富山県富山市の解体業者一覧25社
富山市の解体業者をお探しの方へ。
「スッキリ解体」が、富山市に所在する25社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
このページでは、まず優良な解体業者の選び方を解説し、その後に「富山市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
優良な解体業者の選び方【5つのポイント】
安心して依頼できる解体業者を選ぶ際にチェックするべき 5つのポイントをご紹介します。
基準1:建設業許可の保有・解体工事業の登録がされていること
解体工事を行うためには、「建設業許可」の保有または「解体工事業の登録」のいずれかが必要です。 許可・登録がない状態で解体工事を行うことは違法行為にあたるため、必ずどちらかを保有・登録している業者を選びましょう。
- 建設業許可(解体工事業)
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解体工事においては1件の請負金額が 500万円以上(税込)の工事を行う場合に必要となる許可。
- 解体工事業の登録
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解体工事を請け負うための登録。ただし1件の請負金額が 500万円未満(税込)の工事のみ請け負える。
解体工事を請け負う業者が無許可だと判明した場合、建設業法違反により 工事中止命令や、 営業停止処分が下されることがあります。その場合、解体工事の予定は大幅に遅れ、費用も時間も余計にかかってしまうことになりかねません。
また、コンプライアンス意識や技術力の不足により 「不法投棄・現場での事故」を起こす可能性もあります。業者が許可の保有・登録を行っているかは事前に必ず確認しましょう。
基準2:産業廃棄物収集運搬業許可を保有していること
産業廃棄物を収集運搬する資格である 「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得するには、指定の講習や経営状況などの要件をクリアする必要があるため、 会社としての信頼の裏付けになります。
- 運搬車両・車両保管の要件
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廃棄物の種類に応じて、飛散や流出を防ぐ構造であることが求められます(土砂を運ぶダンプにシートをかけられる、液体を運ぶタンクローリーに漏洩防止措置があるなど)。また、運搬車両を適切に保管できる駐車場を確保しなければいけません。
- 講習会の修了
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日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)が実施する「産業廃棄物収集・運搬課程」の講習会を受講し、試験に合格して修了証を取得している必要があります。つまり「 収取運搬に必要な知識を習得しているか」が求められます。
- 利益・債務超過の要件
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直近3年間の決算書において、経常利益や当期純利益がマイナスでないことや、貸借対照表において負債総額が資産総額を上回る「債務超過」の状態でないことが原則です。つまり 「経営的に安定しているか」が審査されます。
- 事業内容の明確化
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取り扱う産業廃棄物の種類、運搬方法や使用する車両、適正な処理ルートなどを明確化する義務があります。廃棄物をどこからどこへ、どのように運ぶかを決定します。つまり「 廃棄物を適切に処理することの証明」をしなくてはいけません。
また、産業廃棄物収集運搬許可を持っていることで、 解体業者にとって最適なルートでゴミを処分できるというメリットもあります。処分を外部に委託するケースと比べて費用を抑えやすい傾向があります。
運営者 稲垣
廃棄物の処分費用は一律ではなく、処分場によって変動があります。木材はAの処分場、鉄くずはBの処分場へ持ち運ぶなどして、処分コストを抑える工夫をしている業者もいるため、自社で許可を保有していることが望ましいと言えます。
基準3:過去に違反歴がないこと
解体業者が違法工事や不法投棄を行うと違反歴がつきます。 創業 し て から違反歴が一切ないことも信頼の証です。
違反歴を依頼者自身で確認する場合は、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」や、産業廃棄物処理事業振興財団の「許可取消処分情報」で検索できます。
違反歴があるからといって必ずしも危険な業者とは限りませんが、 安全意識の高さを判断する基準としては有効です。
基準4:自社でホームページを保有していること
解体業者が自社でホームページを保有していると、様々な情報を調べられます。
一般的には「会社概要」「事業案内」「施工実績」「経営理念」「設備・施設案内」「スタッフ紹介」「保有資格」「企業の強み」「お客様の声」「ブログ・SNS」などが掲載されています。
