静岡県静岡市の解体業者一覧44社 | 3ページ目
静岡市の解体業者をお探しの方へ。
「スッキリ解体」が、静岡市に所在する44社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
このページでは、まず優良な解体業者の選び方を解説し、その後に「静岡市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
優良な解体業者の選び方【5つのポイント】
安心して依頼できる解体業者を選ぶ際にチェックするべき 5つのポイントをご紹介します。
基準1:建設業許可の保有・解体工事業の登録がされていること
解体工事を行うためには、「建設業許可」の保有または「解体工事業の登録」のいずれかが必要です。 許可・登録がない状態で解体工事を行うことは違法行為にあたるため、必ずどちらかを保有・登録している業者を選びましょう。
- 建設業許可(解体工事業)
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解体工事においては1件の請負金額が 500万円以上(税込)の工事を行う場合に必要となる許可。
- 解体工事業の登録
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解体工事を請け負うための登録。ただし1件の請負金額が 500万円未満(税込)の工事のみ請け負える。
解体工事を請け負う業者が無許可だと判明した場合、建設業法違反により 工事中止命令や、 営業停止処分が下されることがあります。その場合、解体工事の予定は大幅に遅れ、費用も時間も余計にかかってしまうことになりかねません。
また、コンプライアンス意識や技術力の不足により 「不法投棄・現場での事故」を起こす可能性もあります。業者が許可の保有・登録を行っているかは事前に必ず確認しましょう。
基準2:産業廃棄物収集運搬業許可を保有していること
産業廃棄物を収集運搬する資格である 「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得するには、指定の講習や経営状況などの要件をクリアする必要があるため、 会社としての信頼の裏付けになります。
- 運搬車両・車両保管の要件
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廃棄物の種類に応じて、飛散や流出を防ぐ構造であることが求められます(土砂を運ぶダンプにシートをかけられる、液体を運ぶタンクローリーに漏洩防止措置があるなど)。また、運搬車両を適切に保管できる駐車場を確保しなければいけません。
- 講習会の修了
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日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)が実施する「産業廃棄物収集・運搬課程」の講習会を受講し、試験に合格して修了証を取得している必要があります。つまり「 収取運搬に必要な知識を習得しているか」が求められます。
- 利益・債務超過の要件
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直近3年間の決算書において、経常利益や当期純利益がマイナスでないことや、貸借対照表において負債総額が資産総額を上回る「債務超過」の状態でないことが原則です。つまり 「経営的に安定しているか」が審査されます。
- 事業内容の明確化
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取り扱う産業廃棄物の種類、運搬方法や使用する車両、適正な処理ルートなどを明確化する義務があります。廃棄物をどこからどこへ、どのように運ぶかを決定します。つまり「 廃棄物を適切に処理することの証明」をしなくてはいけません。
また、産業廃棄物収集運搬許可を持っていることで、 解体業者にとって最適なルートでゴミを処分できるというメリットもあります。処分を外部に委託するケースと比べて費用を抑えやすい傾向があります。
運営者 稲垣
廃棄物の処分費用は一律ではなく、処分場によって変動があります。木材はAの処分場、鉄くずはBの処分場へ持ち運ぶなどして、処分コストを抑える工夫をしている業者もいるため、自社で許可を保有していることが望ましいと言えます。
基準3:過去に違反歴がないこと
解体業者が違法工事や不法投棄を行うと違反歴がつきます。 創業 し て から違反歴が一切ないことも信頼の証です。
違反歴を依頼者自身で確認する場合は、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」や、産業廃棄物処理事業振興財団の「許可取消処分情報」で検索できます。
違反歴があるからといって必ずしも危険な業者とは限りませんが、 安全意識の高さを判断する基準としては有効です。
基準4:自社でホームページを保有していること
解体業者が自社でホームページを保有していると、様々な情報を調べられます。
一般的には「会社概要」「事業案内」「施工実績」「経営理念」「設備・施設案内」「スタッフ紹介」「保有資格」「企業の強み」「お客様の声」「ブログ・SNS」などが掲載されています。
中には、 施工実績を写真つきで公開している解体業者や、 明瞭な料金体系を掲載している業者も存在します。「ホームページにどんなことが書いてあるか」を比較し、業者の信頼度を見極めましょう。
