栃木県足利市の解体業者一覧12社
足利市の解体業者をお探しの方へ。
「スッキリ解体」が、足利市に所在する12社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
このページでは、まず優良な解体業者の選び方を解説し、その後に「足利市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
優良な解体業者の選び方【5つのポイント】
安心して依頼できる解体業者を選ぶ際にチェックするべき 5つのポイントをご紹介します。
基準1:建設業許可の保有・解体工事業の登録がされていること
解体工事を行うためには、「建設業許可」の保有または「解体工事業の登録」のいずれかが必要です。 許可・登録がない状態で解体工事を行うことは違法行為にあたるため、必ずどちらかを保有・登録している業者を選びましょう。
- 建設業許可(解体工事業)
-
解体工事においては1件の請負金額が 500万円以上(税込)の工事を行う場合に必要となる許可。
- 解体工事業の登録
-
解体工事を請け負うための登録。ただし1件の請負金額が 500万円未満(税込)の工事のみ請け負える。
解体工事を請け負う業者が無許可だと判明した場合、建設業法違反により 工事中止命令や、 営業停止処分が下されることがあります。その場合、解体工事の予定は大幅に遅れ、費用も時間も余計にかかってしまうことになりかねません。
また、コンプライアンス意識や技術力の不足により 「不法投棄・現場での事故」を起こす可能性もあります。業者が許可の保有・登録を行っているかは事前に必ず確認しましょう。
基準2:産業廃棄物収集運搬業許可を保有していること
産業廃棄物を収集運搬する資格である 「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得するには、指定の講習や経営状況などの要件をクリアする必要があるため、 会社としての信頼の裏付けになります。
- 運搬車両・車両保管の要件
-
廃棄物の種類に応じて、飛散や流出を防ぐ構造であることが求められます(土砂を運ぶダンプにシートをかけられる、液体を運ぶタンクローリーに漏洩防止措置があるなど)。また、運搬車両を適切に保管できる駐車場を確保しなければいけません。
- 講習会の修了
-
日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)が実施する「産業廃棄物収集・運搬課程」の講習会を受講し、試験に合格して修了証を取得している必要があります。つまり「 収取運搬に必要な知識を習得しているか」が求められます。
- 利益・債務超過の要件
-
直近3年間の決算書において、経常利益や当期純利益がマイナスでないことや、貸借対照表において負債総額が資産総額を上回る「債務超過」の状態でないことが原則です。つまり 「経営的に安定しているか」が審査されます。
- 事業内容の明確化
-
取り扱う産業廃棄物の種類、運搬方法や使用する車両、適正な処理ルートなどを明確化する義務があります。廃棄物をどこからどこへ、どのように運ぶかを決定します。つまり「 廃棄物を適切に処理することの証明」をしなくてはいけません。
また、産業廃棄物収集運搬許可を持っていることで、 解体業者にとって最適なルートでゴミを処分できるというメリットもあります。処分を外部に委託するケースと比べて費用を抑えやすい傾向があります。
運営者 稲垣
廃棄物の処分費用は一律ではなく、処分場によって変動があります。木材はAの処分場、鉄くずはBの処分場へ持ち運ぶなどして、処分コストを抑える工夫をしている業者もいるため、自社で許可を保有していることが望ましいと言えます。
基準3:過去に違反歴がないこと
解体業者が違法工事や不法投棄を行うと違反歴がつきます。 創業 し て から違反歴が一切ないことも信頼の証です。
違反歴を依頼者自身で確認する場合は、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」や、産業廃棄物処理事業振興財団の「許可取消処分情報」で検索できます。
違反歴があるからといって必ずしも危険な業者とは限りませんが、 安全意識の高さを判断する基準としては有効です。
基準4:自社でホームページを保有していること
解体業者が自社でホームページを保有していると、様々な情報を調べられます。
一般的には「会社概要」「事業案内」「施工実績」「経営理念」「設備・施設案内」「スタッフ紹介」「保有資格」「企業の強み」「お客様の声」「ブログ・SNS」などが掲載されています。
中には、 施工実績を写真つきで公開している解体業者や、 明瞭な料金体系を掲載している業者も存在します。「ホームページにどんなことが書いてあるか」を比較し、業者の信頼度を見極めましょう。
運営者 稲垣
詳細で具体的な公開情報は、お客様に隠しごとをしないという誠意の証でもあります。
また、優良な解体業者は普段から工事の経過を写真に収めています。それにより 作業
の正当性や透明性を証明しているため、詳細な現場の写真を公開できること自体も信頼に繋がります。
基準5:公共工事を請け負った経験があること
