埼玉県川口市の解体業者一覧21社
川口市の解体業者をお探しの方へ。
「スッキリ解体」が、川口市に所在する21社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
このページでは、まず優良な解体業者の選び方を解説し、その後に「川口市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
優良な解体業者の選び方【5つのポイント】
安心して依頼できる解体業者を選ぶ際にチェックするべき 5つのポイントをご紹介します。
基準1:建設業許可の保有・解体工事業の登録がされていること
解体工事を行うためには、「建設業許可」の保有または「解体工事業の登録」のいずれかが必要です。 許可・登録がない状態で解体工事を行うことは違法行為にあたるため、必ずどちらかを保有・登録している業者を選びましょう。
- 建設業許可(解体工事業)
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解体工事においては1件の請負金額が 500万円以上(税込)の工事を行う場合に必要となる許可。
- 解体工事業の登録
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解体工事を請け負うための登録。ただし1件の請負金額が 500万円未満(税込)の工事のみ請け負える。
解体工事を請け負う業者が無許可だと判明した場合、建設業法違反により 工事中止命令や、 営業停止処分が下されることがあります。その場合、解体工事の予定は大幅に遅れ、費用も時間も余計にかかってしまうことになりかねません。
また、コンプライアンス意識や技術力の不足により 「不法投棄・現場での事故」を起こす可能性もあります。業者が許可の保有・登録を行っているかは事前に必ず確認しましょう。
基準2:産業廃棄物収集運搬業許可を保有していること
産業廃棄物を収集運搬する資格である 「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得するには、指定の講習や経営状況などの要件をクリアする必要があるため、 会社としての信頼の裏付けになります。
- 運搬車両・車両保管の要件
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廃棄物の種類に応じて、飛散や流出を防ぐ構造であることが求められます(土砂を運ぶダンプにシートをかけられる、液体を運ぶタンクローリーに漏洩防止措置があるなど)。また、運搬車両を適切に保管できる駐車場を確保しなければいけません。
- 講習会の修了
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日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)が実施する「産業廃棄物収集・運搬課程」の講習会を受講し、試験に合格して修了証を取得している必要があります。つまり「 収取運搬に必要な知識を習得しているか」が求められます。
- 利益・債務超過の要件
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直近3年間の決算書において、経常利益や当期純利益がマイナスでないことや、貸借対照表において負債総額が資産総額を上回る「債務超過」の状態でないことが原則です。つまり 「経営的に安定しているか」が審査されます。
- 事業内容の明確化
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取り扱う産業廃棄物の種類、運搬方法や使用する車両、適正な処理ルートなどを明確化する義務があります。廃棄物をどこからどこへ、どのように運ぶかを決定します。つまり「 廃棄物を適切に処理することの証明」をしなくてはいけません。
また、産業廃棄物収集運搬許可を持っていることで、 解体業者にとって最適なルートでゴミを処分できるというメリットもあります。処分を外部に委託するケースと比べて費用を抑えやすい傾向があります。
運営者 稲垣
廃棄物の処分費用は一律ではなく、処分場によって変動があります。木材はAの処分場、鉄くずはBの処分場へ持ち運ぶなどして、処分コストを抑える工夫をしている業者もいるため、自社で許可を保有していることが望ましいと言えます。
基準3:過去に違反歴がないこと
解体業者が違法工事や不法投棄を行うと違反歴がつきます。 創業 し て から違反歴が一切ないことも信頼の証です。
違反歴を依頼者自身で確認する場合は、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」や、産業廃棄物処理事業振興財団の「許可取消処分情報」で検索できます。
違反歴があるからといって必ずしも危険な業者とは限りませんが、 安全意識の高さを判断する基準としては有効です。
基準4:自社でホームページを保有していること
解体業者が自社でホームページを保有していると、様々な情報を調べられます。
一般的には「会社概要」「事業案内」「施工実績」「経営理念」「設備・施設案内」「スタッフ紹介」「保有資格」「企業の強み」「お客様の声」「ブログ・SNS」などが掲載されています。
中には、 施工実績を写真つきで公開している解体業者や、 明瞭な料金体系を掲載している業者も存在します。「ホームページにどんなことが書いてあるか」を比較し、業者の信頼度を見極めましょう。
