カーポートの屋根、最近ひび割れてきたかも…
柱がグラグラしてて、強風の日はちょっと不安…
そう感じているなら、カーポートの撤去を考えるタイミングかもしれません。
というのも、カーポートの法定耐用年数は15年とされていて、年数が経つにつれてどんどん劣化が進んでしまうんです。そのまま放置しておくと、強風や積雪で倒壊するリスクも高まってしまいます。
この記事では、撤去にかかる費用の目安や内訳、ムダな出費を防ぐポイントをわかりやすく解説しています。さらに、撤去したあとの土地をどう使うかもイメージできるので、「そろそろ撤去しようかな…でも不安だな」と感じている方でも、読んだあとには安心して行動に移せるようになります。
- カーポートの撤去費用相場や内訳が分かる
- 悪徳業者に騙されないためのポイントが分かる
- カーポート撤去後の土地の活用方法が分かる

中野達也。一般社団法人あんしん解体業者認定協会理事。解体工事業の技術管理者であり、解体工事施工技士を保有。2011年に解体業者紹介センターを鈴木佑一と共に創設。2013年に一般社団法人あんしん解体業者認定協会を設立し、理事に就任。めざまし8(フジテレビ系列)/ひるおび(TBS系列)/ 情報ライブ ミヤネ屋(日本テレビ系列)/バイキングMORE(フジテレビ系列)など各種メディアに出演。
カーポートの撤去費用相場はいくら?

▼カーポートの撤去費用相場 | |
---|---|
条件 | 撤去費用相場 |
カーポートのみを撤去する場合 | 5万円~20万円/式 |
建物の解体と同時にカーポートも撤去する場合 | 3万円~15万円/式 |
過去の施工事例を参考にすると、カーポートだけを撤去する場合の費用は1式あたり5万円~20万円。一方で、建物の解体とあわせて一緒に撤去する場合では、1式あたり3万円~15万円に抑えられることもあります。

カーポートの撤去って、意外とお金かかるんだね……!しかも、条件によって金額が違うのもビックリ!



うん、実はカーポートだけ撤去する場合って、重機の運搬費とかが全部「カーポートのためだけ」にかかるから、割高になりやすいんだ。 逆に、建物と一緒なら費用をまとめられて、安く済むこともあるよ。
「『カーポートのみ』を撤去すると割高になる」
カーポートを単独で撤去する場合、重機の運搬費や作業員の人件費がすべてカーポート撤去に対して個別に発生するため、費用が割高になる傾向があります。
これに対し、建物解体と同時にカーポートも撤去する場合には、重機や人員を共用できるため、諸経費を効率的に配分でき、結果としてコストを抑えられる可能性が高くなります。



なるほど〜!そんなカラクリがあったんだね!



でもさ、なんで同じ条件でも、撤去費用にけっこう差があるの?「カーポートのみを撤去する場合」でも、相場の最安値と最高値で15万円も違うんでしょ?



そうなんだよね。実は撤去費用って、カーポートがどれだけ壊しやすいかで変わるんだ。壊しやすいと費用は安くなるし、壊しにくいと高くなりがち。たとえば、次のポイントが影響するんだよ。
▼カーポート撤去費用に影響するポイント | |
---|---|
◎費用が安くなりやすい(壊しやすい)場合 | 費用が高くなりやすい(壊しにくい)場合 |
・基礎(土台)は残し、支柱を地面の高さで切断するだけで済む ・柱がアルミ製など、軽くて扱いやすい素材でできている ・駐車1台分など、小規模なサイズのカーポートを撤去する | ・コンクリート床(土間)に埋まっている基礎まで撤去する ・屋根に有害物質「アスベスト」が含まれている可能性がある ・駐車2台以上の大型カーポートを撤去する |
カーポートの撤去費用の内訳





カーポートの撤去費用は分かったけど、実際そのお金ってなにに使われてるの?



良い質問だね!カーポートの撤去費用は、「カーポートの本体工事費」「廃材の運搬・処分費」「重機回送費」「届け出費」「諸経費」の主に5つに分けられるよ。
カーポートの本体工事費


カーポートの本体工事費とは、カーポート本体を撤去するための費用です。
主に撤去作業にかかる人件費が含まれていて、カーポートの大きさや素材によって費用は変わってきます。
廃材の運搬・処分費


廃材の運搬・処分費とは、撤去作業で出たコンクリートの欠片などの不要な材料を現場から運び出して、法律に沿って正しく処分するための費用です。



えーっ!ゴミを処分するだけでもお金がかかるの~!?



そうなんだよ。実は、撤去工事で出た廃材は法律や規定に沿って適切に処分しないといけなくて、基本的に撤去業者が処分場に約1万円~2万円を払って処分をお願いしているんだ。



そうなんだ!このご時世、ほんと何でもお金がかかるんだね……



まあまあ、元気出して!中には自社で処分場を持っていて、コストを抑えて処分できる業者もあるから、そういうところにお願いすれば少し安く済むこともあるよ!
なお、廃材の運搬・処分費は単独で見積もられず、カーポート本体の撤去費用に含まれている場合もあります。
重機回送費


重機は法律で自走が認められていないことが多いので、撤去業者の重機置き場から現場までトレーラーやキャリアカーなどの専用車両で運ぶ必要があります。これにかかる費用が「重機回送費」として請求されます。
現場の近くに重機を停められず、工事中に何度も運搬しなければならない場合は、回送費が高くなることもあります。
ただ、カーポートのような比較的小さな構造物の撤去では、大型の重機を使わないことも多いため、回送費がかからなかったり、抑えられたりする場合もあります。
届け出費


