大阪府大阪市の解体業者79社を比較|費用相場と地域の解体事情 | 4ページ目
大阪市で信頼できる解体業者をお探しの方へ。
大阪市に所在する79社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
そこで本記事では、おすすめ業者の紹介に加え、 「大阪市の解体費用相場」や「地域の解体事情・補助金情報」 についても詳しく解説しています。
下の「大阪市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
大阪市の解体工事事情と地域特性
大阪市の概要
大阪市は、超高層ビルが立ち並ぶ都心部と、古い木造家屋が密集する下町エリアが混在しており、場所によって解体工事の進め方が全く異なる大都市です。
大阪市は、2025年の大阪・関西万博を終え、街の姿が大きく変わろうとしています。
市内には、北区や中央区のように最先端の技術が求められる超高層ビルの解体現場もあれば、生野区や東成区のように昔ながらの町並みが残り、手作業での解体が中心となる木造住宅密集地域も広がっています。
このように、同じ市内でもエリアごとに全く異なる課題と特性を抱えているのが、大阪市の解体工事の大きな特徴です。
地形・道路事情と解体費用の傾向
昔ながらの町並みが残る地域に多い、トラックが入れないほど狭い道と、エリアで大きく異なる地盤の性質が、解体費用を押し上げる主な原因になっています。
- 地形の特徴:市の中央を南北に走る上町台地は地盤が固いエリアですが、高低差があるため古い擁壁の補修などで追加費用が発生することがあります。一方で梅田や難波を含む低地部やベイエリアの埋立地は地盤が軟弱なため、地盤沈下や地下水への対策が必要になる場合があります。
- 道路事情:戦争の空襲を免れた東部(生野区、東成区など)や南部には、昔の区画がそのまま残り、道幅4m未満、場所によっては2m以下の狭い道が網の目のように広がっています。こうした道には大型重機や4トンダンプは進入できません。
- 費用への影響:トラックが入れない現場では、小型重機を使うか、全て手作業で壊す「手壊し解体」になります。廃材も小さなトラックで何度も往復して運び出す「小運搬(こうんぱん)」が必要で、人件費と工期が大幅に増えてしまいます。軟弱地盤での基礎の撤去なども、予期せぬ費用増につながる可能性があります。
運営者 稲垣私がこれまで見てきた見積もりで、特に大阪市で注意が必要だと感じるのが「小運搬(こうんぱん)」の費用です。トラックが入れない現場では、廃材を小さな車で何度も運び出す人件費が、予想以上にかさみます。見積書にこの項目がしっかり記載されているか、事前に確認することがトラブル防止のポイントです。
大阪市の多様な顔:エリア別・解体工事の注意点
木造住宅が密集する地域、都心の商業地、湾岸の工業地帯など、エリアごとに求められる技術や法規制への対応は全く異なります。だからこそ、立地に合わせた業者の知識や経験が重要です。
大阪市での解体工事は、対象の建物がどのエリアにあるかで注意点が大きく変わります。
木造密集地域(生野区・東成区など)このエリアでは重機が入れない路地奥の現場が多く、手作業での解体が主流です。特に複数の家が壁を共有する「長屋」の一部を壊す「切り離し工事」では、残す隣家の壁の補修や補強まで行う高度な技術と、ご近所との丁寧な話し合いが不可欠です。
都心商業地(北区・中央区)梅田や難波周辺では、隣のビルや通行人への影響を最小限にするため、建物全体をパネルで覆いながら解体する特殊な工法が使われます。また、道頓堀のような繁華街では、工事が深夜から早朝に限られるため、夜間割増の人件費などで費用は高くなります。
湾岸工業地帯(此花区・港区・大正区)かつて重化学工業で栄えたこのエリアでは、工場跡地の解体で土壌汚染が見つかるリスクが常にあります。解体費用よりも土壌の浄化費用の方が高くつくことも珍しくありません。地盤が軟弱なため、慎重な基礎・杭の撤去作業も求められます。
歴史的地域(天王寺区・阿倍野区など)上町台地の上にあるため地盤は良いのですが、難波宮跡周辺など広い範囲が埋蔵文化財包蔵地に指定されています。地面を掘る工事では事前の調査が義務付けられ、もし遺跡が見つかると工事が数ヶ月単位で中断してしまうリスクがあります。
