静岡県静岡市葵区の解体業者16社を比較|費用相場と地域の解体事情
静岡市葵区で信頼できる解体業者をお探しの方へ。
静岡市葵区に所在する16社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
そこで本記事では、おすすめ業者の紹介に加え、 「静岡市葵区の解体費用相場」や「地域の解体事情・補助金情報」 についても詳しく解説しています。
下の「静岡市葵区の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
静岡市葵区の解体工事事情と地域特性
静岡市葵区の概要
静岡市葵区は、県都の中心市街地『おまち』と、南アルプスに連なる広大な山間部『オクシズ』という二つの顔を持つ、特徴的なエリアです。
静岡市の中でも、葵区は特に極端な二面性を持っています。南部の平野部には県庁や市役所、繁華街が集まり人口が集中する一方で、面積の大半を占める北部は『オクシズ(奥静岡)』と呼ばれる自然豊かな山間地域です。
この構造は、安倍川が作った扇状地の上に市街地が広がり、その上流が険しい山地になっているという地理的な背景からきています。だからこそ、解体工事を計画する際は、ご自身の土地が都市部か山間部かによって、全く異なる視点で準備を進めることが重要です。
地形・道路事情と解体費用の傾向
葵区の解体費用は、中心市街地の城下町ならではの狭い道と、山間部『オクシズ』の不安定なアクセス道路という、エリアごとの制約に大きく影響されます。
- 地形の特徴:南部の市街地は安倍川が作った扇状地で平坦ですが、北東部の麻機地区はもともと湿地帯だったため地盤が軟弱な傾向にあります。西ケ谷や北安東といった山裾には造成団地が多く、古い擁壁の老朽化やがけ崩れのリスクを抱える場所も少なくありません。北部のオクシズエリアは、糸魚川-静岡構造線に近く、地質的に崩れやすい険しい山地です。
- 道路事情:静岡駅北側の『おまち』エリア(安西、駒形通など)は、駿府城の城下町だった頃の区割りが今も残り、4tトラックが入れない4m未満の道や一方通行が網の目のように入り組んでいます。一方で『オクシズ』エリア(梅ヶ島、井川など)へ続く県道29号や県道27号は、災害で通行止めが頻繁に、しかも長期間発生します。冬には積雪で閉鎖されることもあり、現場へのアクセスは非常に不安定です。
- 費用への影響:『おまち』エリアでは、重機が使えず手作業での解体が増えたり、一方通行に対応するための交通誘導員(ガードマン)が必要になったりします。トラックを停める高額なコインパーキング代も、見積もりに上乗せされやすい項目です。対照的に『オクシズ』エリアでは、小型トラックで処分場まで何度も往復する必要があるため、運搬費が平野部の2〜3倍に跳ね上がります。災害や天候による工期の遅れも、あらかじめリスクとして費用に織り込まれるのが一般的です。
運営者 稲垣駿府城下のような埋蔵文化財包蔵地での解体は、正直なところ「運」の要素も絡みます。私がこれまで見てきたご相談でも「調査が長引いて次の計画が…」というお悩みが多かったです。だからこそ、こうした不確定なリスクについて、事前にきちんと説明し、万が一の際の対応策まで一緒に考えてくれる誠実な業者を選ぶことが何より大切です。
駿府城の歴史と南アルプス、葵区の解体工事を縛る二大要因
葵区の中心市街地では駿府城下に眠る埋蔵文化財が、そして山間部では物流が途絶えるリスクが、それぞれ解体工事に特殊な制約と費用の増加をもたらします。
まず、中心市街地『おまち』には「埋蔵文化財のリスク」があります。このエリア(追手町、呉服町など)は徳川家康の駿府城跡とその城下町にあたり、ほぼ全域が「埋蔵文化財包蔵地」に指定されています。
このため、基礎の撤去などで地面を掘る工事の前には、60日前までに市への届出が必須です。届出後に試掘調査が入り、もし重要なものが見つかると本格的な発掘調査へと移行します。そうなると、工事が数ヶ月から半年単位でストップする可能性も否定できません。この予測できない待機期間は、計画全体に大きな影響を与えます。
もう一つは、山間部『オクシズ』が抱える「物流途絶のリスク」です。梅ヶ島や井川といった地域では空き家が増えていますが、現場までの道が狭く、2tトラックしか入れない場所が少なくありません。これでは廃材の運搬効率が極端に悪く、処分場まで往復3〜4時間かかることもあります。結果として、運搬費は平野部の数倍にまで膨らみます。