国や地方自治体から発注される公共工事を請け負っていることも、信頼性を判断する1つの基準となります。
公共工事とは「水道・道路・鉄道・ダム・公園・学校」などを対象にした、社会基盤に携わる工事を指します。公共工事を請け負うためにはいくつか条件があり、それらを満たすことで信頼性の裏付けになります。
- 経営事項審査
-
公共工事の入札に参加するには経営事項審査を受ける必要があります。この審査では企業の経営状況、技術力、社会性、過去の実績など様々な観点から企業の実力が審査されます。公共工事を請け負えるのは、 企業の経営基盤や技術力が一定水準以上である証です。
- 入札・契約制度
-
一般競争入札が採用されることが多く、価格だけでなく技術提案も含めた総合的な評価によって発注先を決定します。これにより、安かろう悪かろうの業者は排除され、 技術力や実績のある優良な業者が選ばれやすいと言えます。
- 履行保証制度
-
万が一、業者が倒産したり、自己都合で工事を放棄したりした場合に備えて、契約保証金や履行保証保険への加入が義務付けられています。これにより工事が中断しても保証機関が代替業者を探すなどして、 工事の完成が保証されます。
運営者 稲垣
公共工事は審査と入札によって、工事品質の低い業者が簡単に請け負えないようなシステムになっています。公共工事の実績はホームページで公開している場合も多いので、依頼前に確認しておきましょう。
以下の記事ではさらに網羅的な業者の選び方を紹介しています。「どうしてそれが優良業者の裏付けになるのか」といった、 各基準における専門家の詳細な解説が読めますのでぜひご確認ください。
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
調査項目(全50項目)を見る
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。
足利市の解体業者一覧
足利市の解体業者、全12社をご紹介します。
アイ・テック株式会社
アイ・テック株式会社は、創業から47年以上続く企業です。解体事業のほか、建設、運送、リサイクル、遺品整理、貿易の事業部を持ち、グループ内で連携しています。そのため、解体前の遺品整理から、解体、廃材の運搬・リサイクルまでを一貫して依頼できます。遺品整理は「ターミナルアイ」という専門部署が担当しており、各工程を外部に委託しないため、中間マージンを抑えることにもつながります。国土交通大臣許可をはじめ、事業に必要な公的許可を7都県市で取得しています。
- 解体・リサイクル・遺品整理など6事業を自社グループ内で完結
- 国土交通大臣許可を含む7都県市での許認可と業界団体理事の実績
- 徹底した現場管理や、海外でのボランティア活動への参加
有限会社石原運輸
有限会社石原運輸は、足利市で50年以上にわたり解体業を手掛けています。同社の大きな特徴は、自社で「産業廃棄物中間処理場」を保有している点です。これにより、解体工事で発生した廃棄物の処理まで、すべて自社の管理下で完結させることができます。年間140件の施工実績があり、木造住宅から鉄骨・RC造の建物、アスベスト除去まで幅広く対応しています。また、不用品回収や遺品整理、相続物件に関する相談も一つの窓口で受け付けているため、解体に伴うさまざまな手続きをまとめて依頼することが可能です。
解体工事を依頼する際、解体後の廃棄物がどのように処理されるかは見えにくい部分です。万が一、業者が不法投棄などの不適切な処理をした場合、依頼主である施主の責任が問われる可能性もあります。その点で、石原運輸のように自社で中間処理場を持っていることは、依頼する側にとって大きな安心材料になります。解体から廃棄物の分別、最終処分に至るまで、すべての工程を自社で責任を持って管理してくれるため、不適切な処理が行われるリスクを大幅に減らすことができます。これは、法令をきちんと遵守したいと考える方にとって、重要な判断基準の一つになるでしょう。
- 自社中間処理場の保有による解体から廃棄物処理までの一貫体制
- 創業50年以上の実績と関東一帯に対応する組織力
- 不用品回収や遺品整理など解体以外の作業にも対応
株式会社平塚解体工業
株式会社平塚解体工業は、環境への配慮と高い技術力が特徴の会社です。その取り組みの一つが、国際的な環境目標である「SBT認定」の取得です。これは、科学的な根拠に基づいてCO2排出量の削減目標を設定し、実行している企業に与えられるものです。また、足利市の中橋架け替えに伴う旧橋の解体といった公共事業も手掛けています。このような大規模な工事の実績は、同社の技術力や安全管理体制の確かさを示しています。代表者自身が解体やアスベスト、遺品整理に関する専門資格を保有しているため、専門的な内容についても安心して相談できます。
解体業者が「SBT認定」を取得しているという点は、業者選びの参考になります。この認定を受けるには、CO2削減の具体的な目標と計画を立て、実行しなくてはなりません。長期的な視点での経営や事業の透明性が求められるため、企業の安定性をはかる上での一つの目安と考えることができます。また、橋梁のような公共インフラの解体を任されるという事実も重要です。公共工事では、技術力はもちろん、周辺への安全管理体制が非常に厳しく審査されます。こうした客観的な認定や実績は、法令遵守への意識が高い業者を選ぶ際の、分かりやすい判断材料になるでしょう。