カーポートの撤去工事では、場合によっては行政への申請や手続きが必要になることがあります。こうした申請にかかる手数料や、業者が手続きを代行する際の事務手数料は、「届け出費」として工事費用に含まれるのが一般的です。
届け出が必要になる場合は、主に次の通りです。
- ▼カーポートを撤去する際に届け出が必要になる場合
-
- 撤去作業中に通行以外の目的で道路を使う場合
重機を道路に置いたり、作業スペースを確保するために一時的に道路を使う際は、道路交通法に基づき警察署に「道路使用許可」を申請しなければなりません。 - カーポートの床面積の合計が10m2を超える場合
床面積の合計が10m2を超えるカーポートを撤去する際は、建築基準法に基づいて「建築物除却届」を自治体に提出する必要があります。一般的な1台用カーポートは約12m2なので、多くの場合で届け出が必要になります。
- 撤去作業中に通行以外の目的で道路を使う場合



撤去前に、業者に「届け出は必要か?誰が申請するのか?」を必ず確認しましょう。もし業者に手続きを代行してもらう場合は、手数料が見積もりに入っているかも確認すると安心ですよ。
諸経費


諸経費とは、カーポートの撤去工事にかかる費用のうち、直接的な作業費以外に発生する費用を指します。具体的には、現場管理費や書類作成費などが含まれます。
ただし、諸経費は見積項目の中でも内容があいまいになりがちで、撤去業者によって金額に大きな差が出ることもあります。とくに他の撤去業者と比べて諸経費の割合が極端に高い場合は、「諸経費にはどんな内容が含まれているのか」をしっかり確認しておきましょう。



5つの項目もちゃんと押さえられたし、これで見積書もらっても安心だね!



うーん、それがね、実はそうとも限らないんだよ。撤去業者によって見積書の書き方がバラバラなことも多いから、内容をしっかりと見極める力が必要になるよ。





えっ、同じ工事内容でもこんなに書き方が違うの!?それじゃあ、見積書をもらっても、それが妥当なのかどうかなんて全然分からないよ……!



そんなときは、迷わず撤去業者に直接聞いてみよう!疑問にきちんと答えてくれるかどうかは、信頼できる業者かを見極めるポイントにもなるよ。
「井戸の解体費用の内訳に関する注意点」
見積書の記載内容は撤去業者によって多少異なることがあります。中には、見やすさを重視して一部の項目があえて省略されていたり、撤去業者側の単純な記載漏れによって必要な情報が抜けていたりする場合もあります。
こうした違いによって撤去業者との間で工事の認識にズレが生じてしまい、そのまま契約を進めてしまうと、「こんな費用がかかるなんて聞いてない!」といった思わぬトラブルにつながることも。
そうならないためにも、契約前には次の3つのポイントを必ず確認しておきましょう。
- 提示された見積金額以外に、追加費用が発生する可能性があるか
- 追加費用がかかる場合、その条件や理由がしっかり説明されているか
- 工事内容や範囲について、撤去業者との認識がしっかり一致しているか
カーポートの撤去費用を安く抑える3つの方法





それにしても、撤去費用をもうちょい安くできないのかな……?



その気持ち、よく分かるよ!撤去費用って地味に痛い出費だもんね。でもね、実はカーポートの撤去費用をグッと抑えるための方法が3つあるんだ。今から、分かりやすく解説していくね!
複数の業者から見積もりを取る


カーポートを撤去する際は、複数の業者から見積もりを取って比較するのがオススメです。そうすることで、費用の相場感がつかめるうえ、その中から価格が手ごろで信頼できる業者を選びやすくなります。



でもさ、正直、何社も自分で見積もり取るのってめんどくさくない?ましてやカーポートを撤去したあとに新築まで考えてるなら、なおさら大変!



たしかに撤去業者を探して、連絡して、見積もり取って……そのあとに新築工事でもまた同じことを繰り返すなんて、考えただけで疲れちゃうよね。そんなときに便利なのが、「無料一括見積サービス」!



無料一括見積サービス……?なにそれ?



これはね、第三者機関が間に入って見積もりをまとめて取ってくれるサービスなんだ。しかも、登録できる業者は厳しい審査をクリアしてるから、自分で探すよりずっと安心だよ。


▲弊社の「無料一括見積サービス」をご利用になって、撤去費用を4万9,000円も節約されたお客様がいらっしゃいます。
どうしてそんなに安くなるかというと……
- 複数の優良業者から一気に見積もりが取れるから、費用やサービス内容をしっかり比較できる
→ 「高すぎる見積もりをうっかり契約……」なんて心配も防げます! - 厳しい審査を通った安心できる業者だけが登録しているから、手抜きやトラブルの心配が少ない
→ 無駄な追加費用を防げるのも大きな安心ポイントです!
また、弊社には撤去工事に詳しいスタッフが在籍しているので、業者選びや費用のことも気軽に相談できます。初めての方でも安心してご利用いただけます。



へぇ~、これは便利!でも本当に無料なの?あとから「実は有料です」なんて請求されたりしない……?



不安になるよね。でも大丈夫!サービスは完全無料だよ。サイトの運営費は業者側が負担してくれてるから、あとから請求が来ることは絶対にないよ!



え!じゃあ、悪いとこなし!?逆にちょっと疑っちゃうな……



その気持ちもよく分かる!実際ね、サービスによっては「業者の管理がゆるゆる」とか、「仲介って言いながら、業者とのやりとりは全部お客様任せ」なんてこともあるんだ。



でも安心して!僕が手がけてる無料一括見積サービスなら、そういう問題は一切ナシ!10年以上の業界経験を活かして、カーポートの撤去はもちろん、その後の新築工事まで対応できる業者も紹介してるよ。
▼弊社の無料一括見積サービスが気になった方は、メールまたはLINEからお気軽にご相談ください。
補助金制度を活用する


2025年5月時点では、カーポートの撤去だけに対する補助金や助成金はありません。しかし、他の工事と一緒にカーポートを撤去する場合、条件次第で補助を受けられる可能性があります。
たとえば、古くなった空き家を解体する際にカーポートも一緒に撤去すれば、空き家解体の補助金が使える可能性があります。
▼老朽化した空き家にあるカーポート