加えて、台風や豪雨で道が寸断され、作業員や重機が数ヶ月も現場から出られなくなるリスクも常にあります。工事の見積もりには、こうした自然災害への備えも含まれているのです。
解体工事・空き家対策の補助金
静岡市の補助金は防災目的のものが中心で、特に葵区では、がけ地の危険な住宅の解体やブロック塀の撤去などが対象です。
静岡市では、危険な状況をなくし防災力を高める解体工事に対して、補助制度を用意しています。葵区内で利用の可能性がある主な制度は次の通りです。
| 制度名 | 補助金額・率 | 対象・条件 |
|---|---|---|
| 静岡市がけ地近接危険住宅移転事業補助金 | 最大 97万5,000円/戸(除却費) | 土砂災害特別警戒区域などに建つ既存不適格住宅を解体し、安全な場所へ移転する場合。葵区の西ケ谷、北安東などで対象となる可能性があります。 |
| 静岡市吹付けアスベスト対策補助制度 | 費用の1/3以内(上限60万円/棟) | 吹付けアスベスト(石綿)等が施工されている建築物の除去工事。 |
| ブロック塀等撤去改善事業 | 費用の2/3以内(上限単価あり) | 通学路などの避難路に面し、倒壊の危険性があるブロック塀などの撤去。 |
これらの補助金を利用する上で最も重要なのは、必ず工事の契約や着工の「前」に静岡市へ申請し、「交付決定」の通知を受け取ることです。順番を間違えると補助金は一切受け取れないので、くれぐれも注意してください。
※制度の最新情報や申請様式は、必ず自治体の公式サイトをご確認ください。
静岡市の公式サイトで詳細を見る
廃棄物処理と分別ルール
解体で出る産業廃棄物は民間の処理施設へ運ばれますが、特に山間部の現場からだと運搬コストが大きな課題になります。
静岡県内では建設リサイクル法にもとづき、建材ごとの丁寧な分別解体が求められます。葵区の現場から出たコンクリート塊や木くずなどの産業廃棄物は、市周辺にある民間の中間処理施設や最終処分場へ運ばれます。
区内には西ケ谷清掃工場などもありますが、これらは家庭ごみなどを扱う一般廃棄物の施設のため、解体で出た産業廃棄物は受け入れていません。特にオクシズのような山間部からの廃材運搬は、遠い距離と長い時間に加え、道が寸断されるリスクも抱えています。このため、運搬費が全体の費用を大きく左右する要因になるのです。
運営者 稲垣静岡市葵区での解体工事は、現場が駿府城下の『おまち』か、南アルプスの『オクシズ』かで、計画の立て方が全く異なります。『おまち』では埋蔵文化財調査による工期の遅れや狭い道への対応、『オクシズ』では不安定な道路事情による運搬費の高騰と災害リスク。これらを正確に把握し、それぞれの地域特性を熟知した業者を選ぶことが、工事成功の鍵です。
静岡市葵区の解体費用相場
| 建物構造 | 坪単価あたりの解体費用 | 価格幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 31,500円 | 22,000~41,500円 |
| 鉄骨造 | 32,400円 | 27,800~34,800円 |
| RC造 | 63,900円 | 63,900~63,900円 |
| 内装解体 | 30,700円 | 21,200~43,200円 |
※費用相場データは、一般社団法人あんしん解体業者認定協会の提供データをもとに、スッキリ解体が独自に分析・算出したものです。
優良な解体業者の選び方
解体業者を選ぶ際は、価格だけでなく「建設業許可の有無」「過去の行政処分歴」「工事賠償責任保険の加入」など、多角的なチェックが必要です。以下の記事では、優良業者を見極めるための18のチェックポイントを専門家が詳しく解説しています。契約前にぜひご一読ください。
当サイト独自の50の調査項目
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。
静岡市葵区の解体業者一覧
静岡市葵区の解体業者、全16社をご紹介します。
株式会社ホワイト
株式会社ホワイトは、遠方に住む人が所有する静岡県内の空き家管理を専門とする会社です。主な業務は、室内に残った家財の整理、建物の解体、その後の土地・建物の売却手続きの代行です。これらを一括して依頼できるため、所有者が現地へ何度も足を運ぶ必要がありません。会社設立から10年間、依頼者や近隣住民との間でトラブルが起きたことは一度もないとのことです。工事の進捗は定期的に写真付きで報告される仕組みになっており、遠方にいながらでも状況を確認しやすい体制が整えられています。
