東京都八王子市の解体業者24社を比較|費用相場と地域の解体事情
八王子市で信頼できる解体業者をお探しの方へ。
八王子市に所在する24社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
そこで本記事では、おすすめ業者の紹介に加え、 「八王子市の解体費用相場」や「地域の解体事情・補助金情報」 についても詳しく解説しています。
下の「八王子市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
八王子市の解体工事事情と地域特性
八王子市の概要
八王子市は、都心へのアクセスと豊かな自然を併せ持つ多摩地区最大の都市ですが、エリアによって発展状況に差が出てきています。
八王子市は人口約58万人の、東京都の市部で最大の人口規模を持つ都市です。古くは甲州街道の宿場町として栄え、高度経済成長期には大規模なニュータウン開発が進められました。
現在、JR八王子駅周辺の中心市街地では再開発によって若い世代が増えています。一方で、郊外のニュータウンや昔からの集落では高齢化が進み、空き家問題が深刻化するなど、エリアごとの状況に差が出ています。特に、相続をきっかけにした空き家の処分や、固定資産税が上がる前に解体する「駆け込み解体」が、工事の主なきっかけになっています。
地形・道路事情と解体費用の傾向
八王子市は丘陵地が多く、トラックが入れない狭い道や古い擁壁の問題が、解体工事を難しくし、費用を高くする大きな要因です。
- 地形の特徴:関東平野の西端にあり、市域の多くが丘陵地で平坦な土地が少ないのが特徴です。だからこそ、斜面に建てられた住宅が多く、建物を支える「擁壁」が多数あります。特に恩方地区や高尾山麓などでは土砂災害警戒区域も点在し、工事には慎重な作業が求められます。また、1970年代に造られた古い擁壁は現在の基準に合わない「既存不適格擁壁」のケースが多く、解体後に家を建て直す際、高額な造り直し費用がかかる可能性があります。
- 道路事情:昔の農道や里道がそのまま生活道路になった場所が多く、市内には4トンダンプのような大型トラックが入れない狭い道が広範囲に残っています。特に中野西地区、川口地区、宇津木地区などでは、2トン車で何度も往復して廃材を運び出す「小運搬(ピストン輸送)」が必須です。
- 費用への影響:狭い道での小運搬は、平坦な現場に比べて運搬費を1.5倍から2倍に高くする要因です。加えて、冬の1月〜3月は山間部で雪が積もり、作業が中断するリスクもあるため、工期や費用は余裕をもって計画しておく必要があります。
運営者 稲垣八王子市のような丘陵地では、古い擁壁の安全確認が見積もりの重要なポイントになります。私がこれまで見てきた失敗例で多いのが、この擁壁の調査を怠った結果、工事中に追加費用が発生するケースです。見積もりの段階で「擁壁にリスクはありませんか?」と一言質問し、明確に答えてくれる業者を選ぶことが、後々のトラブルを防ぐための大切な一手です。
多摩ニュータウンの「再生」と解体市場の変化
初期に開発された多摩ニュータウン地区では、ただ壊すだけでなく、今ある建物を活かして地域を再生させる動きが活発です。
八王子市南部に広がる多摩ニュータウンでは、今まさに街の再生が進められています。特に鹿島・松が谷地区のような、早くから入居が始まったエリアでは建物の老朽化と住民の高齢化(高齢化率37.3%)が深刻で、単に建物を壊して更地にするだけでは問題は解決しません。
この課題に対し、地域が主体となって「コミュニティプレイスまつまる」のようなプロジェクトが進んでいます。これは空き店舗などを壊さずにリノベーションし、食堂やDIY工房、就労支援施設といった地域の交流拠点として再生する試みです。
私たち建設業界から見ると、これは従来の「建物解体」だけでなく、内装だけを壊して骨組みを活かす「コンバージョン(用途変更)」やリノベーションの需要が拡大していることを意味しています。この地域では、こうした団地再生に関連した小規模な改修や内装解体の仕事が増えています。
解体工事・空き家対策の補助金
2025年度、需要の多かった木造家屋の解体補助金は受付を終えましたが、通学路沿いの危険なブロック塀の撤去には、引き続き補助金が活用できます。
| 制度名 | 補助金額・率 | 対象・条件 |
|---|---|---|
| 八王子市ブロック塀等撤去等補助金 | 最大30万円(工事費の2/3、または1mあたり3万円のいずれか低い額) | 避難路や市立小学校が指定する通学路に面し、高さが1.0mを超えるブロック塀等。市内に登録された業者が工事をすること。 |
※注意点として、これまで多くの方が利用していた「未耐震空き家除却支援補助金」は2025年度(令和7年度)の予算に達したため、受付を終了しました。ブロック塀の補助金申請は2025年12月末が期限ですが、予算の状況で変わることもあるため、必ず事前に市役所へ相談してください。
※制度の最新情報や申請様式は、必ず自治体の公式サイトをご確認ください。
八王子市の公式サイトで詳細を見る
廃棄物処理と分別ルール