中には、 施工実績を写真つきで公開している解体業者や、 明瞭な料金体系を掲載している業者も存在します。「ホームページにどんなことが書いてあるか」を比較し、業者の信頼度を見極めましょう。
運営者 稲垣
詳細で具体的な公開情報は、お客様に隠しごとをしないという誠意の証でもあります。
また、優良な解体業者は普段から工事の経過を写真に収めています。それにより 作業
の正当性や透明性を証明しているため、詳細な現場の写真を公開できること自体も信頼に繋がります。
基準5:公共工事を請け負った経験があること
国や地方自治体から発注される公共工事を請け負っていることも、信頼性を判断する1つの基準となります。
公共工事とは「水道・道路・鉄道・ダム・公園・学校」などを対象にした、社会基盤に携わる工事を指します。公共工事を請け負うためにはいくつか条件があり、それらを満たすことで信頼性の裏付けになります。
- 経営事項審査
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公共工事の入札に参加するには経営事項審査を受ける必要があります。この審査では企業の経営状況、技術力、社会性、過去の実績など様々な観点から企業の実力が審査されます。公共工事を請け負えるのは、 企業の経営基盤や技術力が一定水準以上である証です。
- 入札・契約制度
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一般競争入札が採用されることが多く、価格だけでなく技術提案も含めた総合的な評価によって発注先を決定します。これにより、安かろう悪かろうの業者は排除され、 技術力や実績のある優良な業者が選ばれやすいと言えます。
- 履行保証制度
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万が一、業者が倒産したり、自己都合で工事を放棄したりした場合に備えて、契約保証金や履行保証保険への加入が義務付けられています。これにより工事が中断しても保証機関が代替業者を探すなどして、 工事の完成が保証されます。
運営者 稲垣
公共工事は審査と入札によって、工事品質の低い業者が簡単に請け負えないようなシステムになっています。公共工事の実績はホームページで公開している場合も多いので、依頼前に確認しておきましょう。
以下の記事ではさらに網羅的な業者の選び方を紹介しています。「どうしてそれが優良業者の裏付けになるのか」といった、 各基準における専門家の詳細な解説が読めますのでぜひご確認ください。
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
調査項目(全50項目)を見る
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
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富山市の解体業者一覧
富山市の解体業者、全25社をご紹介します。
株式会社エイキ
株式会社エイキは、富山県で解体工事やアスベスト除去を手掛ける会社です。特にアスベスト除去に力を入れており、石綿作業主任者18名、石綿作業従事者70名が在籍しています。また、同社は解体だけでなく、リサイクルや不動産事業も展開しているのが特徴です。そのため解体後の土地の売却や活用、不用品の処分まで1社で相談可能です。事業の一環として就労支援やスポーツ施設の運営も行っており、地域との関わりを大切にしています。
- 石綿作業主任者18名、石綿作業従事者70名が在籍するアスベスト除去
- 解体・リサイクル・不動産事業との連携によるワンストップ対応
- 就労支援やスポーツ施設運営といった地域貢献活動
合同会社ACE
合同会社ACEは、工事に関する情報を事前に詳しく把握したい場合に検討しやすい業者の一つです。ホームページには「木造家屋8,000円/m<sup>2</sup>〜」のように構造別の解体単価が明記されているため、依頼前におおよその費用感を掴めます。加えて、YouTubeチャンネル「えすぶろ」で実際の工事風景や作業スタッフの様子を公開している点も特徴です。どのような手順で工事が進むのか、どんな人が作業にあたるのかを事前に映像で確認できることは依頼時の安心材料になります。現場の清掃は女性スタッフが担当しており、近隣への配慮も期待できます。
YouTubeで自社の工事現場を公開している点は、その業者の姿勢を判断する上で参考になります。解体工事では、騒音・粉じん対策など常に周辺環境への配慮が求められます。その作業工程のすべてを公開できるということは安全管理や作業手順に自信がなければ難しいことです。依頼主にとって、事前に工事の様子や担当者の人柄を知れる利点は大きいでしょう。特に初めて解体工事を依頼する人にとっては、漠然とした不安を解消する助けになります。
- 構造別の解体単価をホームページに明記
- YouTubeチャンネル「えすぶろ」で工事の様子やスタッフを紹介
- 女性スタッフによる現場管理と清掃
中越工業株式会社
中越工業株式会社は、2023年に富山市で創業した解体工事業者です。仲介業者を挟まない直接施工を基本としており、中間マージンが発生しません。ホームページでは木造や鉄骨といった建物の種類に応じた解体費用の目安が公開されています。地震で被災した建物の解体といった施工レポートも掲載されており、どのような工事を行うのかを事前に確認できます。