解体工事・空き家対策の補助金
特に防災への意識が高い木造住宅の密集地域や、消防車が入れないような狭い道沿いの古い家を対象に、手厚い補助金制度が用意されています。
| 制度名 | 補助金額・率 | 対象・条件 |
|---|---|---|
| 密集住宅市街地における老朽住宅の除却費補助 | 最大75万〜100万円 | 生野区、東成区、阿倍野区などの指定重点地区にある、昭和56年5月31日以前に建築された木造住宅。 |
| 狭あい道路沿道老朽住宅除却促進制度 | 解体費の1/2〜2/3相当 | 市内全域の幅員4m未満の道路に面する老朽住宅で、セットバック(敷地後退)に協力する場合。 |
| ブロック塀等撤去促進事業 | 10万〜15万円(面積による) | 通学路などに面する、倒壊の危険性がある一定の高さ以上のブロック塀。 |
これらの補助金は、ただ解体するだけでなく、跡地を防災用の空き地として市に貸し出すことなどが条件になることがあります。申請には期限や予算の上限があるため、事前に市の担当窓口へ確認することが大切です。
※制度の最新情報や申請様式は、必ず自治体の公式サイトをご確認ください。
大阪市の公式サイトで詳細を見る
廃棄物処理と分別ルール
解体で出た廃棄物の多くは大阪湾の埋立処分場で最終処分されます。この処分場の受け入れ基準が非常に厳しいため、現場での徹底した分別作業が欠かせません。
大阪市から出る解体廃棄物の多くは、大阪湾広域臨海環境整備センター(通称:フェニックス)で最終処分されます。この施設では、リサイクルできる木くずやプラスチック類の持ち込みが禁止されているため、現場でコンクリート、木材、金属などを徹底して分別することが法律で決められています。
しかし、敷地が狭い現場では分別スペースを十分に確保できません。その結果、やむを得ず混ぜたままの「混合廃棄物」として運び出し、別の施設で選別することになり、これが処分費用が高くなる原因になっています。
また、処分場は台風などの悪天候で閉鎖されることがあり、工期に影響が出ることもあります。
運営者 稲垣大阪市での解体工事は、生野区のような木造密集地での手壊し技術、北区のような都心部での特殊な工法、此花区のような湾岸部での土壌汚染対策など、場所によって全く違う専門性が求められます。防災を目的とした補助金をうまく活用しながら、解体する場所の特性をよく理解している業者を選ぶことが、費用を抑え、トラブルを防ぐための鍵です。
大阪市の解体費用相場
| 建物構造 | 坪単価あたりの解体費用 | 価格幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 37,500円 | 26,600~45,000円 |
| 鉄骨造 | 51,000円 | 40,300~64,900円 |
| RC造 | 73,500円 | 62,000~88,000円 |
| 内装解体 | 34,900円 | 15,600~66,000円 |
※費用相場データは、一般社団法人あんしん解体業者認定協会の提供データをもとに、スッキリ解体が独自に分析・算出したものです。
優良な解体業者の選び方
解体業者を選ぶ際は、価格だけでなく「建設業許可の有無」「過去の行政処分歴」「工事賠償責任保険の加入」など、多角的なチェックが必要です。以下の記事では、優良業者を見極めるための18のチェックポイントを専門家が詳しく解説しています。契約前にぜひご一読ください。
当サイト独自の50の調査項目
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。
大阪市の解体業者一覧
大阪市の解体業者、全79社をご紹介します。
三貴株式会社
三貴株式会社は、ビルや工場といった大規模な建物の解体工事を専門としています。特に都市部の建物が密集した場所や、通行量が多い繁華街での工事を得意としています。例えば重機をビルの屋上まで吊り上げて解体を進めたり、巨大な煙突を特殊な工法で安全に切断したりといった実績があります。こうした難しい工事に対応できる技術力に加え、大規模な工事を元請けとして請け負うために国が定める「特定建設業許可」も取得しています。そのため、他の業者では対応が難しいとされるような工事も相談可能です。
- ビルや工場など大規模建築物の解体工事