八王子市では家庭ごみと産業廃棄物の処分場がはっきり分かれており、特に家の中に残った粗大ごみを自分で持ち込む際は、事前の電話予約が必須です。
解体工事で出る廃棄物は、まず家の中に残された家具などの「残置物(家庭ごみ)」と、建材などの「産業廃棄物」に分ける必要があります。
家庭から出る粗大ごみは「戸吹クリーンセンター」へ持ち込みますが、2週間前から前日までに電話予約が必須です。予約なしで当日に持ち込むことはできません。
一方、解体で出たコンクリートガラや木くずといった産業廃棄物は、アクアホーム(谷野町)や巴山グループ(片倉町)など、民間の処理施設へ運びます。分別が不十分な「混合廃棄物(ミンチゴミ)」は処分費が非常に高くなったり、引き取りを断られたりするため、現場でしっかり分別することがコストを抑える鍵です。
運営者 稲垣八王子市での解体工事は、丘陵地特有の擁壁リスクや狭い道への対応が欠かせません。さらに多摩ニュータウンでは、ただ壊すだけでなくリノベーションによる「再生」という新しい動きも生まれています。地域ごとの特性を深く理解した業者を選ぶことが、成功の鍵です。
八王子市の解体費用相場
| 建物構造 | 坪単価あたりの解体費用 | 価格幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 36,900円 | 24,100~63,800円 |
| 鉄骨造 | 47,600円 | 30,200~79,000円 |
| RC造 | 85,000円 | 65,000~120,000円 |
| 内装解体 | 37,300円 | 21,200~69,900円 |
※費用相場データは、一般社団法人あんしん解体業者認定協会の提供データをもとに、スッキリ解体が独自に分析・算出したものです。
優良な解体業者の選び方
解体業者を選ぶ際は、価格だけでなく「建設業許可の有無」「過去の行政処分歴」「工事賠償責任保険の加入」など、多角的なチェックが必要です。以下の記事では、優良業者を見極めるための18のチェックポイントを専門家が詳しく解説しています。契約前にぜひご一読ください。
当サイト独自の50の調査項目
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。
八王子市の解体業者一覧
八王子市の解体業者、全24社をご紹介します。
有限会社ウエストバレー
有限会社ウエストバレーは、八王子駅前の解体工事でテレビ番組の取材を受けた実績があります。これは同社の技術力を判断する上で参考になる点です。特徴の一つは、重機やダンプを自社で保有していることです。これにより、重機レンタルに伴う中間コストを抑えられます。また、アスベスト対策においては、「建築物石綿含有建材調査者」の有資格者が事前調査を実施します。専用の除去機も導入し、法令に沿った安全な工事の体制を整えています。
- テレビ番組で取り上げられた難易度の高い工事実績
- 自社保有の重機による中間コストの削減とスムーズな現場対応
- 有資格者の調査と専用機器による法令に基づいたアスベスト対策
株式会社完山金属
株式会社完山金属は、八王子市で55年以上にわたり解体工事と産業廃棄物処理を手がけています。特徴は、自社で「高尾リサイクルセンター」などの大規模な処理施設を保有している点です。解体で出た廃棄物をそのまま自社施設でリサイクルするため、廃棄物が最終的にどう処理されるかまで一貫して管理できます。東京都などから「優良産廃処理業者」の認定を受けており、法人を中心に約8700社との取引実績があります。
解体工事で出た廃棄物が不適切に処理されると、工事を依頼した側が責任を問われる場合があります。その点、同社は解体から自社施設でのリサイクルまでを一貫して行っています。廃棄物がどこでどのように処理されるかの流れが明確なので、不法投棄などの心配が少ないと言えます。特に、法令遵守が厳しく求められる法人にとっては、安心して任せやすい業者の一つでしょう。
- 自社リサイクルセンターによる解体から再資源化までの一貫管理
- 約8700社の法人取引実績と「優良産廃処理業者」の認定
- 太陽光パネルや蛍光灯など特殊な廃棄物への対応
株式会社日動エコプラント
株式会社日動エコプラントは、八王子市を拠点に首都圏で事業を展開しています。特徴は、解体から産業廃棄物処理、さらには新築工事までを一貫して手掛けている点です。産業廃棄物の収集運搬許可は首都圏10都県で取得しており、複数の都県にまたがるような広域の案件でも、窓口一つで対応を進められます。また、プロサッカークラブ「FC東京」の公式スポンサーを務めていることも、企業の安定性を判断する一つの材料になります。
会社の規模や社会的な活動は、業者を選ぶ際の参考になります。例えば、プロスポーツチームのスポンサーを継続できるということは、それだけ安定した経営ができている、とうかがえます。会社の体力は、万が一工事中にトラブルが起きた際の補償や対応力にも関わってきます。特に金額の大きな解体工事では、そうした点も安心して任せられる業者かを見極める上で大切なポイントです。