運営者 稲垣
詳細で具体的な公開情報は、お客様に隠しごとをしないという誠意の証でもあります。
また、優良な解体業者は普段から工事の経過を写真に収めています。それにより 作業
の正当性や透明性を証明しているため、詳細な現場の写真を公開できること自体も信頼に繋がります。
基準5:公共工事を請け負った経験があること
国や地方自治体から発注される公共工事を請け負っていることも、信頼性を判断する1つの基準となります。
公共工事とは「水道・道路・鉄道・ダム・公園・学校」などを対象にした、社会基盤に携わる工事を指します。公共工事を請け負うためにはいくつか条件があり、それらを満たすことで信頼性の裏付けになります。
- 経営事項審査
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公共工事の入札に参加するには経営事項審査を受ける必要があります。この審査では企業の経営状況、技術力、社会性、過去の実績など様々な観点から企業の実力が審査されます。公共工事を請け負えるのは、 企業の経営基盤や技術力が一定水準以上である証です。
- 入札・契約制度
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一般競争入札が採用されることが多く、価格だけでなく技術提案も含めた総合的な評価によって発注先を決定します。これにより、安かろう悪かろうの業者は排除され、 技術力や実績のある優良な業者が選ばれやすいと言えます。
- 履行保証制度
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万が一、業者が倒産したり、自己都合で工事を放棄したりした場合に備えて、契約保証金や履行保証保険への加入が義務付けられています。これにより工事が中断しても保証機関が代替業者を探すなどして、 工事の完成が保証されます。
運営者 稲垣
公共工事は審査と入札によって、工事品質の低い業者が簡単に請け負えないようなシステムになっています。公共工事の実績はホームページで公開している場合も多いので、依頼前に確認しておきましょう。
以下の記事ではさらに網羅的な業者の選び方を紹介しています。「どうしてそれが優良業者の裏付けになるのか」といった、 各基準における専門家の詳細な解説が読めますのでぜひご確認ください。
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
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企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
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静岡市の解体業者一覧
静岡市の解体業者、全44社をご紹介します。
株式会社森下工業
静岡市を拠点とする解体専門業者です。大きな特徴は、代表者自身が現地調査から見積もり、施工管理までを一貫して担当する点です。下請け業者を使わない100%自社施工のため、余分な中間マージンが発生しません。木造家屋や内装の解体に加え、施主が手続きに手間取ることが多い不用品の回収もまとめて依頼できます。公式ホームページでは過去の施工事例を写真付きで紹介しているほか、LINEを使った手軽な問い合わせにも対応しています。
- 代表者による現地調査から施工管理までの一貫対応
- 中間マージンを省いた自社施工での価格設定
- 解体工事に付随する不用品の回収も可能
中部建材株式会社
中部建材株式会社は1972年の設立以来、約半世紀にわたって法面保護工事を専門としてきました。法面保護工事とは、道路や宅地などの斜面が崩れないように補強する土木工事の一種です。この土木に関する長年の経験は、特に造成が必要な解体や、山間部・傾斜地といった難しい場所での工事で活かされます。建物を解体するだけでなく、工事後の土地を安全に整えるところまで一貫して依頼できるのが特徴です。
多くの解体業者が平坦な土地での作業を前提としているのに対し、同社は斜面での工事を専門としてきた点が参考になります。傾斜地で安全に工事を行うには、建物を壊す技術だけでなく、土の性質や水の流れを理解し、どうすれば斜面が崩れないかを判断する土木の知識が欠かせません。「1級土木施工管理技士」といった専門家が在籍しているため、工事中だけでなく工事後の土地の安全性まで考慮した計画が期待できます。解体と合わせて土地の造成も検討している場合など、工事の難易度が高いケースでは心強い存在です。
- 1972年設立 法面保護工事の専門業者
- 造成や傾斜地など土木工事を伴う解体に対応
- 1級土木施工管理技士などの有資格者が多数在籍
有限会社細田斫工業
有限会社細田斫工業は、昭和35年に創業し、60年以上にわたり静岡市を拠点に事業を続けています。中には親子三代で工事を依頼する顧客もいるなど、地域から長く信頼されていることがうかがえます。業務範囲は建物全体の解体だけでなく、コンクリートの一部を壊す「はつり工事」や、カーポートの柱一本の撤去といった小規模な依頼にも対応しています。「無理な営業はしない」という方針を掲げているため、それぞれの状況に応じた相談がしやすい業者です。