画像引用:堺市堺区にて空き家のカーポート屋根パネルを外して台風対策|くまさんホーム株式会社
また、カーポートがブロック塀とつながっていて地震で倒れる危険がある場合は、危険なブロック塀の撤去や修理に関する補助金を利用できる可能性もあります。
▼ブロック塀と一体化しているカーポート


画像引用:デザインブロック塀とカーポート 相生 K様邸|有限会社JCKリンクス
なお、危険ブロック塀に関する詳しい情報は次の記事でご紹介しています。ぜひご参考になさってください。





補助金が使えるかどうかは、「○○市 空き家 補助金」や「○○市 危険ブロック塀 補助金」など、自分の住んでいる市町村名を入れて検索してみると簡単に分かります。
カーポートの撤去工事で補助金を利用する際の流れは次の通りです。


依頼主はどうすればいい?
カーポートの撤去で補助金を使いたいときは、まずお住まいの自治体の担当窓口に相談して、その工事が補助の対象になるか確認しましょう。ほとんどの補助金は、工事を始める前に申請して承認をもらう必要があるので、早めの手続きが大切です。
申請する際は、工事内容の詳しい説明や見積書、現場の写真、所有者の情報などの書類が必要になります。書類に不備があると申請が通らないこともあるので、準備はしっかり行いましょう。
申請が承認されたら工事を進めて、終わったら報告書を提出します。すべての手続きが終わると、補助金が指定した口座に振り込まれます。
なお、手続きや必要書類は自治体や年度によって違うことが多いので、申請前に補助金の詳細をよく確認しておきましょう。詳しい情報は、お住まいの自治体の公式サイトにある「補助金要綱」※などでご確認いただけます。分からないことがあれば、直接窓口に問い合わせると安心です。



補助金の申請はお早めに!補助金は予算内で締め切られるため、先着順となっています。
小さい規模であればカーポートの撤去をDIYする





そもそも、カーポートの撤去ってDIYできるの?



小規模なものなら、DIYで撤去することも不可能じゃないよ!でもね、実際には高所作業や金属の切断作業もあるから、ケガのリスクも高いんだ。とくにDIYが初めてって方には、正直あまりオススメできないかな。



やっぱりそうだよね……DIYでケガしちゃったら、元も子もないし!



まさにその通り!安全第一だからね。



でも中には「それでも自分で挑戦してみたい!」って方もいらっしゃると思うから、ここからはDIYでカーポートを撤去する場合の費用や必要な道具、注意点などについて、分かりやすく紹介していくよ!
▼DIYの説明が不要な方は、こちらのボタンからスキップできます。
カーポートの撤去をDIYするには?
DIYにかかる費用


カーポートを自分で撤去する場合、費用の目安は約3万6,000円~です。この金額のほとんどは、道具の購入費になります。
- ▼撤去費用である約3万6,000円の内訳
-
- 道具の購入費:3万5,600円~
- 廃材の処分費:1,200円~
合計:3万6,000円~



撤去業者に頼むより、撤去費用を節約できそうだね!



そうだね。人件費がかからないのはもちろん、自治体によってはDIYで出た廃材を「粗大ゴミ」として回収してくれるから、処分費もグッと抑えられる場合があるよ。
「DIYによって廃材処分費の削減が期待できる」
カーポートの撤去を業者に頼むと、工事で出たゴミは「産業廃棄物」として扱われるため、処分費が高くなってしまいます。
一方で、DIYで撤去した場合は、その廃材が「一般廃棄物」として扱われるので、自治体のゴミ回収サービスを利用すれば処分費を安く抑えられます。
ただし、粗大ゴミとして回収できる廃材の大きさや料金は地域ごとに異なるため、事前に住んでいる自治体のホームページや問い合わせ窓口で確認しておくことが大切です。
DIYに必要な道具


DIYでカーポートを撤去する際に必要な道具は、主に次の10点です。
1. インパクトドライバー:約7,000円~


画像引用:Amazon
インパクトドライバーは、ボルトやネジを楽に外せる電動工具です。手動ドライバーより断然早く作業できるので、固く締まったネジが多いカーポートに必須です。
2. レシプロソー(セーバーソー):約6,000円~


画像引用:Amazon
金属用の刃に替えれば、支柱や骨組みの鋼材を切断できます。振動が大きいので両手でしっかり持ち、安全ゴーグルや手袋を必ず着けましょう。
3. バール:約2,000円~


画像引用:Amazon
バールは、固くはまっている部材や接着剤でくっついた部分をこじ開けるのに便利です。購入する際はホームセンターなどで実物を手に取り、重さや握りやすさを確認しておくと安心です。
4. 脚立:約1万円~


画像引用:Amazon
脚立は、高所での作業に欠かせない道具です。あまり高さがありすぎると、かえってバランスを崩しやすくなるため、作業に適したほどよい高さのものを選ぶのがポイントです。また、安定性のある脚立を選び、複数人で作業する場合はお互いに支え合いながら使うとより安全です。
5. インスタントモルタル:約800円~


画像引用:Amazon
インスタントモルタルは、セメントと砂があらかじめ混ぜられた状態で販売されている材料です。カーポート撤去の際、基礎部分を埋めるために使うことができ、しっかりとした強度を持つ仕上がりになります。水を加えるだけで簡単に使用できるため、DIY初心者にも扱いやすいアイテムです。
6. ヘルメット:約2,500円~


画像引用:Amazon
7. 防塵ゴーグル:約600円~


画像引用:Amazon
8. 防塵マスク:約2,000円~


画像引用:Amazon
9. 手袋:約700円~


画像引用:Amazon
10. 安全靴:約4,000円~


画像引用:Amazon



DIYには思わぬケガのリスクもあり、安全対策はとても大切です。飛んできた金属の破片が目に当たって失明するおそれも……ゴーグルや手袋、安全靴などを身につけて、万全の体勢で作業に取りかかりましょう。
DIYの注意点