- プロサッカークラブ「FC東京」の公式スポンサー
- 首都圏10都県における産業廃棄物の収集運搬許可
- 解体、産廃処理、土木、新築までの一貫体制
柊建業株式会社
柊建業株式会社は、1998年に創業した八王子市の解体業者です。大きな特徴は、大和ハウス工業株式会社や青木あすなろ建設株式会社といった、国内の主要な建設会社と継続的に取引している点にあります。大手企業との取引を続けるには、厳しい安全基準や品質管理体制が求められます。その基準をクリアしているという事実は、同社の技術力や管理能力を客観的に示すものと言えます。個人宅の解体からビルの解体まで、規模の大小を問わず、丁寧な工事が期待できるでしょう。
解体業者の技術力を一般の方が見分けるのは簡単ではありません。その際に一つの判断材料となるのが、どのような企業と取引しているかという点です。例えば、大和ハウス工業のような大手建設会社は、協力業者に対して独自の厳しい安全基準や施工マニュアルを定めています。定期的な監査も行われるため、その基準を満たし、継続してパートナーとして選ばれている事実は、その業者の管理体制や施工品質が第三者から見ても高い水準にあることの参考になります。
- 大和ハウス工業など大手建設会社との継続的な取引実績
- 地域での細かな依頼から専門的な大規模工事までの対応
- 解体から廃棄物処理、有価物の買取まで一括して依頼可能
有限会社吉総業
有限会社吉総業は、八王子市高尾町に拠点を置く解体業者です。大きな特徴は、工事の規模を選ばない点で、「庭にある小さな小屋の撤去」といった細かな依頼にも対応しています。また、複数の自社重機を保有しているほか、4都県にわたる産業廃棄物収集運搬業許可も取得済みです。そのため、解体から廃棄物の処理まで一貫して任せられます。日々の作業の様子はFacebookなどで公開されているため、依頼する前に実際の仕事ぶりを確認できます。
解体業者の中には、比較的手間のかかる小規模な工事を避ける会社もあります。そうした中で「小さな仕事も引き受ける」と公言している点は、業者選びのひとつの参考になります。家全体の解体だけでなく、物置やブロック塀の撤去といった、暮らしの中で生じるさまざまな困りごとにも相談に乗ってくれる業者だと考えられます。このような姿勢は、大きな工事を依頼する際でも、こちらの細かな要望に耳を傾けてくれる安心感につながるでしょう。
- 規模の大小を問わず「小さな仕事」にも対応する姿勢
- 自社重機と4都県の産業廃棄物収集運搬業許可を保有
- SNSで日々の施工事例を公開
株式会社DASH
相続した空き家の処分など、解体と不動産売却を同時に検討している場合に相談しやすい会社です。同社は不動産業と解体業の両方を自社で手掛けているため、業者間の連携がスムーズで、中間マージンも発生しません。空き家の買い上げから、必要であれば遺品整理、解体、そして土地の売却まで、関連する手続きをすべて一つの窓口で進められます。また、アスベスト処理専門業者の認定も受けていることから、法令に基づいた適正な工事が期待できます。
解体と不動産売却を別々の会社に頼むと、連絡の手間が増えたり、手続きの連携がうまくいかなかったりする場合があります。その点、同社のように一つの会社がすべてを担う体制であれば、そうした心配を減らせます。特に、解体後の土地をどう売却するかという出口まで見据えて解体計画を立てられるのは、大きな利点です。土地の価値を下げないように丁寧な解体を行うなど、一貫した視点での対応を期待できるため、空き家の処分を円滑に進めたい方にとって、心強い相談先となるでしょう。
- 解体業と不動産業を自社で一貫して行う体制
- 空き家の買取、遺品整理、解体、売却までワンストップで対応
- アスベスト処理専門業者としての認定を取得済み
有限会社いぶき建工
有限会社いぶき建工は、八王子市で長く解体業を営んでいる会社です。特徴的なのは、見積もりを提出した後に営業活動を一切行わないと明言している点です。これにより、依頼者は契約を急かされることなく、自分のペースでじっくりと検討できます。対応範囲も広く、木造家屋やビルといった建物の解体だけでなく、庭木の伐採や外構の工事もまとめて依頼することが可能です。
解体業者の中には、見積もり後に契約を急かす会社も存在します。そうした中で「営業はしません」とはっきりと伝えている点は、業者選びの参考になります。これは、依頼者に他社とも比較してもらった上で、内容に納得して選んでほしいという姿勢の表れと見られます。解体工事は金額も大きく、専門的な判断も多いため、自分のペースで考え、相談できる業者であれば、初めての方でも安心して依頼しやすいのではないでしょうか。
- 八王子で地域に根差した長年の事業実績
- 見積もり提出後の営業活動を行わない姿勢
- 建物解体から庭木の伐採まで一括での対応範囲
株式会社白石解体