- 遠方の所有者に向けた静岡県内の空き家管理サービスに特化
- 設立から10年間、依頼者や近隣住民とのトラブルがゼロ
- 残置物撤去・解体・不動産売却までを一括で対応
株式会社片桐工務店
株式会社片桐工務店は、静岡市葵区を拠点とする一級建築士事務所です。大きな特徴として、専任の営業担当者を置かず、社員全員が技術者であることが挙げられます。そのため、最初の打ち合わせから施工管理まで、専門知識を持つ技術者が一貫して担当します。また、木造や鉄骨といった工法、使用する材料などを特定のものに限定せず、それぞれの状況に合わせたプランを提案しています。解体工事だけでなく、その後の土地活用なども含めて相談が可能です。万が一の保証に関しても、住宅瑕疵担保履行法に対応するJIOの届出事業者として体制を整えています。
一般的に建築会社では、営業担当者と現場の技術者が分かれていることが多いです。同社のように技術者が直接話を聞く体制の場合、その場で技術的な質問に答えられたり、専門的な視点からの提案を受けられたりする利点があります。担当者間の伝達ミスによって「言った、言わない」といった問題が起こる可能性も低減されるでしょう。広告や営業トークよりも、技術的な裏付けのある説明を重視して業者を選びたい方にとって、相談しやすい会社の一つと言えそうです。
- 営業担当者を置かない技術者のみの体制
- 工法や材料を限定しない柔軟なプラン提案
- JIO(日本住宅保証検査機構)の届出事業者
町豊株式会社
町豊株式会社は、依頼者との信頼関係を重視する方針を掲げています。その方針は、「明瞭な見積り」や「近隣への配慮とマナーの徹底」などを含む『3つのお約束』として具体的に示されており、工事に関する疑問点をなくすよう努めています。家屋全体の解体はもちろん、カーポートやブロック塀一つの撤去といった部分的な工事にも対応可能です。解体によって隣家の壁が露出した場合の補修なども手掛けているため、工事後の見た目についても相談できます。この会社の特徴は、不動産取引の専門家である「宅地建物取引士」が在籍している点です。そのため、解体後の土地を売却すべきか、あるいは駐車場などにして活用すべきかといった相談にも、専門的な視点から一貫して応えてくれます。
解体を考えるとき、多くの人が悩むのが「解体した後の土地をどうしようか」という問題です。空き地のままでは固定資産税もかかり続けるため、早めに方針を決めたいところです。その点で、不動産の専門家である宅地建物取引士が社内にいるのは心強いでしょう。解体業者とは別に不動産会社を探す手間が省けるだけでなく、計画段階から「この土地を売るなら、更地にするのが得策か、それとも古家付きで売る方が良いか」といった具体的な相談ができます。解体と土地活用の両方の視点からアドバイスをもらえるため、依頼する側も納得感のある判断がしやすくなります。
- 宅地建物取引士が在籍し、解体後の土地活用や売却も相談可能
- 「明瞭な見積り」など3つのお約束を掲げ、工事内容を丁寧に説明
- ブロック塀一つの撤去から対応し、解体後の壁の補修も依頼できる
有限会社啓進
有限会社啓進は、静岡県を拠点に全国で解体工事を行っている会社です。年間の施工数は200棟以上にのぼります。一般的な住宅はもちろん、東京・池袋での8階建てマンションの解体など、都市部での工事経験も豊富です。特徴的なのは、過去に造船所や飛行機の解体を経験している点です。こうした実績は、大規模な建物や特殊な構造を持つ施設の解体にも対応できる技術力があるとうかがえます。また、同社は不動産取引や新築事業も展開しているため、解体後の土地活用まで一貫して相談できます。
造船所や飛行機の解体経験があるという点は、業者の技術力を判断する上で一つの参考になります。船や飛行機は、一般的な建物とは構造が全く異なります。そのため、どこをどのように解体すれば安全に進められるか、特殊な知識と慎重な計画が不可欠です。こうした特殊な現場を経験している業者であれば、予期せぬトラブルが起きた際の対応力も期待できます。その技術と問題解決能力は、一般的なビルや住宅の解体においても、工事全体の安全性を高められるでしょう。特に、周辺環境への配慮が求められる難しい現場の解体を依頼する場合、心強い選択肢となるでしょう。
- 年間200棟以上の施工実績と全国対応の対応力
- 造船所や飛行機といった特殊な構造物の解体経験
