岡山県岡山市南区の解体業者18社を比較|費用相場と地域の解体事情
岡山市南区で信頼できる解体業者をお探しの方へ。
岡山市南区に所在する18社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
そこで本記事では、おすすめ業者の紹介に加え、 「岡山市南区の解体費用相場」や「地域の解体事情・補助金情報」 についても詳しく解説しています。
下の「岡山市南区の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
岡山市南区の解体工事事情と地域特性
岡山市南区の概要
岡山市南区は、北部の市街地と南部の広大な干拓地という二つの顔を持ち、特に干拓地の軟弱地盤が解体工事で注意すべき特有の課題を生んでいます。
岡山市の中でも、特に南区は北と南で全く違う顔を持つエリアです。人口は約16万7千人で、北部は昔からの市街地や丘陵地が広がる一方、区の面積の半分以上を占める南部は、児島湾を干拓してできた広大な農地と新しい住宅地が広がっています。
高度経済成長期以降は岡山市中心部のベッドタウンとして発展してきましたが、高齢化率は約27.45%に達しました。古い耐震基準で建てられた家の建て替え時期が来ており、解体のニーズが増えている状況です。
地形・道路事情と解体費用の傾向
区の大部分を占める干拓地の軟弱地盤と、昔ながらの狭い道が重機選びや廃材の運び出しを難しくしており、解体費用が高くなる主な原因になっています。
- 地形の特徴:区の南部は、かつて「吉備の穴海」と呼ばれた海を明治から昭和にかけて干拓した土地です。水分を多く含んだシルト層でできた非常に軟らかい地盤が特徴で、地震時の液状化リスクも高く、藤田、興除、浦安南町などの広い範囲で危険度が「極めて高い」とされています。
- 道路事情:東西を結ぶ国道2号バイパスは、特に大樋橋西交差点から妹尾エリアにかけて慢性的な渋滞が起こります。また、妹尾駅周辺や旧金毘羅往来沿いなどは道が狭く、干拓地エリアでは用水路に架かる小さな橋の重さ制限にも気をつける必要があります。
- 費用への影響:軟弱地盤で大型重機を使うには、敷地全体に敷鉄板を敷く必要があり、その分の費用が追加でかかります。道が狭い現場では4tダンプが入れず、2t車などで何度も往復して運び出すため運搬費が高くなりがちです。加えて、軟弱地盤の建物は長い基礎杭が打たれていることが多く、その撤去には別に高額な費用がかかることもあります。
運営者 稲垣この干拓地エリアの解体相談でよくあるのが、後から「長い基礎杭が見つかった」として高額な追加費用を請求されるトラブルです。私がこれまで見てきた経験上、見積もりの段階で地盤のリスクや杭の有無についてきちんと調査し、説明してくれる業者を選ぶことが、失敗しないための最も重要なポイントになります。
児島湾干拓の歴史がもたらす特殊な解体条件
明治から昭和にかけて造られた児島湾干拓地には特有の軟弱地盤が広がっており、重機の転倒リスクや基礎杭の処理など、解体工事で特別な注意が必要です。
岡山市南区の解体工事を考えるとき、児島湾干拓の歴史は無視できません。この地域は単なる埋立地ではなく、海を干上がらせて陸地にした土地で、海底に積もっていたヘドロのようなシルト層がそのまま地盤になっています。だからこそ「豆腐の上に住んでいる」と例えられるほど地面の支持力が低く、解体工事には特有の難しさがあります。
まず、重機の安定確保が大きな課題です。大型重機の重みでキャタピラが沈み込み、転倒する危険があるため、敷鉄板を敷いて地面を補強することが絶対に必要です。また、軟弱地盤は振動が遠くまで伝わりやすいので、近隣への配慮として低振動型の重機を使うなど、より慎重な作業が求められます。
そしてもう一つが、基礎杭の処理問題です。この地域の建物の多くは、地盤沈みを防ぐために支持層まで届く長いコンクリート杭や鋼管杭が打たれています。土地を売却する際にはこれらの杭の撤去を求められることが増えましたが、重機が入りにくい地盤での杭抜き工事は技術的に難しく、費用も高額になりがちです。そのため、解体前に施主様との間で、どこまで杭を処理するのかを事前にしっかり決めておくことが重要です。