「道具もそろったし、あとは撤去するだけ!」……そう思ったあなた、ちょっとだけお待ちください。
DIYでカーポートを撤去する前に、必ず確認しておきたいポイントが3つあります。見落とすと思わぬトラブルや危険につながることもあるので、作業を始める前に確認しておきましょう。
1. カーポートが2006年以前に設置されたものではないか
実は、2006年より前に設置されたカーポートには「アスベスト」が使われている可能性があるんです。アスベストは吸い込むと健康に悪影響を与える有害物質で、法律で「専門の資格を持った業者しか撤去できない」と決められています。
とくに「スレート屋根」はアスベストを含んでいる可能性があるため注意が必要です。見た目だけでは判断できないこともあるので、
「ちょっと古そうだな……」と思ったら、必ずアスベストの有無を調査してください。「アスベストが含まれていない」と確認できた場合のみ、DIYでの撤去が可能になります。
▼アスベスト含有の可能性があるスレート屋根


アスベストについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご参考になさってください。


2. 必要な届け出を確認できているか
カーポートをDIYで撤去する場合でも、状況によっては事前に届け出が必要になります。うっかり手続きを忘れると罰則が科されることもあるので、事前にしっかり確認しておきましょう。
- ▼カーポートを撤去する際に届け出が必要になる場合
-
- 作業中に通行以外の目的で道路を使用する場合
たとえば、作業スペースを確保するために道路に重機を置くような場合は、警察署への「道路使用許可」が必要です。無許可で作業を行うと、3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金が科されることもあるため、必ず事前に手続きを行いましょう。
道路使用許可の申請書(PDF)をダウンロードする - カーポートの床面積の合計が10m2を超えている場合
カーポート全体の床面積が10m2を超える場合は、「建築物除却届」を自治体に提出する必要があります。一般的な1台用カーポート(約12m2)でも対象になるケースが多いので要注意です。提出を忘れると、50万円以下の罰金になる可能性もあります。
必要書類は国土交通省のホームページからダウンロード可能です。
- 作業中に通行以外の目的で道路を使用する場合
3. 近隣への配慮はできているか
カーポートの撤去作業は、音や振動が発生しやすく、思っている以上に周囲に影響を与えることもあります。
とくに住宅地では、ご近所トラブルの原因になりかねないため、作業前に一言、「ご迷惑をおかけします」と挨拶しておくと安心です。また、作業中に金属片などが飛び散る可能性もあるので、周囲には養生シートなどを張っておくと安全性も向上します。道路に面した場所で作業する場合は、通行人や車にも十分注意を払いましょう。



これで、DIY撤去の注意点はひと通り確認できました。それでは次に、実際の撤去手順について詳しく見ていきましょう!
DIYの手順


カーポートの撤去作業では、何よりも安全第一が基本です。作業は必ず「上(屋根)から下へ」の順に進めましょう。
屋根のパネルを外す


画像引用:カーポートの解体・撤去の流れ|リプロが紐解く、これからの「解体新書」
高所での作業になるため、転倒防止のため安定した脚立を使うことをオススメします。できれば2人で作業し、1人が屋根のパネルを外し、もう1人が脚立の支えやパネルの受け取り・運搬を担当すると、安全で効率よく進められますよ。
全体の骨組みを解体する


画像引用:カーポートの解体・撤去の流れ|リプロが紐解く、これからの「解体新書」
パネルの撤去が終わったら、次はカーポートの骨組みを外します。骨組みはボルトやナットで固定されていることが多いので、インパクトドライバーを使って順番に解体しましょう。骨組みは鉄やアルミ製で重さや大きさもあるため、周りを傷つけないよう慎重に扱うことが大切です。
こちらも安全のために2人で作業するのがオススメです。1人が解体を担当し、もう1人が部材の受け取りや運搬をサポートすれば、効率よく進められます。



取り外した鉄やアルミは、金属回収業者やリサイクルショップで買い取ってもらえる場合があるので、廃材とは分けて保管しておくと処分がスムーズになりますよ。
支柱(基礎)を切断する


画像引用:カーポートの解体・撤去の流れ|リプロが紐解く、これからの「解体新書」
カーポートの支柱は、地面の中に約60cm埋まっているので、完全に抜くのは大変です。掘り起こす作業が必要で、かなり時間も労力もかかるため、とくに理由がなければ、地面ギリギリのところで切断する方法が一般的です。
切断にはレシプロソーを使い、支柱が倒れないように誰かがしっかり支えてあげることが大事です。安全に気をつけて、慎重に進めましょう。
地面を補修する


画像引用:カーポートの解体・撤去の流れ|リプロが紐解く、これからの「解体新書」
支柱を切断したあとは、切断面をインスタントモルタルでしっかり補修しましょう。切った部分は粗くて鋭くなっているので、そのままだとケガの原因になります。モルタルでしっかり覆って乾燥させることで、安全に仕上げられますよ。
作業場を片付けて完了
カーポートを撤去すると廃材が出るため、必ずきちんと処分しましょう。廃材の処分ルールは地域によって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。不法投棄は法律で禁止されており、違反すると5年以下の懲役や最大1000万円の罰金が科されることもありますので十分ご注意ください。



高所での作業や金属の切断作業はとても危険です。とくにDIYに慣れていない方は思わぬケガをする可能性があるので、無理をせず、慎重に作業を進めましょう。
カーポート撤去業者の3つの選び方





今更だけどさ、カーポートの撤去って誰に依頼すればいいの?



一般的には、家の外まわりを扱う「外構業者」に頼むことが多いよ。家を建てた工務店があれば、そっちに相談するのもアリ。どちらも撤去後の庭づくりなどをまとめて頼めるから、予定があれば話が早いよ!



それ、めっちゃ楽でいいね!ちなみにさ、「ホームセンターなら安く頼める」って聞いたことあるけど、あれって本当?



