山形県鶴岡市の解体業者4社を比較|費用相場と地域の解体事情
鶴岡市で信頼できる解体業者をお探しの方へ。
鶴岡市に所在する4社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
そこで本記事では、おすすめ業者の紹介に加え、 「鶴岡市の解体費用相場」や「地域の解体事情・補助金情報」 についても詳しく解説しています。
下の「鶴岡市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
鶴岡市の解体工事事情と地域特性
鶴岡市の概要
鶴岡市は県内最大の人口減少に直面しており、解体の需要も変化しています。城下町、田園、沿岸部という多様な顔を持つ広域な自治体です。
山形県鶴岡市は、庄内藩の城下町としての歴史を持ち、広大な庄内平野と日本海に面する多様な地理的特徴があります。2020年の国勢調査では、過去5年間で7,305人減と県内最大の人口減少を記録し、空き家の増加が深刻な課題です。
このため、建て替え目的の解体から、相続した実家などを更地にして処分する「じまい」目的の解体へと需要が移り変わっています。市域は、道が狭く入り組んだ「城下町エリア」、屋敷林を持つ農家住宅が多い「農村・田園エリア」、急斜面に家が建つ「沿岸・山間エリア」の3つに大きく分けられ、エリアごとに解体工事の条件が全く違います。
地形・道路事情と解体費用の傾向
城下町ならではの狭い道や沿岸部の急な坂道、そして冬の地吹雪といった厳しい条件が、解体費用を押し上げる主な要因です。
- 地形の特徴:中心部には城下町の区割りが今も残ります。沿岸部の温海(あつみ)や由良(ゆら)地区では、山が海に迫る急な地形で、土砂災害特別警戒区域に指定される場所も少なくありません。冬になると庄内平野特有の「地吹雪」が頻繁に発生し、視界が悪化して通行止めになることも。これが工事の遅れに繋がるリスクです。
- 道路事情:昔の城下町が防衛目的で造られた名残で、中心部の家中新町(かちゅうしんまち)地区などには、見通しの悪いクランク状の狭い道が多く残っています。沿岸部では急勾配で道幅が2mに満たない道も珍しくなく、重機や大型ダンプが入れない現場が数多くあります。
- 費用への影響:大型トラックが入れない現場では、2トンダンプなどで何度も往復して廃材を運び出す「小運搬」が必須です。このため、運搬費用がどうしても高くなります。小型の重機や手作業が中心になるため工期も長くなりがちです。特に沿岸部の傾斜地では、坪単価が平地の2〜3倍に達するケースもあります。冬期(12月〜3月)の工事は、除雪費用がかかるうえに作業効率も落ちるため、通常期より10%〜20%ほど割高になる傾向です。
運営者 稲垣鶴岡市のような歴史ある街では、解体後の景観について行政から指導が入るケースが実際にあります。私がこれまで見てきたトラブルで多いのが、「そんな話は聞いていなかった」という追加費用の問題です。だからこそ、見積もりの段階で、こうした行政協議の可能性や景観配慮の費用について、きちんと説明してくれる業者を選ぶことが大切です。
「歴史的風致」と「空き家対策」のジレンマ
鶴岡市では「景観を守りたい」という考えと「空き家を解体したい」という現実がぶつかっており、市は補助金制度で質の高い街づくりを後押ししています。
鶴岡市は「歴史まちづくり法」の認定都市として、鶴岡公園周辺などを重点区域に指定し、城下町としての景観(歴史的風致)を守り、良くしようと努めています。しかし、これらの歴史地区でも空き家の増加は避けられず、「景観を守りたい」行政と「費用を抑えて早く解体したい」所有者との間で考え方の違いが生まれています。
例えば、解体工事の際に市役所から「跡地の塀は景観に合わせた板塀にしてください」といった指導が入る可能性があります。そうなると、追加で外構工事の費用がかかります。この課題に対し、市は「危険空き家等解体補助金」に「地域まちづくり事業型」という区分を設けています。跡地を広場にするなど景観や地域貢献に配慮する場合に補助額を増やすことで、ただ更地にするのを防ぎ、地域の歴史的な価値を守りながら空き家問題を解決しよう、という市の考えが表れています。
解体工事・空き家対策の補助金
鶴岡市には危険な空き家やブロック塀の撤去を支援する補助金制度があります。ただし、申請期間が限られているため事前の準備がとても重要です。
| 制度名 | 補助金額・率 | 対象・条件 |
|---|---|---|
| 鶴岡市危険空き家等解体補助金 | 【個人型】上限50万円(工事費の4割以内) 【地域まちづくり事業型】上限75万円~100万円 | 市の事前調査により「危険空き家」と判定された建物。 |
| 危険ブロック塀等撤去支援事業 | 上限15万円(工事費の2/3以内等) | 道路や避難地に面し、規定の高さを超える危険なブロック塀。 |
