静岡県静岡市駿河区の解体業者20社を比較|費用相場と地域の解体事情
静岡市駿河区で信頼できる解体業者をお探しの方へ。
静岡市駿河区に所在する20社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
そこで本記事では、おすすめ業者の紹介に加え、 「静岡市駿河区の解体費用相場」や「地域の解体事情・補助金情報」 についても詳しく解説しています。
下の「静岡市駿河区の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
静岡市駿河区の解体工事事情と地域特性
静岡市駿河区の概要
静岡市駿河区は、物流や暮らしの中心となる平野部と丘陵地が混在し、複数の災害リスクも抱えているのが特徴です。
静岡市の南部に位置する駿河区は、人口約20.5万人(2025年1月時点)の区です。安倍川が作った広い平野と、日本平で知られる有度丘陵という、対照的な地形で成り立っています。
国道1号や東海道新幹線が通り、暮らしや物流の拠点ですが、同時に、駿河湾沿岸では津波、丘陵地や山あいでは土砂災害のリスクも考慮に入れる必要があります。
地形・道路事情と解体費用の傾向
安倍川沿いの軟弱な地盤や、用宗地区などに今も残る昔ながらの狭い道が、解体費用を押し上げる主な要因です。
- 地形の特徴:区の大部分は安倍川が作った平野ですが、海岸に近づくほど砂や泥が多い軟弱な地盤が増えていきます。こうしたエリアでは地震時の液状化が心配されるため、解体後の新築時に地盤改良などで追加費用がかかることもあります。加えて、有度丘陵や用宗地区の山沿いは急な斜面が多く、土砂災害への備えも欠かせません。
- 道路事情:戦後の復興期にできた鎌倉通り周辺や、漁師町として栄えた用宗の古い町並みには、道幅が4メートルに満たない狭い道が今も多く残っています。このような場所では、解体用の重機やトラックの進入が難しくなります。
- 費用への影響:道が狭い現場では大きな重機が入れないため、小型の重機を使ったり、大部分を手作業で壊す「手壊し解体」が基本です。さらに、解体で出たガラなどを軽トラックで広い道まで何度も往復して運び出す「小運搬」という作業も発生し、人件費と工期が膨らみます。結果として、坪単価が通常の現場の1.5倍から2倍にまで上がるケースも珍しくありません。
運営者 稲垣登呂遺跡周辺の「埋蔵文化財包蔵地」は、私たちがご相談を受ける中でも特に注意が必要なエリアです。知らずに計画を進めてしまい、着工直前に数ヶ月単位の遅れが出たという失敗例も見てきました。解体業者を選ぶ際には、こうした地域の特殊事情を理解し、事前に市役所への確認を代行してくれるような、段取りの良い会社を見つけることが重要ですね。
登呂遺跡の存在が影響する解体工事の制約
駿河区の大きな特徴として、特別史跡「登呂遺跡」の存在が挙げられます。このため工事前には埋蔵文化財の確認が必須で、工期に影響が出る可能性があります。
駿河区で解体工事を計画する際、特に注意したいのが特別史跡「登呂遺跡」の存在です。この遺跡周辺は「周知の埋蔵文化財包蔵地」に指定されています。
このエリアで基礎工事のように地面を掘る作業をするには、法律に基づき、着工の60日前までに市へ届け出る義務があります。届出後、市の判断で試掘調査が必要になれば、そのための期間を確保せねばならず、全体の工期が遅れる原因になります。
万が一、工事中に重要なものが見つかると、工事はストップし本格的な発掘調査に切り替わるリスクもゼロではありません。計画の早い段階で、ご自身の土地が該当エリアかを確認することが非常に重要です。
解体工事・空き家対策の補助金
旧耐震基準の木造住宅を対象とする市の「プロジェクトTOUKAI-0」を中心に、崖地の対策やアスベスト除去に関する補助制度が利用できます。
| 制度名 | 補助金額・率 | 対象・条件 |
|---|---|---|
| プロジェクトTOUKAI-0(耐震化促進事業) | 最大100万円規模(メニューによる) | 昭和56年5月31日以前に着工された旧耐震基準の木造住宅の耐震補強、建替えに伴う除却、または危険な空き家の除却。 |