たしかに、ホームセンターに依頼すると比較的安く済むこともあるよ。



ただ、サービスの対象者が限られていたり、ホームセンターで扱っているカーポートはメーカー品に比べて強度が少し劣ったりすることもあるから、そのあたりはちゃんと注意したほうがいいよ。
「ホームセンターにカーポート撤去を頼む際の注意点」
ホームセンターが提供する外構工事は、一般的に「店舗でカーポートを購入し、その設置を依頼する方」が対象です。そのため、カーポートの撤去のみや他社製カーポートの設置には対応していないことに注意が必要です。また、ホームセンターで販売されているカーポートは、メーカー品に比べて耐久性や強度が若干劣る場合があるため、購入前に商品の特性をしっかり確認することが大切です。



なるほど!じゃあ、つてがなければ外構業者に頼むのが無難ってことか。でも、初めての業者探しって不安だな……変な業者に当たったらどうしよう!



その気持ち、よく分かるよ。でも大丈夫!今から信頼できる撤去業者の選び方を、3つのポイントに分けて解説するから参考にしてみてね!
産業廃棄物の取り扱いに必要な許可を取得しているか


カーポートの撤去工事で出る産業廃棄物(コンクリートくずや金属くずなど)を処理するには、基本的に「産業廃棄物処分業許可」※が必要になります。
ただし、産業廃棄物の収集や運搬だけをして、その後の処分は別の業者に依頼する場合は、「産業廃棄物処分業許可」は必要なく、その代わりに「産業廃棄物収集運搬業許可」※が必要となります。



んん?つまり、どういうこと?



難しい言葉が並んでて、ちょっと分かりにくかったよね!産業廃棄物の許可証の説明を次の図にまとめてみたから、ぜひ参考にしてみてね!


なお、撤去業者がこうした許可をちゃんと持っているかどうかは、産業廃棄物処理事業振興財団が提供する「処理業許可情報検索」で確認できます。
「産業廃棄物の許可証、ここをチェック!」
カーポートの撤去を頼む際は、撤去業者が「産業廃棄物収集運搬業許可」や「産業廃棄物処分業許可」をきちんと持っているか確認することが大切です。その際に確認すべき点は、「許可のエリア(どこで使える許可か)」と「許可の有効期限」です。
もし撤去業者が処分を他の会社に委託している場合は、その委託先の許可証も確認しましょう。許可を持っていない業者にまかせてしまうと、不法投棄などのトラブルに巻き込まれるリスクもあるので要注意です。
実績や評判が良いか


撤去業者を選ぶ際は、「実績」や「評判」をしっかり確認しておきましょう。実績が豊富な業者は、いろんな現場で経験を積んでいる分、作業もスムーズで丁寧なことが多いです。また、評判の良い業者は、近隣への配慮やお客様対応にも力を入れていることが多いので、後々のトラブルも起きにくい傾向があります。
- ▼撤去業者の実績や評判を調べる方法
-
- 撤去業者のホームページ
撤去業者のホームページには、施工事例や実際に工事を依頼した方の声が掲載されていることがあります。中には、工事の流れを写真付きで丁寧に紹介しているところもあります。 - 口コミサイトやSNS
口コミサイトでは、技術面や費用面、対応面などが幅広く評価されています。GoogleやYahoo!で撤去業者名を検索するほか、SNS(TwitterやFacebook)でリアルな評判を確認するのも有効です。 - 知人からの紹介
実際にサービスを利用した知人からの紹介は信頼性が高く、ネットでは公開されていない詳細な情報を直接確認できます。 - ネガティブ情報検索
国土交通省が提供している「ネガティブ情報検索システム」を利用すれば、過去に処分を受けた撤去業者かどうかを確認できます。
- 撤去業者のホームページ



撤去業者の実績や評判を調べる際には、ひとつの情報だけを鵜呑みにせず、複数の情報を見比べることが大切です。そうすることで、情報の信頼性も高まり、より安心して撤去業者を選べます。
担当者と相性が合うか


撤去工事をスムーズに進めるためには、担当者との相性もとても大切なポイントです。工事の進め方やアフターフォローなどで、担当者としっかりコミュニケーションが取れていると、認識のズレやトラブルを防ぎやすくなります。
そのため、現地調査などで担当者と話す際は、次のような点を意識して確認しましょう。
- ▼担当者と直接やり取りする際に確認しておきたいポイント
-
- 連絡はつきやすいか
- 施工範囲や工期などを分かりやすく説明してくれるか
- 細かな言動から顧客への気配りが感じられるか
- こちらの質問に対して誠実に答えてくれるか
「担当者に関する注意点」
契約を急かす担当者や、口頭での契約を求める担当者には要注意です。
契約を急かす担当者は、お客様の不安や疑問を十分に解消することよりも、契約の締結を優先している可能性があります。焦って判断してしまうと、後悔につながることもあるため、ご自身が納得できるまでじっくりと考えるようにしましょう。
また、口頭だけで契約を済ませてしまうのは非常にリスクが高いです。契約内容の食い違いや、思わぬ追加費用など、後々のトラブルを防ぐためにも、必ず書面で契約書を交わすことが大切です。万が一、担当者が「契約書は必要ありませんよ」と言ってきた場合でも、書面での契約をお願いするようにしましょう。
なお、解体工事の契約に関する注意点については次の記事で詳しくご紹介しています。ぜひ、併せてご覧になってください。



悪徳業者に騙されない方法が分かって、ちょっと安心したよ!気になる撤去業者が見つかったら、その次は何をすればいいの?