解体工事を依頼する際、多くの人が「費用がいくらかかるか分かりにくい」という不安を感じます。同社はホームページで費用の目安を公開しているため、問い合わせる前におおよその金額を把握できます。また、仲介業者を介さない直接施工なので、費用の内訳が分かりやすいという側面もあります。施工ブログで過去の工事の様子を公開している点も、技術力や仕事の進め方を判断する上で参考になります。
- 仲介業者を介さない直接施工
- ホームページで具体的な価格目安や施工事例を公開
- 被災家屋についても相談可能
株式会社森崎
株式会社森崎は、富山市で50年以上にわたり事業を続けている会社です。市内のランドマークとして知られる大規模な建築物の解体も数多く手掛けてきました。解体工事だけでなく、土木工事から産業廃棄物のリサイクルまでグループ内で一貫して対応できる体制が特徴です。そのため解体後の土地活用まで見据えた相談も可能です。また、品質マネジメントシステムの国際規格であるISO認証を取得しており、管理体制が客観的にも評価されています。
市街地にある大規模な建物の解体実績は、技術力を判断する上で参考になります。街の中心部での工事はすぐ近くに他の建物や道路があるため、騒音・振動・粉じんを抑えるといった周囲への細かい配慮が欠かせません。そうした厳しい条件下で安全に工事を進めてきた経験は、住宅が密集している場所での一般家屋の解体にも役立ちます。近隣への影響を特に心配される方にとって安心できる要素の一つです。
- 50年以上の業歴とグループによるワンストップ体制
- 富山市内における大規模建築物の解体実績
- 「品質で選ばれる解体」という方針とISO認証の取得
株式会社富山資源開発
株式会社富山資源開発は、富山県で約50年にわたり解体業とリサイクル事業を手掛けている会社です。特徴は、解体工事から産業廃棄物の収集運搬、自社のリサイクルセンターでの中間処理・最終処分までを一貫して行える点にあります。工程の間に他の業者を介さないため費用を抑えやすく、廃棄物の流れも自社で最後まで管理できます。解体工事施工技士や建築物石綿含有建材調査者などの有資格者が在籍し、アスベスト除去といった専門性が求められる工事にも対応しています。
解体業者を選ぶ際、自社で廃棄物の処理施設を持っているかは一つの判断基準になります。なぜなら、解体で出た廃棄物がどこで、どのように処理されたかという過程が不透明になりにくいからです。富山資源開発のように自社で処理施設まで保有している場合、廃棄物の最終的な行方まで責任を持って管理できます。外部の処分場に処理を委託する業者に比べて不法投棄などの心配が少なく、法令遵守の面でも安心して工事を任せられます。
- 解体から収集運搬・中間処理・最終処分までの一貫体制
- 自社保有の大規模リサイクルセンターとダイオキシン対応焼却炉
- アスベスト除去などの専門工事に対応可能な重機と有資格者
株式会社ビルド・サポート
株式会社ビルド・サポートは、社員教育に力を入れている解体業者です。SDGs(持続可能な開発目標)を経営に取り入れている点も特徴で、その活動はテレビCMやSNSなどを通じて発信されています。会社の考え方や取り組みが事前に公開されているため、どのような企業か把握しやすく依頼する際の安心材料の一つになります。また、アスベストの専門家である「建築物石綿含有建材調査者」をはじめ、多くの有資格者が在籍している点も工事の品質を判断する上での目安となります。
社員教育に力を入れているという点は業者選びの参考になります。解体工事では、現場で作業する一人ひとりの技術や心構えが安全性や仕上がりの丁寧さに直結するためです。充実した教育体制が整っている会社では社員の技術が安定しやすく、安全に対する意識も高く保たれる傾向にあります。会社の体制がしっかりしていると現場の職人たちが安心して仕事に集中できるため、結果的に丁寧で質の高い工事が期待できます。
- SDGs経営を実践しテレビCMやSNSでも情報発信
- 社員教育への注力と働きやすい職場環境の整備
- 建築物石綿含有建材調査者をはじめとする有資格者の多数在籍
株式会社ナカムラ
株式会社ナカムラは、自社で「中間処理場」を保有している点が特徴です。この体制により、解体工事で発生した廃棄物を他社に委託することなく自社工場で収集運搬から再資源化まで一貫して処理できます。外部業者を介さないため中間コストが削減されるほか、廃棄物処理の全工程を自社で管理しています。1991年創業で、30年以上の実績があります。1級土木施工管理技士や1級建築施工管理技士といった専門資格を持つ技術者が在籍しており、技術的な側面でも信頼できる会社です。
解体工事を依頼する際、建物を取り壊した後の廃棄物がどのように処理されるのかは一般の方には分かりにくい部分です。不適切な処理を行う業者もいるため、不安に感じる点かもしれません。その点で、ナカムラが自社で「中間処理場」を持っているという事実は業者を選ぶ上での参考になります。解体から廃棄物の再資源化まで、すべての工程を同じ会社が責任を持って管理するということです。依頼主から見れば不法投棄といったトラブルに巻き込まれるリスクを避けやすく、安心して工事を任せやすい一つの判断材料になります。
- 解体から再資源化まで自社で完結できる「中間処理場」の保有