- 国際的な環境目標「SBT認定」の取得
- 足利市の中橋架け替えに伴う旧橋の解体など公共工事の実績
- 代表者が持つ解体・アスベスト・遺品整理に関する専門資格
佐取建設株式会社
佐取建設株式会社は、建物の解体だけでなく、その後の土地活用までサポートしている会社です。主な事業は解体工事、空き家管理、不動産売買で、建物に関する様々な相談に対応しています。「解体後の土地をどうしたら良いか」といった悩みに対し、売却や活用といった複数の選択肢を示しながら具体的な提案を行います。アスベスト除去も手掛けているため、古い建物の解体も安心して依頼できるでしょう。
解体工事を依頼した後、多くの人は「この土地をどうしよう」という次の問題に直面します。佐取建設株式会社は、解体だけでなく、その後の土地活用や売却までを自社のサービス範囲としている点が特徴です。工事が終わったら関係が終わるのではなく、土地という資産を今後どうしていくかという段階まで相談に乗ってくれます。特に、管理に困っている空き家の解体を検討している場合、解体からその後の手続きまで一括で任せられる点は、業者選びの参考になるでしょう。
- 解体後の土地活用や売却に関する具体的な提案
- 放置された空き家の定期的な管理サービス
- アスベスト除去から不動産取引までの一括対応
株式会社マキサン
株式会社マキサンは1945年に創業し、足利市で長く建設業と不動産業を営んでいます。建設業と宅地建物取引業の両方の許認可を持っているため、解体工事から新築・リフォーム、土地の売買や活用までを一つの窓口で相談できるのが特徴です。例えば「実家を解体して土地を売りたい」と考えた場合でも、解体業者と不動産業者を別々に探す必要がありません。長年地域で事業を続けてきた経験から、その土地の状況に合わせた活用方法についても相談に乗ってもらえます。
解体を考え始めたとき、その後の土地をどうするかまで決まっていないことも多いものです。株式会社マキサンは建設と不動産の両方を扱っているため、「解体費用がいくらかかるから、土地はいくら以上で売却したい」といった具体的な資金計画の相談がしやすいでしょう。売却するのか、新しく家を建てるのか、あるいは駐車場などにして貸し出すのか。それぞれの選択肢について、解体から不動産取引までを一貫して担当する会社に相談できるという点は、検討する上で参考になります。
- 建設業と宅地建物取引業の両方の許認可を保有
- 解体から新築、土地の売買まで一社で対応
- 足利市で80年近く事業を継続。解体後の土地活用についても具体的な提案が可能
株式会社小倉解体工業
株式会社小倉解体工業は、足利市・佐野市を拠点とする解体業者です。特徴的なのは、スタッフの採用基準として経験や学歴よりも「謙虚で素直であること」を重視している点です。この方針は、施主だけでなく近隣住民への丁寧な対応にも繋がっています。また、ウェブサイトで料金体系や全10ステップにわたる工事工程を公開しており、事前に費用の目安や作業の流れを把握できるため安心です。現場では廃材を細かく分別しており、環境に配慮するとともに、建て替え時に資材を再利用したいといった相談にも応じています。
解体工事では、騒音や粉塵など、近隣への配慮が不可欠です。トラブルの原因は、技術的なミスよりも、現場スタッフの対応やコミュニケーション不足であるケースも少なくありません。その点で、小倉解体工業が採用時に「謙虚で素直であること」という人柄を重視している点は、業者選びの参考になります。人柄を基準に選ばれたスタッフであれば、依頼主はもちろん、近隣の方々への丁寧な対応が期待できます。工事期間中を安心して過ごしたいと考える方にとって、心強い選択肢の一つとなるでしょう。
- 経験よりも「謙虚さ・素直さ」を重視したスタッフ採用
- 廃材を現場で分別し、建て替え時の資材再利用にも対応
- 料金体系と全10ステップの工事工程を公開する透明性
株式会社ジョイント
株式会社ジョイントは、解体工事のほか、水回りのリフォームや外構・エクステリア工事なども手掛ける工務店です。複数の工事を検討している場合、同社にまとめて依頼できるため、業者を探す手間を省くことができます。見積もりは無料で、契約を急かさない方針を明確にしています。また、相談は年中無休で夜20時まで対応しているため、日中は多忙な方でも問い合わせしやすい体制が整っています。
解体だけでなく、水回りや外構の工事も一社で対応できる点は、業者を選ぶ際の参考になります。工事の種類ごとに別々の業者を探して連絡を取る手間が省けるのは、特に忙しい方にとって大きな利点と言えるでしょう。また、年中無休で夜20時まで相談できる体制も、利用者にとっては心強い点です。仕事終わりや休日など、都合の良い時間に相談できるため、慌てずにじっくり検討を進められます。契約を急かさない方針を掲げていることからも、利用者との対話を重視していることがうかがえます。
- 解体・水回り・外構工事を一社で完結できる幅広い対応範囲