※上記は令和7年度(2025年度)の実績です。2026年1月9日の時点では、令和7年度分の受付は終わっています。次の年度(令和8年度)の制度については、例年5月頃に市の発表を確認しなくてはなりません。市の「交付決定通知」を受け取る前に工事の契約や着工をしてしまうと補助金は受け取れません。手続きの順番にはくれぐれも注意してください。
※制度の最新情報や申請様式は、必ず自治体の公式サイトをご確認ください。
鶴岡市の公式サイトで詳細を見る
廃棄物処理と分別ルール
解体工事で出る廃棄物は「一般廃棄物」と「産業廃棄物」に厳しく分け、それぞれ決められた市の施設や許可業者へ運び込む必要があります。
鶴岡市での解体工事では、廃棄物の分別がとても重要です。家財道具や畳、布団といった「一般廃棄物」は、原則として施主ご自身で市のクリーンセンターへ持ち込むか、市の許可を持つ業者に収集を依頼します。
一方で、コンクリートガラや木くず、石膏ボードなどの「産業廃棄物」は、解体業者が責任を持って市内の専門処理施設へ運びます。分別されていない「混合廃棄物」は処理費用が割高になったり、受け入れを断られたりします。だからこそ、現場できちんと分別することが費用を抑えることに繋がるのです。
運営者 稲垣鶴岡市での解体工事は、城下町の狭い道や沿岸部の急な坂道といった物理的な条件に加え、「歴史的風致」という景観への配慮も考えなくてはなりません。市の補助金制度をうまく使い、こうした地域の特性をよく理解している業者を選ぶことが、費用を抑えて計画をスムーズに進めるための鍵です。
鶴岡市の解体費用相場
| 建物構造 | 坪単価あたりの解体費用 | 価格幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 35,100円 | 26,200~48,700円 |
| 鉄骨造 | 46,600円 | 30,300~63,700円 |
| RC造 | 82,500円 | 55,000~110,000円 |
| 内装解体 | 47,500円 | 15,000~80,000円 |
※費用相場データは、一般社団法人あんしん解体業者認定協会の提供データをもとに、スッキリ解体が独自に分析・算出したものです。
優良な解体業者の選び方
解体業者を選ぶ際は、価格だけでなく「建設業許可の有無」「過去の行政処分歴」「工事賠償責任保険の加入」など、多角的なチェックが必要です。以下の記事では、優良業者を見極めるための18のチェックポイントを専門家が詳しく解説しています。契約前にぜひご一読ください。
当サイト独自の50の調査項目
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。
鶴岡市の解体業者一覧
鶴岡市の解体業者、全4社をご紹介します。
株式会社秋野組
株式会社秋野組は仙台市に出張所を設け、山形県と宮城県の広範囲で事業を展開しています。事業内容は解体工事にとどまらず、足場などの仮設工事・一般土木工事・橋梁架設といった幅広い分野に及び、多様な工事に対応できる基盤を備えています。同社の特徴は技術力の高さを支える有資格者の多さです。従業員34名という規模ながら、解体工事施工技士・1級とび技能士・石綿作業主任者など専門性の高い資格を持つスタッフが多数在籍しています。高度な知識や安全管理が求められる現場でも、各分野に精通した技術者が対応できる体制が整っている点が強みです。
- 解体・土木・仮設工事まで対応する総合力
- 各分野の専門資格を持つ技術者が多数在籍
- 鶴岡市と仙台市に拠点を展開
株式会社有賀組
株式会社有賀組は、橋梁や法面工事など土木分野の仮設工事を主軸としてきた企業です。危険を伴う大規模工事を数多く経験してきたことから、安全管理を個々の注意力に頼るのではなく組織として仕組み化している点が特徴です。その取り組みを示す一例として、同社は労働安全衛生に関する国際規格「ISO45001」の認証を取得しています。さらに施工計画の段階で安全性を検討する「仮設設計部」と、工事が計画通り安全に進行しているかを独立した立場から確認する「安全管理部」を社内に設けています。このように計画と監査の双方から安全性を確保する体制が整っており、危険度の高い工事においても高い信頼性が期待できる企業と言えるでしょう。
労働安全衛生の国際規格である「ISO45001」を取得していることは、その体制が国際的な基準を満たしていることを示す指標です。この規格を持つ企業は従業員が安全に働くための仕組みを組織として整えており、現場での不注意によるミスを減らすことにもつながります。また、安全な職場環境は作業員が作業に集中できるだけでなく、工事全体の品質向上にも寄与します。万が一の事故は、依頼主や近隣住民にとってもリスクとなるため、安全管理を会社全体で徹底している業者を選ぶことは重要です。その点、同社のように安全への取り組みを明確に示している企業は、安心して工事を任せやすい存在と言えるでしょう。
- 橋梁や法面など土木仮設工事で培われた安全管理技術
- 解体業界では珍しい労働安全衛生の国際規格「ISO45001」の取得