運営者 稲垣
詳細で具体的な公開情報は、お客様に隠しごとをしないという誠意の証でもあります。
また、優良な解体業者は普段から工事の経過を写真に収めています。それにより 作業
の正当性や透明性を証明しているため、詳細な現場の写真を公開できること自体も信頼に繋がります。
基準5:公共工事を請け負った経験があること
国や地方自治体から発注される公共工事を請け負っていることも、信頼性を判断する1つの基準となります。
公共工事とは「水道・道路・鉄道・ダム・公園・学校」などを対象にした、社会基盤に携わる工事を指します。公共工事を請け負うためにはいくつか条件があり、それらを満たすことで信頼性の裏付けになります。
- 経営事項審査
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公共工事の入札に参加するには経営事項審査を受ける必要があります。この審査では企業の経営状況、技術力、社会性、過去の実績など様々な観点から企業の実力が審査されます。公共工事を請け負えるのは、 企業の経営基盤や技術力が一定水準以上である証です。
- 入札・契約制度
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一般競争入札が採用されることが多く、価格だけでなく技術提案も含めた総合的な評価によって発注先を決定します。これにより、安かろう悪かろうの業者は排除され、 技術力や実績のある優良な業者が選ばれやすいと言えます。
- 履行保証制度
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万が一、業者が倒産したり、自己都合で工事を放棄したりした場合に備えて、契約保証金や履行保証保険への加入が義務付けられています。これにより工事が中断しても保証機関が代替業者を探すなどして、 工事の完成が保証されます。
運営者 稲垣
公共工事は審査と入札によって、工事品質の低い業者が簡単に請け負えないようなシステムになっています。公共工事の実績はホームページで公開している場合も多いので、依頼前に確認しておきましょう。
以下の記事ではさらに網羅的な業者の選び方を紹介しています。「どうしてそれが優良業者の裏付けになるのか」といった、 各基準における専門家の詳細な解説が読めますのでぜひご確認ください。
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
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企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
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川口市の解体業者一覧
川口市の解体業者、全21社をご紹介します。
株式会社滝口興業
株式会社滝口興業は、創業から40年以上にわたり解体工事を手掛けている会社です。国土交通省や大手の土地開発事業者から直接工事を請け負ってきた実績があります。同社の特徴は、解体工事だけでなく、産業廃棄物の処理や不動産の売買までをグループ内ですべて行える点です。そのため、解体後の土地活用や売却についてもまとめて相談を進めることができます。複数の業者を探してそれぞれと交渉する手間を省きたい場合に適しています。
- 創業40年以上の業歴と、国土交通省からの直接受注実績
- 解体、産業廃棄物処理、不動産売買までを担うグループ一貫体制
- 高層ビル解体用の高所破砕機など、自社で重機を20台保有
株式会社内山商事
株式会社内山商事は、1969年に設立された川口市の建設業者です。一般的な解体工事に加えて、建物を壊さずにそのまま移動させる「曳家(ひきや)工事」や、地盤沈下などで傾いた建物を水平に直す「嵩上げ(かさあげ)工事」といった専門的な技術を持っています。こうした技術力を背景に、埼玉県や川口市といった行政からの公共工事も受注しています。また、品質管理の国際規格であるISO認証を取得しているほか、埼玉県の「SDGsパートナー」にも登録されています。
「曳家」や「嵩上げ」は、対応できる業者が限られる専門的な工事です。単に壊すのとは異なり、どの柱が建物を支えているか、どの順番で作業すれば安全に動かせるかといった、構造への深い知識がなければ実施できません。このような繊細な作業ができる業者であれば、住宅密集地での解体など、特に慎重さが求められる工事も安心して相談しやすいでしょう。「壊す」だけでなく「残す」という選択肢を具体的に提案できる点が、この業者の特徴です。
- 建物を壊さずに動かす「曳家工事」、傾きを修正する「嵩上げ工事」に対応
- 1969年創業、埼玉県や川口市などからの公共工事実績
- ISO認証の取得や埼玉県の「SDGsパートナー」への登録
株式会社Heiseiコーポレーション
株式会社Heiseiコーポレーションは、21年にわたって解体工事を手掛けている専門業者です。木造家屋から鉄骨造の大型建築物まで、さまざまな現場での作業経験があります。同社は、解体を「お客様の歴史や物語を閉じる仕事」と位置づけ、依頼者の心情を大切にする姿勢を理念として掲げています。また、公式サイトでは建設業許可番号や加入している保険の種類を明記しており、企業の基本情報を誰でも確認できる状態にしています。相談や見積もりは無料です。