いい質問だね!その後の流れについては、次の「カーポートの撤去手順」で詳しく紹介していくよ。
カーポートの撤去手順【見積もりから工事完了まで】


カーポートの撤去工事は、次の5つのステップで進められるのが一般的です。
- ▼カーポートの撤去手順
-
- 業者に見積もりを依頼する
- 業者との打ち合わせ・現地調査を行う
- 業者と契約する
- カーポートの撤去工事が行われる
- 完工確認を行う
それでは、それぞれのステップについて詳しく見ていきましょう。
業者に見積もりを依頼する


まずは、カーポートの撤去業者に見積もりをお願いしてみましょう。いきなり1社に決めず、何社かに相見積もりを取って比べてみるのがポイントです。費用の違いだけじゃなく、対応の丁寧さや説明のわかりやすさも確認しておくと、後々安心して任せられます。
業者との打ち合わせ・現地調査を行う


現地調査は、カーポートの状態や敷地まわりの環境を確認して、正確な見積もりを出すための大切なステップです。撤去業者との行き違いを防ぐためにも、このタイミングで工事内容や注意点をしっかり確認しておきましょう。気になることがあれば、遠慮せずにどんどん質問してOKです!



複数の業者に見積もりを依頼するなら、現地調査はできるだけ同じ日にまとめると効率的です。ただし、同時に呼ぶのはマナー違反。業者同士が鉢合わせしないよう、時間に余裕を持たせて調整しましょう。
業者と契約する


複数の業者を比べてみて、「ここなら安心して任せられる」と思える撤去業者と契約を結びましょう。契約前には、工事の具体的な内容や損害賠償保険の加入状況、追加費用が発生する条件などをしっかり確認しておくことが大切です。
カーポートの撤去工事が行われる


契約が済んだら、いよいよ撤去作業が始まります。作業は1〜2日で終わることが多いです。近所の方への騒音対策は十分か、安全面への配慮をしっかりしてもらえるかも確認しておくと安心です。
完工確認を行う


撤去工事が終わったら、工事内容に問題がないかを撤去業者と一緒にしっかり確認しましょう。もし何か気になることがあっても、工事が終わってすぐなら対応してもらいやすいです。逆に時間が経ってしまうと、誰の責任か分かりにくくなり、対応してもらえないこともあるので、できるだけ早めの確認が大切です。



工事のイメージもだいぶ掴めてきたよ!でも、カーポートを撤去した後の土地の使い道がまだ決まってなくて……どうしようかな?



せっかくのスペースだし、何に使うか悩むよね。じゃあ最後に、カーポートを撤去した後の土地の活用方法を紹介していくね。
カーポート撤去後の土地の活用方法


カーポートを撤去した後の土地は新たな空間として、さまざまな使い方ができます。たとえば、次のような活用方法があります。
- ▼カーポート撤去後の土地の活用方法
-
・そのまま駐車場として使う
・庭や家庭菜園にする
・物置を設置して収納スペースを増やす
それぞれの活用方法について、特徴や初期費用、デザインのイメージなどを分かりやすくご紹介します。



「私の家だったら、どれがピッタリかな?」と想像しながら、ぜひ読み進めてください。
そのまま駐車場として使う


もっとも手軽で実用的なのが、撤去したスペースをそのまま駐車場として使う方法です。もともとカーポートがあった場所は車の出し入れがしやすい位置にあることが多く、地面がコンクリートなどで舗装されていれば、追加工事なしですぐに使える場合もあります。
駐車場の種類と設置費用相場
簡易的な駐車場をつくる場合は、「オープンタイプ」と「カーポート付きタイプ」の2つから選ぶのが一般的です。ここでは、それぞれの特徴や設置にかかる費用の目安を分かりやすくまとめました。
1. オープンタイプ


画像引用:O様邸 | 海老名市 | オープンタイプ|施工事例|新建エクスプランニング
▼ オープンタイプの設置費用相場 | ||
---|---|---|
0円〜 |
「できるだけ予算を抑えたい」という方には、オープンタイプの駐車場がオススメです。もともとカーポートがあった土地は、すでに舗装されていることが多いため、追加工事なしでそのまま駐車スペースとして使えるのが大きなメリット。
ただし、屋根がない分、雨や日差しの影響を受けやすい点には注意が必要です。
2. カーポート付きタイプ


画像引用:アリュース シリーズ|商品を探す|YKK AP株式会社
▼ カーポート付きタイプの設置費用相場 | ||
---|---|---|
駐車台数 | 設置費用相場 | |
1台 | 約15万〜65万円 | |
2台 | 約30万〜100万円 | |
3台 | 約50万〜250万円 |
引用:1台・2台・3台用のカーポートの選び方|台数ごとの費用相場とは|LIXIL
カーポート撤去後のスペースを、あらためてカーポート付きの駐車場として活用する方法もあります。雨や日差しから車を守れるので、車の劣化を防ぎたい方や、天気を気にせずに乗り降りしたい方にはピッタリです。
オープンタイプに比べて設置費用はかかりますが、その分、快適さや使い勝手の良さが大きな魅力です。



カーポート、もう一度つけ直すのもアリかも!使い勝手も分かってるし、やっぱり便利だよね!



うん、それもいい選択だね。ただ、家を建てたときに説明があったかもしれないけど、基本的にカーポートは建ぺい率に含まれるから、再設置の前にはその点をしっかり確認しておこう。
「カーポートは建ぺい率に含まれる」
カーポートは屋根と柱がある構造なので、基本的には「建ぺい率」※に含まれることに注意が必要です。
ただし、自治体によっては、一定の条件を満たすカーポートに対して建ぺい率の緩和措置が認められている場合もあります。条件に合う際はカーポートの一部が建築面積から除外されることもあるので、設置を考える際はお住まいの地域のホームページなどで事前に確認しておきましょう。
なお、「どんな駐車場にしようかな」と具体的にイメージを膨らませたい方は、次のサイトもぜひご参考になさってください。写真付きの施工事例とあわせて、実際に設置にかかった費用も確認できます。
庭や家庭菜園にする


カーポートを撤去したあとのスペースが日当たりの良い場所であれば、小さな庭や家庭菜園として活用するのにピッタリです。緑や花に囲まれた空間は、日々の生活にやすらぎや楽しみを与えてくれます。
たとえば、次のような使い方があります。
・花壇に好きな花を植えて、季節の移ろいを楽しむ
・子どもが元気いっぱい走り回れる遊び場にする
・愛犬が自由に過ごせるドッグランにする
・テーブルとチェアを置いて、ゆったりティータイムを過ごす
・小さな畑をつくって野菜を育てる



