埼玉県春日部市の解体業者一覧7社
春日部市の解体業者をお探しの方へ。
「スッキリ解体」が、春日部市に所在する7社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
このページでは、まず優良な解体業者の選び方を解説し、その後に「春日部市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
優良な解体業者の選び方【5つのポイント】
安心して依頼できる解体業者を選ぶ際にチェックするべき 5つのポイントをご紹介します。
基準1:建設業許可の保有・解体工事業の登録がされていること
解体工事を行うためには、「建設業許可」の保有または「解体工事業の登録」のいずれかが必要です。 許可・登録がない状態で解体工事を行うことは違法行為にあたるため、必ずどちらかを保有・登録している業者を選びましょう。
- 建設業許可(解体工事業)
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解体工事においては1件の請負金額が 500万円以上(税込)の工事を行う場合に必要となる許可。
- 解体工事業の登録
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解体工事を請け負うための登録。ただし1件の請負金額が 500万円未満(税込)の工事のみ請け負える。
解体工事を請け負う業者が無許可だと判明した場合、建設業法違反により 工事中止命令や、 営業停止処分が下されることがあります。その場合、解体工事の予定は大幅に遅れ、費用も時間も余計にかかってしまうことになりかねません。
また、コンプライアンス意識や技術力の不足により 「不法投棄・現場での事故」を起こす可能性もあります。業者が許可の保有・登録を行っているかは事前に必ず確認しましょう。
基準2:産業廃棄物収集運搬業許可を保有していること
産業廃棄物を収集運搬する資格である 「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得するには、指定の講習や経営状況などの要件をクリアする必要があるため、 会社としての信頼の裏付けになります。
- 運搬車両・車両保管の要件
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廃棄物の種類に応じて、飛散や流出を防ぐ構造であることが求められます(土砂を運ぶダンプにシートをかけられる、液体を運ぶタンクローリーに漏洩防止措置があるなど)。また、運搬車両を適切に保管できる駐車場を確保しなければいけません。
- 講習会の修了
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日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)が実施する「産業廃棄物収集・運搬課程」の講習会を受講し、試験に合格して修了証を取得している必要があります。つまり「 収取運搬に必要な知識を習得しているか」が求められます。
- 利益・債務超過の要件
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直近3年間の決算書において、経常利益や当期純利益がマイナスでないことや、貸借対照表において負債総額が資産総額を上回る「債務超過」の状態でないことが原則です。つまり 「経営的に安定しているか」が審査されます。
- 事業内容の明確化
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取り扱う産業廃棄物の種類、運搬方法や使用する車両、適正な処理ルートなどを明確化する義務があります。廃棄物をどこからどこへ、どのように運ぶかを決定します。つまり「 廃棄物を適切に処理することの証明」をしなくてはいけません。
また、産業廃棄物収集運搬許可を持っていることで、 解体業者にとって最適なルートでゴミを処分できるというメリットもあります。処分を外部に委託するケースと比べて費用を抑えやすい傾向があります。
運営者 稲垣
廃棄物の処分費用は一律ではなく、処分場によって変動があります。木材はAの処分場、鉄くずはBの処分場へ持ち運ぶなどして、処分コストを抑える工夫をしている業者もいるため、自社で許可を保有していることが望ましいと言えます。
基準3:過去に違反歴がないこと
解体業者が違法工事や不法投棄を行うと違反歴がつきます。 創業 し て から違反歴が一切ないことも信頼の証です。
違反歴を依頼者自身で確認する場合は、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」や、産業廃棄物処理事業振興財団の「許可取消処分情報」で検索できます。
違反歴があるからといって必ずしも危険な業者とは限りませんが、 安全意識の高さを判断する基準としては有効です。
基準4:自社でホームページを保有していること
解体業者が自社でホームページを保有していると、様々な情報を調べられます。
一般的には「会社概要」「事業案内」「施工実績」「経営理念」「設備・施設案内」「スタッフ紹介」「保有資格」「企業の強み」「お客様の声」「ブログ・SNS」などが掲載されています。
中には、 施工実績を写真つきで公開している解体業者や、 明瞭な料金体系を掲載している業者も存在します。「ホームページにどんなことが書いてあるか」を比較し、業者の信頼度を見極めましょう。
運営者 稲垣
詳細で具体的な公開情報は、お客様に隠しごとをしないという誠意の証でもあります。