- 重機を屋上に吊り上げるなどの特殊工法
- 大規模工事の元請けが可能な「特定建設業許可」を取得
株式会社ファーストテック
株式会社ファーストテックは創業から30年以上にわたり、無事故・無災害で続けてきた会社です。同社の特徴は、解体工事から産業廃棄物の収集運搬までを自社で一貫して対応している点です。外部の業者を挟まないため、工事に関する責任の所在がはっきりします。依頼主にとっては、窓口が一つにまとまることで連絡や確認の手間が省けるという利点もあります。また、施工実績は累計1,500件以上と現場経験が豊富です。
創業から30年以上、多数の工事で無事故・無災害を続けているという点は業者の安全管理体制を判断する上で参考になります。これほど長期間にわたって安全な工事を続けるには、現場ごとの入念な準備やスタッフ一人ひとりへの安全教育が習慣化されている必要があります。そうした体制が整っている業者であれば、予期せぬトラブルや工期の遅れといったリスクをなるべく避けたいと考える方にとって安心して相談できる業者の一つとなります。
- 創業30年以上、無事故・無災害を継続している実績
- 解体から産業廃棄物処理まで自社で完結するワンストップ体制
- 施工実績は累計1,500件以上
眞田鋼業株式会社
眞田鋼業株式会社は、30年以上にわたり金属リサイクル事業を手掛けてきました。その事業を母体としているため、解体工事で発生する鉄骨などの金属を廃棄物ではなく資源として自社で買い取れます。買い取った金属の価値を工事費用から差し引く仕組みで費用負担の軽減が期待できます。特に工場や鉄骨造の建物など、多くの金属が出る解体でその特徴が活かされます。大型クレーン車や25tダンプなどの工事に必要な重機も自社で保有しています。
通常、解体工事で出た金属くずは「産業廃棄物」となり、処分費用がかかります。しかし金属リサイクルを専門とする眞田鋼業では、これを自社で買い取れる「資源」として扱います。つまり処分費がかかるどころか、むしろ工事費からその価値分を差し引ける可能性があるわけです。特に鉄骨を多く使う工場や倉庫などの解体では、この差が工事費用に影響することもあります。単に安いだけでなく、事業の仕組みそのものが費用を抑える構造になっている点が業者選びの参考になります。
- 30年以上続く金属リサイクル事業が母体
- 解体で出た金属を自社で買い取り工事費を減額
- 大型クレーンや25tダンプなど多様な重機を自社保有
株式会社創勝
株式会社創勝は、2010年に創業したアスベスト除去工事や解体工事を専門とする会社です。相談から現地調査・行政への届出手続き・実際の工事完了までをすべての工程を自社で一貫して行っています。外部業者を介さないため、情報伝達がスムーズに進みやすいのが特徴です。同社の技術力はホームページで公開されている施工実績からもうかがえます。大阪府の浄水場や高等学校、東京都のWTCビル、福岡県の天神コアビルなど、全国各地で数千m<sup>2</sup>を超える大規模なアスベスト除去工事を手掛けてきました。庁舎や病院といった公共性の高い施設での実績も多く、厳格な安全管理が求められる現場に対応できる体制が整っていると考えられます。本社は大阪ですが、東京と福岡にも営業所を構え、全国からの依頼に対応しています。
アスベスト除去を業者に依頼する際、技術力や信頼性をどこで判断すればよいか迷う方も多いでしょう。その点で、創勝が公開している実績は参考になります。特に市庁舎・学校・大規模商業施設といった案件は多くの人が利用する建物であるため、施工業者には高いレベルの安全管理と技術力が求められます。万が一にもアスベストを飛散させないよう、細心の注意を払って作業を進めなければなりません。こうした厳しい条件の現場を数多く経験しているという事実は、一般の住宅や小規模な建物の工事を依頼する上でも安心材料になります。
- 数千m<sup>2</sup>規模の大規模なアスベスト除去実績
- 庁舎や学校など公共性の高い施設での施工経験
- 大阪・東京・福岡を拠点とした全国対応力
株式会社YAMAKOH
株式会社YAMAKOHは、下請け業者を一切使わない「完全自社施工」を特徴とする会社です。外部の業者を挟まないため、工事費に中間マージンが含まれません。また、相談の窓口担当者から現場の職人まで全てのスタッフが同社の社員で構成されています。そのため、依頼主との打ち合わせ内容が現場の職人まで直接伝わりやすい体制が整っています。