自分の家を解体するとき、「ただ壊すのではなく、丁寧に扱ってほしい」と感じる方は少なくありません。そうした気持ちに応えようとする姿勢は、業者の企業理念に表れることがあります。この会社が掲げる「歴史を閉じる仕事」という言葉は、一つの判断材料になります。技術力に加えて、現場での配慮や依頼者とのコミュニケーションを重視している業者を選ぶことは、特に思い入れのある建物を解体する際の安心につながるでしょう。
- 21年の経験を持つ技術者が工事を指揮
- 「お客様の歴史を閉じる仕事」という理念
- 公式サイトに許可番号や加入保険を明記
株式会社ダイコク
株式会社ダイコクは、川口市を中心に累計7,000棟以上の解体工事を手掛けてきた専門業者です。同社の特徴として、近隣への挨拶をスーツ着用の専門スタッフが行う点が挙げられます。工事前に丁寧な説明を行うことで、周辺住民の不安を和らげ、トラブルを起きにくくする配慮が見られます。さらに、万が一の事故に備え、免責金額のない賠償責任保険に加入しています。これは、事故の規模にかかわらず、補修費用などが1円から保険でカバーされることを意味します。
解体工事で最も心配なことの一つが、ご近所とのトラブルです。その点で、作業着ではなくスーツ姿のスタッフが事前に挨拶に訪れるという対応は、近隣の方に安心感を与えやすいでしょう。「しっかりと対応してくれそうだ」という第一印象が、工事への理解につながることもあります。
また、免責金額が設定されていない保険に加入している点も、業者選びの参考になります。一般的な保険では、隣家の外壁に小さな傷をつけた場合など、少額の損害は保険の対象外になることがありますが、この保険なら施主が費用を負担することなく対応してもらえます。こうした細やかな配慮は、安心して工事を見守るための大切な要素です。
- 川口市3,000棟以上、累計7,000棟の施工実績
- スーツを着用した専門スタッフによる近隣挨拶
- 免責金額が設定されていない賠償責任保険に加入
株式会社小櫃興業
株式会社小櫃興業は、川口市で親子二代、30年以上にわたり事業を続けている解体業者です。広告営業は行っておらず、仕事のほとんどが以前の顧客や地域の方からの紹介で成り立っています。特徴の一つは、廃棄物の処分費用を抑える仕組みがある点です。解体で出た土やコンクリートガラを自社でリサイクル利用するため、その分、依頼者の費用負担を軽減することにつながります。また、もともと外構工事を手掛けているため、万が一作業中に隣家の塀などを傷つけてしまった場合でも、外注せずに自社で補修まで対応できる体制が整っています。
広告宣伝を行わず、仕事の多くを顧客からの紹介で獲得している点は、地域での評価を判断する一つの材料になります。実際に工事をお願いした顧客が工事内容に納得していなければ、他の人への紹介にはつながらないからです。また、解体工事を依頼する際、気になる点の一つが近隣への影響です。解体後に外構工事を考えている場合、通常は別の会社に依頼するため、対応に時間がかかります。その点、外構工事を手掛けている同社であれば、自社で迅速に作業を行えるため、工事を見守る施主の精神的な負担を和らげることにつながるでしょう。
- 広告営業は行わず仕事のほとんどが顧客からの紹介
- 土やコンクリートガラを自社で再利用し処分費用を削減
- 外構工事の技術を活かし万が一の隣家補修も自社で対応
株式会社琉和
株式会社琉和は、技術者を自社で育成する体制を整えています。作業員ごとの技術のばらつきが少なく、チームとして連携が取りやすいのが特徴です。設備面では、40tクラスの低騒音型重機を導入しているため、大きな建物の解体時でも周辺への騒音を抑えることができます。「佐野日大1号校舎」のような大規模な解体実績もあり、アスベストの資格保有者も20名在籍していることから、様々な現場に柔軟に対応できる体制が整っていることがわかります。
技術者を自社で育てるという点は、業者選びの参考になります。解体はチームで行う作業のため、職人ごとの技術力や安全意識が揃っていることは、工事全体の品質安定につながるからです。ベテランから若手へ技術を継承する仕組みが社内にあることは、安心して工事を任せられる一つの目安になります。また、大型重機に「低騒音型」を選んでいることにも注目です。これは、施主だけでなく近隣住民のことも考えているという姿勢の表れであり、トラブルを未然に防ぎたいという配慮が感じられます。
- 技術レベルの均一化を図るための「技術者の自社養成」
- 近隣に配慮した40tクラスの低騒音型大型重機を導入
- 20名のアスベスト資格保有者が在籍し専門工事に対応
阿部解体工業株式会社
2018年に設立された解体業者です。工事はすべて自社のスタッフと重機で行い、さらに半期に一度の勉強会を開いて業務効率の改善に取り組んでいます。こうした姿勢が、工期の短縮や費用の抑制につながっています。事前の害虫駆除が必要だったゴミ屋敷の解体や、周辺家屋の調査を行った上での軟弱地盤での工事など、追加の対応が求められる現場の経験も持っています。行政への各種届出やインフラ関連の手続きも代行しており、解体工事に伴う事務的な負担を減らしたい場合にも相談しやすいでしょう。
「安くて早い」ことを特徴とする業者は多いですが、なぜそれが可能なのか、理由に注目すると良いでしょう。この会社の場合、「半期に一度の勉強会」で効率化を図っていると具体的に公表している点は参考になります。これは、単に価格を下げるだけでなく、組織として継続的に作業方法を見直していることの表れです。そうした日々の改善が、イレギュラーな事態が起きやすい現場での柔軟な対応力にもつながり、結果的にスムーズな工事と納得のいく費用を実現していると考えられます。