- 解体後の不動産取引から新築まで一貫したサポート
株式会社清沢大仙建築
株式会社清沢大仙建築は、昭和43年から50年以上にわたり静岡市葵区で営業している一級建築士事務所です。社内には一級・二級建築士のほか、「静岡県木造住宅耐震診断士」の資格を持つスタッフも在籍しています。建築の専門家が揃っているため、ただ建物を壊すだけでなく、建て替えやリフォームを前提とした解体にも対応できます。解体後の土地活用や新築の相談まで、一貫して任せられる会社です。
建て替えを前提に解体を依頼する場合、耐震診断士がいる点は参考になります。解体前の家がどのような構造で、地震に対してどこに弱点があったのかを専門家が分析してくれます。その結果を踏まえることで、次に建てる家では「前の家の反省点を活かして、より地震に強い設計にしよう」といった具体的な計画を立てやすくなります。解体と建築の両方を同じ会社に任せられるからこそ、こうした過去のデータに基づいた安全な家づくりが期待できるでしょう。
- 昭和43年創業、静岡市を拠点とする一級建築士事務所
- 静岡県木造住宅耐震診断士が在籍
- 土地探しから解体、新築、アフターメンテナンスまで一貫して対応
株式会社サカエ
株式会社サカエは、創業から50年にわたりプラントや電気設備の工事を手掛けてきた専門工事会社です。特筆すべきは、原子力発電所内での工事やメンテナンスに長年従事してきた実績です。この経験から、稼働中の設備に影響を与えず、安全を確保しながら作業を進める緻密な管理体制を構築しています。そのため、工場や複雑な配管・配線がある施設など、一般的な解体とは異なる専門知識が求められる現場を得意としています。また、大規模な工事を請け負う際に必要となる「特定建設業許可」も取得しているため、事業規模の大きな依頼にも対応が可能です。
原子力発電所内での作業経験があるという点は、技術力を判断する上で一つの参考になります。発電所の設備は、社会インフラとして絶対に止めることができず、作業にはミリ単位の精度と徹底した安全管理が求められます。そのような厳しい環境で培われた経験は、一般的な工場やプラントの解体工事にも活かされます。例えば、一部のラインを稼働させたまま隣接する古い設備を撤去する、といった特に慎重さが求められる工事も、安心して任せやすいでしょう。
- 原子力発電所内での工事・メンテナンス実績
- 工場やプラントなど、特殊環境下での解体・撤去工事が専門
- 特定建設業許可および国際規格「ISO9001」の取得
三和建商株式会社
三和建商株式会社は、静岡県で65年以上の歴史を持つ解体業者です。特筆すべきは、長年にわたり無事故を継続している点です。その背景には、毎日・毎週・毎月・毎年と、異なる周期で安全活動を実施する独自の管理システムがあります。これにより、常に安全への意識を高く保つ体制を整えています。また、自社で産業廃棄物の中間処理施設を保有しているため、解体工事から廃棄物の処理までを一貫して任せることが可能です。責任の所在が明確になるだけでなく、効率化によるコスト面のメリットも期待できます。公共事業や大規模な工事も数多く手掛けており、その実績から技術力の高さがうかがえます。
多くの業者が「安全第一」を掲げますが、それを精神論で終わらせず、具体的な「仕組み」に落とし込んでいる点は業者選びの参考になります。安全への意識は、日々の業務の中でどうしても慣れが生じがちです。そこで、同社のように周期の違う点検や活動を行うことで、常に新鮮な視点で現場のリスクを確認する機会が生まれます。こうした地道な仕組みを継続することが、結果として長期無事故につながっていると考えられます。目に見えにくい部分ですが、業者としての信頼性を判断する上で大切なポイントです。
- 65年以上の業歴と、長期無事故を支える独自の安全管理システム
- 解体から廃棄物処理まで自社で完結できる中間処理施設の保有
- 公共事業や大規模工事にも対応できる技術力と実績
有限会社鷹健工業
有限会社鷹健工業は、約30年にわたり解体工事を手掛けている会社です。専門資格を持つ技術者が在籍し、工事に必要な重機や車両も自社で保有しています。大きな特徴は、24時間365日対応できる体制が整っている点です。この対応力を活かし、過去には火災現場の緊急処理や、商業施設の夜間工事などにも対応した実績があります。急なトラブルや、日中の作業が難しい現場の解体を検討している方にとって、相談先の一つとなるでしょう。
