新潟県柏崎市の解体業者6社を比較|費用相場と地域の解体事情

柏崎市で信頼できる解体業者をお探しの方へ。

柏崎市に所在する6社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。

そこで本記事では、おすすめ業者の紹介に加え、 「柏崎市の解体費用相場」「地域の解体事情・補助金情報」 についても詳しく解説しています。

下の「柏崎市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。

稲垣 瑞稀

この記事の案内人・編集長

稲垣 瑞稀

解体業界で6年間働く中で感じた『正しい情報が届かない』というもどかしさから、全記事の企画・編集に責任を持っています。専門家への直接取材を通じ、業界経験者として分かりやすい情報提供をお約束します。

目次

柏崎市の解体工事事情と地域特性

柏崎市の概要

人口減少と中心部への機能集約が進む柏崎市では、解体工事が街の生まれ変わりを後押しする重要な役割を担っています。

柏崎市は新潟県中越地方に位置する、日本海に面した都市です。2025年12月時点の推計人口は約7.4万人と減少傾向にあります。

市は中越沖地震からの復興を経て、現在は「立地適正化計画」に基づき、医療や商業施設が集まる中心部へ人々が住みやすいよう誘導する、コンパクトな街づくりを進めています。

こうした背景から、古い建物の解体は単なる個人の建て替えにとどまらず、街全体の姿を変えていくための大切な一歩になっています。

地形・道路事情と解体費用の傾向

市街地は安定した砂丘地帯と液状化リスクのある低地が混在しており、特に旧市街地の狭い道路は解体費用が高くなる原因になっています。

  • 地形の特徴:柏崎市の市街地は、地質学的に大きく二つに分かれます。一つは荒浜地区や松波地区など海岸沿いの「砂丘地帯」で、地盤は比較的安定しています。もう一つは鵜川や鯖石川の流域にあたる川沿いの低地で、特に橋場町や半田周辺は軟弱地盤です。過去の地震で液状化被害も発生しているため、工事の際は注意が求められます。
  • 道路事情:市内の物流は国道8号に頼る部分が大きく、日吉町交差点などでは日中の渋滞が慢性化しています。一方で、諏訪町や東本町といった旧市街地には、4m未満の狭い道が入り組んでいる場所も多く、大型の解体用重機やダンプの進入が難しいエリアが多数あります。
  • 費用への影響:軟弱地盤の現場では、重機を安定させるための敷鉄板が必要になることがあります。また、旧市街地の道が狭い現場では、小型の2トンダンプで何度も往復して廃材を運び出す「小運搬」が発生し、運搬費がかさみ、見積もり金額が上がりやすくなります。特に重機が入れない場合は手作業での解体となり、坪単価が大きく上がってしまいます。
運営者 稲垣運営者 稲垣

私がこれまで見てきたトラブルで多いのが、この「虫食い地」が原因のものです。隣地の所有者さんと連絡がつかず、工事が数ヶ月も止まってしまったという相談も実際にありました。だからこそ、契約前に「隣地所有者への同意取り付け」までしっかりサポートしてくれる業者かを確認することが、柏崎市では特に重要です。

中越沖地震の記憶:「虫食い地」が解体工事に与える影響

2007年の中越沖地震後にできた「虫食い地」と呼ばれる空き地が、現在の解体工事で境界トラブルといった思わぬ問題の原因になっています。

2025年の今も、柏崎市の街並みには2007年中越沖地震の爪痕が「虫食い地」として残っています。これは、地震で全壊した家屋が公費などで解体された後、再建されずに空き地のままになっている区画のことです。特に所有者が高齢化した旧市街地で目立ちます。

解体工事の際、隣が空き地だと作業スペースとして使える利点がある一方、深刻な問題を引き起こすこともあります。

例えば、地震の影響で境界杭が見当たらなくなっていたり、空き地の所有者が遠方に住んでいて連絡がつかず、足場設置の同意を得るのに数ヶ月かかるケースも珍しくありません。柏崎市では単に建物を壊すだけでなく、こうした地震が残した複雑な土地の状況への対応が求められます。

