佐賀県佐賀市の解体業者一覧15社
佐賀市の解体業者をお探しの方へ。
「スッキリ解体」が、佐賀市に所在する15社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
このページでは、まず優良な解体業者の選び方を解説し、その後に「佐賀市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
優良な解体業者の選び方【5つのポイント】
安心して依頼できる解体業者を選ぶ際にチェックするべき 5つのポイントをご紹介します。
基準1:建設業許可の保有・解体工事業の登録がされていること
解体工事を行うためには、「建設業許可」の保有または「解体工事業の登録」のいずれかが必要です。 許可・登録がない状態で解体工事を行うことは違法行為にあたるため、必ずどちらかを保有・登録している業者を選びましょう。
- 建設業許可(解体工事業)
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解体工事においては1件の請負金額が 500万円以上(税込)の工事を行う場合に必要となる許可。
- 解体工事業の登録
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解体工事を請け負うための登録。ただし1件の請負金額が 500万円未満(税込)の工事のみ請け負える。
解体工事を請け負う業者が無許可だと判明した場合、建設業法違反により 工事中止命令や、 営業停止処分が下されることがあります。その場合、解体工事の予定は大幅に遅れ、費用も時間も余計にかかってしまうことになりかねません。
また、コンプライアンス意識や技術力の不足により 「不法投棄・現場での事故」を起こす可能性もあります。業者が許可の保有・登録を行っているかは事前に必ず確認しましょう。
基準2:産業廃棄物収集運搬業許可を保有していること
産業廃棄物を収集運搬する資格である 「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得するには、指定の講習や経営状況などの要件をクリアする必要があるため、 会社としての信頼の裏付けになります。
- 運搬車両・車両保管の要件
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廃棄物の種類に応じて、飛散や流出を防ぐ構造であることが求められます(土砂を運ぶダンプにシートをかけられる、液体を運ぶタンクローリーに漏洩防止措置があるなど)。また、運搬車両を適切に保管できる駐車場を確保しなければいけません。
- 講習会の修了
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日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)が実施する「産業廃棄物収集・運搬課程」の講習会を受講し、試験に合格して修了証を取得している必要があります。つまり「 収取運搬に必要な知識を習得しているか」が求められます。
- 利益・債務超過の要件
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直近3年間の決算書において、経常利益や当期純利益がマイナスでないことや、貸借対照表において負債総額が資産総額を上回る「債務超過」の状態でないことが原則です。つまり 「経営的に安定しているか」が審査されます。
- 事業内容の明確化
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取り扱う産業廃棄物の種類、運搬方法や使用する車両、適正な処理ルートなどを明確化する義務があります。廃棄物をどこからどこへ、どのように運ぶかを決定します。つまり「 廃棄物を適切に処理することの証明」をしなくてはいけません。
また、産業廃棄物収集運搬許可を持っていることで、 解体業者にとって最適なルートでゴミを処分できるというメリットもあります。処分を外部に委託するケースと比べて費用を抑えやすい傾向があります。
運営者 稲垣
廃棄物の処分費用は一律ではなく、処分場によって変動があります。木材はAの処分場、鉄くずはBの処分場へ持ち運ぶなどして、処分コストを抑える工夫をしている業者もいるため、自社で許可を保有していることが望ましいと言えます。
基準3:過去に違反歴がないこと
解体業者が違法工事や不法投棄を行うと違反歴がつきます。 創業 し て から違反歴が一切ないことも信頼の証です。
違反歴を依頼者自身で確認する場合は、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」や、産業廃棄物処理事業振興財団の「許可取消処分情報」で検索できます。
違反歴があるからといって必ずしも危険な業者とは限りませんが、 安全意識の高さを判断する基準としては有効です。
基準4:自社でホームページを保有していること
解体業者が自社でホームページを保有していると、様々な情報を調べられます。
一般的には「会社概要」「事業案内」「施工実績」「経営理念」「設備・施設案内」「スタッフ紹介」「保有資格」「企業の強み」「お客様の声」「ブログ・SNS」などが掲載されています。