解体工事は、騒音や振動で近隣に迷惑をかけてしまう可能性があります。そのため、もし業者が不誠実な対応をすれば、地域での評判はすぐに悪くなってしまいます。一つの地域で60年以上も事業を続けられているという事実は、一つひとつの現場で丁寧な仕事と近隣への配慮を積み重ねてきた結果と考えられるでしょう。また、ウェブサイトには「自社で対応できない場合は、信用のある他社を紹介します」と明記されています。これは自社の利益よりも依頼者の課題解決を優先する姿勢がうかがえます。安心して相談できる業者を探している人にとって、判断材料の一つになるでしょう。
- 1960年から静岡市で60年以上事業を継続
- 建物全体の解体からカーポートの柱一本の撤去まで対応
- 親子三代で利用する顧客もいる地域密着の経営
株式会社インフィニック
株式会社インフィニックは2018年設立の解体業者です。特徴は、解体工事以外の関連作業も一括で依頼できる点にあります。具体的には、家屋の解体だけでなく、通常は専門業者への依頼が必要なエアコンの取り外し・設置、室内の光触媒コーティングまで対応しています。解体業者と電気工事業者を別々に探す必要がないため、依頼の手間を減らすことができます。同社のウェブサイトでは、顧客満足度97%という数字が公表されています。
解体工事の際、エアコンの取り扱いは意外と忘れがちな点です。通常、解体業者とは別に電気工事業者を探して、取り外しや処分を依頼しなければなりません。株式会社インフィニックは、このエアコン工事もまとめて引き受けてくれます。窓口が一つになるため、複数の業者とやり取りする手間が省けます。忙しい方や、手続きを少しでも簡単にしたい方にとっては、検討しやすい業者の一つと言えるかもしれません。
- 顧客満足度97%という評価(自社サイト公表値)
- 解体、エアコン工事、光触媒コーティングの一括対応
- 別々の業者に依頼する手間を省ける利便性
株式会社米澤工業
昭和59年に静岡市で創業し、現在は2代目が事業を継いでいます。創業以来「クレームゼロ」を目標に掲げており、工事前の近隣挨拶や、防音・防塵シートの設置といった対策を丁寧に行っています。工事後も施主が近隣と良好な関係を保てるように、という配慮が感じられます。対応範囲も広く、木造住宅から鉄骨、RC造の建物まで解体を依頼できます。また、家財道具などの不用品回収も一括で頼めるため、解体前の片付けの手間を省ける点も特徴です。
「クレームゼロ」を目標に掲げている点は、業者選びの参考になります。解体工事でよくあるトラブルは、騒音やホコリ、作業員の対応などが原因で起こる近隣からのクレームです。こうした問題を未然に防ぐには、現場を管理する会社の意識の高さが重要になります。2代にわたって同じ地域で事業を続けているという事実は、地元からの信頼を大切にしてきた結果とといえるでしょう。
- 創業から一貫して「クレームゼロ」を目標とする近隣配慮
- 不用品の片付け・回収まで一括で依頼できる利便性
- 木造・鉄骨・RC造など幅広い建物構造への対応力
株式会社静秀工業
株式会社静秀工業は、静岡県を拠点とする解体業者です。これまでに6階建ての研修所や、13棟の建物からなる工場群など、大規模で複雑な現場の解体を手掛けてきた実績があります。同社の特徴は、古民家の柱や梁などを再利用できるよう、丁寧に取り出す「活かし取り」という技術です。この作業は建物の構造を深く理解している必要があり、同社の技術力を示す一つの指標となります。また、環境に配慮した事業活動を行っていることを示す「エコアクション21」の認証も取得しています。
古民家の柱や梁を再利用のために取り出す「活かし取り」は、業者の技術力を判断する上で参考になります。建材を傷つけずに取り外すには、どの部分が建物を支え、どの順番で解体すれば安全かを正確に把握していなければなりません。こうした繊細な作業ができる技術力は、もちろん通常の解体工事にも活かされます。住宅が密集しているエリアでの解体など、周辺への細やかな配慮が求められる現場も、安心して任せやすいでしょう。
- 古民家の柱や梁を再利用するために取り出す「活かし取り」の技術
- 6階建て研修所や13棟の工場群など大規模・複雑な建物の解体実績
- 環境経営システム「エコアクション21」の認証を取得
株式会社ポスト
静岡市と掛川市に拠点を置き、静岡県の中部から西部にかけて解体や土木工事を手掛けている会社です。特徴は、建物の解体から、整地を行う造成工事、フェンスなどを設置する外構工事までを一社でまとめて依頼できる点にあります。複数の業者を個別に探す必要がなく、窓口が一つで済むため、打ち合わせなどもスムーズに進めやすいでしょう。大手ゼネコンが発注する現場での作業実績もあり、個人宅の工事にも対応しています。相談や見積もりは無料のため、解体後の土地をどうするかまで含めて検討している場合に相談しやすい業者です。
解体工事と、その後の造成工事を別々の会社に依頼すると、会社間の情報共有がうまくいかず、作業の連携が滞ることがあります。その点、株式会社ポストのように一社で工事全体を担当してくれると、余計な不安が減ります。担当者が最後まで責任をもって対応してくれるのも大きな安心材料です。特に「解体した土地に家を建てたい」といった具体的な計画がある方にとっては、次の工程を見据えた解体プランを提案してもらいやすいでしょう。
- 解体・造成・外構工事までの一括対応
- 静岡市と掛川市を拠点に県内中西部をカバー
- 大手ゼネコンの現場にも対応する技術
有限会社松下産業