| がけ地近接危険住宅移転事業 | 最大 97万5,000円/戸(除却費) | 土砂災害特別警戒区域など、災害の危険性が著しく高いエリアに建つ住宅の移転・解体。 |
| 民間建築物吹付けアスベスト対策事業補助金 | 調査:上限25万円程度 除去:費用の1/3以内、上限60万円程度 | 民間建築物における吹付けアスベストの分析調査や除去・封じ込め工事。 |
これらの補助金を利用する上で最も大切なのは、必ず工事の契約や着工をする前に、市から交付決定の通知を受け取ることです。令和7年度の受付は4月1日から始まりますが、予算が上限に達した時点で締め切られてしまうので、早めの計画と相談が成功の鍵を握ります。
※制度の最新情報や申請様式は、必ず自治体の公式サイトをご確認ください。
静岡市の公式サイトで詳細を見る
廃棄物処理と分別ルール
静岡市のルールでは、解体工事で発生したプラスチック類は市の清掃工場へ持ち込めません。そのため、すべて産業廃棄物として適切に処理する必要があります。
駿河区の解体工事で出る廃棄物は、静岡市の厳しい分別ルールに従わなくてはなりません。特に注意したいのは、市の清掃工場が事業で出たプラスチック類(廃プラ、ビニール、発泡スチロールなど)を一切受け付けていない点です。
だからこそ、解体で出るコンクリートガラや金属、石膏ボード、廃プラスチックなどは、すべて許可を持つ産業廃棄物処理業者へ委託することが必須です。このルールを守らないと、搬入を断られるだけでなく、最悪の場合、不法投棄と判断されるリスクもあるため注意が必要です。
運営者 稲垣静岡市駿河区での解体工事は、登呂遺跡周辺での埋蔵文化財の事前確認や、用宗地区のような狭い道への対策が計画の鍵です。また、市の「プロジェクトTOUKAI-0」といった補助金を最大限に活かすには、年度が明けてすぐの迅速な申請準備が欠かせません。
静岡市駿河区の解体費用相場
| 建物構造 | 坪単価あたりの解体費用 | 価格幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 28,900円 | 27,700~31,100円 |
| 鉄骨造 | 30,300円 | 26,200~37,900円 |
| RC造 | 72,300円 | 59,300~93,800円 |
| 内装解体 | 30,700円 | 21,200~43,200円 |
※費用相場データは、一般社団法人あんしん解体業者認定協会の提供データをもとに、スッキリ解体が独自に分析・算出したものです。
優良な解体業者の選び方
解体業者を選ぶ際は、価格だけでなく「建設業許可の有無」「過去の行政処分歴」「工事賠償責任保険の加入」など、多角的なチェックが必要です。以下の記事では、優良業者を見極めるための18のチェックポイントを専門家が詳しく解説しています。契約前にぜひご一読ください。
当サイト独自の50の調査項目
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。
静岡市駿河区の解体業者一覧
静岡市駿河区の解体業者、全20社をご紹介します。
株式会社インフィニック
株式会社インフィニックは2018年設立の解体業者です。特徴は、解体工事以外の関連作業も一括で依頼できる点にあります。具体的には、家屋の解体だけでなく、通常は専門業者への依頼が必要なエアコンの取り外し・設置、室内の光触媒コーティングまで対応しています。解体業者と電気工事業者を別々に探す必要がないため、依頼の手間を減らすことができます。同社のウェブサイトでは、顧客満足度97%という数字が公表されています。
- 顧客満足度97%という評価(自社サイト公表値)
- 解体、エアコン工事、光触媒コーティングの一括対応
- 別々の業者に依頼する手間を省ける利便性
株式会社サンライト工業
株式会社サンライト工業は、30年以上の歴史を持つ解体業者です。大きな特徴として、宅地建物取引士や古民家鑑定士1級の資格を持つ社員が在籍しています。そのため、単に建物を解体するだけでなく、解体後の土地をどうすれば有効に活用できるか、といった将来の計画まで相談に乗ってもらえます。建物の調査から解体、そして土地活用までを一貫して任せられるため、相続などで複雑な事情を抱えている場合でも、心強い相談相手となるでしょう。