株式会社白石解体は、八王子市を拠点に50年以上事業を続けている解体業者です。「市営住宅泉町団地」や「旧稲荷山小学校プール」の解体など、公共工事も数多く手掛けています。自治体が発注する工事は、技術力や安全管理体制において厳しい基準が設けられているため、こうした実績は業者選びの参考になります。また、遠方に住んでいて現場の確認が難しい依頼主に対して、写真付きで工事の進捗をこまめに報告するなどの配慮も見られます。技術的な信頼性に加え、依頼主への誠実な対応も期待できる業者です。
解体業者を選ぶ際、地元で長く事業を続けているかどうかは一つの判断材料になります。特に50年という長い期間、同じ地域で仕事を続けてこられたのは、一つひとつの現場で近隣への配慮を怠らず、誠実な対応を積み重ねてきた結果だと考えられます。公共工事の実績も同様です。自治体の工事は、騒音や安全対策など、民間工事以上に厳しい水準が求められることが一般的です。これらの経験が豊富な業者であれば、住宅が密集するエリアでの解体など、特に慎重さが求められる工事も安心して相談しやすいでしょう。
- 八王子で50年以上続く事業実績
- 市営住宅や学校など公共工事の施工経験
- 遠方の依頼主にも写真付きで進捗を報告
株式会社湯田工業
株式会社湯田工業は、東京都から「特定建設業許可(特-7 第148553号)」を受けている会社です。これは、一定以上の規模の工事を元請けとして直接請け負い、多くの協力会社をまとめて管理できる体制が整っていることを示します。同社の事業は建物の解体だけでなく、その後の土木造成やエネルギー事業にまで及びます。土地を更地にするだけでなく、その先の活用まで一貫して相談できる体制が特徴です。
建設業の許可には「一般」と「特定」の2種類があります。「特定」の許可を得るには、技術力はもちろん、大規模な工事全体を管理する体制や、安定した経営状況などが求められます。多くの協力会社をまとめ、大きなプロジェクトを最後までやり遂げる力が公的に認められているといえるでしょう。大きな工事を任せられるほどの管理体制を持つ企業ですから、個人の住宅解体のように、近隣への配慮が特に重要になる工事でも、安心して相談しやすいはずです。
- 大規模工事を元請けとして管理できる「特定建設業許可」の保有
- 解体後の土地活用まで見据えた、造成やエネルギー事業への展開
- 企業の社会的責任を意識した企業理念「次世代が誇れる会社を創る」
合同会社八賢興業
合同会社八賢興業は、問い合わせから工事完了まで全ての工程を自社で担っています。下請け業者を介さないため中間マージンが発生せず、施主の要望が現場の職人に直接伝わりやすいのが特徴です。家屋全体の解体工事はもちろん、カーポートやブロック塀といった部分的な撤去工事の相談も受け付けています。また、許認可の更新情報や新規登録状況などを自社のブログで定期的に報告しており、法令遵守に対する姿勢が分かりやすい点も特徴の一つです。
「自社施工」を掲げる業者の信頼性を判断する上で、情報公開の姿勢は一つの参考になります。同社の場合、解体業の許認可だけでなく、エアコンのフロンガス回収に必要な登録といった専門的な情報までブログで公開しています。一般の施主からは見えにくい部分の手続きをきちんと行い、その状況を誰でも確認できるようにしている点は、工事を依頼する際の安心材料になり得ます。責任の所在が明確な自社施工体制と、こうした透明性が伴うことで、信頼できる業者かどうかを判断しやすくなるでしょう。
- 問い合わせから完工まで一貫した自社施工体制
- カーポートやブロック塀など家周りの部分的な解体・撤去に対応
- 許認可の更新状況をブログで公開する透明性
八王子市の解体業者が見つかりませんでした。
解体業者の選び方でよくある質問
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
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「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
-
それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
-
いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
-
相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
-
問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
-
いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。

解体業者が自社で重機を保有しているかは、業者選びの参考になるポイントです。外部からレンタルする必要がないためコストを抑えられるだけでなく、機械が常にきちんと整備されているという安心感にもつながります。万が一、現場で機械のトラブルが起きても、自社保有であれば代わりの重機をすぐに手配できるなど、不測の事態にも対応しやすいという利点があります。同社のように、目に見える技術力と、それを支える設備投資を両立している点は、安心して工事を任せられる業者かどうかを判断する上での一つの材料になるでしょう。