また、優良な解体業者は普段から工事の経過を写真に収めています。それにより 作業
の正当性や透明性を証明しているため、詳細な現場の写真を公開できること自体も信頼に繋がります。
基準5:公共工事を請け負った経験があること
国や地方自治体から発注される公共工事を請け負っていることも、信頼性を判断する1つの基準となります。
公共工事とは「水道・道路・鉄道・ダム・公園・学校」などを対象にした、社会基盤に携わる工事を指します。公共工事を請け負うためにはいくつか条件があり、それらを満たすことで信頼性の裏付けになります。
- 経営事項審査
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公共工事の入札に参加するには経営事項審査を受ける必要があります。この審査では企業の経営状況、技術力、社会性、過去の実績など様々な観点から企業の実力が審査されます。公共工事を請け負えるのは、 企業の経営基盤や技術力が一定水準以上である証です。
- 入札・契約制度
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一般競争入札が採用されることが多く、価格だけでなく技術提案も含めた総合的な評価によって発注先を決定します。これにより、安かろう悪かろうの業者は排除され、 技術力や実績のある優良な業者が選ばれやすいと言えます。
- 履行保証制度
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万が一、業者が倒産したり、自己都合で工事を放棄したりした場合に備えて、契約保証金や履行保証保険への加入が義務付けられています。これにより工事が中断しても保証機関が代替業者を探すなどして、 工事の完成が保証されます。
運営者 稲垣
公共工事は審査と入札によって、工事品質の低い業者が簡単に請け負えないようなシステムになっています。公共工事の実績はホームページで公開している場合も多いので、依頼前に確認しておきましょう。
以下の記事ではさらに網羅的な業者の選び方を紹介しています。「どうしてそれが優良業者の裏付けになるのか」といった、 各基準における専門家の詳細な解説が読めますのでぜひご確認ください。
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
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企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
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春日部市の解体業者一覧
春日部市の解体業者、全7社をご紹介します。
株式会社VENUS
株式会社VENUSは、埼玉・東京など1都4県を中心に活動する解体専門業者です。解体業や産業廃棄物収集運搬業の許認可番号を自社のウェブサイトで公開しているため、依頼前に正規の業者であるかを確認できます。支払い方法も、クレジットカード決済や解体ローンに対応しています。創業以来、無事故・無違反を継続しており、万が一の事故に備える損害賠償保険にも加入済みです。
- ウェブサイトで解体業などの許認可番号を公開
- クレジットカードや解体ローンでの支払いに対応
- 損害賠償保険に加入済みで、創業から無事故・無違反を継続"
有限会社サプライ
有限会社サプライは、解体工事とその後の土地活用をまとめて相談できる会社です。建物の解体はもちろん、造成や新築の外構工事、土地の売却までを一つの窓口で受け付けています。同社は建設業、宅地建物取引業、産業廃棄物収集運搬業の許可を自社で取得しているため、それぞれの専門分野を外部に委託することなく進められるのが特徴です。これにより、依頼者の手間が省けるだけでなく、工事全体のスムーズな進行が期待できます。
解体後の土地活用まで見据えた「ワンストップサービス」を掲げる業者は少なくありませんが、不動産取引などは外部の不動産会社に委託するケースが一般的です。その点、有限会社サプライは「建設業」と「宅地建物取引業」の両方の許可を自社で取得しています。工事の担当と不動産取引の担当が同じ会社内にいるため、情報の連携がスムーズに進みやすいでしょう。解体から土地の売却まで、複数の業者とやり取りする手間を省きたい場合に相談しやすい業者です。
- 解体、造成、外構、不動産売却までをまとめて対応
- 建設業、宅建業、産廃業の許可を自社で保有
- 複数工程の同時進行で、工期短縮や費用抑制を期待できる
金杉建設株式会社
金杉建設株式会社は、1950年創業の総合建設会社です。国土交通省や埼玉県などの公共事業を75年近く手掛けてきた実績があります。公共工事で求められる厳しい基準に沿った品質管理や安全対策が、一般の解体工事にも活かされている点が特徴です。また、ドローン測量やICT建機といった技術を導入しており、精度の高い施工が期待できます。国から「災害時の事業継続力(BCP)」の認定も受けているため、経営基盤が安定している会社に依頼したい場合、有力な選択肢の一つになります。
「BCP認定」という言葉は聞き慣れないかもしれませんが、業者選びの参考になる情報です。これは、大きな災害が起きても事業を続けられる体制が整っていることを国が認定する制度を指します。工事を依頼する側から見れば、「工事の途中で会社がなくなってしまう」といった万が一のリスクが低いことを示す一つの目安になります。長期にわたる工事を依頼する場合など、会社の経営的な安定性を重視する方にとっては、特に安心材料となるでしょう。
- 国土交通省や埼玉県など、公共事業で求められる水準の品質・安全管理体制