社内に古民家鑑定士がいるという点は、業者を選ぶ上で一つの参考になります。「古い家だから壊すしかない」と考える前に、その建物に資産的な価値はないか、リフォームや売却といった他の道はないか、といった多角的な視点から相談できるからです。解体工事を「資産をどう活かすか」という広い視野で捉えているため、さまざまな選択肢の中から最も良い方法を一緒に考えてほしい、という方に適した業者だと言えます。
- 宅地建物取引士や古民家鑑定士1級など不動産関連の有資格者が在籍
- 建物の調査から解体、その後の土地活用まで一貫した相談に対応
- 30年以上の解体工事における実績
エコライン株式会社
エコライン株式会社は、静岡県を拠点とする大手企業「静鉄グループ」の一員です。大手グループに所属していることで、法令遵守の姿勢や経営の安定性を判断する上での安心材料になります。同社は「環境企画設計会社」として、自社で中間処理施設を保有している点も特徴です。解体工事で発生した廃棄物を自社の工場で適切に処理できるため、不法投棄といったリスクを避けられます。技術力の高さは、静岡市などが発注する公共事業の実績からうかがえます。例えば、保安上の管理が厳しい「静岡空港」構内での工事や、「基礎杭引抜工事」のような特殊技術が必要な工事も手掛けています。企業としての信頼性や、廃棄物処理まで一貫して任せたい場合に適した業者です。
解体業者を選ぶ際、技術力だけでなく「どのような母体の会社か」という点も参考になります。エコライン株式会社は「静鉄グループ」に属しており、これが大きな強みです。一般的に、大手グループ企業はコンプライアンス(法令遵守)の基準が厳しく、財務基盤も安定しています。そのため、万が一工事中にトラブルが発生した場合でも、補償などの面でしっかりとした対応が期待できます。公共事業を安定して受注している背景にも、こうした企業としての信頼性があります。技術力はもちろん、会社の安定性や信頼性を重視する方にとって、有力な選択肢の一つになるでしょう。
- 大手「静鉄グループ」の一員という信頼性
- 静岡空港など公共事業における高難易度工事の実績
- 自社工場による解体から廃棄物処理までの一貫体制
株式会社栄和土木
株式会社栄和土木は1979年の設立以来、土木事業と不動産事業を両立させてきました。母体である土木事業部では、道路や橋といった公共工事も担当しており、大規模工事に対応できる証明となる「特定建設業許可」も取得しています。この技術力と経験は、個人宅の解体工事においても安全性の裏付けとなります。また、社内に不動産事業部があるため、解体後の土地の売却や活用方法について、専門的な視点から相談することが可能です。解体からその後の資産計画までを一つの窓口で進めたい場合に適した会社です。
解体工事後の土地をどうすればよいか、悩む方は少なくありません。この会社のように不動産部門があると、解体計画の段階から、その土地の価値や適した活用法をふまえた相談ができます。例えば「土地を売るなら、どこまで整地すれば買い手がつきやすいか」「新しい家を建てるなら、どのような造成が必要か」といった具体的な見通しを立てやすくなります。解体と土地活用を別々の会社に依頼する手間を省き、一貫した計画を立てたい方にとって、相談しやすい選択肢の一つと言えるでしょう。
- 公共工事も手掛ける土木事業が母体
- 土地の売買や活用を担う不動産事業部との連携
- 1級土木施工管理技士や宅地建物取引士が在籍
株式会社鎌田配管工事店
株式会社KAMATAは、1960年に創業した静岡市の総合設備業者です。専門は給排水や空調、電気といった建物の設備全般に関わる設計・施工で、建物本体の解体工事は行っていません。同社が主に手掛けるのは、建物の大規模な改修工事などで行われる専門的な設備撤去です。フロンガスを含む空調設備や、複雑に張り巡らされた配管系統の処理など、専門知識と技術が求められる作業に対応しており、静岡市歴史博物館のような主要な施設の施工実績もあります。