解体工事・空き家対策の補助金

市の中心部である「居住誘導区域」内では補助金の上限額が上がるなど、空き家の解体を後押しする手厚い制度が用意されています。

制度名補助金額・率対象・条件
空家等除却支援事業補助金解体費の1/2(上限:通常50万円、居住誘導区域内65万円倒壊の恐れがある「特定空家等」や、劣化が著しい「不良住宅」が対象。柏崎市内に本社を置く業者による施工が必須。
ブロック塀等撤去補助(住まい快適リフォーム事業)撤去費用の1/5(上限15万円~)避難路や通学路に面した、高さ60cmを超える危険なブロック塀などが対象。
空き家家財道具処分費補助上限10万円~20万円程度市の「空き家バンク」に登録した物件に残る家財道具の処分費用が対象。

補助金の申請は、必ず工事の契約や着手前に済ませる必要があります。特に「空家等除却支援事業補助金」は、市の事前調査と交付決定の通知を受けてからでないと対象外になってしまうため、注意してください。

※制度の最新情報や申請様式は、必ず自治体の公式サイトをご確認ください。
柏崎市の公式サイトで詳細を見る

廃棄物処理と分別ルール

市の中核施設であるクリーンセンターの建替え工事に伴い、廃棄物搬入のルールが変わっているため、業者による事前の確認が欠かせません。

柏崎市の廃棄物処理は、主に「クリーンセンターかしわざき」が担っています。この施設は老朽化により現在地で建替え工事が進んでおり、2025年11月上旬から仮設事務所での受付運用に切り替わりました。

この変更で場内の車両の動きが変わり、搬入時の待機時間が長くなる可能性があります。解体業者が廃棄物を持ち込む際は、最新の搬入ルートや分別ルールを市のホームページなどで確認することが重要です。特に年末などの繁忙期は、余裕のある搬出計画が求められます。

運営者 稲垣運営者 稲垣

柏崎市での解体工事を成功させる鍵は、砂丘地帯と低地が混在する地形や旧市街地の狭い道への対応力、そしてこの地域特有の「虫食い地」問題を正しく理解しているか、という点にあります。市の「居住誘導区域」で手厚くなる補助金制度を賢く活用し、クリーンセンターの運用変更といった最新情報まで把握して計画を立てられる、地域事情に精通した業者を選びましょう。

柏崎市の解体費用相場

建物構造 坪単価あたりの解体費用 価格幅
木造 35,400 26,400~63,300
鉄骨造 45,800 26,500~69,700
RC造 61,800 61,800~61,800
内装解体 47,700 44,300~51,200

※費用相場データは、一般社団法人あんしん解体業者認定協会の提供データをもとに、スッキリ解体が独自に分析・算出したものです。

優良な解体業者の選び方

解体業者を選ぶ際は、価格だけでなく「建設業許可の有無」「過去の行政処分歴」「工事賠償責任保険の加入」など、多角的なチェックが必要です。以下の記事では、優良業者を見極めるための18のチェックポイントを専門家が詳しく解説しています。契約前にぜひご一読ください。

当サイト独自の50の調査項目

掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。

調査項目(全50項目)を見る

企業経験・規模 (7)

1,000件以上の実績 500件以上の実績 創業30年以上 従業員30人以上 中間処理場保有 公共工事の経験 重機保有

対応工事 (10)

アスベストレベル1,2除去 ブロック塀 土木工事 リフォーム工事 新築工事 外構工事 火災 杭抜き工事 県外出張 樹木伐採

保有資格 (9)

建設業許可 解体工事業登録 産業廃棄物収集運搬業許可 産業廃棄物処分業許可 石綿作業主任者 建築物石綿含有建材調査者 解体工事施工技士 1級土木施工管理技士 1級建設機械施工管理技士

安全対策・リスク管理 (7)

工事賠償責任保険 違反歴なし 表彰・受賞 現場清掃 ISO認証 電子マニフェスト 地域貢献・ボランティア

顧客対応・サービス (17)

自社ホームページ 無料見積もり 不要品回収 不要品買取 不動産取引 補助金・助成金申請 土地活用 滅失登記 建設リサイクル届 近隣挨拶 翌営業日連絡 クレジットカード 解体ローン SNS 土対応 日祝対応 年中無休

