静岡県三島市の解体業者6社を比較|費用相場と地域の解体事情

三島市で信頼できる解体業者をお探しの方へ。

三島市に所在する6社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。

そこで本記事では、おすすめ業者の紹介に加え、 「三島市の解体費用相場」「地域の解体事情・補助金情報」 についても詳しく解説しています。

下の「三島市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。

稲垣 瑞稀

この記事の案内人・編集長

稲垣 瑞稀

解体業界で6年間働く中で感じた『正しい情報が届かない』というもどかしさから、全記事の企画・編集に責任を持っています。専門家への直接取材を通じ、業界経験者として分かりやすい情報提供をお約束します。

目次

三島市の解体工事事情と地域特性

三島市の概要

富士山麓の溶岩流の上に広がる「水の都」で、旧東海道の宿場町としての歴史も持つ街です。

三島市は静岡県東部に位置し、富士山の南東麓に広がる街です。市街地の大部分が、約1万年前の富士山の噴火で流れた「三島溶岩流」の上に形成された、全国的にも珍しい地質を持っています。

この溶岩が育む豊かな湧き水が「水の都」というブランドを確立し、市民の環境意識が非常に高いことでも有名です。

また、古くは三嶋大社の門前町、江戸時代には東海道の宿場町として栄えた歴史があり、その面影が今の街並みにも色濃く残っています。

地形・道路事情と解体費用の傾向

富士山から流れた硬い「三島溶岩」と、旧宿場町ならではの狭い道が、解体費用を押し上げるこの地域特有の要因です。

  • 地形の特徴:市街地の地盤は、冷え固まった玄武岩「三島溶岩」で覆われています。地表から浅い場所でもN値50以上を記録するほど硬く、通常の重機での掘削は困難です。溶岩の内部に、ガスが抜けた跡の空洞が隠れている可能性もあります。
  • 道路事情:三嶋大社を中心とする旧市街地は、江戸時代の宿場町だった頃の区割りが今も残ります。だからこそ、幹線道路から一本入ると、道幅4メートル未満の狭い道が迷路のように入り組んでいる場所が少なくありません。
  • 費用への影響:建物の基礎が硬い溶岩に食い込んでいる現場が多く、撤去には岩を砕く大型の油圧ブレーカーが必須です。これが追加費用につながりやすくなります。加えて、狭い道に面した現場では大型ダンプが入れません。小型トラックで廃材を何度も往復して運び出す「小運搬」作業が必要になり、人件費と工期が大きく増える傾向にあります。
運営者 稲垣運営者 稲垣

三島市のような現場では、見積書に「小運搬費」や「ブレーカー使用料」といった項目が計上されることがよくあります。私がこれまで見てきたトラブルでは、この追加費用の説明が不十分で施主様が驚くケースが少なくありません。だからこそ、見積もりの段階で「なぜこの費用が必要なのか」を、現場の状況と合わせて丁寧に説明してくれる業者を選ぶのが失敗しないためのポイントです。

『三島溶岩』と『水の都』解体工事の二大制約

硬い溶岩地盤は工事の振動を遠くまで伝えやすく、さらに水の浸透しやすさが地下水汚染のリスクを高めるため、特別な配慮が求められます。

三島市での解体工事は、他にはない「地質」と「水」という二つの大きな制約を理解することが重要です。まず、硬い溶岩地盤は振動が弱まりにくいため、基礎を壊すブレーカーの打撃音などが、軟弱な地盤の地域よりも遠くまで響く傾向があります。だからこそ、近隣への配慮として低振動・低騒音工法を選ぶことが、他地域以上に大切です。

そして「水の都」の源泉である溶岩の高い透水性は、工事における最大のリスク要因です。万が一、現場で重機の油が漏れたり、水を使いすぎて泥水が発生したりすると、汚染物質がろ過されずに地下水脈へ直接流れ込むリスクがあります。市民の環境意識は非常に高く、行政の排水指導も厳格なため、濁水処理や油漏れ対策に万全を期すことが絶対条件です。