建物の解体工事には、構造物を壊す前の準備段階として、専門的な設備撤去が欠かせません。一般の方が直接依頼することは少ないですが、水道やガス、電気、空調といった設備系統を安全に処理する重要な役割を担っています。解体業者が建物を壊す作業に集中できるのは、事前にこうした専門業者が配管や配線を適切に処理してくれるためです。特に大規模な施設になるほど、その役割は大きくなります。
- 給排水・空調・電気など建物設備の設計と施工
- 静岡市歴史博物館など公共・大型施設の施工実績
- 大規模改修に伴う専門的な設備撤去
ソーアイ造園株式会社
ソーアイ造園株式会社は、1969年に創業した造園・外構工事の専門業者です。長年、庭づくりなどを手掛けてきた経験を活かし、解体後の土地活用まで見据えた相談に対応しています。庭木の伐採やブロック塀の撤去といった部分的な解体はもちろん、更地にした後の造園や駐車場舗装まで一貫して任せられます。解体と土地の整備を別々の業者に依頼する手間が省けるため、解体後の計画が決まっている場合には便利な選択肢です。また、自社で産業廃棄物の収集運搬許可も取得しています。
解体工事を依頼する際は、工事で出た廃棄物がどのように処理されるかを確認することが大切です。なぜなら、万が一業者が不法投棄などを行った場合、依頼主が責任を問われる可能性があるためです。その点で、同社のように自社で「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得していることは、安心材料の一つになります。これは、自社の責任で廃棄物を正規の処理場まで運ぶ資格があるという証明であり、誰がどこに運ぶのかが明確です。不適切な処理のトラブルに巻き込まれるリスクを減らしたい方にとって、こうした許可の有無は重要な判断基準となるでしょう。
- 1969年創業の造園・外構工事業者
- 解体から造園、駐車場舗装まで一括で依頼可能
- 自社で産業廃棄物収集運搬業許可を取得
池田工業
池田工業は、公式Twitterで日々の作業進捗を写真付きで公開している点が特徴です。進行中の現場の様子を誰でも見ることができるため、依頼前にどのような会社かを確認できます。解体工事だけでなく、海の埋め立てや船着場の制作といった土木工事を手掛けた実績もあります。また、古物商許可を保有しているため、現場の状況によっては建材などの有価物を買い取ることで、解体費用を抑えられる可能性があります。
多くの業者がウェブサイトに掲載するのは、工事が完了した後の綺麗な写真です。それに対して池田工業は、Twitterで作業中の様子を公開しています。どのような職人が、どんな重機を使い、どういう手順で作業を進めているのか。そうした工事の過程がわかることは、依頼を検討する上で一つの判断材料になります。日々の情報をありのままに見せているという点は、作業の丁寧さや安全性に対する姿勢を判断する上で参考になるでしょう。
- 公式Twitterによる日々の作業進捗の公開
- 海の埋め立てや船着場制作など大規模な土木工事の実績
- 古物商許可を保有し有価物の買取にも対応
株式会社トゥースリー
株式会社トゥースリーの大きな特徴は、自社で産業廃棄物の中間処理施設「吉田工場リサイクルセンター」を保有している点です。これにより、解体工事で発生した廃棄物を外部の業者に委託することなく、最後まで自社で責任を持って処理が可能です。中間マージンや運搬費用を抑えられるため、解体費用の削減が期待できます。また、廃棄物が最終的にどこでどのように処理されるかが明確であることは、不法投棄といった心配をなくすことにもつながります。同社は1999年に創業し、静岡から名古屋までを主な事業エリアとしています。
解体費用の中で、廃棄物の処分費用は大きな割合を占めます。トゥースリーのように自社で処理施設を持っているということは、その費用の大部分を自社で管理できるということです。これは、外部の処分場の価格が変動したり、廃棄物の受け入れが制限されたりする影響を受けにくいことを意味します。その結果、依頼者にとっては費用や工期が安定しやすいという利点があります。また、自分の建物を壊して出た廃棄物が、最後まで責任を持って適切に処理されるという点も、安心して工事を任せるための重要なポイントになります。
