣私がこれまでに見てきたトラブルで特に多いのが、炭鉱住宅のような長屋の解体です。見積書に「隣家壁面の補修」がどこまで含まれているか、契約前にしっかり確認してください。「解体は終わったけど、隣の壁がむき出しで雨漏りする」といった相談は、本当に後を絶ちませんから。
炭鉱の歴史が残す特殊な建造物と解体時の注意点
かつての北松炭田の歴史を持つ砂岩ブロック造の建物や炭鉱住宅(炭住)は、現代の一般的な住宅とは異なる構造的なリスクを抱えています。
松浦市の解体工事では、石炭産業の歴史に関わる特殊な建物への対応が求められます。例えば、明治から昭和初期に建てられた旧炭鉱関連施設には、地元で産出された砂岩ブロックを使った石造建築が見られます。
これらの建物は経年劣化で風化が進んでいる場合が多く、鉄筋の入っていない無筋構造の可能性も高いです。そのため、解体時の振動で予期せず崩落する危険があり、細心の注意を払う必要があります。
加えて、昭和30年代に多く建てられた炭鉱住宅(炭住)は、隣家と壁や基礎を共有する「長屋形式」が主流です。このため、解体時には切り離した隣家の壁を補修する工事が別途必要になるケースが頻繁にあります。
この年代の建物はアスベスト含有建材が使われているリスクも高く、事前調査と適正な除去費用を見込んでおかなければなりません。敷地内に旧炭鉱の坑口などが埋まっている可能性も指摘されており、地盤調査も重要です。
解体工事・空き家対策の補助金
松浦市では老朽化した家屋や危険なブロック塀の撤去を対象とした補助金制度がありますが、申請時期や対象要件の確認が不可欠です。
| 制度名 | 補助金額・率 | 対象・条件 |
|---|---|---|
| 老朽危険家屋除却支援事業 | (要問合せ) | 市の基準により「危険家屋」と認定された住宅。 |
| 危険ブロック塀等除却費補助金 | 費用の2/3(上限5万円)など | 道路面から高さ1m以上で、通学路などに面する危険なブロック塀。※門柱は対象外。 |
老朽危険家屋除却支援事業は、年度の早い段階で予算上限に達して受付が終わることがあります。2026年1月時点では令和7年度分の受付は終了している可能性が高いため、次年度(令和8年度)の4月以降の募集開始を見据え、早めに市役所へ相談して準備を進めることが重要です。
※制度の最新情報や申請様式は、必ず自治体の公式サイトをご確認ください。
松浦市の公式サイトで詳細を見る
廃棄物処理と分別ルール
廃棄物処理では、市のクリーンセンターに木くずを持ち込む際の「30cmルール」など、地域独自の分別ルールへの対応が求められます。
解体工事で発生した廃棄物のうち、家具などの一般廃棄物は「北松北部クリーンセンター」へ直接持ち込むことができます。ただし、木製の家具や剪定枝などは「長さ30cm程度」に切断しないと受け入れてもらえない、という厳格なルールがあるので注意が必要です。
現場で切断する手間がかかるため、事前に処理方法を計画しておく必要があります。
建物の柱や梁、コンクリートガラといった産業廃棄物は、法律に基づき許可を持つ専門の処理業者へ委託します。市内や近隣の佐世保市には対応できる業者があり、鉄骨などの有価物は買い取ってもらうことで解体費用と相殺できる場合もあります。
運営者 稲垣松浦市での解体工事は、鷹島肥前大橋などの通行規制を前提とした輸送計画と、北松炭田の歴史を持つ特殊な建物(砂岩ブロック造や炭鉱住宅)への専門的な対応が成功の鍵です。補助金制度を最大限に活用するには、市の新年度予算が始まる4月の申請開始に向けた早めの準備が重要です。
松浦市の解体費用相場
| 建物構造 | 坪単価あたりの解体費用 | 価格幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 39,300円 | 25,500~80,000円 |
| 鉄骨造 | 36,300円 | 28,300~48,600円 |
| RC造 | 87,600円 | 87,600~87,600円 |
| 内装解体 | 47,500円 | 15,000~80,000円 |
※費用相場データは、一般社団法人あんしん解体業者認定協会の提供データをもとに、スッキリ解体が独自に分析・算出したものです。
優良な解体業者の選び方
解体業者を選ぶ際は、価格だけでなく「建設業許可の有無」「過去の行政処分歴」「工事賠償責任保険の加入」など、多角的なチェックが必要です。以下の記事では、優良業者を見極めるための18のチェックポイントを専門家が詳しく解説しています。契約前にぜひご一読ください。
当サイト独自の50の調査項目
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。
松浦市の解体業者一覧
松浦市の解体業者、全3社をご紹介します。
株式会社グッド・ハウス