- ドローンやICT(情報通信技術)を建設現場に導入
- 国の「防災・減災対策の計画(BCP)」認定を受けた事業継続力と安定した経営基盤
株式会社佐藤建設
株式会社佐藤建設は、40年以上にわたり春日部市で事業を展開する総合建設会社です。ガソリンスタンドのような危険物施設の建設も手掛けており、その経験は解体工事の安全管理にも活かされています。同社の特徴は、建物を解体した後の新築まで任せられる点です。特に倉庫や工場といった事業用建物の建て替えでは、「yess建築」という工法を用いることで、費用を抑え、工期を短縮した提案が可能です。土地の活用まで見据えた相談ができます。
ガソリンスタンドの建設経験があるという点は、業者の安全意識を判断する上で参考になります。ガソリンスタンドの工事では、万が一の火災や有害物質の漏洩が大きな事故につながるため、一般的な工事とは比較にならないほど厳格な安全対策が求められます。そうした現場を数多く経験している業者であれば、住宅の解体工事においても、周辺への配慮や作業員の安全確保を徹底してくれると期待できます。
- ガソリンスタンドなど危険物施設の建設実績に基づく安全管理
- 解体から新築までワンストップで対応し、土地の再活用をサポート
- 倉庫や工場を低価格・短工期で建てる「yess建築」の正規ビルダー
有限会社坂巻土建
有限会社坂巻土建は、1970年に春日部市で創業し、55年以上にわたって事業を続けてきました。親子三代にわたり、地域に密着した営業を続けているのが特徴です。大きな広告宣伝は行わず、これまでの仕事の評判が主な受注につながっています。延べ床約20坪の木造住宅を5日間で解体完了させた実績もあり、手際の良さがうかがえます。長く地域で事業を続けている業者なので、近隣への配慮なども含めて安心して相談できるでしょう。
延べ床20坪の住宅解体を5日間で終えた、という点は注目すべきです。これは単に作業が速いだけでなく、事前の段取りが非常にしっかりしていることを示しています。どの重機をいつ入れるか、解体した廃材を運び出すトラックを何時に手配するか、作業員がどう動くか。こうした計画に無駄がないからこそ実現できる速さです。現場がスムーズに進むことは、工期が短くなるだけでなく、余計な費用を抑えることにもつながります。
- 1970年創業、春日部市で親子三代続く営業実績
- 延べ床約20坪の住宅を5日間で完了させる工程管理
- 広告宣伝に頼らず、口コミを中心に受注する事業方針
有限会社たかはし
有限会社たかはしは、2000年に創業し、関東一帯で解体工事を手掛けています。特に、大手ハウスメーカーからの依頼を継続的に請け負っている点が特徴です。見積もりから施工、廃棄物の処理にいたるまで、すべての工程を下請け業者に任せず自社で完結させています。そのため、担当者間の情報共有がスムーズで、責任の所在もはっきりしています。また、環境への配慮として「廃棄物リサイクル率100%」を目標に掲げています。
解体業者を選ぶ際、「自社施工」であるかどうかは一つの判断材料になります。有限会社たかはしのように、見積もりから廃棄物の処理までを一貫して自社で担う体制の場合、工程ごとの品質が安定しやすいという利点があります。依頼する側にとっても窓口が一つで分かりやすく、何かあった際の責任の所在も明確です。品質管理が厳しく求められる工事を検討している場合、こうした体制は安心材料になるでしょう。
- 大手ハウスメーカーの工事を継続的に受注する施工水準
- 見積もりから廃棄物処理まで自社施工
- 廃棄物リサイクル率100%を目標とした環境への配慮
株式会社ネクスト
春日部市の解体業者が見つかりませんでした。
業者選びの「5つのポイント」と合わせて確認!よくある質問Q&A
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
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「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
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それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
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いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
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相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
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いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。




解体業者を選ぶ際、その会社が本当に信頼できるかを見極めるのは簡単ではありません。許認可を持った正規の業者かどうかは、必ず確認したい点です。VENUSのように、ウェブサイトで許認可番号をはっきりと公開している業者は、安心して相談しやすいでしょう。また、クレジットカードやローンなど支払い方法の選択肢が多いことも、いざという時に頼りになります。会社の歴史の長さだけでなく、こうした情報公開の姿勢やサービスの柔軟さも、業者を選ぶ上で大切な判断基準になります。