- 年中無休、夜20時まで受け付けている相談体制
- 利用者が納得するまで契約を急かさない対話重視の方針
橋本解体工業有限会社
橋本解体工業有限会社は、創業から50年にわたり解体工事を専門に手掛けている会社です。営業から施工管理、現場の作業員まで全て自社の社員が担当します。外部の業者を介さないため、依頼内容が現場に伝わりやすく、余分な中間マージンもかかりません。映画『サイレント・トーキョー』の製作に協力した実績もあり、通常の解体とは異なる特殊な要望にも応えられる対応力がうかがえます。対応エリアは栃木県、群馬県、埼玉県、茨城県です。
50年間ひとつの事業を続けているという点は、業者選びの参考になります。それだけ多くの現場で、様々なトラブルを乗り越えてきた経験があると考えられるからです。特に映画製作への協力という実績は、同社の対応力を判断する上で興味深い点です。映画の撮影では、厳密なスケジュール管理や、ストーリーに合わせた特殊な解体方法が求められることがあります。そのような厳しい制約の中で作業をやり遂げた経験は、一般的な工事においても、計画通りに丁寧な仕事を進めてくれるだろうという安心感につながります。
- 創業から50年間、解体工事を専門に行ってきた経験
- 営業から施工まで自社で一貫して対応する体制
- 映画製作の現場で求められる特殊な要求に応えた実績
羽生建設有限会社
羽生建設有限会社は、35年以上にわたり解体工事を専門としてきた会社です。特徴は、解体後の整地を非常に重視している点です。土地が平らに整えられていると、その後の売却や新築工事がスムーズに進みやすくなります。作業は経験豊富な重機オペレーターが担当し、迅速かつ丁寧に進められます。また、工事前には社長と従業員が近隣を一軒ずつ挨拶して回るなど、周辺環境への配慮も大切にしています。
解体工事を依頼する上で、工事後の整地の状態は確認しておきたい点の一つです。解体した土地にコンクリートの破片などが残っていると、後から家を建てる際に余計な撤去費用がかかる場合があります。土地を売却する際も、見た目がきれいに整えられている方が買い手からの印象は良くなります。同社のように「解体の後」まで見据えて作業を行う業者であれば、将来的なトラブルや追加費用の発生を避けやすくなるでしょう。
- 解体後の土地売却や新築まで考慮した丁寧な整地
- 経験豊富な重機オペレーターによる迅速で正確な作業
- 工事着手前に社長と従業員が直接行う近隣挨拶
有限会社タテヌマテクノ
有限会社タテヌマテクノは、住宅解体のほか、工場の生産ラインに関わる大型機械の移設・据付を行う「重量物工事」なども手掛けている会社です。足利市には自社の工場があり、鋼材の加工から溶接まで社内で対応しています。そのため、部材の製作から現地での設置までを一貫して任せることが可能です。対応エリアは首都圏が中心ですが、全国の工場からの依頼にも応じています。
同社が「重量物工事」や工場のメンテナンスを手掛けている点は、技術力を判断する上で参考になります。工場の生産設備は、わずかなズレも許されないミリ単位での精度が求められるため、作業には高い技術と集中力が必要です。もしミスがあれば、生産ライン全体が停止し大きな損害につながることもあります。そのような精密さと安全管理が常に求められる現場を経験している業者であれば、住宅の解体工事においても、より丁寧で慎重な作業を期待しやすいでしょう。
- 工場の大型機械移設など、専門性が求められる工事に対応
- 鋼材の加工や溶接も可能な自社工場を足利市に保有
- 首都圏を中心に全国の工場案件に対応可能
足利市の解体業者が見つかりませんでした。
業者選びの「5つのポイント」と合わせて確認!よくある質問Q&A
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
-
「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
-
それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
-
いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
-
相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
-
問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
-
いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。




家の解体を考えるとき、意外と大変なのが工事前の家財整理です。特に、親族が亡くなった後の実家などでは、遺品整理が大きな負担になることも少なくありません。アイ・テック株式会社には遺品整理の専門部署があるため、こうした準備段階から相談できます。解体業者とは別に遺品整理業者を探す手間が省けるだけでなく、窓口が一つになることで依頼者の負担も軽くなるでしょう。解体工事そのものだけでなく、それに付随する大変な作業までまとめて任せられるかどうかは、業者選びのひとつの基準になります。