解体工事・空き家対策の補助金

2025年度現在、一般的な空き家の解体補助金はなく、地震で倒れる危険があるブロック塀の撤去支援が中心です。

制度名補助金額・率対象・条件
ブロック塀等除却事業工事費と延長1mあたりの基準額(避難路等は2万円、その他は9千円)のいずれか少ない額の3分の2(その他道路のみ上限18万円)避難路などの道路に面し、地震時に倒壊して通行人などに被害を及ぼす恐れのある、高さ60cmを超えるブロック塀などの全段撤去。

一般的な老朽空き家を対象とした解体補助制度は、2025年度時点では確認できませんでした。市は補助金で解体を促すよりも、特に危険な「特定空家」への指導を強める方針のようです。

なお、補助金を利用する際は、どのような場合でも必ず工事の契約・着工前に市の交付決定を受ける必要があります。この順番を間違えると補助が受けられなくなるため、十分にご注意ください。

※制度の最新情報や申請様式は、必ず自治体の公式サイトをご確認ください。
三島市の公式サイトで詳細を見る

廃棄物処理と分別ルール

市の清掃センターは建設廃材を一切受け入れないため、解体業者は近隣市の処理施設まで運ばなければなりません。

三島市では、解体工事で出る木くず、コンクリートガラ、石膏ボードといった廃棄物はすべて「産業廃棄物」扱いです。そのため、市の清掃センターへの持ち込みは固く禁じられています。

市内には大規模な処理施設が少ないため、解体業者は沼津市、富士市、伊豆の国市など、近隣にある許可業者まで運搬するのが一般的です。この長距離輸送のコストが、結果的に三島市の解体費用を押し上げる一因になっています。

運営者 稲垣運営者 稲垣

三島市の解体工事では、硬い「三島溶岩」への技術力と、「水の都」の地下水を守る厳格な環境対策が成功の鍵を握ります。旧宿場町ならではの狭い道や、近隣市までかかる廃棄物の運搬コストも踏まえた上で、この地域の特殊性を熟知した業者を選ぶことが何より重要です。

三島市の解体費用相場

建物構造 坪単価あたりの解体費用 価格幅
木造 37,200 29,500~44,400
鉄骨造 40,700 36,100~53,000
RC造 59,300 59,300~59,300
内装解体 30,700 21,200~43,200

※費用相場データは、一般社団法人あんしん解体業者認定協会の提供データをもとに、スッキリ解体が独自に分析・算出したものです。

優良な解体業者の選び方

解体業者を選ぶ際は、価格だけでなく「建設業許可の有無」「過去の行政処分歴」「工事賠償責任保険の加入」など、多角的なチェックが必要です。以下の記事では、優良業者を見極めるための18のチェックポイントを専門家が詳しく解説しています。契約前にぜひご一読ください。

当サイト独自の50の調査項目

掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。

調査項目(全50項目)を見る

企業経験・規模 (7)

1,000件以上の実績 500件以上の実績 創業30年以上 従業員30人以上 中間処理場保有 公共工事の経験 重機保有

対応工事 (10)

アスベストレベル1,2除去 ブロック塀 土木工事 リフォーム工事 新築工事 外構工事 火災 杭抜き工事 県外出張 樹木伐採

保有資格 (9)

建設業許可 解体工事業登録 産業廃棄物収集運搬業許可 産業廃棄物処分業許可 石綿作業主任者 建築物石綿含有建材調査者 解体工事施工技士 1級土木施工管理技士 1級建設機械施工管理技士

安全対策・リスク管理 (7)

工事賠償責任保険 違反歴なし 表彰・受賞 現場清掃 ISO認証 電子マニフェスト 地域貢献・ボランティア

顧客対応・サービス (17)

自社ホームページ 無料見積もり 不要品回収 不要品買取 不動産取引 補助金・助成金申請 土地活用 滅失登記 建設リサイクル届 近隣挨拶 翌営業日連絡 クレジットカード 解体ローン SNS 土対応 日祝対応 年中無休