有限会社松下産業は、静岡市を拠点に30年以上、解体工事を行っている会社です。一般的な住宅だけでなく、専門知識と安全管理が求められる通信基地局の解体を手がけた実績があります。こうした特殊な工事に対応できる点は、同社の技術力を判断する上での参考になります。また従業員の資格取得を支援する制度を設けられ、会社として技術力や安全意識の向上に取り組んでいます。条件が厳しい工事でも、安心して任せられる信頼感があります。
解体工事の質は、現場で作業する一人ひとりの技術力に大きく左右されます。その点で、松下産業が従業員の資格取得を支援していることは、業者選びの参考になるでしょう。そのため長期的な視点において、技術と安全性の向上に投資している姿勢を意味します。資格を持つ従業員が増えれば、現場ごとの判断の正確さや作業の質が安定しやすくなります。外からは見えにくい「工事の安心感」を重視したい場合、こうした会社の取り組みは一つの良い判断材料になります。
- 専門技術が求められる基地局解体の実績
- 従業員の技術向上を支える資格取得支援制度
- 静岡市を拠点とした30年以上の事業実績
株式会社ZERO TEC
株式会社ZERO TECは、これまでに18,000件以上の解体工事を手掛けてきた実績があります。静岡県内を中心に、浜松市の6階建てビルや豊田市の共同住宅など、県外の鉄筋コンクリート造の建物といった大規模な工事にも対応しています。多くの現場を経験しているため、様々な状況への対応力が期待できます。また、同社は解体工事後の土地活用についても相談が可能です。例えば、駐車場にするための造成工事や舗装工事も一貫して任せられるため、解体から次の計画までをスムーズに進めたい場合に適しています。
18,000件という工事実績は、業者を選ぶ上で参考になる数字です。これだけ多くの件数をこなすためには、見積もりから実際の工事、近隣への対応、そして事務手続きまで、一連の業務が効率良く進む体制が整っていると考えられます。また、多くの現場を経験しているということは、それだけ予期せぬ事態に対処してきたということでもあります。豊富な経験をもとに、万が一の際も適切に対応してくれるため、安心して任せられる業者の一つです。
- 18,000件を超える解体工事の実績
- 浜松・豊田など県外での大規模RC造解体にも対応
- 解体後の造成・舗装工事まで一貫して依頼可能
株式会社駿秀工業
株式会社駿秀工業は、技術的な品質だけでなく、現場でのコミュニケーションや清掃も重視しています。施主はもちろん、近隣住民への挨拶や、工事完了後に現場に入る次の業者が作業しやすいよう、きれいに整地することまで配慮しているのが特徴です。このような対応は、「解体工事施工技士」をはじめとする10種類の資格と、14台の自社車両という技術的な基盤に支えられています。工事中の騒音や振動だけでなく、近隣との関係性など心理的な負担も軽減したい場合に、検討したい一社です。
解体工事が終わった後、次の建築業者がスムーズに作業に入れるように現場を整えるという点は、業者選びの参考になります。解体後の地面にコンクリートの破片などが残っていると、次の工事の際にそれらを撤去する手間や追加費用が発生することがあります。株式会社駿秀工業のように、次の工程まで見据えて作業をしてくれる業者であれば、建築計画全体が円滑に進む可能性が高まります。目に見える解体作業だけでなく、その後のことまで配慮してくれる姿勢は、安心して工事を任せられるかどうかを判断する大切なポイントになります。
- 挨拶や清掃など作業以外の丁寧な対応
- 施主 近隣住民 後続業者への配慮
- 解体工事施工技士など10種の資格と14台の自社車両
静岡市の解体業者が見つかりませんでした。
業者選びの「5つのポイント」と合わせて確認!よくある質問Q&A
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
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「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
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それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
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いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
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相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
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いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。




解体工事では、営業担当者と現場の職人の間で情報がうまく伝わらず、「言った、言わない」というトラブルが起きることがあります。その点、代表者が見積もりから工事完了まで全体を管理する体制は、施主との認識のズレを防ぎやすいと言えます。すべての工程を同じ担当者が把握しているため、万が一問題が起きた際も話が早く、迅速な対応が期待できます。費用を抑えながら、担当者と密に連携をとって工事を進めたいと考える方にとって、検討しやすい業者の一つでしょう。