解体工事・空き家対策の補助金
岡山市には、管理されていない空き家の解体を対象にした補助金や、危険なブロック塀の撤去を支援する制度があり、予算がなくなる前に早めに申請することが大切です。
| 制度名 | 補助金額・率 | 対象・条件 |
|---|---|---|
| 岡山市空家等適正管理支援事業(除却) | 解体費用の1/3以内、上限50万円(通常枠) | 市の現地調査により「特定空家等」に認定されたもの。※行政から「勧告」を受けると対象外。事前相談が必須。 |
| ブロック塀等撤去費補助金 | 撤去費用の2/3(上限15万円) | 避難道路に面した高さ1m以上の危険なブロック塀など。※代理受領制度あり。 |
2025年度(令和7年度)の空き家解体補助金は、申請受付が4月14日から12月12日までです。ただし、予算の上限に達した時点で受付終了になるため、早めに手続きを進めましょう。工事完了も翌年2月13日までに報告が必要なので、計画的に進める必要があります。
※制度の最新情報や申請様式は、必ず自治体の公式サイトをご確認ください。
岡山市の公式サイトで詳細を見る
廃棄物処理と分別ルール
区内南部の甲南工業団地周辺に産業廃棄物処理施設が集まっているので効率的に搬出できますが、家財などの一般廃棄物はご自身で市の施設へ持ち込む必要があります。
岡山市南区では、解体工事で出る産業廃棄物の処理施設が、臨海部の甲南工業団地周辺に複数あります。児島興業(株)や(株)インテックスといった施設が近くにあるため、廃材の運搬コストを抑えやすいのがメリットです。
一方で、解体前に家の中に残された家具や家電などの「残置物(一般廃棄物)」は、産業廃棄物の処理施設では処分できません。これらは、施主様ご自身が南区当新田にある「岡山市当新田環境センター」へ直接持ち込む必要があります。
解体業者はこの施設を使えないルールです。だからこそ、事前にこの方法をお客様にご案内して、全体の費用を抑える提案ができる業者は信頼できます。
運営者 稲垣岡山市南区での解体工事は、児島湾干拓の歴史からくる軟弱地盤への対策が最大の鍵です。国道2号の渋滞や昔ながらの狭い道といった交通事情も考えながら、市の補助金をうまく活用してくれる、そんな地域に詳しい業者を選ぶことが成功のポイントです。
岡山市南区の解体費用相場
| 建物構造 | 坪単価あたりの解体費用 | 価格幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 29,500円 | 23,300~41,700円 |
| 鉄骨造 | 32,000円 | 32,000~32,000円 |
| RC造 | 82,500円 | 55,000~110,000円 |
| 内装解体 | 47,500円 | 15,000~80,000円 |
※費用相場データは、一般社団法人あんしん解体業者認定協会の提供データをもとに、スッキリ解体が独自に分析・算出したものです。
優良な解体業者の選び方
解体業者を選ぶ際は、価格だけでなく「建設業許可の有無」「過去の行政処分歴」「工事賠償責任保険の加入」など、多角的なチェックが必要です。以下の記事では、優良業者を見極めるための18のチェックポイントを専門家が詳しく解説しています。契約前にぜひご一読ください。
当サイト独自の50の調査項目
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。
岡山市南区の解体業者一覧
岡山市南区の解体業者、全18社をご紹介します。
株式会社Life
株式会社Lifeは、大手ハウスメーカー「住友不動産」の指定工事店です。指定工事店に選ばれるには、ハウスメーカーが設ける技術力や安全管理体制といった厳しい基準をクリアする必要があります。また、同社は一級建築士事務所でもあります。そのため、建物の構造を建築の専門家として理解した上で、安全性を第一に考えた解体計画を立てられると期待できます。解体工事だけでなく、その後の新築工事まで一貫して相談できるのも特徴です。
- 大手ハウスメーカー「住友不動産」の指定工事店
- 一級建築士事務所としての専門性