- 完全自社施工と定期的な勉強会による効率的な工事
- ゴミ屋敷や軟弱地盤といった特殊な現場での解体実績
- 行政やインフラ関連の各種手続き代行
アイエス株式会社
アイエス株式会社は、スタッフの明るい人柄と丁寧なコミュニケーションを大切にしている解体業者です。代表のイシケマル氏はトルコ出身で、現場の良好な雰囲気を重視しています。問い合わせから工事完了まで全ての工程を自社で担当するため、外部業者に支払う中間マージンが発生しません。これにより、費用を抑えながら安定した品質の工事が期待できます。また、工事前の近隣への挨拶回りを徹底するなど、地域住民との関係づくりにも配慮しています。
解体工事を依頼するとき、現場の職人さんがどんな人柄で、話しやすいかどうかは気になる点です。アイエス株式会社は、スタッフが施主や近隣の方へ積極的に挨拶するなど、現場でのコミュニケーションを大切にしています。工事中に何か気になったことがあっても、現場で直接声をかけやすい雰囲気があれば、施主の安心感につながります。特に初めて解体工事を依頼する方にとって、技術力だけでなく、こうしたスタッフの人柄や相談のしやすさも業者を選ぶ上で参考になるポイントです。
- 現場スタッフの明るい人柄と丁寧な近隣挨拶
- 問い合わせから引き渡しまで自社で対応
- 物置解体からRC造の大規模工事まで対応可能
株式会社トラスト
解体工事から、その後の造成、外構工事までを自社で一貫して行っている業者です。工程ごとに別々の業者へ依頼する必要がないため、発注の手間が省けます。また、業者間の調整にかかる費用や中間マージンが発生しない仕組みです。従業員の身なりや言葉遣いといったマナー教育に力を入れている点も特徴として挙げています。
通常、解体・造成・外構工事はそれぞれ別の専門業者に依頼することが多く、その都度打ち合わせの手間や費用がかかります。これを一社でまとめて行える場合、窓口が一つに集約されるため、発注者側の負担が軽くなるという利点があります。
- 解体・造成・外構工事までまとめて対応
- 自社施工による中間マージンの削減
- 従業員の礼儀や言葉遣いなどマナー教育の徹底
株式会社リ・モデル
株式会社リ・モデルは、川口市を拠点とする住宅リフォームの専門会社です。解体工事も、あくまでリフォーム全体の一部として捉えているため、その後の工程を見越した作業計画を立てる点に特徴があります。独自の取り組みである「職人交換日記」は、依頼主と現場の職人が工事の進捗や要望を共有するためのツールです。これにより、日々のコミュニケーションが円滑になります。工事完了後には、写真付きの完了報告書が提出され、施工保証も付いています。
リフォームを前提とした解体では、どこまで壊し、どこを残すかの見極めが大切になります。リフォーム全体の流れを理解している会社が解体を担当することで、後の工程がスムーズに進みやすくなります。特に「職人交換日記」のような仕組みは、施主と現場の意思疎通を助ける上で参考になります。職人と直接話す機会が少なくても、日々の進み具合や気になる点を書き残しておけるため、「言った・言わない」といった食い違いを防ぎやすいでしょう。工事中の不安を減らしたい方にとって、心強い仕組みと言えます。
- 住宅リフォームを主軸としたプロジェクト全体の管理
- 職人と顧客が直接やりとりできる「職人交換日記」の導入
- 写真付きの「完了報告書」と「施工保証」の発行
川口市の解体業者が見つかりませんでした。
業者選びの「5つのポイント」と合わせて確認!よくある質問Q&A
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
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「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
-
それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
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いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
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相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
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いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。




解体工事の依頼と並行して、解体後の土地をどうするかを考えなければならないケースは少なくありません。通常、土地の売却は不動産業者に別途依頼する必要がありますが、こちらの会社ではグループ内で不動産売買まで対応しています。工事の担当者と不動産の担当者が社内で連携できるため、情報伝達がスムーズに進みやすいという利点があります。解体からその後の資産整理まで、まとめて相談できる相手を探している人にとっては、心強い選択肢の一つになるでしょう。