中には、 施工実績を写真つきで公開している解体業者や、 明瞭な料金体系を掲載している業者も存在します。「ホームページにどんなことが書いてあるか」を比較し、業者の信頼度を見極めましょう。
運営者 稲垣
詳細で具体的な公開情報は、お客様に隠しごとをしないという誠意の証でもあります。
また、優良な解体業者は普段から工事の経過を写真に収めています。それにより 作業
の正当性や透明性を証明しているため、詳細な現場の写真を公開できること自体も信頼に繋がります。
基準5:公共工事を請け負った経験があること
国や地方自治体から発注される公共工事を請け負っていることも、信頼性を判断する1つの基準となります。
公共工事とは「水道・道路・鉄道・ダム・公園・学校」などを対象にした、社会基盤に携わる工事を指します。公共工事を請け負うためにはいくつか条件があり、それらを満たすことで信頼性の裏付けになります。
- 経営事項審査
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公共工事の入札に参加するには経営事項審査を受ける必要があります。この審査では企業の経営状況、技術力、社会性、過去の実績など様々な観点から企業の実力が審査されます。公共工事を請け負えるのは、 企業の経営基盤や技術力が一定水準以上である証です。
- 入札・契約制度
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一般競争入札が採用されることが多く、価格だけでなく技術提案も含めた総合的な評価によって発注先を決定します。これにより、安かろう悪かろうの業者は排除され、 技術力や実績のある優良な業者が選ばれやすいと言えます。
- 履行保証制度
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万が一、業者が倒産したり、自己都合で工事を放棄したりした場合に備えて、契約保証金や履行保証保険への加入が義務付けられています。これにより工事が中断しても保証機関が代替業者を探すなどして、 工事の完成が保証されます。
運営者 稲垣
公共工事は審査と入札によって、工事品質の低い業者が簡単に請け負えないようなシステムになっています。公共工事の実績はホームページで公開している場合も多いので、依頼前に確認しておきましょう。
以下の記事ではさらに網羅的な業者の選び方を紹介しています。「どうしてそれが優良業者の裏付けになるのか」といった、 各基準における専門家の詳細な解説が読めますのでぜひご確認ください。
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
調査項目(全50項目)を見る
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
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佐賀市の解体業者一覧
佐賀市の解体業者、全15社をご紹介します。
株式会社井手解体実業
株式会社井手解体実業は、解体工事業の売上高が佐賀県でNo.1という実績を持つ会社です。大きな特徴として、佐賀市で唯一の「解体工事の専門店舗」を運営しています。そのため相続した空き家の処分や解体後の土地活用、補助金の活用方法といった複雑な相談も、専門スタッフと直接顔を合わせて進められます。また同社は解体を「分解」と捉え、リサイクルできる資源を手作業で丁寧に分別するなど、環境に配慮した工事を行っています。
- 解体工事業の売上高が佐賀県No.1
- 佐賀市で唯一、対面相談ができる解体専門店舗を運営
- 手作業による分別とリサイクルを重視した解体工事
株式会社谷田建設
株式会社谷田建設は、解体工事で発生した廃棄物を自社で中間処理し、再資源化まで一貫して手掛けている会社です。廃木材やコンクリートなどを選別・処理し、リサイクル資源として活用する事業を展開しています。その専門性は外部からも評価されており、佐賀大学で環境問題に関する講演を行った実績があります。解体工事だけでなく、その後の宅地造成やアスベスト調査なども依頼できるため、土地の利用計画まで含めた相談がしやすい体制です。
大学で講演を行う点は、業者選びの参考になります。自社の事業内容や技術を客観的に整理し、学生や一般の方にも分かりやすく説明できる能力があると考えられるからです。特に、解体工事と環境問題は密接に関わっており、廃棄物の適切な処理やリサイクルには専門的な知識が欠かせません。こうした分野で「教える側」に立てるほどの知識を持つ業者であれば、環境に配慮した丁寧な工事を期待しやすいでしょう。
- 佐賀大学で環境分野に関する講演実績
- 解体、廃棄物の中間処理、再資源化まで自社で一貫対応
- 解体後の宅地造成やアスベスト調査にも対応
合同会社ウィング
合同会社ウィングは、2022年に設立された解体業者です。第三者サイトでは、利用者から平均4.9という高い評価を得ています。寄せられた口コミには「見積もりが分かりやすい」「対応が迅速で丁寧」といった、コミュニケーションに関する内容が多く見られます。作業そのものについても、特に解体後の整地の仕上がりが綺麗である点が特徴です。佐賀県と福岡県の産業廃棄物収集運搬業許可を保有しており、解体工事から廃棄物の処理まで一貫して任せられます。