わぁ!庭づくりって想像するだけでワクワクするよね!でもさ、いざ始めようとすると、なにから手をつけたらいいのか全然分からないや……



それならまずは「地面をどう仕上げるか」を考えるところから始めよう!仕上げ方によって、見た目や手入れのしやすさ、費用も全部違うから、自分がどんな庭にしたいかイメージして選ぶと失敗しにくいよ。
地面の仕上げ
ここでは、庭の地面をどう仕上げるか、代表的な4つの方法をご紹介します。
1. コンクリートのまま(すでにある状態をそのまま活用)


画像引用:コンクリートで庭は出来るのか?メリットとデメリット|株式会社心エクステリアデザイン
▼ 「コンクリートのまま」の設置費用相場 | ||
---|---|---|
0円〜/m2 |
カーポートを撤去したあとは、そのままコンクリートを活かすのもひとつの方法です。初期費用がほとんどかからないため、コストを抑えつつ手軽にスペースを活用できます。



プランターを置けばコンクリートの上でも家庭菜園を楽しむことができます。整地や施工をせずに済むため、手間をかけずに暮らしに彩りを取り入れたい方にオススメです。
2. 天然芝


▼ 天然芝の設置費用相場 | ||
---|---|---|
5,000円~/m2 |
引用:庭を芝生にする費用は?天然芝・人工芝の違いなど費用を抑えるコツをご紹介!|外構・エクステリアパートナーズ
「自然の風合いを大切にしたい」「季節の変化を感じながら暮らしたい」という方には、ピッタリの仕上げ方法です。
設置費用の目安は、業者に依頼した場合で1m2あたり5,000円〜となります。人工芝よりも初期費用が抑えられるため、予算を重視する方にも選ばれています。
ただし、定期的なメンテナンスが必要になる点には注意が必要です。芝刈りは最低でも年に1回、雑草取りや肥料・水やりなども欠かせません。自分でお手入れをする場合、目安となる維持費は次のとおりです。
- ▼10m2の天然芝にかかる維持費(5年間の目安)
-
- 芝刈り機:約1万円(約5年使用)
- 肥料代:1,500円/年×5年=約7,500円
- エアレーション工具※:約1万円(約5年使用)
合計:約2万7,500円
参考:人工芝と天然芝、それぞれの庭の維持にかかる10年間の費用はどのくらいかシミュレーションしてみた|株式会社ワイズヴェルデ



このように、天然芝は初期費用を抑えられる反面、5年間で約27,500円の維持費がかかることも視野に入れておきましょう。
3. 人工芝


▼ 人工芝の設置費用相場 | ||
---|---|---|
1万円~/m2 |
引用:庭を芝生にする費用は?天然芝・人工芝の違いなど費用を抑えるコツをご紹介!|外構・エクステリアパートナーズ
人工芝は、「見た目の美しさ」と「お手入れの手軽さ」をどちらも重視したい方にピッタリの仕上げ方法です。最近では質の高い製品が増えており、見た目や触り心地も天然芝に引けを取らないものが多く出回っています。また、季節によって色が変わることがないため、一年中ずっと青々とした芝の景観を楽しめるのも大きな魅力です。
設置の際には防草シートを敷いて雑草を防ぐなど、ある程度の下準備が必要です。その分初期費用はやや高めで、業者に依頼する場合の設置費用は1m2あたり約1万円〜が目安となります。とはいえ、一度敷いてしまえば芝刈りや水やりといった日々のメンテナンスはほぼ不要になります。
4. 砂利


▼ 砂利の設置費用相場 | ||
---|---|---|
5,000円~1万円/m2 |
参考:砂利敷きの費用を解説!DIYに必要な道具&業者依頼の相場|カインズリフォーム
砂利は、雑草が生えにくく、水はけがよくて、劣化しにくいといったメリットがあり、「あまり手間をかけずに庭をきれいに整えたい」という方にオススメの仕上げ方法です。また、踏んだ際に音が鳴るため、防犯対策としても効果的。さらに、色や形、大きさなどの種類が豊富で、庭の雰囲気に合わせたデザインがしやすいのも魅力です。
ただし、歩きにくい、落ち葉やゴミの掃除がしづらい・ベビーカーや自転車が通りにくいといったデメリットもあります。
庭の一角を家庭菜園にするのもOK


▼ 家庭菜園の初期費用 | ||
---|---|---|
約1万4,500円〜 |
参考:庭で家庭菜園を楽しもう!畑を作る方法と初心者にもおすすめの野菜を徹底解説|アットホーム
「せっかくなら、ちょっとだけでも野菜やハーブを育ててみたい」という方には、庭の一角を家庭菜園にするのがオススメです。
本格的に畑スペースを作る場合はレンガで区切ったり、新しい土を入れたりといった準備が必要ですが、必要な道具はホームセンターで手軽に揃えられます。初心者でも始めやすいのが魅力で、初期費用は約1万4,500円~を目安に考えておくとよいでしょう。
▼家庭菜園に必要な道具 | |||
---|---|---|---|
用途 | 費用 | ||
準 備 ・ 畑 を 耕 す た め の 道 具 | 鎌(かま) | 雑草などを取り除き、 畑を作るのに使用します。 | 約2,000円~3,000円 |
鍬(くわ) | 土を耕したり掘り起こしたり、 畝(うね)を作ったりする際に使用します。 | 約1,000円~2,000円 | |
スコップ | 土を掘ったり石を取り除いたり、 物差しの代わりに使ったりします。 | 約100円~500円 | |
レーキ | 畑を整地したり、 草を集めたりする際に便利です。 | 約2,000円~3,000円 | |
土ふるい | 土ふるいに土をかけると、 空気を含んでやわらかくなります。 | 約300円~1,000円 | |
囲 い を 作 る 道 具 | レンガ | 畑をレンガで囲います。 | 約100円~300円 |
モルタル | モルタルでレンガが崩れないよう接着します。 | 約500円~700円 | |
砂利 | 囲いに掘る溝へ敷き詰めます。 | 約1,000円~2,000円 | |
水平器 | 畑を水平な状態で作るために使います。 | 約1,000円~2,000円 | |
ハンマー | 囲いを土に打ち付けて埋めるために使います。 | 約1,000円~2,000円 | |
ベニヤ板 | 土寄せする際にベニヤ板を立てて使います。 | 約1,000円~2,000円 | |
土 を 作 る 道 具 | 用土・培養土 | 家庭菜園には普通の土ではなく、 用土・培養土を使用します。 | 約500円~1,000円 |
石灰(せっかい) | 石灰を土に混ぜることで、 土壌が中和されて野菜を育てるのに 適した状態が保てます。 | 約2,000円~3,000円 | |
堆肥(たいひ) | 堆肥を使用すると野菜が育ちやすくなります。 | 約2,000円~3,000円 |
引用:庭で家庭菜園を楽しもう!畑を作る方法と初心者にもおすすめの野菜を徹底解説|アットホーム
ここまでの説明をご覧になって、さらに具体的なイメージを膨らませたい方は、以下のサイトもぜひご参考になさってください。写真付きの施工事例とあわせて、実際に設置にかかった費用も確認できます。
物置を設置して収納スペースを増やす