解体業者の中には「24時間受付」とあっても、実際の作業は翌営業日以降というケースは少なくありません。その点、同社は夜間や休日でも職人と重機が動ける体制を整えているのが特徴です。例えば、火災後の片付けのように、一刻も早い対応が求められる状況は実際に起こり得ます。そうした緊急時にすぐに動ける業者は限られます。万が一の事態を想定して業者を探している方にとって、この対応力は安心材料の一つとして判断できるポイントです。
- 約30年の業歴で培われた技術と経験
- 火災現場など緊急時にも対応可能な24時間体制
- 専門資格者と自社保有の多様な重機・車両
株式会社森下工業
静岡市を拠点とする解体専門業者です。大きな特徴は、代表者自身が現地調査から見積もり、施工管理までを一貫して担当する点です。下請け業者を使わない100%自社施工のため、余分な中間マージンが発生しません。木造家屋や内装の解体に加え、施主が手続きに手間取ることが多い不用品の回収もまとめて依頼できます。公式ホームページでは過去の施工事例を写真付きで紹介しているほか、LINEを使った手軽な問い合わせにも対応しています。
解体工事では、営業担当者と現場の職人の間で情報がうまく伝わらず、「言った、言わない」というトラブルが起きることがあります。その点、代表者が見積もりから工事完了まで全体を管理する体制は、施主との認識のズレを防ぎやすいと言えます。すべての工程を同じ担当者が把握しているため、万が一問題が起きた際も話が早く、迅速な対応が期待できます。費用を抑えながら、担当者と密に連携をとって工事を進めたいと考える方にとって、検討しやすい業者の一つでしょう。
- 代表者による現地調査から施工管理までの一貫対応
- 中間マージンを省いた自社施工での価格設定
- 解体工事に付随する不用品の回収も可能
株式会社ポスト
静岡市と掛川市に拠点を置き、静岡県の中部から西部にかけて解体や土木工事を手掛けている会社です。特徴は、建物の解体から、整地を行う造成工事、フェンスなどを設置する外構工事までを一社でまとめて依頼できる点にあります。複数の業者を個別に探す必要がなく、窓口が一つで済むため、打ち合わせなどもスムーズに進めやすいでしょう。大手ゼネコンが発注する現場での作業実績もあり、個人宅の工事にも対応しています。相談や見積もりは無料のため、解体後の土地をどうするかまで含めて検討している場合に相談しやすい業者です。
解体工事と、その後の造成工事を別々の会社に依頼すると、会社間の情報共有がうまくいかず、作業の連携が滞ることがあります。その点、株式会社ポストのように一社で工事全体を担当してくれると、余計な不安が減ります。担当者が最後まで責任をもって対応してくれるのも大きな安心材料です。特に「解体した土地に家を建てたい」といった具体的な計画がある方にとっては、次の工程を見据えた解体プランを提案してもらいやすいでしょう。
- 解体・造成・外構工事までの一括対応
- 静岡市と掛川市を拠点に県内中西部をカバー
- 大手ゼネコンの現場にも対応する技術
静岡市葵区の解体業者が見つかりませんでした。
解体業者の選び方でよくある質問
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
-
「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
-
それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
-
いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
-
相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
-
いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。

「設立から10年間トラブルがない」という点は、業者選びの参考になります。特に所有者が遠方に住む空き家の工事は、近隣への説明が不十分になりがちで、住民の不安や不満につながりやすいものです。この実績からは、同社がマニュアル通りの挨拶だけでなく、近隣住民一人ひとりの声に耳を傾け、それを現場作業に反映させる姿勢を徹底していることがうかがえます。現地へ行けない所有者にとって、こうした近隣への配慮は、安心して工事を任せるための大きな判断材料になると言えるでしょう。