設立年が新しいにもかかわらず、利用者からこれだけ高い評価が集まっているのは、一つひとつの業務を丁寧に行っている結果だと考えられます。特に「仕上がりが綺麗」という評価は、解体した土地を売却したり、新しく家を建てたりすることを考えている方にとって、大切な判断材料になります。ただ建物を壊して更地にするだけでなく、次の活用がしやすいように整地する意識を持っている業者であれば、安心して工事を任せやすいでしょう。
- 第三者サイトで平均4.9の高い利用者評価
- 解体後の整地の仕上がりの丁寧さ
- 補助金申請のサポート実績
株式会社環境STR
株式会社環境STRは、佐賀空港やSAGAサンライズパークといった、県内の主要な公共施設の改修・増築工事を手掛けています。一般住宅から大型施設、橋梁まで対応しており、こうした公共事業の実績は、同社の技術力や安全管理体制を判断する一つの目安になります。また、環境マネジメントの国際規格である「ISO14001」の認証を取得しているほか、一級土木施工管理技士などの国家資格を持つスタッフが多数在籍しています。解体工事から廃棄物の収集運搬、自社の中間処理施設でのリサイクルまでを一貫して管理している点も特徴です。
佐賀空港のような多くの人が利用する公共施設の工事は、一般的な工事に比べて特に厳しい安全基準が設けられています。作業時間や騒音・振動などにも細かな制約がある中で工事をやり遂げた経験は、技術力の高さを示していると見ることができます。個人住宅の解体であっても、近隣への配慮が重要になる点は同じです。多くの人が行き交う場所での工事で培われた高いレベルの安全管理は、住宅が密集するエリアでの工事を依頼する際の安心材料になるでしょう。
- 佐賀空港やSAGAサンライズパークなど公共性の高い工事実績
- 環境マネジメントの国際規格「ISO14001」を取得
- 解体から収集運搬、自社中間処理施設でのリサイクルまで一貫管理
大坪産業株式会社
大坪産業株式会社は、1960年に創業した佐賀県のリサイクル専門企業です。解体工事で発生した金属などの廃棄物を、自社が持つ大規模な処理施設で資源化し、海外へ輸出するまでを一貫して手掛けています。解体から廃棄物の最終処分までを一つの会社で対応できるため、不法投棄などの心配がなく、安心して工事を任せることができます。環境に関する国際規格「ISO14001」を取得しているほか、地域の清掃活動や中学生の職場体験受け入れなども積極的に行っています。
同社が取得している「ISO14001」は、業者選びの際に参考になる国際規格です。これは、環境に配慮した事業活動を行うための仕組みが、国際的な基準を満たしていることを示します。具体的には、工事の騒音や粉じんをどう管理するか、廃棄物をどう適切に処理するかといった計画を立て、実行し、常に見直す体制が整っているということです。創業60年以上の会社がこうした新しい仕組みを維持している点から、環境問題に対する真摯な姿勢がうかがえます。
- 1960年創業の総合リサイクル企業
- 環境国際規格「ISO14001」の認証を取得
- 解体から金属リサイクルまで自社で一貫対応
株式会社サンワ環境
株式会社サンワ環境は、解体工事からその後の土地売却まで、一つの窓口で相談できる会社です。建設業、産業廃棄物処分業、不動産業の免許をすべて自社で取得しているため、解体後の不用品処分や土地の造成、売却まで、別の業者を探す手間がありません。複数の業者に依頼する場合と比べて、費用を抑えやすいという利点もあります。第三者サイトの口コミ評価は平均4.8と高く、特に説明の丁寧さについて評価する声が多く見られます。
「親から相続した空き家を整理して、最終的には現金化したい」といった相談は少なくありません。多くの解体業者は建物を壊すまでが仕事ですが、サンワ環境は自社に不動産部門があるため、解体後の土地売却まで見据えた提案ができます。単に解体費用がいくらかかるかだけでなく、土地がいくらで売れそうか、そのためにはどのような整地が必要かなど、最終的な手残りを増やすための相談ができる点は心強いでしょう。説明が丁寧だと評価されているのも、こうした全体を見通した提案ができるからだと考えられます。
- 解体から不用品処分、土地売却まで対応する一貫体制
- 第三者口コミサイトで平均4.8の高い評価
- 自社で中間処理場と不動産業の免許を保有
株式会社丸信開発工業
株式会社丸信開発工業は、1985年に設立された解体工事業者です。佐賀県では、旧県立病院(好生館)やイオン佐賀店、多くの中学校といった、地域の誰もが知る建物の解体を手掛けてきました。このような公共性の高い大規模な工事には、高い技術力と厳格な安全管理体制が求められます。また、同社は解体工事で発生した産業廃棄物を、自社グループの中間処理施設で処理できる体制を整えています。これにより、工事費に含まれる中間マージンを抑えられるほか、廃棄物が最終的にどこでどのように処理されるのかが明確になります。
県立病院や大型商業施設など、地域で長く親しまれてきた建物の解体は、特に慎重さが求められる工事です。工事の規模が大きいだけでなく、多くの地域住民が注目する中で、騒音や安全への配慮を徹底しなくてはなりません。こうした工事をいくつも手掛けてきたという事実は、高い技術力はもちろん、近隣住民や行政など、多くの関係者と丁寧な調整を進める能力があるといえます。個人の住宅解体であっても、周辺への配慮が不可欠なことに変わりはありません。大規模工事で培われた経験は、あらゆる現場での安心感につながると考えられます。
- 旧県立病院やイオンなど公共性の高い建物の解体実績
- 1985年設立、従業員41名という事業基盤