※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。

三島市の解体業者一覧

三島市の解体業者、全6社をご紹介します。

株式会社フゲンの公式サイトスクリーンショット

株式会社フゲン

三島市
公共工事実績あり
アスベスト調査資格者在籍
業者紹介

株式会社フゲンは、「お客様の要望は断らない」という姿勢を掲げている総合建設会社です。その姿勢は、他の企業では対応が難しいとされる工事も引き受けている点に表れています。同社の技術力は、高級旅館の庭園設計やデザイン住宅といった実績からもうかがえます。これらの仕事は、一般的な工事以上にデザイン性や精密な施工が求められるためです。実際に、その仕事ぶりは建設業界の専門紙にも取り上げられたことがあります。また、土木工事から建築、さらには解体後の土地活用に関わる不動産取引まで、事業範囲が広いのも特徴です。そのため、解体から造成、新築までを一貫して任せることができ、計画全体をスムーズに進めたい場合に適しています。

スッキリ解体の分析

「要望を断らない」という姿勢を続けるには、それに見合うだけの技術力が必要です。その会社の技術力を見極める上で参考になるのが、高級旅館のような施設の施工実績です。旅館の仕事では、施主の細かな要望に応えるデザイン力や、それを寸分の狂いなく形にする現場の技術力が問われます。そうした高いレベルの要求に応えてきた実績があるため、言葉だけでなく、実際に対応できる能力があると判断できます。もし他社で断られたような難しい要望がある場合、こうした会社であれば解決策を提案してくれる可能性があります。

注目ポイント
  • 大手では対応が難しい工事も請け負う柔軟性
  • 高級旅館の外構やデザイン住宅などの施工実績
  • 土木 建築 不動産取引まで対応する事業範囲
株式会社三島興業の公式サイトスクリーンショット

株式会社三島興業

三島市
公共工事実績あり
アスベスト調査資格者在籍
業者紹介

株式会社三島興業は、静岡県から認可を受けた産業廃棄物の中間処理施設を自社で保有しています。解体工事で発生した廃棄物を自社でリサイクルできるため、外部に処理を委託する必要がありません。そのため、中間マージンがかからず、解体費用の内訳も分かりやすくなります。また、三島市からはSDGs宣言企業として認定されており、環境に配慮した工事が期待できます。主に木造家屋の解体を手掛けており、不用品の買取も行っています。

スッキリ解体の分析

解体工事では、出たゴミをどう処理するかが非常に重要です。多くの業者は別の廃棄物処理業者に委託しますが、株式会社三島興業は自社で中間処理施設を持っています。これは、解体からゴミの分別、リサイクルまでをすべて自社で管理しているということです。工事を依頼する側にとっては、費用がどこで発生しているのかが明確になるほか、「自分の家のゴミが最終的にどう処理されたか」まで見届けてもらえるという安心感があります。

注目ポイント
  • 解体から廃棄物の中間処理までの一貫対応
  • 三島市からSDGs宣言企業として認定
  • 不用品の買取にも対応
鶴よし建設株式会社の公式サイトスクリーンショット

鶴よし建設株式会社

三島市
公共工事実績あり
アスベスト調査資格者在籍
業者紹介

鶴よし建設株式会社は、1995年に設立された建設会社です。建設業だけでなく宅地建物取引業の許可も持っているため、解体工事からその後の土地活用までを一貫して相談できる点が特徴です。例えば、解体後の土地に新しい家を建てる、リフォームする、あるいは土地自体を売却するといった選択肢について、まとめて任せられます。1級土木施工管理技士をはじめ20種類以上の資格を持つ専門家が在籍しており、技術的な面からも具体的な提案が期待できます。

スッキリ解体の分析

解体業者を選ぶ際、「宅地建物取引業許可」を持っているかどうかは一つの判断材料になります。この許可を持つ業者は、解体後の更地を不動産の視点でどう活用すべきか相談に乗ってくれます。例えば「この土地を売るなら、どのタイミングが良さそうか」「駐車場として活用した場合、年間でどのくらいの収益が見込めるか」といった、具体的なシミュレーションを交えて検討することが可能です。解体後の選択肢を専門家とじっくり考えたい人にとって、心強い相談相手になるかもしれません。

注目ポイント
  • 宅地建物取引業許可を保有し土地活用や売却の相談も可能
  • 1級土木・建築施工管理技士など20種類以上の有資格者が在籍
  • 1995年設立で約30年の業歴、資本金2,000万円
エルイマイ株式会社の公式サイトスクリーンショット

