静岡県浜松市の解体業者一覧24社 | 2ページ目
浜松市の解体業者をお探しの方へ。
「スッキリ解体」が、浜松市に所在する24社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
このページでは、まず優良な解体業者の選び方を解説し、その後に「浜松市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
優良な解体業者の選び方【5つのポイント】
安心して依頼できる解体業者を選ぶ際にチェックするべき 5つのポイントをご紹介します。
基準1:建設業許可の保有・解体工事業の登録がされていること
解体工事を行うためには、「建設業許可」の保有または「解体工事業の登録」のいずれかが必要です。 許可・登録がない状態で解体工事を行うことは違法行為にあたるため、必ずどちらかを保有・登録している業者を選びましょう。
- 建設業許可(解体工事業)
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解体工事においては1件の請負金額が 500万円以上(税込)の工事を行う場合に必要となる許可。
- 解体工事業の登録
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解体工事を請け負うための登録。ただし1件の請負金額が 500万円未満(税込)の工事のみ請け負える。
解体工事を請け負う業者が無許可だと判明した場合、建設業法違反により 工事中止命令や、 営業停止処分が下されることがあります。その場合、解体工事の予定は大幅に遅れ、費用も時間も余計にかかってしまうことになりかねません。
また、コンプライアンス意識や技術力の不足により 「不法投棄・現場での事故」を起こす可能性もあります。業者が許可の保有・登録を行っているかは事前に必ず確認しましょう。
基準2:産業廃棄物収集運搬業許可を保有していること
産業廃棄物を収集運搬する資格である 「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得するには、指定の講習や経営状況などの要件をクリアする必要があるため、 会社としての信頼の裏付けになります。
- 運搬車両・車両保管の要件
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廃棄物の種類に応じて、飛散や流出を防ぐ構造であることが求められます(土砂を運ぶダンプにシートをかけられる、液体を運ぶタンクローリーに漏洩防止措置があるなど)。また、運搬車両を適切に保管できる駐車場を確保しなければいけません。
- 講習会の修了
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日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)が実施する「産業廃棄物収集・運搬課程」の講習会を受講し、試験に合格して修了証を取得している必要があります。つまり「 収取運搬に必要な知識を習得しているか」が求められます。
- 利益・債務超過の要件
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直近3年間の決算書において、経常利益や当期純利益がマイナスでないことや、貸借対照表において負債総額が資産総額を上回る「債務超過」の状態でないことが原則です。つまり 「経営的に安定しているか」が審査されます。
- 事業内容の明確化
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取り扱う産業廃棄物の種類、運搬方法や使用する車両、適正な処理ルートなどを明確化する義務があります。廃棄物をどこからどこへ、どのように運ぶかを決定します。つまり「 廃棄物を適切に処理することの証明」をしなくてはいけません。
また、産業廃棄物収集運搬許可を持っていることで、 解体業者にとって最適なルートでゴミを処分できるというメリットもあります。処分を外部に委託するケースと比べて費用を抑えやすい傾向があります。
運営者 稲垣
廃棄物の処分費用は一律ではなく、処分場によって変動があります。木材はAの処分場、鉄くずはBの処分場へ持ち運ぶなどして、処分コストを抑える工夫をしている業者もいるため、自社で許可を保有していることが望ましいと言えます。
基準3:過去に違反歴がないこと
解体業者が違法工事や不法投棄を行うと違反歴がつきます。 創業 し て から違反歴が一切ないことも信頼の証です。
違反歴を依頼者自身で確認する場合は、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」や、産業廃棄物処理事業振興財団の「許可取消処分情報」で検索できます。
違反歴があるからといって必ずしも危険な業者とは限りませんが、 安全意識の高さを判断する基準としては有効です。
基準4:自社でホームページを保有していること
解体業者が自社でホームページを保有していると、様々な情報を調べられます。
一般的には「会社概要」「事業案内」「施工実績」「経営理念」「設備・施設案内」「スタッフ紹介」「保有資格」「企業の強み」「お客様の声」「ブログ・SNS」などが掲載されています。
中には、 施工実績を写真つきで公開している解体業者や、 明瞭な料金体系を掲載している業者も存在します。「ホームページにどんなことが書いてあるか」を比較し、業者の信頼度を見極めましょう。