- 1991年創業、30年以上の業歴
- 1級土木施工管理技士など、専門資格を持つ技術者が多数在籍
セイエイグループ株式会社
セイエイグループ株式会社の特徴は、ビルやマンションといった大規模な建物から一般住宅のウッドデッキや墓石の撤去まで、規模の大小を問わず対応している点です。また、解体工事だけでなく、不用品回収・遺品整理・不動産の相談も受け付けています。工事はすべて自社で直接行い、一般廃棄物収集運搬業の許可も取得しているため、解体で出た廃棄物の処理まで責任を持って進めてもらえます。特に空き家問題への対応に力を入れており、解体に関する補助金の申請や解体後の土地活用についても相談可能です。解体だけでなく、その前後の手続き・片付け・将来的な土地のことも含めて相談したい場合に頼りになる業者です。
空き家の解体で意外と手間がかかるのが、工事そのものよりも事前の手続きや片付けです。例えば自治体の補助金制度を利用できるか調べたり、家財道具を整理したり、解体後の土地をどう活用するか考えたりと、やることは多岐にわたります。その点、セイエイグループのように不動産の知識を持つスタッフがいて、遺品整理から土地活用の相談まで一括で対応してくれる業者は心強い存在です。複数の業者に別々に依頼する手間が省けるだけでなく、専門的な視点から「どうするのが一番良いか」を一緒に考えてもらえます。特に初めて解体を検討する方にとっては安心して相談しやすいでしょう。
- ビルから住宅まで規模を問わない解体工事
- 廃棄物収集運搬の許可を持つ自社施工体制
- 解体前の遺品整理や不用品回収も一括依頼
株式会社E.プロジェクト
株式会社E.プロジェクトは、解体工事と合わせて不動産取引も手掛けている会社です。宅地建物取引業の免許を持っているため、単に建物を壊すだけでなく、その後の土地活用や売却まで一貫して相談できます。例えば相続した空き家の処分に困っている場合でも、「解体して更地にする」「そのまま売却する」「活用方法を探す」といった複数の選択肢の中から状況に応じた提案を受けられます。ホームページでは解体工事の実績が写真付きで公開されています。
解体業者を選ぶ際、「解体後、その土地をどうしたいか」まで考えて相談できるかは重要なポイントです。特に相続した空き家を解体するケースでは、解体費用の問題だけでなく更地にした後の固定資産税がどう変わるか、どのタイミングで売却するのが良いかといった不動産の知識が必要になります。こうした複雑な問題を解体の相談と同時に一つの窓口で話せるのは、依頼主にとって安心材料です。手続きの手間が省けるだけでなく、精神的な負担も軽くなる点が強みと言えます。
- 宅地建物取引業の免許を保有し、解体後の土地売買や活用まで一括で相談可能
- 空き家や相続に伴う税金など、不動産に関わる複雑な問題への対応
- 施工事例を自社ホームページで公開
株式会社ヒューマン
株式会社ヒューマンは、自社で「木くずリサイクルセンター」を運営している解体業者です。解体工事で発生した木材を自社施設で受け入れ、薪やバイオマス発電用の木質燃料チップへと加工しています。解体・再資源化・販売までを一貫して手掛けている点が特徴です。自らが排出した木材を最後まで責任を持って活用する体制が整えられています。
木材リサイクルの仕組みを自社で完結できる点は強みです。通常、解体で出た木くずは中間処理業者や最終処分場へ委託されますが、同社のように自社で再資源化まで行える業者は多くありません。廃棄コストを抑えつつ、環境にも配慮した持続可能な取り組みと言えます。
- 解体で出た木材を自社施設でリサイクル
- 薪や木質燃料チップとして製造・販売
- 最終処分まで行える「処分業」の許可を保有
富山市の解体業者が見つかりませんでした。
業者選びの「5つのポイント」と合わせて確認!よくある質問Q&A
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
-
「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
-
それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
-
いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
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相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
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いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。




アスベスト除去を依頼する際に、「石綿作業主任者18名」という数字は一つの判断材料になります。石綿作業主任者は、現場での作業方法の決定や作業員の指揮などを行う国家資格です。目に見えないアスベストを安全に除去するには専門知識に基づいた現場管理が欠かせません。有資格者がこれだけ多く在籍しているということは、同社が安全管理体制の構築に力を入れていることの表れと考えられます。こうした体制は、安心して工事を任せられる業者を選ぶ上で参考になります。