エルイマイ株式会社

三島市
公共工事実績あり
アスベスト調査資格者在籍
業者紹介

エルイマイ株式会社は、1968年に三島市で創業し、50年以上にわたって事業を続けています。大きな特徴は、解体工事だけでなく、その後の新築やリフォーム、さらには家電販売まで一貫して請け負っている点です。建て替えを検討する際も、解体業者と建築業者を別々に探す必要がありません。代表者自身が「解体工事施工技士」の資格を持っているため、技術的な面でも安心して相談できます。

スッキリ解体の分析

家を解体した後、新築やリフォームをどこに頼むか、改めて業者を探すのは手間がかかります。その点、同社は解体から建築、新しい家に必要なエアコンやキッチンといった設備の購入まで、すべて一つの窓口でお任せできます。依頼する側にとっては、業者ごとに打ち合わせをする時間と労力を省けるため、特に建て替えを考えている方や、忙しくて業者選びに時間をかけられない方にとって、スムーズに計画を進めやすい相談先と言えるでしょう。

注目ポイント
  • 解体から新築、住宅設備、家電販売までを担うワンストップ体制
  • 1968年創業、三島市で50年以上にわたる事業実績
  • 代表者が「解体工事施工技士」の国家資格を保有
オカコー静岡株式会社の公式サイトスクリーンショット

オカコー静岡株式会社

三島市
公共工事実績あり
アスベスト調査資格者在籍
業者紹介

オカコー静岡株式会社は、20年以上にわたって解体工事を手掛けている会社です。一般的な木造家屋だけでなく、高層ビルや鉄筋コンクリート(RC)造の建物、アスベスト除去といった専門技術が必要な工事にも対応しています。公共工事も受注しており、その実績は技術力を判断する上での一つの目安となります。また、一般的な3Rに「再生(Reborn)」「復活(Rebirth)」を加えた独自の環境理念「5R」を掲げている点も特徴です。

スッキリ解体の分析

多くの解体業者が3R(リデュース、リユース、リサイクル)に取り組む中で、さらに「再生」「復活」という独自の理念を掲げている点は、業者選びの参考になります。これは、解体で出た廃棄物をただ処理するだけでなく、新しい価値を持つ資源として捉え、未来に繋げていこうという姿勢が感じられます。コンプライアンスや環境への配慮が重視される近年、こうした考え方を持つ業者であれば、法令を遵守した廃棄物の適正処理も含め、安心して工事を任せやすいでしょう。

注目ポイント
  • 独自の環境理念「5R」を掲げた事業展開
  • 高層ビル、RC造、アスベスト除去といった大規模・特殊工事の実績
  • 20年以上の業歴と公共工事の受注実績
株式会社婆娑羅の公式サイトスクリーンショット

株式会社婆娑羅

三島市
公共工事実績あり
アスベスト調査資格者在籍
業者紹介

株式会社婆娑羅は、平成20年8月の設立以来、解体工事を専門に手掛けている会社です。事業を解体工事とその付随業務に絞ることで、専門性を高めてきました。これまでに一般住宅はもちろん、大規模な工場まで、様々な建物の解体実績があります。15年以上にわたって一つの分野を専門にしてきた経験は、現場ごとの状況に応じた適切な施工計画に活かされています。

スッキリ解体の分析

建設業界では事業を多角化する会社も多い中で、解体工事という一つの分野に特化し続けている点は、業者選びの参考になります。一つの分野を15年以上専門に扱っているということは、それだけ多くの現場を経験し、様々なノウハウが蓄積されていると考えられます。特に、隣家との距離が近い、道が狭いなど、難しい条件での工事を検討している場合、こうした専門性の高い業者であれば、過去の経験に基づいた柔軟な対応が期待できるでしょう。

注目ポイント
  • 解体工事とそれに付随する業務への特化
  • 平成20年8月設立(業歴15年以上)
  • 一般住宅から大規模な工場まで対応可能

三島市の解体業者が見つかりませんでした。

静岡県の市区町村一覧

解体業者の選び方でよくある質問

「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?

「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。

建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。

しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。

解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?

それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。

同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。

例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。

また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。

このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。

もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?

いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。

廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。

不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。

  • 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
  • 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
  • 書面での契約を交わしていない場合

上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。

相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?

相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう

インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。

あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。

また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。

ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?

問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。

解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。

ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。

また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。

ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。

解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?

いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。

解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。