「自社一貫施工」を掲げる業者は少なくありませんが、下請けを全く使わない体制を維持するには多様な技術を持つ職人を常に自社で雇用し続ける必要があります。依頼主から見ると、打ち合わせの相手と現場で作業する職人が同じ会社の人間であるという点は安心材料の一つになります。工事内容に関する要望や変更などが別の会社を経由することなく直接現場に伝わるため、認識のズレが起こりにくいと考えられるからです。
- 下請けを使わない「完全自社施工」による中間マージンの削減
- 相談から施工まで、全ての工程を自社社員が担当する一貫体制
- 木造・鉄骨造・RC造、小規模工事から大規模工事まで対応可能
株式会社ミツワ建設
株式会社ミツワ建設は、1987年に設立された建設会社です。大阪市浪速区と南河内郡に拠点を置き、35年以上にわたって事業を続けています。事業内容は新築工事から増改築、さらには土木工事まで多岐にわたります。少人数で運営しながらも案件の規模を問わず柔軟に対応できる体制が整っています。また、従業員の技術力向上に力を入れている点も特徴です。資格取得にかかる費用を会社が全額負担する制度を設けており、こうした人材への投資が同社の安定した施工品質につながっていると考えられます。
ミツワ建設が設けている「資格取得費用の全額会社負担」という制度は注目すべきポイントです。これは、会社として従業員のスキルアップを積極的に支援し、長期的に質の高いサービスを提供しようという姿勢の表れです。従業員が安心して技術を磨ける環境は、結果として依頼主への丁寧な仕事につながりやすくなります。長年の業歴に加えて人材育成の仕組みがある点は、安心して工事を任せる業者を選ぶ上での一つの判断材料になります。
- 新築・増改築・土木工事まで幅広く対応
- 資格取得費用を全額会社負担する人材育成制度
- 大阪市と南河内郡に拠点を置く地域密着の姿勢
株式会社タツミ
1983年の創業以来、建物が密集する都心部での解体工事を中心に手掛けてきました。長年の経験から、特に住宅地での工事において騒音や安全への配慮が期待できます。また、従業員の健康管理に積極的に取り組む「健康経営優良法人」に認定されている点も特徴です。働きやすい環境が整っていることは、現場での安定した作業品質につながります。アスベスト除去から解体後の土地活用まで、幅広く相談可能です。
「健康経営優良法人」に認定されている点は業者選びのひとつの参考になります。解体工事の安全性は、現場で働く人たちのチームワークや集中力に大きく左右されるためです。従業員を大切にし、長く働ける環境を整えている会社であれば、経験豊富な人材がそろっていることが期待できます。結果として難しい現場でも安定した作業が見込めるため、安心して工事を任せられます。
- 建物が密集する都心部での解体工事を専門とする
- 従業員の健康に配慮する「健康経営優良法人」の認定企業
- アスベスト除去や解体後の土地活用にも対応
株式会社光コーポレーション
株式会社光コーポレーションは、木造家屋だけでなく、鉄骨・RC造のビルや商業施設といった大規模な建物の解体も手掛けています。特徴は自社で重機と運搬車両を保有している点です。解体作業から産業廃棄物の収集運搬まで、一貫して自社スタッフが対応します。下請け業者を介さないため、工事のどの工程で誰が責任を持つのかが明確です。対応エリアは京阪神の広域にわたります。
解体工事を依頼する際、解体後の廃棄物がどのように処理されるかを確認することは大切です。業者によっては廃棄物の運搬を下請けに任せている場合があります。その点、光コーポレーションのように自社で収集運搬まで行う業者は責任の所在がはっきりしています。万が一、廃棄物が不適切に処理されると工事の遅れによる追加費用が発生する可能性もあるため、最後まで自社で管理する体制は安心材料の一つです。
- 重機保有から廃棄物の収集運搬まで行う自社一貫体制
- ビルや商業施設など鉄骨・RC造の豊富な解体実績
- 京阪神エリア(大阪・兵庫・奈良・京都・和歌山)に対応
明亜興業株式会社