運営者 稲垣
詳細で具体的な公開情報は、お客様に隠しごとをしないという誠意の証でもあります。
また、優良な解体業者は普段から工事の経過を写真に収めています。それにより 作業
の正当性や透明性を証明しているため、詳細な現場の写真を公開できること自体も信頼に繋がります。
基準5:公共工事を請け負った経験があること
国や地方自治体から発注される公共工事を請け負っていることも、信頼性を判断する1つの基準となります。
公共工事とは「水道・道路・鉄道・ダム・公園・学校」などを対象にした、社会基盤に携わる工事を指します。公共工事を請け負うためにはいくつか条件があり、それらを満たすことで信頼性の裏付けになります。
- 経営事項審査
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公共工事の入札に参加するには経営事項審査を受ける必要があります。この審査では企業の経営状況、技術力、社会性、過去の実績など様々な観点から企業の実力が審査されます。公共工事を請け負えるのは、 企業の経営基盤や技術力が一定水準以上である証です。
- 入札・契約制度
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一般競争入札が採用されることが多く、価格だけでなく技術提案も含めた総合的な評価によって発注先を決定します。これにより、安かろう悪かろうの業者は排除され、 技術力や実績のある優良な業者が選ばれやすいと言えます。
- 履行保証制度
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万が一、業者が倒産したり、自己都合で工事を放棄したりした場合に備えて、契約保証金や履行保証保険への加入が義務付けられています。これにより工事が中断しても保証機関が代替業者を探すなどして、 工事の完成が保証されます。
運営者 稲垣
公共工事は審査と入札によって、工事品質の低い業者が簡単に請け負えないようなシステムになっています。公共工事の実績はホームページで公開している場合も多いので、依頼前に確認しておきましょう。
以下の記事ではさらに網羅的な業者の選び方を紹介しています。「どうしてそれが優良業者の裏付けになるのか」といった、 各基準における専門家の詳細な解説が読めますのでぜひご確認ください。
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
調査項目(全50項目)を見る
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
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浜松市の解体業者一覧
浜松市の解体業者、全24社をご紹介します。
淳和工業株式会社
淳和工業株式会社は、一般的な家屋解体ではなく、コンクリート構造物の切断や穿孔(せんこう)を専門とする会社です。主に、橋やトンネル、ビルといった大規模な建造物の補修工事などを手掛けています。超高圧の水でコンクリートを削り取る「ウォータージェット工法」など、特殊な技術を用いているのが特徴です。これらの工法は、大きな重機を使わずに作業できるため、騒音や振動を抑える必要がある現場で役立ちます。社内には「1級土木施工管理技士」をはじめとする専門資格を持つ技術者が多数在籍しており、その技術力からゼネコンなどの大手事業者からの依頼も多く受けています。
- ワイヤーソーイングやウォータージェットなど特殊なコンクリート加工技術を保有
- 橋梁やトンネルの補修などゼネコンからの大規模プロジェクトが中心
- 1級土木施工管理技士など高度な専門資格を持つ技術者が多数在籍
有限会社久野商店
有限会社久野商店は、1980年から40年以上にわたり事業を続ける解体業者です。同社の特徴は、社内に「不動産部」を設けている点にあります。これにより、建物を解体した後の土地活用や売却についても、同じ窓口で相談を進められます。複数の業者に連絡する手間が省けるため、解体から売却までを一貫して任せたい場合に適しています。また、重機や車両を自社で整備する「整備部」も有しており、コスト管理や工事品質の維持につなげています。
解体業者が社内に不動産部門を持つのは珍しいケースです。通常、解体と土地売却はそれぞれ別の会社に依頼しますが、一社で対応できると、両方の視点を踏まえた相談がしやすくなります。例えば、「固定資産税などを考慮すると、いつ解体して、いつ売却するのが最も有利か」といった具体的な相談ができる点は、依頼する側にとって判断材料の一つになるでしょう。
- 解体後の土地売却や仲介も相談できる「不動産部」
- 重機や車両を自社で整備・管理する「整備部」
- 1980年創業、40年以上の事業経験
株式会社こころ工房
株式会社こころ工房は、小規模から中規模の解体工事を専門としています。規模を限定することで、施主一人ひとりと細かくコミュニケーションを取りながら工事を進める体制を整えています。「トラブルのない解体」を方針として掲げており、近隣への配慮など、丁寧な施工管理が期待できます。また、解体工事だけで終わらない点も特徴です。解体後の土地活用や新築、エクステリア(外構)工事についても相談でき、そのまま一貫して依頼できます。複数の業者を探す手間が省け、窓口を一つにまとめたい場合に適しています。