- 安全計画を専門とする「仮設設計部」と現場を監査する「安全管理部」の設置
ディスポテック株式会社
ディスポテック株式会社は、解体工事から廃棄物の処理・リサイクルまでを一貫して自社で行っています。特徴は、アスベストなど特に危険性の高い廃棄物の処理に必要となる「特別管理産業廃棄物」の収集運搬許可を取得している点です。これにより、法令を遵守した安全な廃棄物処理が可能です。また、解体で発生したコンクリートガラは自社の工場で「再生砕石」に加工し、資源として販売しています。廃棄物を再資源化することで、環境への負担を減らしながら処理コストの抑制も図っています。
解体工事を依頼する際、工事で発生した廃棄物が最終的にどのように処理されるのかは多くの方が気にされるポイントです。その点、ディスポテック社が「特別管理産業廃棄物処理」の許可を取得していることは業者選びの一つの判断材料になります。この許可は、アスベストのように管理が難しく法令に基づいた適正処理が求められる廃棄物を扱うために必要なものです。取得している業者は、高い法令遵守意識と専門的な処理体制を備えていると考えられます。また、解体から廃棄物処理までを1社で完結できるため見えない部分で不適切な処理が行われるリスクが低く、依頼主にとっても安心感があります。工事の最初から最後まで責任を持って対応してくれる業者を求める場合、信頼できる選択肢の一つと言えるでしょう。
- 解体から中間処理・リサイクルまで自社で一貫対応
- アスベスト等も扱える特別管理産業廃棄物の収集運搬許可を保有
- 解体で出たコンクリートガラを再生砕石としてリサイクル・販売
株式会社鍋元商店
株式会社鍋元商店は、1902年に再生資源業として創業した歴史ある会社です。120年以上にわたり資源リサイクルに携わってきた経験を活かし、解体工事も手掛けています。同社の特徴は、解体から廃棄物処理・リサイクルまでを一貫して自社で行える点です。解体で発生した廃棄物も、長年培った専門知識で適切に分別・処理するため、安心して任せられます。山形県内で産業廃棄物の収集運搬業と処分業の許可を取得しているほか、秋田県・宮城県・新潟県の各県でも収集運搬の許可を得ています。
鍋元商店のように再生資源業を本業とする会社は、廃棄物を資源として活用するプロと言えます。同社は、ただ解体するのではなく建材の種類ごとに細かく分別し、リサイクル可能なものは再資源化する体制を整えています。これにより環境への負荷を低減できるだけでなく、依頼主にとっても不適切な処理が行われる心配がありません。環境配慮を重視したい方にとって、安心して選べる有力な選択肢となります。
- 創業120年を超える山形県の老舗企業
- 再生資源業を母体とする解体事業
- 解体から廃棄物の中間処理まで自社で完結
鶴岡市の解体業者が見つかりませんでした。
解体業者の選び方でよくある質問
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
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「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
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それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
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いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
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相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
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いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。

ホームページで公開されている有資格者の一覧は、その会社の技術的な信頼性を判断するうえで重要な手がかりになります。例えば、秋野組には「解体工事施工技士」や「石綿作業主任者」といった専門資格を持つスタッフが複数名在籍しています。これは単に建物を解体するだけでなく、法令を遵守しつつアスベストなどの有害物質を安全に取り扱うための知識と技術を備えていることの証と言えます。特に築年数の古い建物の解体や周辺環境への十分な配慮が求められる工事では、こうした専門資格を有する技術者がいる会社を選ぶことがトラブルを未然に防ぐうえで欠かせません。従業員数に対して資格保有者の割合が高い点からも、同社が安全管理と技術力の向上に力を注いでいる姿勢がうかがえます。