株式会社グッド・ハウスの特徴は対応できる業務の幅広さにあり、解体・新築・リフォーム・不動産の売買までワンストップでサポートしています。さらに給排水設備・電気工事・浄化槽の保守点検といった生活インフラに関する工事も自社で管理しており、市の指定工事事業者として多数の許認可を取得しています。家づくりの方針としては、見た目のデザイン性よりも「住む人が楽に、リラックスして暮らせるか」を重視しています。高齢者から子どもまで、家族全員が快適に過ごせる住まいを丁寧に提案してくれる会社です。
- 解体・新築・リフォーム・不動産までワンストップで対応
- 給排水・電気・浄化槽などインフラ工事も自社で管理
- デザイン性よりも「住む人の暮らしやすさ」を重視した家づくり
有限会社今里産業
有限会社今里産業は、1974年に設立された松浦市の解体業者です。特徴は、自社で木くずを処理する中間処理場を持っている点です。解体工事で発生した廃棄物を収集運搬だけでなく、自社施設での破砕処理まで一貫して対応しています。外部の業者を挟まないため、中間マージンが費用に上乗せされにくいという利点があります。また、処分まで自社で完結している点は不法投棄などのリスクを避けたいと考える場合の安心材料になります。
解体工事を依頼する上で、廃棄物が法律に則って適正に処理されるかは重要なポイントです。今里産業のように自社で中間処理場まで保有している業者はそう多くありません。解体から処分までを一つの会社が責任を持つため、万が一の際も責任の所在が明確です。また、廃棄物処理に関する規制は年々厳しくなっています。そうした状況下で50年以上も事業を続けてきたという事実は、業者選びにおける一つの判断材料になるでしょう。
- 解体で生じる木くずを処理する中間処理場を自社で保有
- 1974年設立で50年以上の業歴
- 長崎県と佐賀県の産業廃棄物収集運搬許可を保有
大興テクノ株式会社
大興テクノ株式会社は、長崎県・佐賀県・福岡県を主な対応エリアとする解体工事業者です。家屋やアパートなどの建物解体を中心に、樹木の伐採・不用品回収・基礎工事まで幅広く手掛けています。同社の特徴は、解体後の土地活用を見据えたサービスを一貫して提供している点です。解体工事だけでなく、その後の造成や新築のための基礎工事までまとめて依頼できます。また、重機が入りにくい狭い場所での伐採工事といった特殊な条件の現場にも対応しています。2023年には年間43件の解体工事を行っており、年々実績を伸ばしています。
解体工事の後に新築を予定している場合、解体業者と基礎工事業者を別々に探すのは手間がかかります。業者間の連携がうまくいかないと、工期が遅れる原因にもなりかねません。大興テクノのように解体・造成・基礎工事まで一貫して請け負ってくれる業者であれば、窓口が一つで済むため話がスムーズに進みます。また、2020年から2023年の工事実績を公開している点も信頼性を判断する上で参考になります。特に件数が年々増えているのは、多くの依頼主から選ばれ続けている一つの証と見れます。幅広い工事に対応できる体制と数字で示された実績があるため、安心して相談しやすい業者の一つです。
- 解体だけでなく伐採や基礎工事も依頼可能
- 個人住宅から工場、公共事業まで幅広い受注実績
- 年間40件以上の安定した解体工事実績
松浦市の解体業者が見つかりませんでした。
解体業者の選び方でよくある質問
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
-
「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
-
それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
-
いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
-
相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
-
問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
-
いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。

建設会社を選ぶ際、どの範囲まで1社で対応できるかは重要な判断基準です。グッド・ハウスのように新築・リフォームはもちろん、解体・インフラ工事・不動産まで扱える会社に依頼すれば相談窓口を一本化できます。特に解体工事では、配管や電気設備の扱いに専門知識が必要です。インフラ工事を自社管理できるグッド・ハウスは、こうした点でも信頼しやすい会社と言えます。住まいに関することを一つの窓口で長く相談できるパートナーを探している方にとって、有力な選択肢の一つになります。