解体を初めて依頼する方にとって、担当者と気軽にコミュニケーションが取れるかどうかは重要なポイントです。同社のように小規模・中規模の工事に特化している業者は、担当者との距離が近く、施主の細かな要望や不安に寄り添った対応をしやすい傾向があります。例えば、工事の進捗状況をこまめに確認したり、解体後の計画について具体的に相談したりといった対話を重視したい方には、検討しやすい選択肢の一つです。工事のプロセス全体を通じて、同じ担当者とじっくり話しながら進めたい場合に安心感があるでしょう。
- 小規模・中規模の解体工事に特化した事業体制
- 施主との対話や近隣への配慮を重視した施工
- 解体後の新築、リフォーム、エクステリア工事にも対応
株式会社胡屋工業
株式会社胡屋工業は、家屋全体の解体だけでなく、部分的な解体工事も手掛けています。特に、コンクリートを削り取る「はつり工事」や切断する「カッター工事」など、専門的な技術が求められる作業に対応可能です。これらの技術は、建物の耐震補強や改修工事の際に、残す部分と壊す部分を正確に見分ける必要がある現場で役立ちます。その技術力は公的機関からも評価されており、これまで浜松市や静岡県が発注する「江之島水泳場」をはじめとした公共施設の解体を多数手掛けてきました。公共事業の経験が豊富であるため、精密な作業や安全管理が求められる工事も安心して任せられます。また「古物商・金属くず商許可」を保有しているため、解体で発生した金属くずの買取も依頼できます。
「はつり工事」や「カッター工事」の経験がある点は、業者の技術力を判断する上で参考になります。建物全体を一度に壊す工事とは異なり、これらの作業では「この柱は残し、隣の壁だけを削る」といった繊細な判断が求められます。そのためには、建物のどこがどう支え合っているのか、構造を熟知していなければ安全な作業は難しいです。こうした精密な作業ができる業者であれば、隣家との距離が近い住宅密集地での解体など、特に慎重さが求められる工事も安心して任せやすいでしょう。
- 耐震補強に伴う精密な「はつり・カッター工事」に対応
- 浜松市や静岡県が発注した公共施設の解体実績
- 金属くずの買取が可能な「古物商・金属くず商許可」を保有
株式会社ヤマ㐂
株式会社ヤマ㐂は、約30年にわたり解体業を営んでいます。ビルや工場といった大規模な建物の解体を中心に、土木・舗装工事まで幅広く対応しています。同社の特徴は、解体工事で発生した産業廃棄物を自社で収集運搬し、中間処理まで行える点です。すべての工程を自社で管理するため、工事全体の費用や期間を把握しやすくなります。また、廃棄物が最終的にどのように処理されるかまで明確になるため、法令遵守の観点からも安心して依頼しやすいでしょう。
ビルや工場の解体は、木造住宅と比べて工事の規模が大きく、より慎重な計画や安全管理が必要です。同社のように、長年こうした大規模な建物を専門的に扱ってきた業者には、多様な現場で培われた経験があります。特に注目したいのが、自社で廃棄物の中間処理施設を保有している点です。大規模な工事では大量の廃棄物が発生するため、それを計画通りに、かつ法令を守って処理できる体制があるかどうかは、発注者にとって重要な確認項目の一つです。
- ビルや工場など大規模な建物の解体実績
- 解体から廃棄物の中間処理まで自社で対応
- 業歴約30年、従業員30名以上の企業体制
株式会社ケンショウ建設
株式会社ケンショウ建設は、解体工事だけでなく、新築、リフォーム、外構(エクステリア)、土木工事まで幅広く手掛ける会社です。これらの工事をすべて自社で一貫して行うため、依頼者は工事ごとに別の業者を探す必要がありません。窓口が一つにまとまることで、打ち合わせもスムーズに進められます。これまでには、個人住宅の新築工事からバーの内装、工場の施工まで、様々な建物を手掛けた実績があります。
家を建て替える場合、通常は解体、建築、外構(庭づくり)をそれぞれ別の会社に依頼することが多いです。その場合、各社との連絡や工事日程の調整は依頼者自身が行わなければなりません。同社のように、一連の工事をすべて自社で管理できる体制だと、そうした手間を省けるのが大きな利点です。全体の窓口が一つなので、例えば「解体後の土地の形に合わせて、家の設計を少し変更したい」といった要望も伝えやすく、工事間の連携がスムーズに進みやすいでしょう。
- 解体から建築、外構、土木、リフォームまでの一貫対応
- 個人住宅から商業施設、工場まで幅広い建物の施工実績
- 状況に応じた柔軟な対応力と機動力
株式会社ライズアップ
株式会社ライズアップは、創立以来2,000件を超える解体工事を手掛けています。同社の特徴は、工事の進捗を細かく報告する点にあります。着工から完了まで、すべての工程を写真で撮影し、依頼者と共有しています。そのため、遠方に住んでいるなど現場に足を運べない場合でも、作業の進み具合を正確に把握できます。また、廃棄物が適正に処理されたことを証明する「マニフェスト」も発行されるため、法的な手続きの面でも安心できます。
2,000件という施工実績は、技術力を判断する上で一つの参考になります。解体工事の現場は、建物の構造や周辺環境など、一つとして同じ条件ではありません。多くの現場を経験していることは、それだけ多様な状況への対応力が期待できる、と考えられます。また全工程を写真で報告する取り組みは、依頼者が作業内容をいつでも確認できるという点で評価できます。認識のずれを避けようとする、誠意ある対応の一例と考えられます。
- 創立以来2,000件を超える施工件数
- 工事の全工程を写真で記録・報告
- 立ち会い不要で完結するサービス
株式会社ヒロコーポレーション