明亜興業株式会社は、1955年に創業した解体工事業者です。大阪市と松原市に拠点を置き、長年にわたって事業を続けています。木造住宅やアパートのほか、鉄骨造の倉庫や工場、RC造の高層ビルまで、建物の規模や構造を問わず幅広く対応しているのが特徴です。解体工事においては法令遵守を徹底しています。「建設リサイクル法」に基づき資源の有効利用に努めるほか、「騒音規正法」「振動規正法」といった近隣環境に関わる法律の届出も欠かしません。また、産業廃棄物が適正に処理されたことを証明するマニフェスト制度も導入しており、廃棄物の流れを適切に管理しています。グループ会社では大阪府・兵庫県に加え、奈良県や和歌山県での産業廃棄物収集運搬業許可も取得しています。
明亜興業は1955年創業と業歴が長く、これは地域で安定して事業を継続してきた証と捉えられます。特に注目したいのは、法令遵守に対する具体的な取り組みです。解体工事で発生した廃棄物が不法投棄されないか心配な方も多いと思いますが、同社が導入している「マニフェスト制度」は、廃棄物が最終処分場までどのように運ばれたかを記録・管理するための仕組みです。この制度をきちんと運用している業者であれば、廃棄物の不適正な処理に関するリスクを大幅に減らせます。戸建てから高層ビルまで対応できる技術力と法令を遵守する姿勢をあわせ持っているため、安心して工事を任せやすい業者の一つと言えます。
- 戸建て住宅から高層ビルまで対応する総合力
- 建設リサイクル法やマニフェスト制度に準拠した適正処理
- グループ会社との連携による広域な産業廃棄物収集運搬
株式会社ユニオンティーエス
株式会社ユニオンティーエスは、建設現場で資材の搬入・搬出を行う「荷揚げ業」を母体とする会社です。この「運び出す」作業を専門としてきた経験が、解体工事において強みとなっています。特に解体材の搬出が難しい都市部の現場や、高層階の内装解体などでは荷揚げで培った効率的な搬出計画が役立ちます。作業計画を丁寧に行うことで、工期の短縮や安全性の向上につながります。また、全国の協力会社とのネットワークがあるため日本全国での工事依頼が可能です。多店舗展開する企業などが一つの窓口で各地の工事を依頼できる体制を整えています。
解体工事を業者に依頼する際、多くの人は「いかに壊すか」に注目しがちですが、実は「壊したものを、いかに安全で効率的に運び出すか」も同じくらい重要です。特に道が狭くトラックが入りにくい現場や高層階では、この搬出作業が工期や費用に大きく影響します。同社は、もともと建設資材を現場に運び入れる「荷揚げ」を専門としてきました。どのような段取りで、何をどの順番で運び出せばスムーズに進むかを熟知しているため、難しい条件の現場でも安心して任せられます。
- 建設資材の搬入・搬出を行う「荷揚げ業」が母体
- 全国の協力会社ネットワークで日本全国の工事に対応
- 大手チェーン店をはじめとする法人からの工事実績
大阪市の解体業者が見つかりませんでした。
解体業者の選び方でよくある質問
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
-
「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
-
それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
-
いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
-
相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
-
問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
-
いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。

「特定建設業許可」は国が定める基準(資本金・技術者の数・経営状況など)を満たし、大規模な工事を元請けとして管理する能力があると認められた業者だけが取得できる許可です。つまり工事を安全に進める技術力だけでなく、万が一のトラブルにも対応できる経営基盤があることを示しています。特に規模の大きなビルや工場の解体を依頼する場合、こうした許可の有無は安心して任せられる業者かどうかを見極める上で参考になります。