※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。

柏崎市の解体業者一覧

柏崎市の解体業者、全6社をご紹介します。

株式会社トモエ興産の公式サイトスクリーンショット

株式会社トモエ興産

柏崎市
公共工事実績あり
アスベスト調査資格者在籍
業者紹介

株式会社トモエ興産は、社長自らが全ての工事現場に足を運び、直接管理を行っています。責任者が常に現場の状況を把握しているため、万が一トラブルが発生した場合でも迅速な対応が期待できます。また、自社で廃棄物の処理場を保有している点も特徴です。解体工事で発生した廃棄物を他社に委託する必要がないため、中間マージンを省いた費用での工事が可能です。責任の所在が明確であることと、費用の内訳が分かりやすいことから、安心して工事を任せられる業者の一つです。

スッキリ解体の分析

解体工事では「担当者と話が違う」といったトラブルや、廃棄物処理の費用が後から加算されるケースが少なくありません。その点、全ての現場に社長がいるというのは、依頼する側にとって大きな安心材料になります。最終的な決定権を持つ人が常に状況を把握しているため、現場での急な判断もスムーズに進みやすいでしょう。また、自社で処理場を持っている点も見逃せません。解体費用の内訳で大きな割合を占めるのが廃棄物の処分費です。この部分で中間コストを削減できる業者は、全体の見積り額を抑えやすくなります。業者を選ぶ際は、こうした責任体制と費用の透明性を確認することが大切です。

注目ポイント
  • 社長による全現場の直接管理
  • 廃棄コストを抑える自社処理場の保有
  • 明確な責任体制と中間マージンのない価格設定
株式会社小林組の公式サイトスクリーンショット

株式会社小林組

柏崎市
公共工事実績あり
アスベスト調査資格者在籍
業者紹介

株式会社小林組は、道路や橋梁といった公共事業を中心に手掛けてきた実績があります。公共工事で求められる厳しい安全基準や品質管理のノウハウを、一般の住宅解体にも活かしている点が特徴です。また、ICT技術を積極的に導入し、3Dデータを用いた施工管理などを行うことで、作業の効率化と安全性の向上を両立させています。こうした取り組みの結果として、創業以来、大きな事故は一度もありません。

スッキリ解体の分析

解体業者を選ぶ際に、「公共事業の実績」は信頼性を測る一つの目安になります。公共工事は、民間工事に比べて安全管理や工期の遵守がより厳しく求められるためです。そうした厳しい現場を経験してきた業者であれば、住宅の解体においても、丁寧で確実な作業が期待できるでしょう。加えて、ICT技術の導入は、ヒューマンエラーを減らし、より安全な工事につながります。長年の経験と新しい技術の両方を兼ね備えている点は、安心して任せられる大きなポイントと言えます。

注目ポイント
  • 公共事業で培った高い施工管理技術
  • ICT技術の導入による効率的かつ安全な工事
  • 創業以来の無事故・無災害記録
株式会社植木機工の公式サイトスクリーンショット

株式会社植木機工

柏崎市
公共工事実績あり
アスベスト調査資格者在籍
業者紹介

株式会社植木機工は、自社で廃棄物の最終処分場を保有しています。そのため、建物の解体から廃棄物の収集運搬、中間処理、そして最終処分に至るまで、すべてを自社で一貫して行うことが可能です。処理工程が明確なので、不法投棄といった心配がなく、最後まで安心して工事を任せることができます。

スッキリ解体の分析

解体工事では、廃棄物が最終的にどこへ行くのか見えにくいという不安がつきまといます。通常は複数の業者が関わるため、万が一不法投棄が起きると、施主が責任を問われる可能性もゼロではありません。その点、植木機工のように最終処分場まで自社で保有している業者であれば、責任の所在が明確です。解体から廃棄物の処分まで一貫して管理されているという事実は、業者を選ぶ上で大きな安心材料となるでしょう。

注目ポイント
  • 自社で最終処分場を保有
  • 解体から廃棄物処理まで一貫対応
  • 不法投棄の心配がない適正処理
株式会社石塚組の公式サイトスクリーンショット

株式会社石塚組

柏崎市
公共工事実績あり
アスベスト調査資格者在籍
業者紹介

株式会社石塚組は、新潟県柏崎市に拠点を置く総合建設業者です。道路や河川整備といった地域のインフラを支える公共工事を数多く手掛けており、その実績は安定した技術力の証明と言えます。公共事業で求められる厳しい安全基準をクリアするだけでなく、創業から現在まで無事故・無災害を継続している点は、同社の高い安全管理意識を示しています。この経験は、近隣への配慮が特に重要となる一般住宅の解体工事においても活かされています。