- 解体から設計、新築までの一貫対応
株式会社リレーションシップ
株式会社リレーションシップは、2023年に創業した新しい解体業者です。第三者評価サイトでは、口コミの平均点が4.9点と高い評価を得ています。寄せられた声を見ると、特に「対応が丁寧」「説明が分かりやすい」といった、コミュニケーションに関する内容が多く見られます。こうした評価から、初めて解体工事を依頼する方でも、不安な点を相談しやすい業者と言えます。
創業から日が浅いにもかかわらず、利用者から高い評価を得ている点は、業者選びの参考になります。解体工事は専門的な内容が多く、費用も高額になるため、多くの人が不安を感じるものです。同社のように、価格だけでなく「質問への答え方」や「説明の分かりやすさ」といった点で評価されている業者であれば、依頼者の不安を解消しながらスムーズな工事が期待できます。納得して工事を任せたいと考える人にとって、相談しやすい選択肢の一つになるでしょう。
- 第三者評価サイトでの口コミ平均4.9点
- 「説明が分かりやすい」など、対応の丁寧さに関する高評価
- 2023年創業の新しい解体業者
明正工業株式会社
明正工業株式会社は、下請け業者に依頼せず、すべての工程を自社の職人が行う「自社直施工」を採用しています。これにより、業者間のやりとりで発生しがちな中間マージンを抑えられます。技術面では、厳しい基準が設けられている大手住宅メーカーの現場を担当した実績があります。加えて、大型商業施設の解体といった規模の大きな工事を手掛けた経験もあり、これは技術力の高さを判断する一つの材料になります。すべての現場で工事保険に加入しており、万が一の事態にも備えています。
大規模な商業施設の解体実績があるという点は、業者選びの参考になります。住宅の解体と異なり、商業施設のような大きな建物では、より複雑な構造への対応や、広範囲にわたる厳格な安全管理が求められます。そうした難易度の高い現場を経験している業者であれば、一般住宅の解体においても、丁寧で安全な作業が期待できるでしょう。自社施工によって費用を抑えつつ、豊富な現場経験に基づく安心感も得たいと考える場合に、検討候補の一つとなります。
- 下請けを使わない自社施工による中間マージンの削減
- 大手住宅メーカーの現場も担当する技術力
- 大規模な商業施設の解体を手掛けた実績
株式会社コンケン
株式会社コンケンは、1968年の創業以来、岡山県で50年以上にわたり解体工事を手掛けてきました。同社の特徴は、技術者の専門性の高さにあります。国家資格である「解体工事施工技士」が20名、「石綿作業主任者」が21名在籍しており、アスベスト除去などの特殊な工事もすべて自社の社員で対応できる体制です。また、グループ内で廃棄物の最終処分場を保有しているため、解体で出た廃棄物の処理まで一貫して依頼できます。
ウェブサイト上で、これほど多くの有資格者の実名を公開している点は、技術力を判断する上で参考になります。特に「解体工事施工技士」は、現場の工程や安全を管理する、いわば工事の監督役です。この資格を持つ社員が20名もいるということは、会社として現場の管理体制を重視していることの表れだと考えられます。個人の技術に頼るだけでなく、組織的に安全を管理する仕組みが整っているため、大規模な建物の解体や、周辺への配慮が特に求められる工事を検討する際に、安心して任せられる業者かどうかの判断材料の一つになるでしょう。
- 1968年創業、岡山県での50年を超える解体実績
- 解体工事施工技士20名をはじめとする多数の国家資格保有者
- グループ内に廃棄物の最終処分場を保有し、一貫対応が可能
株式会社イヅミ
株式会社イヅミは、株式会社大東建託といった大手ハウスメーカーを主要な取引先としています。大手企業の工事を継続して請け負うには、安全管理や施工品質について設けられた厳しい基準を常に満たさなければなりません。この実績は、同社の管理体制がしっかりしていることの一つの表れと言えます。また、社内には1級土木施工管理技士が4名在籍しており、専門的な観点から工事が進められます。解体工事だけでなく、その後の造成や新築工事まで一貫して依頼できる点も特徴です。