限られたスペースを上手に活用したい方には、カーポート撤去後のスペースを物置に転用する方法がオススメです。ガーデニング用品や自転車、アウトドアグッズなどをまとめて収納できるため、家まわりがスッキリ片付きます。雨風から道具を守れるのはもちろん、防犯面でも安心です。
また、物置はコンクリートの上に設置すると安定するため、カーポート撤去後の土地をそのまま使うことができます。



物置って、ちょっとしたスペースにも気軽に置けそうだよね!



そうだね。ただ、ひとつ気をつけたいのは設置場所の確認かな。



あとから「思ったより使いづらかった」「お隣さんとトラブルの原因になっちゃった」なんてことになると、すごく残念だよね。だから、その場所に設置して本当に大丈夫かを事前に確認しておくことが大切だよ。
物置の設置が向かない4つの場所
風通しが悪く湿気がこもりやすい場所
空気の流れが悪い場所に物置を置いてしまうと、内部に湿気がたまりやすくなります。その結果、収納していた工具や布製品にカビが生えたり、金属部分がサビたりしてしまうことも……。とくに雨の多い季節は湿気がこもりやすいため、設置前には周囲の風通しを確認しておきましょう。
直射日光が強すぎる場所
日当たりが良すぎる場所も、実は注意が必要です。真夏などは物置の中が思っている以上に高温になりやすく、プラスチック製品が変形したり、食品や薬品の保管が難しくなったりすることもあります。また、強い紫外線を長時間浴びることで物置自体の劣化も早まる可能性があるため、適度に日陰ができる場所のほうが安心です。
隣地との距離が近すぎる場所
物置を敷地ギリギリに置くと、隣の家の日当たりや風通しを悪くしてしまうことがあります。一般的には隣地境界線から50cm以上離すのがマナーです。
法律・条例で制限されている場所
都市計画によって「用途地域」に指定されているエリアでは、土地の使い方に細かなルールが定められており、物置の設置にも制限がかかることがあります。
こうしたルールを知らずに設置してしまうと、あとから自治体からの指導が入り、最悪の場合は撤去を求められることもあります。さらに、行政の指示に従わずに工事を強行すると、3年以下の懲役または300万円以下の罰金が科せられる可能性も。
制限の内容は自治体によって異なるため、「うちは大丈夫」と自己判断せず、事前に必ずお住まいの地域の建築指導課などで確認しておくと安心です。



それでは、これらの注意点をしっかり踏まえたうえで、物置の設置費用相場を見ていきましょう。
物置の設置費用相場
物置の設置費用相場は、8万2,000円~となっています。
- ▼物置の設置費用相場
-
- 本体価格:3万〜100万円程度
- 組立費用:2万5,000円程度
- アンカー工事費用:2,000円~1万円程度
- 転圧工事費用:2万5,000円程度
合計:8万2,000円~
参考:物置の設置費用はどのくらい?価格目安や購入方法を詳しく紹介|キロ本店



んん?本体価格の幅が97万円もあるよ!?どういうこと!?



それはね、物置の本体価格が大きさや素材、グレードによって大きく変わるからなんだ。だから、買うときは価格だけで選ばずに、自分の使い方や目的に合ったものを選ぶことが大切だよ。
ここまでの説明をご覧になって、さらに具体的なイメージを膨らませたい方は、次のサイトもぜひご参考になさってください。写真付きの施工事例とあわせて、実際に設置にかかった費用も確認できます。
【まとめ】カーポートの撤去費用について


この記事では、カーポートの撤去費用の目安や費用を安くするための方法、実際の撤去の流れ、さらには撤去後の土地の活用方法までを解説してきました。あらためて、カーポートの撤去費用相場は次の通りです。
▼カーポートの撤去費用相場 | |
---|---|
条件 | 撤去費用相場 |
カーポートのみを撤去する場合 | 5万円~20万円/式 |
建物の解体と同時にカーポートも撤去する場合 | 3万円~15万円/式 |
カーポートの撤去はDIYでも可能ですが、安全性や手間を考えると、やはりプロの撤去業者にお願いするのが安心です。
そのうえで大事なのが、「複数の業者から見積もりを取って比べること」。費用もサービス内容も撤去業者によって違うので、比較するだけで数万円以上おトクになる場合もあります。



弊社のサービスでは、カーポートの撤去に対応している優良業者を無料でご紹介しています。



「どこに頼めばいいのか分からない」「費用のことを詳しく相談したい」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひLINEやメールからお気軽にお問い合わせください。下のバナーから、すぐにご相談いただけます◎
コメント