株式会社ヒロコーポレーションは、SNSで情報を発信している解体業者です。看板犬「ポルシェ君」の日常などを通じて、会社の雰囲気が伝わるように工夫しています。こうした取り組みは、解体工事の依頼に慣れていない人にとって相談のきっかけになるかもしれません。住宅や店舗の解体だけでなく、物置の撤去や庭木の伐採といった比較的小規模な工事にも対応しています。工事完了後は整地を行い、きれいな状態で引き渡されます。
解体工事を初めて依頼する際、どんな人が対応してくれるのか分からず不安に思う方も少なくありません。その点で、同社がSNSや看板犬を通じて会社の日常を発信していることは、依頼を検討する上で参考になります。事前に会社の雰囲気やスタッフの人柄が少しでも分かれば、問い合わせの心理的なハードルは下がるでしょう。特に「物置の撤去だけお願いしたい」といった小さな相談事でも、気軽に声をかけやすいという印象につながります。
- 看板犬「ポルシェ君」の様子などを伝えるSNSでの情報発信
- 物置の撤去や庭木の伐採といった小規模な工事にも対応
- 問い合わせや相談のしやすさを重視した顧客対応
有限会社エムシイ
有限会社エムシイは、1997年に設立された浜松市の解体業者です。業務の9割が木造家屋の解体という、専門性の高い事業展開を特徴としています。25年以上にわたり木造建築に特化してきたため、その構造を深く理解しています。この経験は、安全かつスムーズな工事計画を立てる上で役立ちます。また、解体後の土地活用についても相談でき、駐車場などの外構工事まで一貫して任せられます。
一つの分野を専門に扱う業者は、その分野で多くの経験を積んでいると考えられます。有限会社エムシイは、日本の住宅で最も一般的な木造家屋の解体を専門としています。特定の構造に特化しているため、どこをどの順番で解体すれば安全で効率的か、といった判断に慣れていることが強みです。特定の分野に詳しい業者に安心して任せたいと考える場合、候補の一つになるでしょう。
- 業務の9割が木造家屋の解体
- 1997年の設立以来、25年以上の実績
- 解体後の駐車場造成など外構工事にも対応
丸友開発株式会社
丸友開発株式会社は、「解体業」に加えて「宅建業」と「一級建築士事務所」を自社内で運営している点が特徴です。そのため、解体工事だけでなく、工事後の土地活用や売却まで一貫して相談できます。一級建築士が在籍しているため、次の建築計画を考慮した解体プランの提案が可能です。また、宅地建物取引の専門家が、不動産市場の状況に合わせた具体的な活用方法を助言してくれます。技術面では、東海地区で初めて導入したとされる「杭抜工事」の新技術を採用しており、工期短縮やコスト削減が期待できます。
「解体後の土地活用もご相談ください」という業者は少なくありません。その中で、同社は「一級建築士事務所」と「宅建業」の免許を実際に保有している点が判断材料になります。例えば、ただ更地にするのではなく、「次にどのような建物を建てられるか」を建築法規に沿って正確に把握した上で解体を進められます。また、周辺の不動産市場のデータに基づき、「売却すべきか、駐車場として貸すべきか」といった具体的な選択肢を比較検討することも可能です。専門的な根拠に基づいた提案が受けられるため、解体後の計画を具体的に進めたい場合に頼りになるでしょう。
- 解体・宅建・一級建築士事務所の3事業を自社で運営
- 東海地区で初導入の「杭抜工事」技術による工期短縮・コスト削減
- アスベスト除去や土壌汚染対策など特殊な工事への対応
浜松市の解体業者が見つかりませんでした。
業者選びの「5つのポイント」と合わせて確認!よくある質問Q&A
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
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「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
-
それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
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いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
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相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
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いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。




同社が扱う「ウォータージェット工法」や「ワイヤーソーイング工法」は、解体業の中でも特に専門性の高い技術です。例えば、超高圧の水流やダイヤモンドワイヤーを使ってコンクリートを切断するため、建物への衝撃を抑えながら、不要な部分だけを静かに、かつ正確に取り除けます。こうした技術は、多くの人が利用する橋の補修や、稼働を止められない工場内での設備更新といった、特に慎重さが求められる工事で効果を発揮します。一般の方が直接依頼する機会は少ないですが、難しい条件下での作業実績があるという点は、業者の技術力を判断する上で一つの参考になるでしょう。