大手ハウスメーカーの仕事を受注し続けるのは、簡単なことではありません。工事の価格だけでなく、安全管理は徹底されているか、法律や条例をきちんと守っているかなど、多くの項目で厳しいチェックを受け続ける必要があるからです。そうした大手企業と継続的に取引があるという点は、その業者が組織として信頼できるかどうかを判断する上で、分かりやすい参考情報になります。特に個人の住宅解体では、近隣への配慮などが重要になるため、管理体制が整っている業者を選ぶと安心でしょう。
- 大手ハウスメーカーを主要取引先とする施工管理体制
- 1級土木施工管理技士4名など国家資格者の在籍
- 解体から造成、基礎、新築まで一貫して対応可能
有限会社山陽テクノ
有限会社山陽テクノは、自社で廃棄物の中間処理場を保有している会社です。解体工事で発生した廃棄物を他の業者に委託することなく、自社で責任を持って分別から再資源化まで管理できる体制を整えています。廃棄物処理の流れが社内で完結しているため、不法投棄といったトラブルの心配がありません。こうした法令を遵守する姿勢や管理体制は、ミサワホーム中国(株)をはじめとする大手ハウスメーカーとの取引実績にもつながっています。
解体業者を選ぶ際、廃棄物がその後どのように処理されるかの確認はとても重要です。なぜなら、万が一、委託先の業者が不法投棄をしてしまうと、工事を依頼した施主(依頼主)も責任を問われる可能性があるからです。その点、山陽テクノのように自社で処理施設を持ち、廃棄物の流れを最後まで管理できる業者であれば、安心して任せやすいでしょう。将来にわたる法的なリスクまで考えて業者を選びたい方にとって、有力な選択肢の一つになります。
- 解体から廃棄物の再資源化までを担う自社処理場を保有
- ミサワホーム中国(株)など大手ハウスメーカーとの取引実績
- 廃棄物の処理工程をデータで管理する電子マニフェストに対応
株式会社インテックス
株式会社インテックスは、岡山県で解体業とリサイクル事業を手掛ける会社です。岡山市南区に自社の中間処理施設を持っており、解体工事で出た廃棄物の処理から再資源化まで、すべて自社グループ内で対応しています。すべての工程を一社で管理しているため、依頼者側から見ても責任の所在が分かりやすいのが特徴です。また、廃棄物からエネルギーをつくり、それを農業に活かす「エコビレッジ構想」にも取り組んでいます。
解体工事を依頼する際、廃棄物がその後どう処理されるかは気になる点です。多くの解体業者は廃棄物処理を別の会社に依頼しますが、インテックス社は自社で中間処理施設を運営しています。解体から最終的な処分までの流れをすべて自社で管理できるため、万が一の不法投棄といったトラブルのリスクを大きく減らせます。解体工事の責任は、最終的に建物の所有者である依頼主にも及ぶ可能性があるため、こうした一貫した管理体制は、安心して工事を任せるための判断材料になるでしょう。
- 解体から中間処理、再資源化までの一貫対応
- 廃棄物をエネルギーや農業に活用する「エコビレッジ構想」
- 創業1996年、グループ従業員数170名の事業規模
有限会社昭浩建設工業
遠方に住んでいると、岡山市にある実家の解体を進めるのは簡単ではありません。有限会社昭浩建設工業は、そうした依頼主に代わって、さまざまな手続きを代行しています。特徴は行政書士と連携している点で、解体工事に伴う自治体への申請や地主との交渉などを任せられます。また、家財の片付けも系列会社が対応しており、不用品回収から遺品整理まで一括で依頼できます。電話対応は女性スタッフが担当し、市の補助金活用についても相談できるなど、解体工事に不慣れな人でも連絡しやすい体制が整っています。
空き家の解体では、土地の境界や相続の問題など、権利関係でつまずくケースがあります。通常、こうした問題は自分で行政書士を探して対応しなければなりません。同社は行政書士と連携しているため、工事の依頼とあわせて、複雑な手続きや交渉も相談できます。窓口が一つにまとまっているため、現地での対応が難しい遠方の依頼者にとっては、手間を減らせるという利点があります。
- 遠方の依頼主に代わり、手続きから片付けまで一括で対応
- 行政書士と連携し、自治体や地主との交渉を代行