- 自社で産業廃棄物の中間処理施設を保有
- 廃棄物処理コストの内製化による、市況に左右されにくい価格設定
- 1級土木施工管理技士など15種類以上の有資格者が在籍
有限会社小林総合解体
有限会社小林総合解体は、地域との関係性を重視している解体業者です。その姿勢は、優良業者を紹介する「あんしん解体業者認定協会」から取材を受けた実績からも見て取れます。特に特徴的なのは、事務所の敷地内で「駄菓子屋」を運営している点です。普段から子どもや地域住民と顔の見える関係を築いているため、工事に関する相談もしやすいでしょう。木造から鉄筋コンクリート造の建物、外構まで幅広く対応しており、技術面でも頼りになります。
解体業者が「駄菓子屋」を運営しているという点は、業者選びの参考になります。解体工事は、どうしても騒音やほこりで近隣に影響を与えてしまうため、住民への丁寧な配慮が不可欠です。普段から駄菓子屋を通じて事業者の顔や人柄が知られていれば、住民側も何かあったときに相談しやすくなります。日頃から地域との良好な関係づくりを意識している業者であれば、実際の工事でもきめ細やかな近隣対応が期待できると考えられます。
- 事務所の敷地内で「駄菓子屋」を運営
- 優良業者紹介サイト「あんしん解体業者認定協会」からの取材実績
- 木造からRC造、外構工事まで幅広く対応
久保田建設株式会社
久保田建設株式会社は、1966年に創業した一級建築士事務所です。長年にわたり静岡で注文住宅を手掛けてきたため、建物の構造を熟知しています。その専門知識を活かし、解体後の新築やリフォームまで一貫して相談に乗ってもらえるのが特徴です。国が大規模な工事を認める「特定建設業許可」も保有しているため、建物の規模に関わらず安心して依頼できます。また、作業の難易度が高いとされる狭い土地や傾斜地での工事実績もあり、同社の技術力を判断する上での参考になるでしょう。
一級建築士事務所に解体を依頼する大きな利点は、次の建築計画まで見越した解体を行える点です。単に更地にするだけでなく、「新しい家を建てるなら、この擁壁は残した方がコストを抑えられる」「この高さまで土地をならすと、日当たりや水はけが良くなる」といった専門的な視点で計画を立ててくれます。解体後の土地でどのような暮らしを実現したいかまで具体的に考えている方にとって、建築の知識を持つ同社は心強い相談相手になるでしょう。
- 1966年創業の一級建築士事務所
- 解体から新築・リフォームまで一貫対応
- 狭小地や傾斜地での施工実績
静岡市駿河区の解体業者が見つかりませんでした。
解体業者の選び方でよくある質問
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
-
「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
-
それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
-
いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
-
相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
-
問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
-
いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。

解体工事の際、エアコンの取り扱いは意外と忘れがちな点です。通常、解体業者とは別に電気工事業者を探して、取り外しや処分を依頼しなければなりません。株式会社インフィニックは、このエアコン工事もまとめて引き受けてくれます。窓口が一つになるため、複数の業者とやり取りする手間が省けます。忙しい方や、手続きを少しでも簡単にしたい方にとっては、検討しやすい業者の一つと言えるかもしれません。