スッキリ解体の分析

公共工事を安定して受注しているという点は、業者を選ぶ上で重要な判断材料になります。公共工事の入札には、会社の経営状態や技術力に関する厳しい審査があるため、その実績は自治体からの信頼を得ていることの裏付けとも考えられます。特に、創業以来の無事故という記録は、現場の管理体制がしっかりしていることを示唆しています。自宅の解体工事を依頼する際、一番気になるのは「安全に進めてくれるか」という点でしょう。そうした不安を解消してくれる、信頼性の高い実績です。

注目ポイント
  • 柏崎市を中心とした公共工事・民間工事の実績
  • 創業から続く無事故・無災害の安全管理体制
  • 自社施工による一貫した品質管理
  • 地域社会への貢献を目的とした活動
株式会社宮田才吉商店の公式サイトスクリーンショット

株式会社宮田才吉商店

柏崎市
公共工事実績あり
アスベスト調査資格者在籍
業者紹介

株式会社宮田才吉商店は、品質管理(ISO9001)、環境管理(ISO14001)、労働安全衛生(ISO45001)という3つの分野で国際規格の認証を取得しています。これらの認証は、サービスの品質や環境への配慮、作業員の安全管理について、国際的な基準を満たす仕組みが整っていることを示しています。法令遵守はもちろんのこと、周辺環境や現場の安全性にも配慮した工事を期待できるため、安心して相談できる業者の一つです。

スッキリ解体の分析

業者選びの際に「ISO認証取得」という言葉を見かけることがありますが、これが信頼性を判断する上で参考になる指標の一つです。ISO認証は、取得する際だけでなく、維持するためにも定期的に厳しい審査を受ける必要があります。つまり、認証を持っているということは、その企業が継続して管理体制の改善に取り組んでいる証拠とも言えます。特に解体工事では、アスベストの処理や近隣への配慮など専門的な管理が求められるため、こうした客観的な基準で評価されている点は、依頼する側にとって大きな安心材料になるでしょう。

注目ポイント
  • 品質マネジメントの国際規格「ISO9001」
  • 環境マネジメントの国際規格「ISO14001」
  • 労働安全衛生の国際規格「ISO45001」
  • 法令遵守を徹底した管理体制
有限会社ワイズの公式サイトスクリーンショット

有限会社ワイズ

柏崎市
公共工事実績あり
アスベスト調査資格者在籍
業者紹介

有限会社ワイズは、年間約80件の解体工事を手掛けている会社です。同社の特徴は、施工主だけでなく、近隣住民への配慮を大切にしている点にあります。工事前には必ず挨拶回りを行い、作業中も現場の清掃や丁寧な声がけを徹底しています。こうした細やかな対応が信頼につながり、安定した施工実績を支えています。問い合わせから施工完了まで、すべて自社のスタッフが一貫して担当するため、安心して相談できます。

スッキリ解体の分析

解体工事を依頼する際、騒音や粉塵による近隣トラブルを心配される方は少なくありません。実際に、トラブルが原因で工事が滞ったり、後々の近所付き合いに影響が出たりするケースもあります。ワイズのように、事前に丁寧な挨拶回りをしたり、現場を常に清潔に保ったりする業者は、こうしたリスクを最小限に抑える意識が高いと考えられます。業者を選ぶ際には、技術力や費用だけでなく、近隣への配慮を具体的にどのように行っているかを確認することが、安心して工事を任せるための重要なポイントになります。

注目ポイント
  • 年間約80件の豊富な施工実績
  • 工事前の挨拶回りなど近隣への配慮を徹底
  • 問い合わせから施工完了まで自社一貫対応

柏崎市の解体業者が見つかりませんでした。

新潟県の市区町村一覧

解体業者の選び方でよくある質問

「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?

「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。

建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。

しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。

解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?

それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。

同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。

例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。

また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。

このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。

もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?

いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。

廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。

不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。

  • 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
  • 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
  • 書面での契約を交わしていない場合

上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。

相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?

相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう

インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。

あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。

また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。

ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?

問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。

解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。

ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。

また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。

ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。

解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?

いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。

解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。