- 系列会社との連携による、不用品回収や遺品整理サービス
株式会社アライエンス岡山
株式会社アライエンス岡山は、解体工事以外にも複数の事業を手掛けている会社です。主な事業として、清掃管理や遺品整理があり、さらには「試験運営業務」といった建設業とは異なる分野の仕事も請け負っています。このように事業を多角化しているため、特定の業界の景気変動に経営が左右されにくいという特徴があります。解体から廃棄物の収集・処分までを自社で一貫して行える体制も整っており、工事の中断リスクなどを避け、安定した業者を選びたい場合に候補となる会社です。
解体業者が、まったく異なる分野の事業を複数持っているのは珍しいケースです。依頼主の立場から見ると、これは会社の倒産リスクを判断する上で参考になる点です。工事をお願いした会社が、万が一途中でなくなってしまうのは、依頼主にとって大きな不安材料となります。ひとつの事業だけに依存しない収益の柱を持つ会社であれば、そうしたリスクは低いと考えられます。会社の経営が安定していることを重視して業者を選びたい方にとって、安心材料のひとつになるでしょう。
- 解体、廃棄物処理、清掃、遺品整理など幅広い事業内容
- 解体業とは異なる「試験運営業務」も手掛け、景気に左右されにくい事業構造
- 解体から廃棄物の収集・処分まで自社で対応する一貫体制
有限会社片岡久工務店
有限会社片岡久工務店は、1981年に創業した岡山の工務店です。同社の大きな特徴は、大規模な中間処理場を保有している点にあります。これにより、解体工事で発生した廃棄物は、自社工場で燃料チップや再生砕石へとリサイクルされます。解体から廃棄物の処理・再資源化までをすべて自社で完結させるため、外注の中間コストがかかりません。また、廃棄物が最終的にどのように処理されるかまで自社で管理しているため、不法投棄などのリスクを心配することなく、安心して工事を任せられます。
解体業者が自社で中間処理場を持っているかどうかは、業者選びの際に確認したいポイントの一つです。理由は、費用と安心感の2点にあります。まず、廃棄物処理を他社に委託する費用がかからないため、工事全体のコストを抑えやすくなります。そしてもう一つ重要なのが、廃棄物を巡るトラブルを避けられるという点です。解体後の廃棄物がどこで、誰によって、どのように処理されたのかが明確であることは、施主にとって大きな安心材料となるでしょう。
- 解体から再資源化まで行う自社中間処理場を保有
- 廃棄物処理の外注費を削減した費用体系
- 1981年創業、岡山での40年以上にわたる施工実績
岡山市南区の解体業者が見つかりませんでした。
解体業者の選び方でよくある質問
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
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「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
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それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
-
いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
-
相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
-
いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。

業者を選ぶ際、「大手ハウスメーカーの指定工事店かどうか」は一つの参考になります。これは、自社の基準だけでなく、品質管理に厳しい第三者からも継続的に評価されていることの表れだからです。その上で、株式会社Lifeは一級建築士事務所でもあります。構造が複雑な建物の解体や、解体後の建て替えをスムーズに進めたいと考えている場合、建築の専門知識を持つ業者がいることは心強い要素となるでしょう。