- 解体から中間処理まで自社グループで対応する一貫体制
株式会社AceFactory
株式会社AceFactoryは、佐賀市を拠点に活動する解体業者です。これまでに1000件以上の施工実績があり、一般家屋からマンション、庭の撤去まで、住宅に関連する様々な解体工事を手掛けてきました。特に重視しているのが、近隣住民への配慮です。工事前の挨拶回りをはじめ、作業中の騒音や粉塵への対策、残置物の処理に至るまで、丁寧な対応を心がけています。
1000件を超える施工実績は、業者選定の参考になる数字です。多くの現場を経験していることから、様々な状況への対応力が期待できます。また、代表が女性である点も特徴の一つです。解体工事は、技術力だけでなく近隣住民との円滑なコミュニケーションも大切になります。その点で、同社が掲げる細やかな配慮を重視する方針は、安心して工事を任せたいと考える方にとって、判断材料の一つになるかもしれません。
- 1000件を超える住宅解体の施工実績
- 女性代表が重視する近隣への細やかな配慮
- 木造家屋からマンション、庭の撤去まで幅広く対応
株式会社纏
株式会社纏は、佐賀県を拠点に九州一円で解体工事を手掛けています。対応範囲は戸建て住宅や大型ビルだけでなく、内装解体や土木工作物の撤去まで多岐にわたります。他社では対応が難しいとされる案件も積極的に引き受けている点が特徴です。また、解体工事で発生する産業廃棄物の収集運搬も自社で一貫して行っています。佐賀県と福岡県で産業廃棄物収集運搬業の許可を得ているため、県をまたぐ工事でも手続きがスムーズに進みます。
「他社が断るような案件にも対応する」という姿勢は、業者選びの参考になります。一般的に、事業者は対応可能な工事だけを請け負う方が効率的です。それでも難しい案件に挑戦するということは、それだけ多くの現場を経験し、様々な状況に対応できる技術やノウハウがあることの裏付けとも考えられます。工事の条件が特殊であったり、過去に他の業者に断られた経験があったりする場合でも、一度相談してみる価値はあるかもしれません。
- 難易度の高い解体工事への積極的な対応
- 戸建てから大型ビル、土木工作物まで幅広い解体実績
- 九州一円をカバーする広域な対応エリア
有限会社イデント
有限会社イデントは、佐賀市を拠点に25年以上、不用品回収業を営んできました。その専門性を活かし、家一軒まるごとの片付けから解体工事までを一貫して請け負っているのが特徴です。解体に伴う家財道具の処分や工事で発生する廃棄物の処理も、すべて同社で対応できます。また、環境省が定めた「エコアクション21」の認証を取得しており、廃棄物の適正な処理や環境負荷の低減に取り組んでいることが分かります。利用者からは「作業が早く、すぐにきれいになった」という声が寄せられています。
「エコアクション21」の認証は、その業者が環境への配慮を自主的かつ継続的に行っていることを示す指標の一つになります。解体工事では大量の廃棄物が出るため、それらが法令に沿って正しく処理されるかは、依頼する側にとって重要なポイントです。このような第三者機関の認証を受けていることは、廃棄物処理に関する信頼性を判断する上での参考になります。不法投棄などの心配をせず、安心して工事を任せたいと考える方にとって、確認しておきたい情報と言えるでしょう。
- 環境認証「エコアクション21」の取得
- 不用品回収から解体までの一貫対応
- 佐賀、福岡、長崎、大分4県での廃棄物収集運搬許可
佐賀市の解体業者が見つかりませんでした。
業者選びの「5つのポイント」と合わせて確認!よくある質問Q&A
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
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「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
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それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
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いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
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相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
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いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。




解体業者とのやり取りは電話やウェブサイトが中心ですが、同社のように専門の店舗があると、不動産会社や銀行を訪ねるように、直接相談できる安心感があります。特に、初めて解体工事を依頼する方や、相続問題が絡む複雑な事情がある方にとって、資料を見ながら担当者の顔を見て話せる環境は心強いでしょう。佐賀県で多くの人に選ばれている背景には、こうした利用者の不安に寄り添う姿勢があるのかもしれません。